研究者検索結果一覧 西野 倫世 西野 倫世ニシノ ミチヨ (Michiyo Nishino) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 全学教育機構教職教育センター 准教授学位修士(教育学)(2015年3月 神戸大学)博士(教育学)(2022年3月 神戸大学)ORCID ID https://orcid.org/0009-0000-3866-3166J-GLOBAL ID201801013776598065researchmap会員ID7000023170 研究キーワード 5 教育評価 教育制度 学校経営 教育行財政 教育政策 研究分野 1 人文・社会 / 教育学 / 教育学 経歴 9 2024年4月 - 現在 大阪公立大学(教育制度論) 非常勤講師 2022年4月 - 現在 大阪産業大学 准教授 2017年4月 - 現在 神戸大学(教育行政学) 非常勤講師 2018年4月 - 2022年3月 大阪産業大学 講師 2016年9月 - 2019年3月 羽衣国際大学(教育制度論) 非常勤講師 もっとみる 学歴 3 2015年4月 - 2022年3月 神戸大学 人間発達環境学研究科(後期課程) 2013年4月 - 2015年3月 神戸大学 人間発達環境学研究科(前期課程) 2009年4月 - 2013年3月 神戸大学 発達科学部 委員歴 6 2024年3月 - 現在 アメリカ教育史研究会 幹事 2022年10月 - 現在 日本教育行政学会 年報編集委員会 幹事 2022年4月 - 現在 日本教育経営学会 「若手研究者のための研究フォーラム」ワーキンググループ委員 2021年7月 - 現在 大阪府大東市教育委員会 事務事業外部評価委員 2022年4月 - 2023年4月 大阪教職員組合 教員採用選考学習会講師(教育法規・時事) もっとみる 受賞 5 2024年3月 令和5年度後期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2023年11月 令和5年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2023年4月 令和4年度教員評価制度に係る優秀教員 大阪産業大学 2022年11月 令和4年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2021年10月 令和3年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 論文 11 現代米国の「教師の効果」 (teacher effectiveness) 測定をめぐる 論争状況―Value-Added モデルに関する誌上討論を手がかりに― 西野 倫世 大阪産業大学論集 人文・社会科学編 49 59-76 2023年11月 アメリカ,イギリス,オーストラリア,ニュージーランドの学校管理職スタンダード : 各国の特徴と日本の課題 佐藤 博志, 植田 みどり, 貞広 斎子, 末冨 芳, 高橋 望, 照屋 翔大, 西野 倫世 日本教育経営学会紀要 = Journal of JASEA / 日本教育経営学会 編 (63) 170-181 2021年6月 アメリカの教員評価にみる学力テスト結果の利活用をめぐる課題―ワシントンD.C.のValue-Addedモデルを中心に― 西野 倫世 日本教育経営学会紀要 62 134-145 2020年7月30日 招待有り 藤村祐子著 『米国公立学校教員評価制度に関する研究 ―教員評価制度の変遷と運用実態を中心に―』 西野 倫世 教育行財政研究 47 57-60 2020年3月31日 現代米国の教員評価制度にみる学力テスト結果に基づく「貢献度」析出方式の妥当性と課題 ―テネシー州Value-Addedモデルの算出式の検証から― 教育制度学研究(教育制度学会) (第24) 61-79 2017年11月 査読有り 先進工業諸国では教育改革の進展に伴い「教師の貢献度」を析出することが喫緊の課題となっている。米国では他国に先駆けてその制度化の社会実験が行われ,児童生徒の学力テスト結果に影響を及ぼすもののうち,家庭背景や地域文化など教師が統制できない要素の分離を志向する動きがみられる。本論文は,こうした「教師の貢献度」析出に関して算出式を含む詳細な動向を分析・考察した研究としては関連学会初のものである。分析の結果,評価の厳密化に伴いむしろ教師が疎外されるという困難が生じること,そして評価手法としての洗練度にかかわらず世論への弁明として制度が普及するという矛盾を解明した。 現代アメリカにおけるカリキュラムマネジメントに寄与する道徳教育の組織的推進に関する事例検討 ―テネシー州地方学区の人格教育事業を手がかりに― 西野 倫世 教育科学論集(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・神戸大学発達科学部教育科学論コース) (第20) 13-22 2017年3月 米国テネシー州チャタヌーガ市では,「学力向上」と「道徳教育」を二大目標に掲げて教育改革が行われ,道徳教育をカリキュラムの中軸に位置づけることを通して教職員の協働および学校と地域の関係を成熟させる土台が整えられた。本事例では「知育」と「徳育」の関係性に注目することで,カリキュラムマネジメントに寄与する道徳教育の組織的推進の方策について仮説的に検討した。 現代米国の学校改善事業にみる学力測定結果の活用状況と課題 ―テネシー州チャタヌーガ市のValue-Added Assessmentをめぐる動向― 日本教育行政学会年報 (42) 130-146 2016年10月 査読有り Value-Added評価が教員の力量と満足度の向上を促した事例として,テネシー州の学校改善事業を分析した。ここでは,学力測定結果を「評定」ではなく,授業改善に向けて「活用」することを企図したデータセットが整えられ,協同的職能開発の“駆動因”として積極的に位置づけた点に特色がある。活用状況の分析から,①「より良い教授法」を協議する枠組みの転換,②共同の授業計画の生成,③教員の「効力感」形成という意義が浮かび上がった。 米国のValue-Added型教員評価の理念と今日的課題 ―テネシー州チャタヌーガ市の学校改革を手がかりに―(修士論文) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科(修士論文) 2015年1月 わが国をはじめ国際的に学力が社会問題とされる昨今ではテスト点数の高低のみが取り上げられ,教員の責任を厳しく追及する趨勢がみられるが,ここでは際限ない教員の努力が求められがちで,不条理かつ窮屈な教育を生みかねない。この課題を解きほぐす手がかりとして,本稿は米国のValue-Added評価に着目し,論争状況と活用状況を分析することで,教員の成果について「何を,どう測るか」という対象・方法の問題および活用方策を探究した。 現代米国における学校の『成果』測定をめぐる議論の動向 ―Value-Addedモデルの理論的位置― 小島 倫世 教育行財政研究(関西教育行政学会) (第41) 27-32 2014年3月 査読有り わが国では「全国学力テスト」等で学校の成果を測ろうとする趨勢がみられる。だが,この結果には家庭や地域の実状が少なからず反映されており,直接的に学校の努力・成果を示すものではない。学校別の成績公表や格付けが争点とされがちな現状を踏まえれば,何を「成果」とし,いかに評価すべきかという問題に踏み込んだ議論が必要である。この課題を解きほぐす手がかりとして,本稿は米国で展開する4つのモデルを整理・紹介した。 学校組織論と教育方法論の架橋に関する予備的検討 ―『逆向き設計』論の可能性と課題― 小島 倫世 『教育科学論集(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・神戸大学発達科学部教育科学論コース)』 (第17) 21-26 2014年3月 学校組織論と教育方法論を統合しうる理論として,米国の「逆向き設計」論に着目し,その可能性を探った。教育方法の分野では「確かな学力」育成につながるカリキュラム編成原理として同理論の意義が見出される一方,この提案を広く具現化するには一教師の教授法に止めず,学校組織の中でいかに機能しうるのかも明らかにする必要がある。本稿は学校組織論の知見を活かし,同提案がより高次に実現・発展する方途を仮説的に探究した。 現代アメリカ地方教育行政における「急進的」改革の事例研究 : ワシントンD.C.:教育監ミシェル・リーによる教員処遇策 山下 晃一, 榎 景子, 可児 みづき, 小島 倫世, 豊田 貴紀 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要 7(2) 79-95 2014年3月 査読有り 米国ワシントンD.C.では,教育監による大胆な教員解雇・学校閉鎖等の急進的な教育制度改革が大きな論争を巻き起こした。新教員評価制度では,学力伸長を基準とする評価手法や管理職・メンター教員による授業視察等から可能な限り教員の力量を正確に測定することが目指された。本事例は,①急進性の根拠の検証,②急進性の発動過程の変容,③教員処遇策の展望において,わが国の教育行政制度をめぐる理論と実践に示唆を与えうる。 1 書籍等出版物 4 現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪― 西野, 倫世 学文社 2024年2月 (ISBN: 9784762032912) スクールティーチャー : 教職の社会学的考察 Lortie, Dan Clement, 佐藤, 学, 織田, 泰幸, 黒田, 友紀, 佐藤, 仁, 榎, 景子, 西野, 倫世 学文社 2021年11月 (ISBN: 9784762031076) 法規で学ぶ教育制度 古田, 薫, 山下, 晃一, 森田, 健宏, 田爪, 宏二 ミネルヴァ書房 2020年11月 (ISBN: 9784623081820) 日本の教育制度と教育行政(英語版) ーJapanese Educational System and its Administration― (担当:共著) 東信堂 2018年3月 関西教育行政学会編の「日本の教育制度・行政」に関する英文テキストにおいて,「コラム 中学校の一日」を英文で執筆。 講演・口頭発表等 17 グローバル時代における校長のリーダーシップ研究に関する考察 ―International Successful School Principalship Project に焦点を当てて― 佐藤, 博志, 柏木智子, 西野倫世, 小野まどか 日本教育行政学会第58回大会 2023年10月15日 社会情動的能力の育成に関する国際比較研究―政策文書等の分析を中心に― 佐藤博志, 柏木智子, 本所恵, 西野倫世, 小野まどか, 𠮷川麻紘 日本カリキュラム学会第34回大会 2023年7月8日 社会情動的能力の育成を促進する学校マネジメントに関する研究 ―研究の枠組みと事例分析を中心に― 佐藤, 博志, 柏木智子, 西野倫世, 小野まどか, 吉川麻紘, 矢田匠 日本教育経営学会第63回大会 2023年6月3日 米国にみる教授活動評価の展開と学校経営の現代的課題 西野倫世 日本教育経営学会第63回大会・若手研究者のための研究フォーラム 2023年6月2日 米国におけるteacher effectiveness概念の意味内容の限定過程―Hanushek, E.による議論のインパクト― 西野倫世 日本教育行政学会第56回大会 2021年10月 もっとみる 所属学協会 10 2023年4月 - 現在 日本カリキュラム学会 2016年11月 - 現在 日本教育方法学会 2016年11月 - 現在 教育目標・評価学会 2016年5月 - 現在 日本教育経営学会 2016年1月 - 現在 アメリカ教育史研究会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 4 教員の処遇改善に向けた学力テスト結果の活用と影響に関する日米英調査研究 2019年4月 - 2025年3月 西野 倫世 現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪― 日本学術振興会 2023年4月 - 2024年3月 西野 倫世 非認知能力育成を促進する学校マネジメントの国際比較研究―リーダー行動に着目して― 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2024年3月 佐藤 博志, 柏木 智子, 本所 恵, 西野 倫世, 小野 まどか 現代アメリカ学力政策にみる伸長度評価の可能性―「正義」と「排除」の相克から― 日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 2015年4月 - 2018年3月 西野 倫世, 小島 倫世 社会貢献活動 1 教員採用試験学習会において,教職法規の講義を担当 講師 大阪教職員組合 2022年4月30日 - 2023年4月29日 研究テーマ 1 研究テーマ 現代アメリカにおける学力テスト結果を通じた学校・教師の”貢献度”評価に関する研究 キーワード (Value-Added Assessment) 研究期間(開始) 2011/07/01 1
西野 倫世ニシノ ミチヨ (Michiyo Nishino) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 全学教育機構教職教育センター 准教授学位修士(教育学)(2015年3月 神戸大学)博士(教育学)(2022年3月 神戸大学)ORCID ID https://orcid.org/0009-0000-3866-3166J-GLOBAL ID201801013776598065researchmap会員ID7000023170 研究キーワード 5 教育評価 教育制度 学校経営 教育行財政 教育政策 研究分野 1 人文・社会 / 教育学 / 教育学 経歴 9 2024年4月 - 現在 大阪公立大学(教育制度論) 非常勤講師 2022年4月 - 現在 大阪産業大学 准教授 2017年4月 - 現在 神戸大学(教育行政学) 非常勤講師 2018年4月 - 2022年3月 大阪産業大学 講師 2016年9月 - 2019年3月 羽衣国際大学(教育制度論) 非常勤講師 もっとみる 学歴 3 2015年4月 - 2022年3月 神戸大学 人間発達環境学研究科(後期課程) 2013年4月 - 2015年3月 神戸大学 人間発達環境学研究科(前期課程) 2009年4月 - 2013年3月 神戸大学 発達科学部 委員歴 6 2024年3月 - 現在 アメリカ教育史研究会 幹事 2022年10月 - 現在 日本教育行政学会 年報編集委員会 幹事 2022年4月 - 現在 日本教育経営学会 「若手研究者のための研究フォーラム」ワーキンググループ委員 2021年7月 - 現在 大阪府大東市教育委員会 事務事業外部評価委員 2022年4月 - 2023年4月 大阪教職員組合 教員採用選考学習会講師(教育法規・時事) もっとみる 受賞 5 2024年3月 令和5年度後期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2023年11月 令和5年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2023年4月 令和4年度教員評価制度に係る優秀教員 大阪産業大学 2022年11月 令和4年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 2021年10月 令和3年度前期授業改善アンケート結果に基づく表彰 大阪産業大学 論文 11 現代米国の「教師の効果」 (teacher effectiveness) 測定をめぐる 論争状況―Value-Added モデルに関する誌上討論を手がかりに― 西野 倫世 大阪産業大学論集 人文・社会科学編 49 59-76 2023年11月 アメリカ,イギリス,オーストラリア,ニュージーランドの学校管理職スタンダード : 各国の特徴と日本の課題 佐藤 博志, 植田 みどり, 貞広 斎子, 末冨 芳, 高橋 望, 照屋 翔大, 西野 倫世 日本教育経営学会紀要 = Journal of JASEA / 日本教育経営学会 編 (63) 170-181 2021年6月 アメリカの教員評価にみる学力テスト結果の利活用をめぐる課題―ワシントンD.C.のValue-Addedモデルを中心に― 西野 倫世 日本教育経営学会紀要 62 134-145 2020年7月30日 招待有り 藤村祐子著 『米国公立学校教員評価制度に関する研究 ―教員評価制度の変遷と運用実態を中心に―』 西野 倫世 教育行財政研究 47 57-60 2020年3月31日 現代米国の教員評価制度にみる学力テスト結果に基づく「貢献度」析出方式の妥当性と課題 ―テネシー州Value-Addedモデルの算出式の検証から― 教育制度学研究(教育制度学会) (第24) 61-79 2017年11月 査読有り 先進工業諸国では教育改革の進展に伴い「教師の貢献度」を析出することが喫緊の課題となっている。米国では他国に先駆けてその制度化の社会実験が行われ,児童生徒の学力テスト結果に影響を及ぼすもののうち,家庭背景や地域文化など教師が統制できない要素の分離を志向する動きがみられる。本論文は,こうした「教師の貢献度」析出に関して算出式を含む詳細な動向を分析・考察した研究としては関連学会初のものである。分析の結果,評価の厳密化に伴いむしろ教師が疎外されるという困難が生じること,そして評価手法としての洗練度にかかわらず世論への弁明として制度が普及するという矛盾を解明した。 現代アメリカにおけるカリキュラムマネジメントに寄与する道徳教育の組織的推進に関する事例検討 ―テネシー州地方学区の人格教育事業を手がかりに― 西野 倫世 教育科学論集(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・神戸大学発達科学部教育科学論コース) (第20) 13-22 2017年3月 米国テネシー州チャタヌーガ市では,「学力向上」と「道徳教育」を二大目標に掲げて教育改革が行われ,道徳教育をカリキュラムの中軸に位置づけることを通して教職員の協働および学校と地域の関係を成熟させる土台が整えられた。本事例では「知育」と「徳育」の関係性に注目することで,カリキュラムマネジメントに寄与する道徳教育の組織的推進の方策について仮説的に検討した。 現代米国の学校改善事業にみる学力測定結果の活用状況と課題 ―テネシー州チャタヌーガ市のValue-Added Assessmentをめぐる動向― 日本教育行政学会年報 (42) 130-146 2016年10月 査読有り Value-Added評価が教員の力量と満足度の向上を促した事例として,テネシー州の学校改善事業を分析した。ここでは,学力測定結果を「評定」ではなく,授業改善に向けて「活用」することを企図したデータセットが整えられ,協同的職能開発の“駆動因”として積極的に位置づけた点に特色がある。活用状況の分析から,①「より良い教授法」を協議する枠組みの転換,②共同の授業計画の生成,③教員の「効力感」形成という意義が浮かび上がった。 米国のValue-Added型教員評価の理念と今日的課題 ―テネシー州チャタヌーガ市の学校改革を手がかりに―(修士論文) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科(修士論文) 2015年1月 わが国をはじめ国際的に学力が社会問題とされる昨今ではテスト点数の高低のみが取り上げられ,教員の責任を厳しく追及する趨勢がみられるが,ここでは際限ない教員の努力が求められがちで,不条理かつ窮屈な教育を生みかねない。この課題を解きほぐす手がかりとして,本稿は米国のValue-Added評価に着目し,論争状況と活用状況を分析することで,教員の成果について「何を,どう測るか」という対象・方法の問題および活用方策を探究した。 現代米国における学校の『成果』測定をめぐる議論の動向 ―Value-Addedモデルの理論的位置― 小島 倫世 教育行財政研究(関西教育行政学会) (第41) 27-32 2014年3月 査読有り わが国では「全国学力テスト」等で学校の成果を測ろうとする趨勢がみられる。だが,この結果には家庭や地域の実状が少なからず反映されており,直接的に学校の努力・成果を示すものではない。学校別の成績公表や格付けが争点とされがちな現状を踏まえれば,何を「成果」とし,いかに評価すべきかという問題に踏み込んだ議論が必要である。この課題を解きほぐす手がかりとして,本稿は米国で展開する4つのモデルを整理・紹介した。 学校組織論と教育方法論の架橋に関する予備的検討 ―『逆向き設計』論の可能性と課題― 小島 倫世 『教育科学論集(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・神戸大学発達科学部教育科学論コース)』 (第17) 21-26 2014年3月 学校組織論と教育方法論を統合しうる理論として,米国の「逆向き設計」論に着目し,その可能性を探った。教育方法の分野では「確かな学力」育成につながるカリキュラム編成原理として同理論の意義が見出される一方,この提案を広く具現化するには一教師の教授法に止めず,学校組織の中でいかに機能しうるのかも明らかにする必要がある。本稿は学校組織論の知見を活かし,同提案がより高次に実現・発展する方途を仮説的に探究した。 現代アメリカ地方教育行政における「急進的」改革の事例研究 : ワシントンD.C.:教育監ミシェル・リーによる教員処遇策 山下 晃一, 榎 景子, 可児 みづき, 小島 倫世, 豊田 貴紀 神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要 7(2) 79-95 2014年3月 査読有り 米国ワシントンD.C.では,教育監による大胆な教員解雇・学校閉鎖等の急進的な教育制度改革が大きな論争を巻き起こした。新教員評価制度では,学力伸長を基準とする評価手法や管理職・メンター教員による授業視察等から可能な限り教員の力量を正確に測定することが目指された。本事例は,①急進性の根拠の検証,②急進性の発動過程の変容,③教員処遇策の展望において,わが国の教育行政制度をめぐる理論と実践に示唆を与えうる。 1 書籍等出版物 4 現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪― 西野, 倫世 学文社 2024年2月 (ISBN: 9784762032912) スクールティーチャー : 教職の社会学的考察 Lortie, Dan Clement, 佐藤, 学, 織田, 泰幸, 黒田, 友紀, 佐藤, 仁, 榎, 景子, 西野, 倫世 学文社 2021年11月 (ISBN: 9784762031076) 法規で学ぶ教育制度 古田, 薫, 山下, 晃一, 森田, 健宏, 田爪, 宏二 ミネルヴァ書房 2020年11月 (ISBN: 9784623081820) 日本の教育制度と教育行政(英語版) ーJapanese Educational System and its Administration― (担当:共著) 東信堂 2018年3月 関西教育行政学会編の「日本の教育制度・行政」に関する英文テキストにおいて,「コラム 中学校の一日」を英文で執筆。 講演・口頭発表等 17 グローバル時代における校長のリーダーシップ研究に関する考察 ―International Successful School Principalship Project に焦点を当てて― 佐藤, 博志, 柏木智子, 西野倫世, 小野まどか 日本教育行政学会第58回大会 2023年10月15日 社会情動的能力の育成に関する国際比較研究―政策文書等の分析を中心に― 佐藤博志, 柏木智子, 本所恵, 西野倫世, 小野まどか, 𠮷川麻紘 日本カリキュラム学会第34回大会 2023年7月8日 社会情動的能力の育成を促進する学校マネジメントに関する研究 ―研究の枠組みと事例分析を中心に― 佐藤, 博志, 柏木智子, 西野倫世, 小野まどか, 吉川麻紘, 矢田匠 日本教育経営学会第63回大会 2023年6月3日 米国にみる教授活動評価の展開と学校経営の現代的課題 西野倫世 日本教育経営学会第63回大会・若手研究者のための研究フォーラム 2023年6月2日 米国におけるteacher effectiveness概念の意味内容の限定過程―Hanushek, E.による議論のインパクト― 西野倫世 日本教育行政学会第56回大会 2021年10月 もっとみる 所属学協会 10 2023年4月 - 現在 日本カリキュラム学会 2016年11月 - 現在 日本教育方法学会 2016年11月 - 現在 教育目標・評価学会 2016年5月 - 現在 日本教育経営学会 2016年1月 - 現在 アメリカ教育史研究会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 4 教員の処遇改善に向けた学力テスト結果の活用と影響に関する日米英調査研究 2019年4月 - 2025年3月 西野 倫世 現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪― 日本学術振興会 2023年4月 - 2024年3月 西野 倫世 非認知能力育成を促進する学校マネジメントの国際比較研究―リーダー行動に着目して― 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2024年3月 佐藤 博志, 柏木 智子, 本所 恵, 西野 倫世, 小野 まどか 現代アメリカ学力政策にみる伸長度評価の可能性―「正義」と「排除」の相克から― 日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 2015年4月 - 2018年3月 西野 倫世, 小島 倫世 社会貢献活動 1 教員採用試験学習会において,教職法規の講義を担当 講師 大阪教職員組合 2022年4月30日 - 2023年4月29日 研究テーマ 1 研究テーマ 現代アメリカにおける学力テスト結果を通じた学校・教師の”貢献度”評価に関する研究 キーワード (Value-Added Assessment) 研究期間(開始) 2011/07/01 1