研究者業績

中西 康人

ナカニシ ヤスト  (Yasuto Nakanishi)

基本情報

所属
大阪産業大学 スポーツ健康学部スポーツ健康学科 教授
学位
博士(学術)(神戸大学自然科学研究科)

研究者番号
50622669
J-GLOBAL ID
201901009024615335
researchmap会員ID
7000028797

受賞

 1

論文

 33
  • 木下博, 中西康人, 奥野竜平
    バイオメカニズム学術講演会予稿集 44 138-139 2023年11月  査読有り
  • Yamanaka Y, Nakanishi Y, Sato Y, Nakata H, Seto T
    European Journal of Applied Sciences 11(4) 11-18 2023年7月  査読有り責任著者
  • 木下博, 中西康人
    バイオメカニズム学術講演会予稿集 43 153-156 2022年11月  査読有り
  • Nakata H, Nakanishi Y, Otsuki, S, Mizuno M, Connor J, Doma K
    The Journal of Strength and Conditioning Research 36(10) 2891-2897 2022年10月  査読有り
    We aimed to investigate and statistically infer the effects of the MHJB training protocol with a larger sample of male collegiate sprinters. The sprinters were randomly assigned to either the MHJB group (n = 7) or the control group (n = 7). The MHJB protocol consisted of 7 separate exercises targeting the development of the hip musculature, all using the MHJB device. The MHJB group undertook the MHJB protocol 3 times per week for 6 weeks, after their normal daily workout, whereas the control group completed their normal daily workout without the MHJB protocol. Sprint performance was recorded from official 100-m competitions before, and after, the 6-week training period. At the end of the training period, significantly greater improvement in PM CSA and 100-m sprint was noted in the MHJB group compared with the control group. These findings confirm the efficacy of MHJB training for increasing PM CSA and improve sprint performance in competitive male sprinters.
  • 仲田秀臣, 濱口寛太, 中西康人, 大槻伸吾
    大阪産業大学人間環境論集 10 47-60 2022年2月  
    小学校陸上競技選手24名(小学5年生男子13名、小学4年生女子11名)を被験者として、足趾把持筋力と100m走記録との関係を検討することを目的に研究を行った。100m 走記録は日本陸上競技連盟が主催または共催する競技会において公認された記録とし、足趾把持筋力測定前1か月に公認された記録の中で最も良い記録を採用した。足趾把持筋力と100m走との関係は、ピアゾンの積率相関係数を用いて相関性の有無を検討した。有意水準は5%未満とした。検討の結果、男子(p=0.003)、女子(p=0.007)共に有意な相関関係が認められ、小学校陸上競技選手における足部や足関節筋群などの筋力が100m走記録に影響を及ぼす可能性が示唆された。
  • Miyamoto T, Sotobayashi, D Ito, G, Kawai E, Nakahara H, Ueda S, Tohyama T, Saku K, Nakanishi Y, Kinoshita H
    Physiological Reports 10(5) 2022年2月  査読有り
    本研究は11名の被験者を用いて、①測的呼吸循環反応が運動強度に依存するか、又、②予測的呼吸循環適応が高強度運動時のパフォーマンスに影響を及ぼすかを検証することを目的とした。0%、50%、80%、95%の運動強度を用いて10分間の運動準備期の呼吸循環反応を計測した結果、心拍数、酸素摂取量、換気量は運動強度に依存することが見いだされた。特に95%強度条件では運動開始5分以上前から心拍数が7.4%、2~3分前から12.5%、1~0分前には24.4%増加することが見いだされた。また、運動予測時の運動開始10秒間の心拍数は予測なしの時よりも11.4%高いこと(p < 0.01)、及び、運動予測時の酸素摂取量と換気量は予測なし時と比べて有意に低いことが見出された。加えて、運動予測時の運動継続時間は運動予測なし時と比べて14.6%長いことが見出された(135 ± 26 s vs. 119 ± 26 s, p = 0.003)。
  • 木下 博, 中西 康人
    第42回バイオメカニズム学会予稿集 42 153-156 2021年11月  査読有り
    日本語版エジンバラ利き手調査の側性係数(LQ)で強い右利き(LQ>90)と判定された健常青年女子13名(平均年齢=20.2歳)を被験者とし、左右手の差異が精密把握運動制御に及ぼす影響についての検証を行った。1)ターゲット有条件では,実験により、ターゲット無条件に比べて持ち上げ相から安定保持相に至るまで把握力とそのマージンが顕著に大きい、2)ターゲット有条件では,ターゲット無条件に比べて持ち上げ相から安定保持相に至るまで把握力とそのマージンが顕著に大きく、ターゲット照射により保持中の保持高の変動も明らかに減少するという結果を得た。本研究より把握物体の空間での視覚に基づく位置精度と注意も予測的に発揮する把握力に大きな影響を及ぼす要因であることが新たに明らかとなった。
  • 濱口 幹太, 露口 亮太, 橋本 雅至, 中西 康人, 仲田 秀臣, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 29(4) S194-S194 2021年10月  
  • Nakanishi Y, Sato Y, Nakata H, NakaharaH,Inoue Y, Kinoshita H
    American Journal of BioScience 9(4) 147-152 2021年8月11日  査読有り筆頭著者責任著者
    本研究は匂いに対する感情価と覚醒度の水準を踏まえて、匂い刺激が自律神経活動、及び、生理指標に及ぼす影響について検証することを目的とした。本研究では、主観調査において酢(VNG)に対して覚醒度が高く感情価の低い、及び、オレンジ(ORG)に対して覚醒度が低く感情価の高い評価をした健康な若年男性8名を選び被験者とした。繰返しのある分散分析の結果、HRVとBPに香りの主効果が認められた。また、テューキー事後検定の結果、1) VNG条件はコントロール条件と比較して、高いLF/HF (p<0.05)、及び、低いHF (p<0.05)を引き起すこと、2)VNG条件はORG条件と比較して高い拡張期血圧(p<0.05)、及び、平均血圧を引き起すこと (p<0.05)が明らかになった。一方でORG条件はコントロール条件と比較した時、HRVやBPにおいて有意差を示さなかった。
  • Nakata H, Seto T, Nakanishi Y, Otsuki S
    大阪産業大学 人間環境論集 20 1-11 2021年3月  
    本研究は100mにおいて10秒台後半の記録を有する大学男子短距離選手3名を対象に試合期における大腰筋横断面積の変化について検討した。試合期には全力疾走の頻度が多くなることで、素早い脚のスイング動作を伴う股関節の屈曲伸展運動が激しくなり、大腰筋横断面積の肥大を生じさせる可能性が示唆された。
  • Nakanishi Y, Nakahara H, Inoue Y, Kinoshita H
    Sports and Exercise Science New Zealand 2018 Annual Conference抄録 47 2018年10月  筆頭著者責任著者
    エッセンシャルオイル吸引が高強度all-out運動継続時間に及ぼす影響について検証を行った。ユーカリの主成分であるシネノールの気管拡張効果により、ユーカリ条件の高強度運動継続時間がコントロール条件と比べて22.6%伸長したこと(P<0.01)を発表した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • 木下 博, 奥野 竜平, 中西 康人, 東 登志夫
    バイオメカニズム学術講演会予稿集 38回 285-288 2017年11月  
    ペグの差し入れと引き抜きのタイミングが計測可能な光学的スイッチ(フォトリフレクター)内装のペグボードを試作し、その有用性を調べることを目的とし、健常青年(男女各9名)を対象とした計測を行った。移動課題(25㎜と125㎜)の再テスト再現性を各変数の級内相関係数(ICC)で調べた結果、ペグ操作時間に関しは非利き手で0.648であったが、その他の変数ではいずれも0.7を超えており、再現性はある程度良好であると判断された。また、ペグの平均操作時間は、25mmの移動距離では利き手で313±33ms、非利き手で348±41msであり、125㎜の移動距離では利き手で524±38ms、非利き手で576±47msであった。測定の結果、ペグ操作時間は移動距離の増加にほぼ正比例して増加すること、及び、性差がないことを見出した。(仮説検証を担当)
  • 松島正知, 中西増代, 中西康人, 植杉優一, 矢野澄雄, 伊東太郎
    体育・スポーツ科学,26 31-36 2017年9月  査読有り
    本研究では、ハイレベル群3名(ワールドカッ プ日本代表経験者)とミドルレベル群7名(全日本選手権大会レベル)を被験者 と し、ス トレートジャ ン プにおける筋電図と映像を同時記録し、踏切時の筋活動様相から滞空時間を延ばすための筋作用機序を探ろうと した。その結果、ハイレベル群は踏切前半(接地 〜最下点)の局面における脊柱起立筋、大腿直筋、腓腹筋の筋活動(筋電図平均振幅)が各々大きいほど滞空時間が長くなる傾向が認められた。特に2015年ナショナルS指定強化選手の滞空時間は、これらの筋群との間に高い重相関係数を示 し、踏切時の身体各部位の連動が高い跳躍に必要であることが示唆された。(仮説検証を担当)
  • 植杉優一, 中西増代, 中西康人, 松島正知, 渡邊完児, 伊東太郎
    日本健康体力栄養学雑誌 21 1-12 2017年8月  査読有り
    足部潰瘍未発症の軽症DN 患者に自然歩行をさせた際の足圧と下腿筋群のEMG 様相について,健康な高齢者および若年者と比較検討することで,DN 患者の様々な歩容パターンを明らかにし,歩行中の足圧異常を引き起こさないための歩容改善策を講じるための資料を得ることを目的とした。足部潰瘍を未だ発症していない糖尿病性末梢神経障害患者において,自然歩行中の下腿筋群活動のうち特に足趾伸筋あるいは足背屈筋群の接床中の様相が健常者と明らかに異なり,EMG から歩容を分析することで足圧分布の異常について予測が可能であることが示唆された。(仮説検証を担当)
  • Shimono S, Fukuwaka M, Nakanishi Y
    Journal of Strength & Conditioning Research 31 20-21 2017年1月  査読有り責任著者
    安全で効果的なトレーニング方法を探るべく、低強度負荷を用いるスロートレーニングがロコモ度改善に及ぼす影響について検証を行った。その結果、8週間のトレーニングにより、スロートレーニングがロコモティブシンドロームの改善において効果的なトレーニング方法となり得る可能性が示唆されたことを発表した。
  • Nakanishi Y, Kaneko M, Yoshimura C, Inoue S, Murakami T, Nethery VM
    Journal of Osaka-Aoyama University 8 8 1-6 2016年3月  査読有り筆頭著者責任著者
    健康な5名の若年被験者を用いて、高強度All-out運動が甘味、及び、酸味閾値に及ぼす影響について明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、甘味閾値は高強度all-out運動後に変化をしないが、酸味閾値は高強度all-out運動後、低下することを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Inoue Y, Ito T, Inoue S, Murakami T, Nethery VM
    Japanese Journal of Health, Fitness, and Nutrition 20(1) 35-41 2015年12月  査読有り筆頭著者責任著者
    週2回、4週間の高強度オールアウトトレーニングにより、有酸素運動能力を判定する指標である最大酸素摂取量 (平均12.8%)の増加、AT(平均32.6%)の有意な上昇、及び、高強度一定負荷テストにおけるHRの低下が起こることを見出した。 (筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Ito T, Inoue Y, Nethery VM
    Journal of Biology of Exercise, 11(1) 69-80 2015年5月  筆頭著者責任著者
    運動強度(低強度・高強度)が4基本味(甘味・塩味・酸味・苦味)の味覚閾値に及ぼす影響について明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、低強度運動後と比較して高強度運動後に味覚閾値が高くなること、及び、運動前と比較して高強度運動後に甘味閾値が低下することを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Ito T, Inoue Y, Nethery
    International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism,25 1 2015年2月  査読有り筆頭著者責任著者
    運動時の運動強度・運動量を変化させ、それに伴いどの味に対する味覚感受性がどの程度変化するのかを検証した。両運動強度とも味覚閾値変化と血糖値変化との間に強い負の相関関係が見られ(低強度運動<R =-0.79 >, 高強度運動<R =-0.71 >)、低強度運動において酸味閾値変化と深部体温変化との間に中程度の相関関係(R=0.695)が見られることを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Itoh T, Inoue S, Murakami T, Kasama M
    Life Engineering Symposium 433-434 2013年9月  査読有り筆頭著者責任著者
    高強度のオールアウト運動によって引き起こされる疲労が、甘味・酸味の味覚感受性にどの様な影響を与えるかを検証することを目的とした、酸味感受性が高まることが見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Sotoyama D, Nakahara H, Miyamoto T
    Symposium on Biological and Physiological Engineering 25 121-124 2010年9月  査読有り筆頭著者責任著者
    運動準備期における呼吸循環器系は、高位中枢による予測的・見込み的制御(フィードフォーワード調節)を受け、1)その後に実施される運動の負荷強度に依存して増加する反応を示すこと、2)イメージングエクササイズ条件に対するHRの見込み応答はコントロール条件のものよりも高く、運動開始30秒前までは80%強度条件のものと同様であること、および運動開始直前においては80%強度条件に対するものほどは高くならないことを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Matsumoto S, Nakanishi Y
    兵庫教育大学紀要 32 32 99-105 2008年2月  最終著者
    理科教科教育において、子供に最も基本的な環境概念を学習させる上で、環境が相互にLinkしていることを具体的に視覚化させることが有用であることを兵庫教育大学の「保育内容論(環境)」の授業において検証を行った。(実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • Nakanishi Y, Kusumoto H, Nakao M
    Osaka Keidai Ronshu 60(1) 189-196 2007年5月  査読有り筆頭著者責任著者
    運動強度およびイメージタスクが運動準備段階における循環および呼吸のパラメータに与える影響について調べた研究。(1)運動の予測が心拍数の増加をもたらし、その増加は予測される運動強度に依存すること、(2)高強度の運動をイメージするタスクの運動準備段階における心拍数、換気量、二酸化炭素排出量は実際に高強度を行う時の準備段階での値と等しく、コントロールコンディションよりも優位に高いことを見いだした。 (実験・データ分析・論文作成の全てを担当)
  • H. Nakahara, T. Miyamoto, Y. Nakanishi, H. Kinoshita
    JOURNAL OF SPORTS MEDICINE AND PHYSICAL FITNESS 46(4) 605-610 2006年12月  査読有り
    Aim. The aim of this study was to investigate the effect of exhaustive exercise on the time course of arterial blood pressure (BP) and heart rate (HR) during upright resting (inactive) and loadless pedaling (active) recovery from a bicycle exercise to exhaustion. Methods. The subjects were 11 healthy normotensive males. Systolic, diastolic and mean BP, and HR were recorded every 20 s for the initial 6 min of the recovery period. Results. The time course of all BP measures during inactive and active recovery was characterized by a marked and sudden drop during the initial 20-s period, followed by a quick rise. This was followed by a gradual decline till the end of the recovery period. The time course of HR recovery, on the other hand, exhibited a smooth decline without the initial drop. With active recovery, the initial drop of diastolic and mean BP was ss than the inactive recovery. After the 20 s period, the diastolic BP and HR were kept slightly higher with the active recovery than the inactive recovery. Conclusions. A sudden drop of the BP occurred at the initial recovery period of postcycle exercise to exhaustion though HR did not show such a change. The initial BP drop could be attenuated by the actively pedaling the cycle without load.
  • 木村哲也, 染谷美枝, 品川喜昭, 鳴瀬昌規, 安井考成, 鈴木哲, 中西康人
    文部科学省大都市大震災軽減化特別プロジェクト : 第2回国際シンポジウム論文集 261-276 2004年1月  
    被害者救助等の災害対応戦略の最適化のための移動機構を開発するための手段として、補助情報獲得ケーブルロボットを有するガレキ内移動探査ロボットについての研究を行った(共同作業により抽出不可能)
  • Nakanishi Y, Teraoka T
    関西福祉大学紀要, 4 (4) 225-232 2002年3月  筆頭著者責任著者
    高齢者や下肢に麻痺などの障害を持つ者は筋量が少なく、水中で垂直姿勢を保持することが難しためDeep Water Runningをリハビリテーションやトレーニングとして用いることが難しいと考えられていた。しかしながら、Ankle Weight の装着が、それらの者が水中での垂直姿勢を保持することを容易にし、且つ、Deep Water Running時の人体の生理的反応に影響を与えないことから、Deep Water Runningを高齢者や下肢に麻痺などの障害を持つ者に対するリハビリテーションやトレーニングとして用いることの可能性を見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当
  • 寺岡敏郎, 中西康人
    関西福祉大学紀要, 4 261-276 2002年3月  
    障害者(児)に対する運動実践を通じて、筋力トレーニングや水中トレーニング等の運動が、障害者(児)の健康の維持増進に寄与する大きな可能性を見出すと同時に、障害者(児)に対して運動を実践することが福祉に担う役割を見出した。(第5子供に最も基本的な環境概念を学習させる上で、環境が相互にLinkしていることを具体的に視覚化させることが有用であることを検証した。(第5章pp. 168~171を担当
  • 宮本忠吉, 中西康人, 木下博
    デサントスポーツ科学, 22 22 127-138 2001年5月  査読有り
    下半身の水侵による水圧によって、一過性に中心血液量を増加させた条件下での上肢運動を施行させ、その後の呼吸循環代謝機能の回復過程に及ぼす中心血液量増加の影響を強度との関係より明らかにすることを目的とした。(1)運動後の心拍数は、強度レベルに関わらず、水侵条件の方がコントロール条件よりも、常に低値を示すこと、および、(2)乳酸値は水侵条件での低強度運動レベルにおいてはコントロール条件よりも低値を示し、逆に高強度レベルでは高値を示すことを見出した。(実験、データ収集、仮説検証を担当
  • Yasuto Nakanishi, Tetsuya Kimura, Yoshinori Yokoo
    Journal of Physiological Anthropology and Applied Human Science 18(3) 81-86 1999年5月  査読有り筆頭著者責任著者
    In this study we investigated the effects of age factors on physiological responses to deep water running (DWR) compared with those of treadmill running (TMR) while the water and ambient temperatures were kept in thermoneutral conditions. Fourteen young healthy non-smoker males (Age = 20.4 ± 3.3 years, Height = 170.7 ± 6.2 cm, Weight = 65.1 ± 11.4 kg) and fourteen middle aged healthy non-smoker males (Age = 38.6 ± 4.4 years, Height = 171.8 ± 4.7 cm, Weight = 75.4 ± 9.6 kg) were selected for the study. Two maximal tests, one on the treadmill and the other running in deep water using the Wet Vest (Lincoln life jacket) were completed by each subject. The order of trial was counterbalanced with half of the subjects in each group completing TMR first and the rest of those completing DWR first. Although the young males had significantly (P&lt 0.05) higher relative V̇O2max, HRmax than the middle aged males, there were no significant differences in absolute V̇O2max, respiratory exchange ratio (RER), maximal ventilation (V̇Emax), ratings of perceived exhaustion (RPE), and peak blood lactate values between the two groups. In conclusion, the V̇O2max, HRmax, V̇Emax, and peak blood lactate value in response to DWR were significantly lower than those to TMR in both the young and the middle aged males in the thermoneutral conditions. However, there was no significant interaction between age and exercise modes other than RPE of legs at maximal efforts in the present study. We found that the decrease in the maximal physiological responses to DWR compared to TMR is not different between the young and middle aged males.
  • Yasuto Nakanishi, Tetsuya Kimura, Yoshinori Yokoo
    Journal of Physiological Anthropology and Applied Human Science 18(2) 31-35 1999年3月  査読有り筆頭著者責任著者
    This study investigated the metabolic demands of deep water running (DWR) compared with those of treadmill running (TMR) while the water and ambient temperatures were kept under thermoneutral condition. Two maximal tests, one on treadmill and the other running in deep water using the Wet Vest (Lincoln life jacket) were undertaken by twenty healthy non-smoker males (Age=28.0 ± 9.2 years). The order of trials was counterbalanced with half of the subjects completing the treadmill first and the rest completing the water running first. Oxygen consumption (V̇O2), ventilation, heart rate (HR), respiratory exchange ratio (RQ), ratings of perceived exertion (RPE) and blood lactate were measured. V̇O2max (2.68 vs 3.40 ml/kg/min), HRmax (171.5 vs 190.8 beats/min), maximal minute ventilation (98.5 vs 113.31/min), and peak blood lactate value (10.44 vs 12.47 mmol/l) in response to DWR were significantly lower than those of TMR in the thermoneutral conditions. The lower V̇O2max and HRmax values of DWR compared to those of TMR are shown to be attributed to the hydrostatic effects caused by water and different muscle recruitment patterns between DWR and TMR.
  • Yasuto Nakanishi, Vincent Nethery
    Journal of Physiological Anthropology and Applied Human Science 18(1) 9-11 1999年1月  査読有り筆頭著者責任著者
    非競技者の男子日本人大学生と男子アメリカ人(白人)大学生を比較する事を通じて、それぞれの身体的特徴を明らかにすることを目的として研究を行った。(1)日本人はアメリカ人(白人)と比較して身長に対して上肢、及び下肢が短いこと、(2)座高以外の全ての身体測定部位においてアメリカ人(白人)は日本人よりも大きな値を有すること、(3)日本人の身長に対する下肢の長さの割合は35年以上もの間変化していないことを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当
  • Nakanishi Y, Nethery VM
    Journal of Physiological Anthropology 17(5) 17(5) 189-193 1998年9月  査読有り筆頭著者責任著者
    非競技者の男子日本人大学生と男子アメリカ人(白人)大学生を用い、様々な測定を行うことを通じて、それぞれの生理的特徴、及び運動能力の差異を明らかにすることを目的として研究を行った。(1)日本人とアメリカ人の安静時心拍数、及び、最大心拍数に差はないこと、(2)アメリカ人の方が日本人よりも酸素供給量が多く、酸素供給能力は日本人の方が高いこと、(3)アメリカ人の方が日本人よりも握力が強いこと、(4)運動経験およびそれに伴うトレーニング効果により、後方への柔軟性は日本人の方が優れていることを見出した。(筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当
  • Northwest American College of Sports and Medicine抄録 5 1996年2月  筆頭著者責任著者
    男子日本人大学生と男子アメリカ人(白人)大学生の身体各部位の比較を行い、(1)日本人はアメリカ人(白人)と比較して身長に対して上肢、及び下肢が短いこと、(2)座高以外の全ての身体測定部位においてアメリカ人(白人)は日本人よりも大きな値を有すること等を発表した。 筆頭研究者として実験・データ分析・論文作成の全てを担当

MISC

 1

講演・口頭発表等

 13
  • Nakanishi Y, Sato Y, Nakata H, Seto T, Yamanaka Y
    16th International congress of Physiological Anthropology Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia 2023年9月7日
  • Nakanishi Y Sato Y Nakata H Nakahara H Inoue Y Kinoshita H
    Sports and Exercise Science NZ 2022 2022年11月
  • Nakanishi Y, Sato Y, Nakahara H, Inoue Y, Kinoshita H
    2021 American College of Sports and Medicine annual meeting 2021年6月
    7名の若年男性(21.7±2.4 yrs)を被験者として、覚醒度または感情価の高い香りが肘屈曲時の反応時間、及び、筋活動に及ぼす影響についての検証を行った。実験の結果、覚醒度が高く感覚価の低いアンモニア吸引時は感覚価が高く、覚醒度の低いオレンジ吸引時と比較して、ピーク出力が大きく、メカニカルな遅延時間が短いことが明らかになった。
  • Y Nakanishi, Y Sato, H Nakahara, Y Inoue, H Kinoshita
    2019年11月 Sports & Exercise Science New Zealand
    予備実験として42名の男子大学生に対して6種類の匂い(ペパーミント・ユーカリ・ミルラ・酢・オレンジ・グループフルーツ)に対する覚醒度、感情価を調べた後、酢に対して高い覚醒度と低い感情価を有し、且つオレンジに対して低い覚醒度と高い感情価を有する8名(20.6±0.5yrs)を被験者として、匂いに対する感情価及び覚醒度が自律神経活動および生理指標に及ぼす影響について研究を行った。その結果、感情価の低い酢条件はコントロール条件に比べて有意に交感神経活動が高まり(p<0.05)、副交感神経活動が低下すること(p<0.01)、及び、心拍数が上昇すること(p<0.01)、感情価の低い酢条件は感情価の高いオレンジ条件と比べて、拡張期血圧および平均血圧が高くなること(p<0.05)を発表した。
  • Y Nakanishi, Y Sato, H Nakahara, Y Inoue, H Kinoshita
    International Sports Science + Sports Medicine Conference 2019 2019年9月
    匂いは、直接情動回路(辺縁皮質)に取り込まれる。そのため、匂いには本人の意識に関係なく情動機能、その他の生理機能を動かしてしまう力がある。その働きに注目して、9名(20.3±1.0yrs)の男子学生用い、匂いが自律神経活動および生理指標(血圧・心拍数・唾液アミラーゼ)に及ぼす影響について研究を行った。その結果、酢の匂いを吸引した条件は、吸引しなかった条件(コントロール条件)と比べて、交感神経活動が有意に高まり(p<0.05)、副交感神経活動が有意に低下すること(p<0.01)を発表した。

所属学協会

 4

共同研究・競争的資金等の研究課題

 5

社会貢献活動

 8

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ
    匂いが自律神経活動、及び、運動に及ぼす影響
    研究期間(開始)
    2013/04/01
  • 研究テーマ
    運動とアンチエージング
    研究期間(開始)
    2015/04/01