経営学部

SAWANOBORI CHIE

  (澤登 千恵)

Profile Information

Affiliation
Professor, Faculty of Business Management, Department of Commercial Science, Osaka Sangyo University
Degree
博士(経営学)(神戸大学)

Researcher number
30352090
J-GLOBAL ID
201101097167609252
researchmap Member ID
1000325379

Papers

 21

Misc.

 9
  • 北村敬子, 井原理代, 挽文子, 一橋大, 小津千加子, 澤登千恵
    日本会計研究学会 スタディ・グループ中間報告書, 1-164, Sep, 2015  
    本稿では,わが国における女性会計学者の現状と課題について,歴史的研究(日本の女性会計研究者の草分的存在,能勢先生と眞野先生の関係者に対するインタビュー調査)や,実証的研究(現在の女性研究者に対するインタビュー調査の集計)を通して,検討し,傾向を指摘した。
  • 中野常男, 橋本武久, 清水泰弘, 三光寺由実子, 澤登千恵
    神戸大学 Discussion Paper Series 2015-19, (19) 1-38, Jun, 2015  
    本稿では,海外の会計学者の会計史研究の傾向について,『AHJ』および『AH』に掲載されてきた研究論文等の標題をテキストマイニングすることによって分析し,これを日本の会計史学者の傾向と比較,検討した。上記の雑誌に投稿している会計学者の方が会計史を実務的な視点で研究していること,一方で,日本の会計学者の方が,地域的,時代的に幅広く研究していることを示した。
  • 澤登千恵
    大阪産業大学経営論集, 15(1) 27-42, Oct, 2013  Peer-reviewed
    本稿では,テキストマイニングを活用して,19世紀イギリスの2大鉄道会社の一つであり,かつ先行研究であまり注目されてこなかったGreat Western鉄道会社の会計報告書を含む報告書を分析し,会計報告書上に表れない会計の変化について検討した。分析結果から,議論の推移と,その際,どのような会計変化が起こったのかを検討した上で,減価償却の議論に注目し,その実施理由に変化があったことを指摘した。
  • 澤登 千恵
    研究紀要(高松大学), (52-53) 39-70, Feb, 2010  
    本稿では,財務報告制度生成期の19世紀前半イギリス鉄道会社の財務報告実務を,テキストマイニングを活用して網羅的・客観的に分析した。具体的にはL&BRの報告書をテキスト化し,テキストマイニングソフトを使って頻度表を作成し,そこからキーワードを抽出し,それらを時系列分析した。会計史研究にテキストマイニングを活用すると,①抽出されたキーワードから各報告書の概要を確認できること,②キーワードの時系列分析から先行研究の主張の是非を確認できることがわかった。具体的には,先行研究が主張してきた「複会計システムは,資本的支出と収益的支出を区別するために存在した」という主張を裏付ける結果が得られた。さらに重要なことには,当時の会社が重要な問題だとして取り組んでいたにもかかわらず,先行研究が見過ごしてきた会計変化が存在することも確認できた。

Books and Other Publications

 5
  • 中野常男, 清水泰洋, 三光寺由実子, 片岡 泰彦, 橋本武久津村, 怜花杉田, 武志, 澤登, 千恵, 高梠, 真一, 辻川, 尚起, 兵頭, 和花子, 川﨑, 紘宗, 桑原 正行 (Role: Contributor)
    同文舘出版, Sep, 2014 (ISBN: 9784495200916)
    本章では,近代的株式会社の初期の典型例と考えられる19世紀イギリスの鉄道会社の会計実務を取り上げる。彼らの会計実務を現代的な財務報告実務の源流として位置付け,会計理論生成のメルクマールの一例を示す。当時の株式会社を取り巻く法規制について言及した上で,19世紀イギリスの二大鉄道会社の会計実務を例に挙げながら,具体的な会計に関する規定が存在しなかった時代に,財務報告実務の精緻化が図られ,資本的支出と収益的支出の区別の理論が芽生えた状況を明らかにした。
  • 村田直樹, 竹田範義, 工藤久嗣, 春日部光紀, 澤登千恵, 浦田隆広, 相川奈美 (Role: Joint author)
    創成社, Sep, 2005
    本書では,運河会社,鉄道会社といった巨大企業の会計実務を分析し,会計の本質を検討している。第3章では,19世紀前半イギリス鉄道会計の役割を,L&BRの外部報告書の観察を中心に考察した。L&BRは,減価償却および複会計システムを導入した最初の鉄道会社である。先行研究は,これらの会計実務が資本の維持を旨とし導入されたと主張してきた。しかし,本稿では,その背後に,資金不足や一定の配当率の達成といった問題があったことを主張した。
  • 村田直樹, 竹田範義, 工藤久嗣, 春日部光紀, 澤登千恵, 浦田隆広, 相川奈美 (Role: Joint author)
    創成社, Apr, 2004
    日商簿記検定2級および3級レベルの演習問題と解説が含まれている。
  • 村田直樹, 竹田範義, 工藤久嗣, 春日部光紀, 澤登千恵, 浦田隆広, 相川奈美 (Role: Joint author)
    税務経理協会, Apr, 2003
    日商簿記検定2級および3級レベルの簿記をわかりやすく解説している。演習問題付。
  • 興津裕康, 澤登千恵 (Role: Joint author)
    税務経理協会, Apr, 2002
    会計学の初心者向けに編集された用語辞典であり,親会社概念,比例連結概念,関連会社などの項目について分担執筆している。

Professional Memberships

 2

Research Projects

 8

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ(英語)
    イギリス鉄道会計
    キーワード(英語)
    財務報告,減価償却,テキストマイニング
    概要(英語)
    テキストマイニングを活用した19世紀イギリス鉄道会計の研究
    研究期間(開始)(英語)
    1999/04/01
  • 研究テーマ(英語)
    イギリスガス会計
    研究期間(開始)(英語)
    2015/11/01