那須野 育大
【博士論文】 2014年3月
成熟化に直面する日本鉄道業の事業戦略を究明した。具体的には、鉄道事業の及ぼす外部経済効果の内部化の観点から、①鉄道事業供給のあり方の再検討、②地域鉄道の活性化、③鉄道事業の多角化の3つを提示した。
本稿の貢献は、Christensen,C.M. and Carlile,P.R.(2009) に依拠した定性的実証研究の手法により、事業者5社に関する事例分析(記述理論の構築)と含意の検討(規範理論の構築)を行って、上述の①~③の3つの必要性を明らかにした点にある。 【A4、総145ページ】