濱田拓海
第17回環境技術学会年次大会予稿集, Jul 1, 2017, 環境技術学会
運輸部門における二酸化炭素排出削減の方策には、エコカーの開発などのハード面と並んで、ソフト面(環境配慮運転の推奨)がある。しかし四輪自動車に関する環境配慮運転(エコドライブ)の効果は検証されているものの、二輪車(バイク)については研究されていない。本研究は二輪車におけるエコドライブ効果を実地検証し、「急加速・急ブレーキなし」「アイドリング・ストップ』は排気量削減に、「荷載重量の加重」と「渋滞」は排気量増加につながり、二輪車におけるエコドライブ効果が示された。また前2者は四輪車よりも二輪車の方が燃費向上率が大きかった。したがって、二輪車の廃棄割合の大きい途上国においては、エコドライブの推奨による大きな削減効果があると考えられる。