研究者業績

曽我 千亜紀

ソガ チアキ  (Chiaki Soga)

基本情報

所属
大阪産業大学 国際学部国際学科 教授
学位
D.E.A.(哲学)(カン大学)
博士(情報科学)(名古屋大学)

研究者番号
50708310
J-GLOBAL ID
201301050594647279
researchmap会員ID
7000005151

論文

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  • 山本晃輔, 曽我千亜紀, 中山英治
    大阪産業大学人間環境論集 23 31-51 2024年3月  
  • YAMAMOTO Kohsuke SOGA Chiaki, MENANT Julien
    Osaka Sangyo University, Journal of Human Environment Studies 22 31-38 2023年3月  
  • MENANT Julien, 曽我千亜紀, DEPLAEDT Yannick, 山本晃輔
    大阪産業大学人間環境論集 21 11-27 2022年3月  査読有り
  • 曽我千亜紀, MENANT Julien, 山本晃輔
    大阪産業大学人間環境論集 20 89-104 2021年3月31日  査読有り筆頭著者
  • MENANT Julien, 山本晃輔, 曽我千亜紀
    人間環境論集 20 139-167 2021年3月31日  
  • 山本晃輔, 曽我千亜紀, MENANT Julien
    パーソナリティ研究 29(3) 187-190 2021年3月1日  査読有り
  • 曽我千亜紀
    名古屋大学哲学論集 特別号 209-220 2020年4月1日  
  • 劉 雨晨, 曽我 千亜紀
    大阪産業大学人間環境論集 19 1-24 2020年3月30日  査読有り最終著者
  • 曽我千亜紀
    大阪産業大学論集 人文・社会科学編 36 71-81 2019年6月  
  • 曽我千亜紀, 山本晃輔, MENANT Julien
    大阪産業大学人間環境論集 18 49-63 2019年3月30日  査読有り筆頭著者
  • MENANT Julien, 曽我千亜紀, 山本晃輔
    大阪産業大学 人間環境論集 18 31-48 2019年3月30日  査読有り
  • 曽我 千亜紀
    大阪産業大学人間環境論集 15 139-150 2016年3月  査読有り
    In this paper, we aim to approach the following question: does the people's behavior in cyberspace remain as instinctive as it does in the crowd? First, we will consider the difference between the crowd and the natural condition as described by Hobbes. Then, against this, we will develop the example of mutual help that citizens are spontaneously capable of in disaster situations and also Tarde's concept of" public". Finally, since both Hobbes and Tarde seem to miss a dimension when thinking about the crowd, we try to demonstrate how "informational entity" could help us formulate a more willing and hence positive conception of collective intelligence. This will enable the creation of a design for a form of a new cooperative that utilizes the characteristics of cyberspace.In this paper, we aim to approach the following question: does the people's behavior in cyberspace remain as instinctive as it does in the crowd? First, we will consider the difference between the crowd and the natural condition as described by Hobbes. Then, against this, we will develop the example of mutual help that citizens are spontaneously capable of in disaster situations and also Tarde's concept of" public". Finally, since both Hobbes and Tarde seem to miss a dimension when thinking about the crowd, we try to demonstrate how "informational entity" could help us formulate a more willing and hence positive conception of collective intelligence. This will enable the creation of a design for a form of a new cooperative that utilizes the characteristics of cyberspace.
  • 曽我千亜紀
    名古屋大学哲学論集 12 29-41 2015年4月  
  • 曽我 千亜紀
    大阪産業大学人間環境論集 14 11-22 2015年3月  査読有り
    This paper tries to consider how Descartes's concepts of friendship and esteem evolved within his correspondence with Chanut and the"Passions of the Soul". At first sight, Descartes's opinion seems contradictory because while he said in the letters that no one could be friends with all other human beings, he ends up acknowledging the possibility in the "Passions". Then, the new concept of generosity is introduced and plays an important role in Descartes's morality. This still appears useful in solving modern problems, such as establishing morality in cyberspace. What kind of relation is built with others in cyberspace? By analyzing the relation between soul and body involved in generosity, we will be able to newly consider cyberspace ethics, as suggested by Descartes, a severe but positive solution.
  • 大阪産業大学人間環境論集 13 13-24 2014年3月  査読有り
  • 曽我千亜紀, 井上寛雄, 山田庸介, 米山優
    日本社会情報学会『社会情報学研究』 16(1) pp. 53-66 2012年1月  査読有り
    インターネットとはデータ集積空間だという理解がある。その際、情報検索の技術を磨くことが求められる。だが問いと答えは一対一という対応関係に集約されるようなものなのか?理想の検索は情報検索の対象をユーザ自身にも気づかれていない欲望にまで広げることである。それは情報と切り離しえない人間を検索結果として提示できるようなソーシャブル・サーチの可能性を探ることである知をダイナミックなものとして捉え直すことで、私たちは情報創造の新たな可能性を探求することができる。
  • 曽我千亜紀, 山田庸介, 井上寛雄, 清水高志, 米山優
    日本社会情報学会『社会情報学研究』 13(2) pp. 67-79 2009年9月  査読有り
    サイバースペースにおいて、私たちはこれまでならば出会うことのなかった他者と、時間や空間を越えて出会う。その際、他者と関係を取り結ぶこと、とりわけ社会的連繋を構築することが喫緊の課題として提出される。これはまさしく倫理の問題である。超越的な次元からの強制としての倫理ではなく、しかし対症療法的ではない倫理はありうるか。このような問題意識に基づき、本論ではサイバースペースの特性を生かした倫理、誰もが参加し関わり合うことのできる空間独自の倫理の可能性を探求している。
  • 曽我 千亜紀
    『名古屋芸術大学研究紀要』 30 pp. 217-226 2009年3月  
    デカルトの初期の著作『規則論』における 《ingenium》は、もともと「精神」と訳されてきたが、「想像に助けられた知性」と捉えるのが妥当である。なぜなら、そこには身体的器官でもある想像が精神の力として働くことが想定されているからである。本論では、デカルトの著作の中で想像が最も積極的に捉えられている『規則論』に心身問題を敢えて読み込み、心身合一を論ずるための新たな視点を提供する。
  • 曽我千亜紀, 井上寛雄, 清水高志, 米山優
    情報文化学会『情報文化学会誌』 15(2) pp. 25-31 2008年11月  査読有り
    サイバースペースにおいては、その越境性ゆえに従来の枠組みでは捉えきれない諸問題が生起している。この空間で他者とどのような関係を築いていくのかは大きな問題の一つである。本論ではまず、他者概念の捉えられ方によって、コミュニケーションの意義が異なることが示される。その上で他者との共生の可能性を見出すために、どのように他者を承認することが可能であるかを倫理的視点から論ずる。他者から学び、他者に何事かを教えるという相互的修習の考え方が倫理の一つの可能性として示される。
  • SOGA Chiaki
    中部哲学会『中部哲学会年報』 (40) pp. 112-122 2008年10月  査読有り
    デカルトが心身合一を証明する際、最初に言及する想像は、これまで中心的テーマとして取り上げられてこなかった。本論では心身合一という事態を説明しうる想像という概念の二面性、すなわちその身体的側面と精神的側面について考察している。デカルトはなぜ想像から感覚へと論を移し、想像の議論へと戻らなかったのか。このとき『規則論』における想像概念の理解が、『省察』や『哲学原理』へと受け継がれていることを理解しなければならない。こうして心身合一の新たな側面が浮き彫りにされる。
  • 曽我 千亜紀
    名古屋大学情報科学研究科情報創造論講座, Nagoya Journal of Philosophy Vol. 7 pp. 101-116 2008年3月  査読有り
    同じ一つの出来事から相互に矛盾する複数の情報が引き出されてくるのはなぜか。問題はその矛盾性を指摘しようにも、元となった出来事は消え去ってしまっていることである。素朴実在論に基づいて情報間の比較を行うこともできないし、情報間にいかなる存在論的差異も認めない立場を取ることもできない。第三の途を探究するにはリアリティ概念の理解を根本から変更する必要がある。本論では、リアリティ理解の変容を通して、リアリティと情報の新たな関係が可能であることを示す。
  • 曽我 千亜紀
    名古屋大学大学院人間情報学研究科・情報文化学部,『情報文化研究』 (11) pp. 121-138 2000年3月  
    情報という概念は、これまで主に「情報工学」の分野において、量に換算しうるものとして捉えられ、いかに早く正確にそれを伝達するかということが目指されていた。しかし、情報が既に在り、この先も存在するという前提はそれほど強固なものではない。本論ではまず、情報が生成する場面を考察する。さらに、情報の因果論を分析し、情報を情報として捉える主体の考察へと進む。最後に、情報の本来的意味を語源的に辿りながら、情報概念を哲学的に捉え直すことを試みる。
  • 曽我 千亜紀
    名古屋大学大学院人間情報学研究科情報表現論・創造論講座,『表現と創造』 (1) pp. 43-50 2000年3月  
    情報を哲学的に考察するとき、その主体を分析しなければならない。その際『省察』におけるデカルトの懐疑から我にいたる議論は有効であるように思われる。だが、理性主導の精神的主体に重きを置きすぎれば身体の重要性が忘却される。それでは情報の生成の場面は明らかにされない。実際は、生命のレベルに遡って捉え直された身体を精神と共に考えることで、心身合一の相を分析することで情報がどのように生まれてくるかが浮き彫りになる。本論では身体性を重視する視点から情報創造の新たな側面が提示される。
  • 曽我 千亜紀
    中部哲学会,『中部哲学会年報』 (31) pp. 49-62 1999年3月  査読有り
    デカルトにおける神の存在証明は通常、三つに分類される。本論ではその中のア・ポステリオリな「第一証明」を取り上げ、デカルトが自らのうちにある神という観念からどのように実際の存在へと到達しえたのかを考察している。このとき重要なのは、ア・ポステリオリを、「予め何ものをも前提として立てることなく」という意味において捉えることである。この視点に立つことによって、デカルトが無限の観念から神の存在を引き出すことに成功したことを示している。

書籍等出版物

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  • 曽我千亜紀, 松井貴英, 三浦隆宏, 吉田寛 (担当:共著)
    ナカニシヤ出版 2021年4月14日
  • 曽我千亜紀 (担当:共編者(共編著者))
    名古屋情報哲学研究会 2018年3月25日 (ISBN: 9784990994907)
  • 北野雄士, 山本哲司, 岡尾将秀, 川田美紀, 菊地真理, 安元佐織, 太田美帆, 西川知亨, 景山佳代子, 曽我千亜紀, 内海博文 (担当:分担執筆)
    法律文化社 2018年3月20日 (ISBN: 9784589039057)
  • ナカニシヤ出版 2017年1月27日 (ISBN: 9784779511042)
    本書で目指されているのは、端的に言えば、デカルト哲学と情報社会論の融合である。二元論の祖とも言われるデカルトを基盤に置き、これまでの彼の二元論についての理解が一面的であることを指摘した上で、二元論の新たな側面について論じた。ここでは、〈情報体〉entité informationnelleという新たな概念が提起されている。〈情報体〉は区別と合一といういわば矛盾した場面をまとめ上げる一つの概念である。情報社会における様々なな問題が〈情報体〉という概念を通して捉え直されたとき、そこに新たな視点が生成する。
  • (担当:分担執筆)
    ミネルヴァ書房 2015年5月 (ISBN: 9784623073597)

共同研究・競争的資金等の研究課題

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研究テーマ

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  • 研究テーマ
    フランス哲学に基礎を置いた情報空間の研究
    概要
    二元論を二項対立ではなく、二項の区別と合一を目指すものとして捉え直し、情報学の様々な場面に応用していく
    研究期間(開始)
    2000/01/01
  • 研究テーマ
    ゲーミフィケーション
    研究期間(開始)
    2016/04/01