研究者リスト 杉山 裕 杉山 裕スギヤマ ヒロシ (Hiroshi Sugiyama) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 経済学部経済学科 教授学位博士(経済学)(一橋大学)研究者番号10720948J-GLOBAL ID200901012675769253researchmap会員ID5000014426 研究分野 2 人文・社会 / 経営学 / 日本経営史 人文・社会 / 経済史 / 日本経済史 学歴 3 2001年4月 - 2007年3月 一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻 1999年4月 - 2001年3月 一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻 1994年4月 - 1998年3月 青山学院大学 経済学部経済学科 論文 7 「台湾製糖株式会社のホワイトカラー管理―1919年・1920年の採用者を中心に」 富澤拓志・小林篤史・古谷眞介編著『グローバリゼーションとその反発』 2019年2月 招待有り 「近代製糖業における内部労働市場の研究―台湾製糖を事例に―」 『経済学論集』 第40(第2) 21-54 2017年3月 戦前日本における近代製糖業の内部労働市場の実態を明らかにした論文。業界のパイオニアであった台湾製糖株式会社が作成した人事データ資料である「社員台帳」を用い、1944年段階で勤続20~30年の「社員」・「準社員」の昇進や昇給のパターンを分析した。台湾製糖では、台湾出身者も含めホワイトカラー層はきわめて年功的な処遇を与えられていた。この背景には「準国策会社」という台湾製糖の企業的性格や経営面での優位性が存在したと結論づけている。 「高度経済成長期の職場管理と人事処遇制度―リーディング・インダストリーとしての鉄鋼産業の分析から」 『経営史学』 第47(第4) 25-49 2015年3月 査読有り 1960年代の人事労務管理の改革において、職務給など職務をベースとした従業員管理を推進した八幡製鉄・新日本製鉄を事例に分析した論文。先行研究では、1950年代、60年代に試みられた職務給導入の動きを「失敗したもの」と評価することが多い。しかし、本稿では、八幡製鉄所労働部が作成した内部資料などの分析から、この時代の鉄鋼大手企業で職務を軸にした管理が合理的であったことを明らかにしている。 「人事労務管理制度の改定と産業内企業間関係―鉄鋼産業の賃金制度改定を事例として―」 『社会経済史学』 第77(2) 57-78 2011年11月 査読有り 八幡製鉄所労働部が作成した1962年の職務給制度導入に関する内部資料を用いて、賃金制度の改定問題における鉄鋼大手企業間の連携と調整のプロセスを分析している。鉄鋼大手3社(八幡製鉄・富士製鉄・日本鋼管)による職務給導入は従業員処遇の大転換であった。これを可能にしたのは、改定に対する八幡製鉄の強いリーダーシップや制度を長期的に存続可能にするための八幡製鉄による綿密な制度検討プロセスであったことを明らかにしている。 「鉄鋼業における職務給制度導入と人事労務管理の合理化―八幡製鉄を事例として―」 杉山 裕 『経営史学』 42(4) 33-57 2008年3月 査読有り 八幡製鉄における1962年の職務給制度導入を分析対象に、当時の日本企業において喫緊の課題とされた人事労務管理の合理化が、賃金制度改定といかなる関係にあったのかを解明した論文。職務給制度導入にいたる検討過程を詳細に記録した経営の内部文書を分析することで、制度導入と並行して進められた人事労務管理の合理化が広範なものであったことを明らかにしており、「職務給導入=失敗」という従来の解釈が一面的であると主張している。 もっとみる 講演・口頭発表等 3 「戦前期における台湾人高学歴者の労働市場―台湾製糖株式会社を事例に―」 第54回経営史学会全国大会 2018年9月 経営史学会 「近代製糖業における人事労務管理の分析―台湾製糖株式会社のホワイトカラー管理―」 第53回経営史学会全国大会 2017年10月 経営史学会 「労働組合の『能力』観と賃金―八幡製鉄・新日本製鉄における職務給是正の取り組みを事例として―」 第73回社会経済史学会全国大会 2004年5月 八幡製鉄で職務給制度が1962年に導入され、1967年には職務給制度を基礎におく資格制度の改定がなされた。一連の動きはブルー・カラー労働者の処遇の「職務給化」であった。本報告では、八幡製鉄労働組合が保有する資料から労使交渉の経過や運動方針、組合員の声、経営側の状況認識などをピックアップし、資格制度や賃金制度改定が労使双方のいかなる思惑のもとで進められたのかを明らかにしている。 所属学協会 7 2011年7月 - 現在 文化経済学会 2006年10月 - 現在 日本労務学会 2006年5月 - 現在 経営史学会 2003年7月 - 現在 日本労働社会学会 2003年1月 - 現在 社会経済史学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 1 戦前期の海外進出企業における内部労働市場の分析―社員名簿に基づく実証研究 2015年4月 - 2018年3月 杉山 裕
杉山 裕スギヤマ ヒロシ (Hiroshi Sugiyama) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 経済学部経済学科 教授学位博士(経済学)(一橋大学)研究者番号10720948J-GLOBAL ID200901012675769253researchmap会員ID5000014426 研究分野 2 人文・社会 / 経営学 / 日本経営史 人文・社会 / 経済史 / 日本経済史 学歴 3 2001年4月 - 2007年3月 一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻 1999年4月 - 2001年3月 一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻 1994年4月 - 1998年3月 青山学院大学 経済学部経済学科 論文 7 「台湾製糖株式会社のホワイトカラー管理―1919年・1920年の採用者を中心に」 富澤拓志・小林篤史・古谷眞介編著『グローバリゼーションとその反発』 2019年2月 招待有り 「近代製糖業における内部労働市場の研究―台湾製糖を事例に―」 『経済学論集』 第40(第2) 21-54 2017年3月 戦前日本における近代製糖業の内部労働市場の実態を明らかにした論文。業界のパイオニアであった台湾製糖株式会社が作成した人事データ資料である「社員台帳」を用い、1944年段階で勤続20~30年の「社員」・「準社員」の昇進や昇給のパターンを分析した。台湾製糖では、台湾出身者も含めホワイトカラー層はきわめて年功的な処遇を与えられていた。この背景には「準国策会社」という台湾製糖の企業的性格や経営面での優位性が存在したと結論づけている。 「高度経済成長期の職場管理と人事処遇制度―リーディング・インダストリーとしての鉄鋼産業の分析から」 『経営史学』 第47(第4) 25-49 2015年3月 査読有り 1960年代の人事労務管理の改革において、職務給など職務をベースとした従業員管理を推進した八幡製鉄・新日本製鉄を事例に分析した論文。先行研究では、1950年代、60年代に試みられた職務給導入の動きを「失敗したもの」と評価することが多い。しかし、本稿では、八幡製鉄所労働部が作成した内部資料などの分析から、この時代の鉄鋼大手企業で職務を軸にした管理が合理的であったことを明らかにしている。 「人事労務管理制度の改定と産業内企業間関係―鉄鋼産業の賃金制度改定を事例として―」 『社会経済史学』 第77(2) 57-78 2011年11月 査読有り 八幡製鉄所労働部が作成した1962年の職務給制度導入に関する内部資料を用いて、賃金制度の改定問題における鉄鋼大手企業間の連携と調整のプロセスを分析している。鉄鋼大手3社(八幡製鉄・富士製鉄・日本鋼管)による職務給導入は従業員処遇の大転換であった。これを可能にしたのは、改定に対する八幡製鉄の強いリーダーシップや制度を長期的に存続可能にするための八幡製鉄による綿密な制度検討プロセスであったことを明らかにしている。 「鉄鋼業における職務給制度導入と人事労務管理の合理化―八幡製鉄を事例として―」 杉山 裕 『経営史学』 42(4) 33-57 2008年3月 査読有り 八幡製鉄における1962年の職務給制度導入を分析対象に、当時の日本企業において喫緊の課題とされた人事労務管理の合理化が、賃金制度改定といかなる関係にあったのかを解明した論文。職務給制度導入にいたる検討過程を詳細に記録した経営の内部文書を分析することで、制度導入と並行して進められた人事労務管理の合理化が広範なものであったことを明らかにしており、「職務給導入=失敗」という従来の解釈が一面的であると主張している。 もっとみる 講演・口頭発表等 3 「戦前期における台湾人高学歴者の労働市場―台湾製糖株式会社を事例に―」 第54回経営史学会全国大会 2018年9月 経営史学会 「近代製糖業における人事労務管理の分析―台湾製糖株式会社のホワイトカラー管理―」 第53回経営史学会全国大会 2017年10月 経営史学会 「労働組合の『能力』観と賃金―八幡製鉄・新日本製鉄における職務給是正の取り組みを事例として―」 第73回社会経済史学会全国大会 2004年5月 八幡製鉄で職務給制度が1962年に導入され、1967年には職務給制度を基礎におく資格制度の改定がなされた。一連の動きはブルー・カラー労働者の処遇の「職務給化」であった。本報告では、八幡製鉄労働組合が保有する資料から労使交渉の経過や運動方針、組合員の声、経営側の状況認識などをピックアップし、資格制度や賃金制度改定が労使双方のいかなる思惑のもとで進められたのかを明らかにしている。 所属学協会 7 2011年7月 - 現在 文化経済学会 2006年10月 - 現在 日本労務学会 2006年5月 - 現在 経営史学会 2003年7月 - 現在 日本労働社会学会 2003年1月 - 現在 社会経済史学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 1 戦前期の海外進出企業における内部労働市場の分析―社員名簿に基づく実証研究 2015年4月 - 2018年3月 杉山 裕