那須野 育大
国際戦略経営研究学会 第12回全国大会 2019年10月
本報告では、消費者が富山県の観光土産品に求める需要を明らかにする。富山県では、消費者ニーズを踏まえた観光土産品の開発・販売を充分に実施できていない。この課題を解決すべく、平成31年4月1日、筆者は消費者購買調査(51名)を行い、その回答について多変量解析(主成分分析・クラスター分析)を試みた。
その結果、次の3点が明らかとなった。つまり、(1) 最大のクラスター2(33名)は、平均的な土産品を購入したい「トータルバランス重視」の消費者、(2) 次に大きなクラスター3(11名)は、過去の購買経験や贈答先を意識する「安定性・贈答性重視」の消費者、(2) 3番目のクラスター1(7名)は、個包装で適当な数量の土産品を購入したい「機能性重視」の消費者、という結果であった。