野澤 巧, 平野 智也, 藤戸 靖則, 榎屋 剛, 尹 鉉喆, 相馬 満利, 柏木 悠, 船渡 和男
日本体育学会大会予稿集, 2019, 一般社団法人 日本体育学会
発育に伴い子どもの足部形状は成人に近づいていくが、その過程で歩行中の足部機能がどのように変化するかは不透明である。そこで本研究では、歩行中の足底圧パターンから、発育に伴う足部機能の特徴を明らかにすることとした。被験者は4歳から15歳までの男子児童および生徒476名であった。試技は、プレート型圧力分布計測システム(Novel社、100Hz)が埋設された歩行路上において、自己選択速度での歩行を行なった。足底圧データは、足部を後足部、中足部、前足部およびつま先部の領域に分け、分析を行なった。算出項目は、歩行速度、時空間変数、足底荷重、接地面積、足底圧力および足部アーチ指数とした。足部アーチ指数は、年齢の増加に伴い減少したことから、発育により足部アーチ構造が形成されることが示された。また、年齢の増加に伴い、歩行中のつま先部と前足部の最大圧力は増加した。以上の結果から、発育による足部機能の変化は、歩行における足部でのプッシュオフ動作に関連していることが推察された。