研究者業績

中谷 潤子

ナカタニ ジュンコ  (Junko Nakatani)

基本情報

所属
大阪産業大学 国際学部国際学科 教授
学位
博士(言語文化学)(大阪大学)

研究者番号
20609614
J-GLOBAL ID
201201002429488253
researchmap会員ID
7000000726

学歴

 1

論文

 11
  • 坪根由香里, 嶋津百代, 中谷潤子, 西村美保, 門脇薫
    小出記念日本語教育学会論文集 32 71-86 2024年3月  査読有り
  • 中谷潤子
    大阪産業大学論集 人文・社会科学編 (47) 19-29 2023年3月  
  • 中谷潤子
    地域ケアリング 24(13) 45-48 2022年11月  招待有り筆頭著者
  • 嶋津百代, 北出慶子, 杉本香, 中谷潤子
    日本語教育 (181) 2022年4月  査読有り
  • 中谷潤子
    地域ケアリング 21(7) 86-89 2019年6月  招待有り筆頭著者
  • 北村由美, 津田浩司, 奈倉京子, 芹澤知広, 中谷潤子, 横田祥子, 片岡樹, 原不二夫
    20世紀アジアの国際移動とインドネシア華人の移動 176-189 2017年3月  査読有り
    本研究は、香港在住インドネシア華人の親子の帰属意識などについてインタビューを行い、その結果を分析したものである。1965年前後に政変などによって多くのインドネシア華人が香港に移住した。その世代はすでに定年を迎え、第二世代も成人している。それぞれの世代にとって、ルーツ、祖国、これからの永住地はどこなのか。そして自分はどこに帰属していると感じているのか。本稿では、インタビューデータをもとに、親子それぞれのライフ・ヒストリーを明らかにするとともに、そこでの語りから彼らの意識差を明らかにする。
  • 北村由美, 津田浩司, 奈倉京子, 芹澤知広, 中谷潤子, 横田祥子, 片岡樹, 原不二夫
    20世紀アジアの国際移動とインドネシア華人の移動 228-242 2017年3月  査読有り
    本研究は、日本に住む若手インドネシア華人の移動と日本での生活、それにともなうエスニシティへの意識などについてインタビューを行い、その結果を分析したものである。日本に住むインドネシア華人は多くはないが、1965年前後に政変などによって中華圏へ移動したインドネシア華人と異なり、留学や就職などで自ら日本への移動を選択したというグローバル時代の移動の様相を見せる。日本での生活は「若者」として先進国のライフスタイルを享受するものであり、その中で時にインドネシア人として、そして華人としての意識をもつこともある。さらに、インドネシアもルーツである中華圏内もそして日本も帰属先といえないなら、日本で「外国人」として存在することが快適だともいえる。
  • 中谷 潤子
    大阪産業大学論集 人文・社会科学編29号 (29) 67-76 2017年3月  
  • 中谷 潤子
    大阪産業大学論集人文・社会科学編 26 53-68 2016年2月  査読有り
    1998年スハルト体制崩壊後のインドネシアにおける華人アイデンティティについて考える。これまで、インドネシア華人の言語継承や華人意識には共通性はなく、アイデンティティは、場面、状況や人物、社会との相互作用に応じて変容していることを明らかにしてきた。 そこで華人文化や言語の解放に伴い、ポストスハルト時代に育った世代を中心に、華人アイデンティティの変容を知るべく、2013年に華人男女10人にインタビューを行った。 その結果、時代や世代によって、アイデンティティが明らかに変容しているとは言えなかった。時代変化とともに華人であることをより肯定的にとらえている一方、依然として残る差別がトラウマとなり、逆に華人としてのプライドを強める一面もある。また、「インドネシア人」としての統合性と、プリブミ(pribumi)ではなく華人であることの優位性に伴う逸脱意識が同居している。
  • 中谷潤子
    華僑華人研究 (12) 45-54 2015年11月  査読有り
    本研究は、インドネシア華人のライフストーリーより、自分が何者かについての語りを中心に、インドネシアにおける華人としての意識に迫るものである。 ライフストーリーとは、人生の物語であるといえ、個人が生活史上で体験した出来事やその経験についての語りである。それは、語り手と聞き手が構成する物語であり、語り手は語ることによって、自己形成を行うともいえる。 対象となったインタビュイーは、20代の男子大学生と40代の働く女性である。二人ともインドネシアで生まれ育ったが、二人のインドネシア華人としての意識は同じではない。 本稿では、2人のストーリーを詳細に紹介するとともに、自分が何者かを自分なりに定義づけ納得することがいかに重要であるかを明らかにするものである。
  • 中谷 潤子
    大阪産業大学論集人文社会科学編 19(19) 27-46 2013年10月  査読有り
    EPAによるインドネシア人看護師候補生の日本滞在を決定づける要因についてライフストーリー・インタビューより明らかにする。彼・彼女らが日本での生活の中、日本社会や仲間、環境において自分の立場を築き、「一個人」として日本滞在を模索しているのがわかる。

MISC

 3
  • 久野弓枝, 中谷潤子
    CAJLE2015 Proceedings 134-141 2015年9月  
    経済産業省と文部科学省の「アジア資金構想」では、留学生・企業・大学がWin-Winの構築を目指してきた。しかし、国の構想や日本語学習に特化した実践が、進路選択や将来像の形成を左右しているわけではない。さらに、日本企業に就職することが、留学生の唯一の目標のように語られる危険性も生み出しかねない。我々は元留学生から日本留学の動機から進路決定までのプロセスを中心にライフストーリーを聞き、検討を行ってきた。その過程の中で分かったことは、第1に、留学を「新たな生活の始まり」と考え、留学を通して自己の成長や多様な可能性を自覚していることである。また、進路を決定する際にはいくつもの自己の中で調整を付けながら将来を選択している。さらに、留学中の問題を解決するためには、「重要な他者の存在」、「居場所」などが重要となる場合があることが分かった。
  • 中谷潤子
    大阪産業大学論集 人文社会科学編 14 17-39 2012年2月  査読有り

書籍等出版物

 6
  • (担当:共著)
    三元社 2021年1月20日
  • 華僑華人の事典編集委員会 (担当:分担執筆)
    丸善出版 2017年11月30日 (ISBN: 9784621301760)
  • 三牧陽子, 難波康治, 蔡程翔, 文藻外語大學, 佐藤彰, 有田有希, 西口光一, 山下仁, 谷智子, 大塚生子, 高木佐知子, 呉恵卿, 大谷晋也, 高阪香津美, 梅本仁美, 中谷潤子, 村岡貴子, 義永美央子, 嶋津百代, 上仲淳, 大阪大, 森本郁代, 服部圭子 (担当:分担執筆)
    くろしお出版 2016年3月
    大阪のインドネシア人教会をフィールドにそのコミュニテイの様態を紹介する。 そこは、インドネシア語でミサが行われる完全なインドネシア語空間である一方、メンバーの配偶者である日本人や国際結婚によって日本で育った第一言語が日本語である子供たちへの日本語コミュニケーションも求められる場である。多様な人々と多様な使用言語がすべて「宗教」という紐帯で成立しているコミュニティの有用性と、その中の複数の言語ネットワークの重なりや結びつきについて、述べる。
  • 池田佳子, 岡本能里子, 小川洋介, ニューキャッスル大学博士後期課程, 片岡邦好, 葛岡英明, 佐藤彰, 大阪大, 渋谷勝己, 高田明, 高野照司, 中谷潤子, 野島晃子, 大学修士課, 日野信行, 藤尾美佐, 古川智樹, 堀田秀吾, 山崎晶子, 山崎敬一, 渡辺義和, アイオワ大学大学院修了
    ひつじ書房 2013年3月
  • 松田浩志, 関綾子, 柴田あぐに, 戎妙子, 山田勇人, 松浦芳子
    研究社 2011年10月 (ISBN: 9784327384609)
    大学・社会人・日本語学習者の日本語応用力(主に語彙力)を伸ばすための副教材

講演・口頭発表等

 20

所属学協会

 8

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ
    移民コミュニティと言語
    キーワード
    移民コミュニテイ 言語
    概要
    移民コミュニティと言語使用
  • 研究テーマ
    インドネシア華人
    概要
    インドネシア華人の言語とアイデンティティ