那須野 育大
公益事業学会北海道・東北部会, Sep, 2017
いわゆるレストラン列車の意義を明らかにした。現在、人口減少・少子高齢化に伴い、鉄道事業者の経営は厳しい。また、日本の多くの地域は、地域経済の衰退に直面している。
こうした問題の解決策として、レストラン列車は有効である。筆者は、アンケート調査を通じて、同列車が新たな利用者を沿線に呼び込み、鉄道利用と地域の交流人口の増加に大きく貢献していることを明らかにした。最も順調な事業者は、レストラン列車の運行により、年間利用者数5万人以上、年間売上4億円を達成している。