村田 敬介, 茅原 弘毅, 小池 千代枝, 谷 篤史, 土'山 明, 本田 充彦
日本惑星科学会秋季講演会予稿集 2005 35-35 2005年
赤外線天文観測により、若い星の星周領域や彗星での結晶質固体物質の存在が明らかになってきた。星周塵や彗星塵の物質進化という観点から、結晶質前駆物質としてのアモルファスダストの重要性が示唆される。 本研究ではCIコンドライト組成のアモルファスシリケイトを実験室で合成して出発物質とし、様々な条件で加熱して結晶化度の異なる試料を作製した。各々の試料について、赤外吸収スペクトルをFT-IR分光計を用いて測定し、またX線回折実験やSEM/EDXによる観察・分析を行った。