研究者業績

高浪 龍平

タカナミ リョウヘイ  (Ryohei Takanami)

基本情報

所属
大阪産業大学 デザイン工学部環境理工学科 准教授
学位
博士(工学)(大阪産業大学)

研究者番号
00440933
J-GLOBAL ID
201801005595884985
researchmap会員ID
7000023046

MISC

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  • 高浪, 龍平
    大阪産業大学論集 自然科学編 = JOURNAL OF OSAKA SANGYO UNIVERSITY Natural Sciences 133 39-48 2023年3月31日  
    The outbreak of the novel coronavirus disease (COVID-19) is a global threat, and the introduction of sewage surveillance to detect viral genomes in sewage is being considered. However, there are challenges in the cost-effectiveness of this wastewater-based epidemiological study. In this study, we focused on antipyretic analgesics, which are frequently used during the onset of infectious diseases, and investigated methods for the analysis of acetaminophen and acetaminophen metabolites in environmental water. By optimizing the pre-treatment and analysis methods, it became possible to recover and measure target substances in river water, including impurities, and we found this to be a possible method to complement wastewater-based epidemiology.
  • 高浪, 龍平
    大阪産業大学論集 自然科学編 = JOURNAL OF OSAKA SANGYO UNIVERSITY Natural Sciences 130 51-59 2020年3月31日  
    This paper examines the results of a four-year monitoring of influenza antiviral drugs in urban river water. This research clarifies the current status and problems of sewage treatment for antiviral drugs. High levels of influenza antiviral drugs were detected in river water during the 2017-18 and 2018-19 seasons when the highest numbers of influenza patients were reported. Results showed that the environmental impact of Tamiflu is high and its environmental risk should be reduced by curbing the rate of usage and facilitating more advanced sewage treatment processes.
  • 高浪 龍平, 友田 啓二郎, 門脇 亮治
    廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 59 2016年  
    豊中市および伊丹市の一般廃棄物共同処理施設である豊中市伊丹市クリーンランド(以下、クリーンランド)においては、新ごみ焼却施設から発生する余熱利用について「余熱利用の基本方針策定委員会」を設置し、基本方針に関する検討結果をまとめ、平成27年3月に答申がなされた。本報告は、昨年に引き続き基本方針策定委員会の検討の過程において実施した余熱利用に関する動向調査の結果について報告するとともに、基本方針の答申後の経過について紹介する。
  • 高浪 龍平, 友田 啓二郎, 門脇 亮治
    廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 26 85 2015年  
    ごみ焼却施設の持つ強靭性およびごみ焼却に伴う余熱の独立系エネルギー源としての潜在能力が改めて見直されている。また、豊中市および伊丹市の一般廃棄物共同処理施設である豊中市伊丹市クリーンランドにおいては、平成28年度より稼動予定の新ごみ焼却施設から発生する余熱利用について「余熱利用の基本方針策定委員会」を設置し、基本方針に関する検討結果をまとめ、平成27年3月に答申がなされた。<br>本報告は、基本方針策定委員会の検討の過程において実施した余熱利用に関する動向調査の結果について報告するとともに、基本方針の答申に至る経緯とその内容について紹介した。<br>動向調査の結果、地域還元を目的とした余熱利用施設の経営は全国的に厳しいことがわかり、これを受け基本方針では、これまでの余熱を利用した施設型の地元還元から、施設型でない地元還元への模索について提言がなされた。
  • 藤川 陽子, 尾崎 博明, 津野 洋, 藤長 愛一郎, 谷口 省吾, 高浪 龍平, 櫻井 伸治
    Proceedings of the 15th Workshop of Environmental Radioactivity.KEK,Tsukuba 277-286 2014年  査読有り
  • 高浪龍平
    土木学会年次学術講演会講演概要集, 2011 66 53-54 2011年  
  • 高浪龍平
    環境化学討論会講演要旨集, 2011 20 623-624 2011年  
  • 嘉門 貴文, 後神 秀基, 高浪 龍平, 尾崎 博明, 白川 卓
    日本トキシコロジー学会学術年会 37 398-398 2010年  
    【目的】難分解性有機フッ素化合物の1つであるPFOS(Perfluorooctanoic acid)は環境汚染による人体への蓄積が問題となっており, その毒性評価については種々の検討がなされている。近年,PFOSが核内受容体であるPPARαのリガンドとなり,脂質代謝に影響 を及ぼすことが明らかとなりつつあることから,今回PPARαが関与する遺伝子発現を指標とした細胞毒性評価法について検討した。 【材料・方法】遺伝子発現の評価にはヒト肝癌細胞HepG2を用いた。評価する遺伝子群として脂肪酸酸化に関与するCPT1A(carnitine palmitoyltransferase 1A),ACSL1(acyl-CoA synthetase long-chain family member 1)および脂肪細胞分化に関与するADFP (adipose differentiation-related protein)を対象とした。HepG2を培養後,1-100μMのPFOSを24時間作用させた。培養細胞から RNAを抽出し,RT-PCRによりcDNAを合成後,リアルタイムPCRにより遺伝子発現の定量解析を行った。遺伝子発現は被験物質を加 えず培養した細胞を対照として解析した。【結果】CPT1A,ADRPでは1-10μMのPFOSを作用させた場合,遺伝子発現に大きな変化 はみられなかったが,100μMのPFOSにおいて発現が増加する傾向がみられた。ACSL1ではPFOSの濃度に関わらず,遺伝子発現に 変化はみられなかった。【結論】高濃度域のPFOSの作用でCPT1A,ADRP遺伝子に変化がみられたことから,PFOSの毒性評価法の1 つとして遺伝子発現を指標とした方法が応用可能であることが示唆された。今後,指標とする遺伝子数を増やすとともに,低濃度域で の作用を評価するための方法の開発を進めたい。
  • 高浪龍平
    第44回日本水環境学会年会講演集, 2010 7 2010年  
  • 高浪龍平
    環境技術学会研究発表大会, 2010 10 28-29 2010年  
  • 橋本 政明, 山下 義弘, 濱崎 竜英, 谷口 省吾, 高浪 龍平, 尾崎 博明
    環境技術 38(3) 205-211 2009年  
    2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D),ペンタクロロフェノール(PCP)などの塩素化芳香族化合物は環境中では分解されにくく残留性と毒性が高いため,自然環境の汚染が問題となっている.人為的に排出される場合であっても分解処理が不可欠であるが,従来の分解処理法では完全には分解されない。また分解される場合でも長時間かかり,残留したものや分解により生成された副生成物が外部に流出するなどの問題がある.そこで本研究では,これらの問題点を解決する処理方法である超臨界水酸化法に着目し,塩素化芳香族化合物のなかでも比較的構造が簡単である 2,4-Dの分解実験を行い,その分解挙動を明らかにするとともに,TOC, 塩化物イオン濃度,2,4-Dの分解副生成物として検出される2,4-ジクロロフェノール(2,4-DCP)濃度 ,TOX濃度の測定を行った.その結果,2,4-Dが減少する条件であってもTOC, TOX濃度は減少しないことがあり,その原因として副生成物である2,4-DCPの生成と分解があることがわかった.また, 2,4-Dと2,4-DCPが検出されなくなってもTOC, TOXが検出されたため、これ以外にも副生成物が生成されていると推定された.また,2,4-Dの分解時には塩化物イオンが生成されたことから,分解には脱塩素反応が関与していると考えられた.
  • 高浪 龍平, 陳 霞明, 尾崎 博明
    廃棄物学会研究発表会講演論文集 18回 951-953 2007年11月  
  • 高浪 龍平, 陳 霞明, 尾崎 博明, 林 新太郎
    廃棄物学会研究発表会講演論文集 18 307-307 2007年  
    近年、ダイオキシンをはじめとする難分解性物質による環境汚染が問題となっており、染色工場等から発生する着色排水についても同様の問題が指摘されている。その中でもバイオレメディエーション技術が注目されているが、現時点では浄化技術が先行し、浄化メカニズムが不明瞭な為、大きな発展には至っていない。 そこで本研究では白色腐朽菌を用いた難分解性物質のアゾ染料の分解実験と産生される分解酵素由来ラジカルの測定を行い、その分解機構について実験的検討を行った。 実験の結果、白色腐朽菌が産生するリグニン分解酵素によってアゾ染料が分解された。また、メディエーターによって分解が促進され、酵素との相乗効果により、短時間で効率的にアゾ染料を分解した。また、ラジカルの測定により、白色腐朽菌によるアゾ染料の分解は産生される酵素の働きによってOHラジカルではない、その他のフリーラジカルによって間接的に分解されたと考えられる。
  • 高浪 龍平, 有坂 大樹, 尾崎 博明
    廃棄物学会研究発表会講演論文集 17回 1086-1088 2006年11月  
  • 高浪 龍平, 有坂 大樹, 尾崎 博明, 林 新太郎
    廃棄物学会研究発表会講演論文集 17 362-362 2006年  
    近年、ダイオキシンをはじめとする難分解性有機物による環境汚染が問題となっている。その中でもバイオレメディエーション技術が注目されているが、現時点では浄化技術が先行し、浄化メカニズムが不明瞭な為、大きな発展には至っていない。そこで本研究では白色腐朽菌を用い、白色腐朽菌が産生する酵素による難分解性有機物の分解を目的にアゾ染料とアントラセンの分解について実験的検討を行った。PCとカワラタケ用いた今回の実験ではPCと比べカワラタケが短時間で効率的にアゾ染料およびアントラセンを分解した。これはそれぞれが産生する酵素の特性によるものであり、カワラタケが産生するMnPによって分解が迅速に行われることがわかった。MnPを多く分泌する条件であると考えられるグルコース濃度を変化させた実験ではグルコース濃度とアゾ染料の分解量とが比例関係ではなかったものの分解するための必要条件であることはわかった。
  • 高浪 龍平, 尾崎 博明, 山田 修
    廃棄物学会研究発表会講演論文集 16回 1253-1255 2005年  

書籍等出版物

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  • 前迫ゆり, 鶴田哲也, 硲隆太, 佐藤靖明, 川田美紀, 花田眞理子, 濱崎竜英, 高浪龍平, 津野洋, 岡田準人, 金澤成保, 吉川耕司, 塚本直幸, 田中みさ子, 花嶋温子, 石原肇 (担当:共著, 範囲:第8章)
    学術研究出版/BookWay 2017年10月5日 (ISBN: 9784865842128)
  • Yoko Fujikawa, Hiroaki Ozaki, Hiroshi Tsuno, Pengfei Wei, Aiichiro Fujinaga, Ryouhei Takanami, Shogo Taniguchi, Shojiro Kimura, Rabindra Raj Giri, Paul Lewtas (担当:共著, 範囲:Chapter 29)
    Springer Japan 2014年11月19日 (ISBN: 9784431551119)
  • 尾崎博明, 高浪龍平 (担当:共著, 範囲:第3章2節)
    シーエムシー出版 2011年6月 (ISBN: 9784781304083)
  • 尾崎博明, 谷口省吾, 高浪龍平 (担当:共著, 範囲:第1編第3章)
    エヌ・ティー・エス 2007年5月 (ISBN: 9784860431457)

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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研究テーマ

 2
  • 研究テーマ
    水環境中のインフルエンザウイルスの消長および抗インフルエンザウイルス薬の動態
    キーワード
    抗インフルエンザウイルス薬
    概要
    インフルエンザ流行時に水環境中に放出されている抗インフルエンザウイルス薬に着目し、耐性ウイルスの探索を同時に行うことで、水環境中のインフルエンザウイルスの消長および抗インフルエンザウイルス薬の動態について知見を得る。
    研究期間(開始)
    2015/04/01
  • 研究テーマ
    水銀フリー紫外線光源を用いた低透過率排水の処理
    研究期間(開始)
    2018/04/01