研究者業績

船曵 悦子

フナビキ エツコ  (Funabiki Etsuko)

基本情報

所属
大阪産業大学 デザイン工学部建築・環境デザイン学科 教授
学位
修士(学術)(神戸大学)
博士(工学)(名古屋工業大学)

研究者番号
60369519
J-GLOBAL ID
200901043243435250
researchmap会員ID
5000053348

論文

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MISC

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  • 船曵悦子, 松本直司, 片山一郎
    大阪産業大学論集 自然科学編 126(126) 33-45 2016年2月  査読有り
    In recent years, "Eki Naka Squares" have become a new type of public space in locations within and adjacent to station buildings. The objective of this study is to consider how people gather to these spaces based on the relationship between their action and position by comparing case examples of "Eki Naka Squares" in the JR Tokyo Station Marunouchi North Exit Concourse and JR Sapporo Station West Concourse. Our analysis revealed the following. (1) Behaviour of visitors at the JR Tokyo Station is influenced by tourist attractive components of the space, whereas the visitors at the JR Sapporo Station simply use the space as a meeting place. (2) In the JR Tokyo Station the positions of the visitors who occupy the "Eki Naka Square" are evenly distributed during rush hour, however in JR Sapporo Station they are unevenly distributed only around a monument. (3) The location where activity is seen for individuals, compared to groups, is susceptible to spatial components such as floor patterns, monuments and pillars. (4) The inter-group distance is determined by the size of the space and the number of groups regardless of the area where the space is present.In recent years, "Eki Naka Squares" have become a new type of public space in locations within and adjacent to station buildings. The objective of this study is to consider how people gather to these spaces based on the relationship between their action and position by comparing case examples of "Eki Naka Squares" in the JR Tokyo Station Marunouchi North Exit Concourse and JR Sapporo Station West Concourse. Our analysis revealed the following. (1) Behaviour of visitors at the JR Tokyo Station is influenced by tourist attractive components of the space, whereas the visitors at the JR Sapporo Station simply use the space as a meeting place. (2) In the JR Tokyo Station the positions of the visitors who occupy the "Eki Naka Square" are evenly distributed during rush hour, however in JR Sapporo Station they are unevenly distributed only around a monument. (3) The location where activity is seen for individuals, compared to groups, is susceptible to spatial components such as floor patterns, monuments and pillars. (4) The inter-group distance is determined by the size of the space and the number of groups regardless of the area where the space is present.
  • Qiu Chang, Matsumoto Naoji, Li Bin, Funabiki Etsuko, Li Hua
    Proceedings of the 11th International Symp osium on Environment-Behavior Research (11) 260-268 2014年11月  査読有り
  • 彦坂雄三, 松本直司, 木全瑛二, 船曵悦子
    Proceedings of the 10th International Symposium on Environment and Behavior Studies, EBRA 2012 (10) 437-441 2012年10月  査読有り
  • 船曵悦子
    竹中大工道具館研究紀要 (23) 3-15 2012年3月  
  • 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 61(61) 117-122 2012年3月  
    At one of public spaces in the Osaka Station City, "Toki no Hiroba", the characteristics of space were observed based on the details of actions, locations of actions, and continuation times of actions generated by people who stopped/stayed at there. As a result, the following conclusions were obtained.(1) Stop action is connected with the originality of space and its generating position can be specified.(2) Stay actions are comparatively generated in wide area.(3) As compared with stop action, the continuation time of stay action is longer.(4) As compared with stop action, the location of stay action disturbs passing persons.
  • 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 (60) 2011年3月  
  • 船曵悦子
    竹中大工道具館研究紀要 (21) 49-59 2010年3月  
  • 仁木智也, 松本直司, 船曵悦子
    日本建築学会近畿支部研究報告集 (49) 109-112 2009年6月  
    市庁舎における市民空間の計画のための指針作成に向け、空間構成がいかなる場合に来庁舎の滞留が見られるのか、一般的な5市庁舎(明石市・多治見市・春日井市・新潟市)の市民空間における滞留特性を実地調査した。調査は観察調査と市民に対する空間評価に関するアンケート調査である。その結果をもとに市庁舎における市民空間の設計条件を導いた。
  • 星野欣也, 船曵悦子
    竹中大工道具館研究紀要 (20) 3-27 2009年3月  
    鋸鍛冶の名工として名高い中屋久作の伝承と各地に所蔵されている作品群を検討し、江戸後期から明治期に至る中屋久作の活動時期、名前、所在地を明らかにした。
  • 船曵悦子
    地域史研究 36(2) 48-63 2007年3月  
    尼崎市立図書館は、1959年に建設され、新図書館建設に伴い、1990年3月に閉鎖、その後取り壊されている。1950年代という時代背景を踏まえた上で、尼崎市立図書館の建設過程について検討した。1951年代の戦後的な状況示す要素になり得る円形建築が流行したが、尼崎市はこれをいち早く察知し、「尼崎市立図書館円形案」を作成していたことを明らかにした。
  • 船曵悦子
    竹中大工道具館研究紀要 (18) 2-20 2007年3月  
    竹中大工道具館所蔵の『香取屋工具店カタログ』に掲載された道具の種類及び数量の比較、1943年と1986年に調査された大工道具の標準編成の比較と生産数の比較をとおして、手道具から電動工具への変遷について分析した。その結果、電動工具の開発は、企業の戦災復興を支える事業の一つであり、国土復興を目的とした住宅建設において重要な役目を担っていたことを示した。
  • 船曵悦子, 松本直司
    日本建築学会東海支部研究報告集 (45) 493-496 2007年2月  
  • 船曵悦子
    地域史研究 35(1) 2-14 2005年9月  
    尼崎文化会館の建設過程について、戦後初期という時代背景と照らし合わせた上で明らかにしたものである。当設計に際して、尼崎市は「尼崎市文化会館設計競技」を行い、新日本建築家集団大阪支部所属の今西茂雄案を選んだ。実際には、設計競技終了後も新日本建築家集団大阪支部内で再度設計がなされており、今西案とは全く異なった文化会館が建設されたことを確認した。
  • 今井裕夫, 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 (54) 123-128 2005年3月  
    愛知県森林公園の近く、1983年に建築家・今井裕夫が設計した住宅である。呼吸する立体として、周囲の森の気を室内に取り入れ自然や野性と一体化した空間構成を考え、内なる外部を家の中心に据え、そこから派生し流れていく空気の位相に呼吸する床と呼吸する壁を重ねて、空間を抽出する手法を用いて設計している。
  • 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 (54) 195-200 2005年3月  
    新日本建築家集団大阪支部が設計した尼崎市立図書館(1959年)の建設経緯について検討した。この図書館は、戦後、地方都市尼崎が工業都市として市民の文化と教育の向上をめざし、関西で地道に活動を続けていた新日本建築家集団大阪支部によって、尼崎市の文化の中心となるべく空間として創造されたことを明らかにした。
  • 船曵悦子, 梅宮弘光
    日本建築学会近畿支部研究報告集 (44) 1053-1056 2004年6月  
    尼崎文化会館の設計計画過程について検証した。本文化会館は1955年に建設され、1980年、現尼崎総合文化センターの建設に伴い、取り壊されている。本研究において発見した建設計画についての一次資料『尼崎市社会公共福祉施設対策協議会』によって、民主的な設計集団として新日本建築家集団大阪支部委託されたことを確認した。
  • 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 53(53) 241-246 2004年3月  
    新日本建築家集団は、1947年に結成された建築団体である。この集団が設計に関与した八幡製鉄労働会館に注目し、建設経緯について明らかにした。その活動は、組織化されており、設計業務を担う部門があった。その組織は、八幡製鉄労働会館設計を機に共同設計体制を目指す組織に変化した。
  • 今井裕夫, 船曵悦子
    岐阜市立女子短期大学研究紀要 53(53) 145-151 2004年3月  
    岐阜市の景観イメージの蘇生を図り、親和性都市の魅力を獲得するための方策を探ることが目的である。今回は、その一つ、岐阜の文学者である森田草平(1881-1949年)の記念館を計画した。
  • 船曵悦子, 梅宮弘光
    日本建築学会東海支部研究報告集 (42) 757-760 2004年2月  
    新日本建築家集団は、1948年に結成された戦後初期における建築家団体の一つである。新日本建築家集団が設計に関与した八幡製鉄労働会館に注目し、建設経緯と新日本建築家集団について明らかにしたものであり、共同設計という戦後的な設計体制を目指していたことを明らかにした。
  • 船曵悦子
    デザイン理論 43(43) 82-83 2003年7月  
    新制作協会建築部の活動における日本貿易産業博覧会の意味を考察した。日本貿易産業博覧会は、小池新二の「博覧会シナリオ」に基づいた会場設計と展示が行われ、建築と美術の協働をめざした新制作協会の意図が博覧会空間として出現した。日本貿易産業博覧会の会場設計は同協会建築部の活動中のハイライトでもあったことを示した。
  • 船曵悦子, 梅宮弘光
    人間科学研究 10(1) 89-113 2002年12月  査読有り
    日本貿易産業博覧会は、神戸市長小寺謙吉により産業復興と市民の精神作興を目的として、1950年に開催された。会場設計は、同協会の建築家、美術家、評論家である小池新二との協働により、斬新的な会場計画がなされたことを明らかにした。
  • 船曵悦子, 梅宮弘光
    日本建築学会近畿支部研究報告集 42(42) 1033-1036 2002年6月  
    日本貿易産業博覧会の会場計画の概要、計画策定までの経緯を検証した。博覧会開催計画は、画家・小磯良平の介在により、建築部を創設したばかりの新制作協会にもたらされ、同部とも近い関係にあった小池新二の博覧会シナリオと一体となった会場計画が行われたことを明らかにした。

書籍等出版物

 6

講演・口頭発表等

 63

担当経験のある科目(授業)

 5

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

社会貢献活動

 12

研究テーマ

 3
  • 研究テーマ
    人が集まる公共空間に関する研究
    概要
     
  • 研究テーマ
    市庁舎建築における市民空間の計画条件に関する研究
  • 研究テーマ
    近現代の大工道具に関する研究

免許・資格

 4
  • 免許・資格名
    高等学校教諭1種免許(工業)
    取得年月日
    1999/03/31
  • 免許・資格名
    二級建築士
    取得年月日
    2000/12/25
  • 免許・資格名
    学芸員資格
    取得年月日
    2008/12/17
  • 免許・資格名
    一級建築士
    取得年月日
    2017/02/07