研究者業績

田中 みさ子

タナカ ミサコ  (Misako Tanaka)

基本情報

所属
大阪産業大学 デザイン工学部環境理工学科 教授
学位
博士(工学)(大阪大学)
工学修士(大阪大学)

研究者番号
30340615
J-GLOBAL ID
200901050945294324
researchmap会員ID
1000364879

学歴

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論文

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  • 中村 久美, 廣瀬 直哉, 田中 みさ子
    日本建築学会計画系論文集 81(725) 1433-1442 2016年7月  査読有り
    本研究は、持続可能な郊外住宅地居住を目指し、最終的には地域の協同性に関わる住生活の諸側面において、個々の居住者が地域の取り組みに可能な限り参加する、そのような住み方の浸透を目指すものである。調査の結果、住民の地域組織や地域活動への参加意識は相対的に高く、6割近い住民が地域の活動に関わりたいとの意識を有していた。それを裏付けるように、地域参画意欲の形成に大きく関わる“地域に関わって住む”住み方、すなわち地域に住む上での生活態度や地域役割意識、地域への帰属性を意味する地域への愛着や居住継続希望などへの意識はいずれも高い。“地域に関わって住む”住み方が定着、浸透していることを確認した。
  • 中村 久美, 田中 みさ子, 廣瀬 直哉, トルダム女子大
    日本建築学会計画系論文集 80(711) 1085-1094 2015年  査読有り
    We conducted a fact-finding survey of local residents' consciousness of their relationship to the community in suburban residential areas. We have summarized the results as follows. 1. We found a considerable number of residents whose life attitudes and mindsets were well-disposed towards contributing to community projects with regard to the provision of "hard" environments of the following: greenery and streetscapes, crime and disaster prevention, community facilities management, and child-care and elderly household support. 2. Comparison with residents of urban neighborhoods reveals that such "potential" is relatively higher in residential suburbs. 3. Findings from this study show that half of those surveyed in a target residential suburb demonstrate a willingness to participate in local organizations and activities concerned with developing both the "hard" and "soft" components of the their local living environment.
  • 鈴木 あるの, 河合 淳子, 田中 みさ子, 鈴木 克彦
    日本建築学会計画系論文集 78(686) pp.745-754 2013年4月  査読有り
    For the increase of international students, dormitories and students' apartments need to be accommodating diverse cultures and lifestyles. To know their demand precisely, we conducted a questionnaire survey with 200 international students residing in Japan. We asked for their profile, housing experience, current lifestyle, and housing preference. With a combination of cross-tabulation and factor analyses, some correlations between the respondents' background and their housing preference were detected, but we observed more flexibility in adapting new lifestyles Cultural difference was becoming smaller and smaller for the last 30 years. Especially Chinese students' lifestyle in the last 20 years has changed drastically.
  • 日本都市計画学会学術研究論文集 (30) 193-198 1995年  査読有り
  • 日本建築学会計画系論文集 (459) 89-97 1994年  査読有り

MISC

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  • 田中 みさ子, 中村久美
    日本建築学会大会学術講演梗概集(九州) F-1 631-632 2016年8月24日  
    本稿は、住民のまちづくりへの参加のためにどのような教育が必要なのかを検討するために一戸建て住宅地住民を対象に「地域やまちづくりへの住民参加やまちづくりのための教育の在り方」に関する意識調査を行ない、住民がまちづくりへ参加するための現状と課題を明らかにすることを目的としている。調査の結果、現状の公告やパブリックコメント等による現状の都市計画への参加方法についての理解や利用が十分でないことが伺えた。
  • 田中 みさ子
    大阪産業大学人間環境論集11 11 75-88 2012年3月  
    本研究は、『住宅双六』の図からライフステージと住まいの関連について分析を行ない、若年世帯の居住志向を明らかにしようとしたものである。
  • 田中みさ子, 金川幸司, 湯瀬裕昭, 武藤伸明
    経営と情報 24 24(2) 75-92 2012年3月  
    本研究は、大学生アンケートを実施し、デジタル・コミュニティツールを利用したガバナンスへの参加の可能性について分析したもので、多くの学生が公的なBBCへの参加により政策に関与することに対して意欲的であることが明らかになった。
  • 鈴木在乃, 田中みさ子
    日本建築学会大会学術講演梗概集 F-1 1449-1450 2011年8月  
    本稿は、留学生の住宅と生活意識に関するアンケート調査および実態調査結果をもとに留学生の住意識について明らかにした。
  • 田中みさ子, 鈴木在乃
    日本建築学会学術講演梗概集 F-1 1451-1452 2011年8月  
    本稿では、その1に引き続いて第二部としてのアンケート調査を実施し、留学生が住宅を探したり、居住するにあたって体験した問題や支援に関する現状と課題を明らかにした。
  • 田中 みさ子
    大阪産業大学人間環境論集 9(9) 63-77 2010年3月  査読有り
    This research considers whether the three-story detached houses currently located in urban areas is viable city housing stock. The method of research involved a questionnaire survey of residents living in single three-story houses to clarify their amenity, and degree of continued resident habitation intention. The results show that since plottage is narrow and cramped, barrier-free and other amenities are compromised, and clearly these houses lack functional elements to alleviate problems faced by their aging residents. Moreover, since there is much dissatisfaction with the extent of earthquake resistance, I think that an obligation to provide seismic reinforcement, and regulating the area of the site, and other safety or amenity features, are required in order for the single three-story house to become viable city housing stock.
  • 田中みさ子
    大阪産業大学人間環境論集 8(8) 57-82 2009年6月  査読有り
    本稿は、2008年の急激なガソリン価格の高騰を題材に、社会経済情勢の変化が人々の環境意識と行動にどのように影響を与えたかについてあきらかにしようとしたものである。住民アンケートを実施し、自家用車の利用動向及び環境問題に対する意向と社会経済情勢の変化との関連性について分析を行なった。
  • 金川幸司, 今井良弘, 植野和文, 東郷寛, 大阪, 田中みさ子
    公民パートナーシップ組織の参加構造と政策スキームに関する日英比較研究報告書 67-80 2009年3月  
    平成19~20年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書;研究代表者・金川幸司(課題番号19610012)
  • 田中みさ子
    大阪産業大学人間環境論集 7 103-127 2008年6月  
    本論文は企業アンケート結果に基づき建築分野における環境に配慮した製品の現状と課題について論じたものである。主な結果としては (1) 建築系製品製造企業において環境配慮型製品が多く製造されている、 (2)「石油化学製品」および「木材」はこれらの企業の原料の2つの大きな柱であり、 また、「健康」と「自然」を特色とした製品は「リサイクル」よりも多い、(3) 半数の企業が行政による規制や基準の設定を望んでいる、があげられる。
  • 田中 みさ子
    大阪産業大学人間環境論集 6 35-58 2007年6月  査読有り
    建築物の中でも木造戸建住宅は、高度成長期に数多く建設され、今後順次建替の時期を迎える。本研究では建築物の中でも今後除却や建替が増加する可能性のある木造戸建住宅に着目し、解体業者アンケートを通じて木造戸建住宅におけるリサイクル・リユースの可能性について考察した。
  • (財)大阪都市協会 「大阪の「市民力」~多彩なネットワークでまちづくり~」 41 2006年3月  
  • (財)大阪市都市工学情報センターCITEさろんWORKSHOP報告書3 4-5、9、29、45 2006年3月  
  • (財)大阪市都市工学情報センター CITEさろんWORKSHOP報告書3 5-6、9、21、33 2004年3月  
  • 日本建築学会大会(東海)建築計画部門・研究協議会資料「情報化は人間の生活空間をどう変えるか」 50 2003年9月  
  • 建築雑誌 日本建築学会 117(1483) 80 2002年2月  
  • (財)21世紀ひようご創造協会 1998年  
  • (財)21世紀ひようご創造協会 1995年  
  • TECHNOLOGY REPORTS OF THE OSAKA UNIVERSITY 42 197-206 1992年  
  • TECHNOLOGY REPORTS OF THE OSAKA UNIVERSITY 42(2) 391-398 1992年  査読有り

書籍等出版物

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  • (担当:分担執筆)
    学術研究出版 2017年4月1日
    都市環境において緑が果たしている機能や役割,および人と緑の関わりの歴史を軸に緑に託した人々の思いについて述べる.人類の歴史の中で行われてきた都市開発や自然破壊により常に緑は減少し続けてきた.それに対して緑の保全や緑を増やしていくためにどのような取り組みや制度または緑化手法があるのかを概観する.また,身近な施設の緑化や住民参加による地域の緑化の事例を紹介し,緑豊かな都市環境がどのように創り出されてきたかについて述べる.
  • 花田眞理子, 田中みさ子, 若井郁次郎, 花嶋温子 (担当:共著)
    大阪産業大学産業研究所 2006年3月
    本書は、2003年から2005年にかけて行なわれた大阪産業大学産業研究所の研究助成によるプロジェクト研究「環境配慮型社会システムの形成諸相」の成果をとりまとめたものである。本プロジェクト研究では、近年の産・官・民における環境意識の高まりが、環境配慮型社会の形成過程にどのように発現しているかについて調査研究を行なった。担当は市民緑化、pp20~28、観光と環境pp39~51、アンケート分析。
  • TBSブリタニカ 1990年4月

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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研究テーマ

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  • 研究テーマ
    家検査制度の研究
    キーワード
    循環型社会,住宅検査,住宅管理,
    概要
    都市住宅学会関西支部家検査制度研究会への参加
    研究期間(開始)
    2009/05/01
    研究期間(終了)
    2011/03/31
  • 研究テーマ
    デジタル・コミュニティガバナンスの形成と発展に関する研究
    概要
    平成21〜23年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C)研究 研究代表者:金川幸司(岡山理科大学),研究分担者:今里滋(同志社大学),新川達郎(同志社大学),立岡浩(四天王寺国際大学),森亮(北九州市立大学),東郷寛(近畿大学),小田切康彦(同志社大学),田中みさ子
    研究期間(開始)
    2009/07/01
    研究期間(終了)
    2011/05/31
  • 研究テーマ
    人口減少時代における都市計画
    キーワード
    土地利用,都市化,都市再開発
  • 研究テーマ
    都市計画の情報化
    キーワード
    地理情報システム,都市計画情報,デジタルデータ
  • 研究テーマ
    都市緑化
    キーワード
    地理情報システム 屋上緑化
  • 研究テーマ
    住環境計画における環境配慮手法
    キーワード
    住宅計画,地球環境問題,環境配慮型製品,3R,緑化
    概要
    住宅計画における建築デザイン,緑化やリサイクル,環境配慮型製品の利用などの環境配慮の手法を通じた循環型社会の構築に関する研究