児島孝行, 学, 小柳 洽, 長瀧重義, 大川 裕, 株エヌアムビー (担当:共著)
株式会社 エヌ・ティー・エス 2004年4月
近年、骨材資源の問題が深刻化し、良質な天然骨材の枯渇を招き、採石・砕砂が多く使用されるようになってきている。また、コンクリートは高炉スラグ微粉末やフライアッシュ等、建設産業以外からの副産物を混和材料として使用し、廃棄物の削減に以前から大きな貢献を行ってきた。資源の保全、エネルギーとCO2の削減や廃棄物の削減が必要な環境の時代を迎え、最近のコンクリート技術の発展を支えてきた化学混和剤と混和材の最近の動向を踏まえ、1972年に出版された「コンクリート用化学混和材」の改定を行うとともに混和材の項を新たに設定し、「コンクリート用混和材料ハンドブック」として編さんしたものである1.