研究者業績

矢寺 顕行

ヤテラ アキユキ  (Akiyuki Yatera)

基本情報

所属
大阪産業大学 経営学部経営学科 教授
学位
修士(神戸大学)
博士(神戸大学)

研究者番号
20582521
J-GLOBAL ID
200901084767101420
researchmap会員ID
6000014950

研究キーワード

 1

学歴

 1

論文

 17
  • 陰山 孔貴, 矢寺 顕行
    關西大學商學論集 68(2) 19-36 2023年9月25日  
  • 服部泰宏, 矢寺顕行, 新井康平
    経営行動科学 34(1-2) 1-19 2022年8月  査読有り
  • 服部泰宏, 神吉直人, 矢寺顕行
    日本労働研究雑誌 63(4) 63-68 2021年4月  招待有り
  • 江夏幾多郎, 神吉直人, 高尾義明, 服部泰宏, 麓仁美
    Works Discussion Paper Series (33) 2020年9月28日  
  • 服部泰宏
    日本情報経営学会誌 40(1-2) 188-200 2020年5月30日  査読有り
  • 江夏幾多郎, 神吉直人, 高尾義明, 服部泰宏, 麓仁美
    Works Discussion Paper Series (31) 2020年5月8日  
  • 矢寺顕行
    同志社商学 68(6) 101-117 2018年3月  招待有り
  • 矢寺 顕行
    徳山大学論叢 (77) pp. 13-23 2013年12月  
    本稿では、社会科学における「実践論的転回(Practice turn)」を、市場の取引に応用した市場の実践論的アプローチの理論的特徴と問題点を検討した。その理論的特徴として、行為を関係的視点に基づいて捉える点と、理論と実践の関係を捉え直す、理論の遂行性という視点の2点である。ただし、前者の特徴について、行為を行為者を取り巻く関係性に基礎付けて説明するため、意図や動機といった問題は捉えられなくなる。そこで本稿では、行為の意図や動機を関係的に捉えていく視点の必要性を主張した。
  • 矢寺 顕行
    日本情報経営学会誌 33(4) pp. 78-89 2013年9月  
    本稿の目的は「市場の社会学」を参照し、労働市場を人材を計算可能にする空間として捉える視点を提示することを目的とする。これまでの労働市場の議論は、労働市場という場に人材がおり、それを自動的に計算する主体が前提とされている。市場の社会学は、その前提を問い直す議論として注目されており、本稿では具体的に、人材紹介を利用した採用の事例を通じて、企業側の人材の評価・選抜を可能にしている計算空間を明らかにする。
  • 矢寺顕行, 浦野充洋, 松嶋登
    経営と情報(静岡県立大学・経営情報学部研究紀要) 25(2) pp. 21-43 2013年3月  
    本稿の目的は、内生的な制度変化を捉えるためのフレームワークを検討し、製造業に代表される系列の歴史的変遷を分析することにある。制度を対象とする2つの理論である新制度派経済学と新制度派組織論の共通点として、効率性概念を検討し、効率性を追求するなかで制度変化が導かれるというダイナミズムを、系列の歴史的変遷と日本の電子取引の成功事例である「NCネットワーク」を分析し、考察を加えた。
  • 矢寺 顕行
    徳山大学論叢 (73) pp. 129-141 2012年1月  
    本稿では、市場という概念がもつ意義とそれを踏まえたかたちで取引や競争といった企業行動を分析するための枠組みの構築を目指して、市場を捉えるために、経済社会学の主要なアプローチのひとつである社会構造論(社会ネットワーク論、埋め込みアプローチ)を批判的に検討し、このアプローチが抱える問題を解決しうる方法として制度として市場を捉える分析視角を検討した。
  • 高木俊雄, 小江茂徳, 矢寺顕行, 中西晶
    経営情報学会誌 20(2) pp. 103-106 2011年9月  
    ストーリーテリング研究の紹介に関する連載の中で、経営情報学会2010年度春期全国研究発表大会での報告「脆弱性ハンドリングにおけるマネジャーとハンドラーのリアリティの差異」の内容について、掲載された。
  • 矢寺 顕行
    神戸大学大学院経営学研究科ディスカッションペーパーシリーズ No.2010(57) 2010年10月  
    人材紹介業については労働市場における情報の仲介者として捉えられる見方がなされている。この見方に対して、本論文では、市場の実践的アプローチの分析枠組みをもって行ったA社人材紹介事業部のフィールドワークから、キャリア・コンサルティングのプロセスを求職者が人的資源として形成されていくプロセスとして捉えなおす
  • 中西 晶, 高木 俊雄, 星 和樹, 小江 茂徳, 矢寺 顕行
    経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2010 89-89 2010年  査読有り
    ストーリーテリングと組織のリアリティとの関連について報告することが、本セッションの目的である。 近年、組織におけるストーリーテリングに着目した研究が進展している。そこでは、特に組織変革においてストーリーテリングがいかに用いられるかについて研究が進展しているが、しかしながら組織におけるストーリーは、変革のツールのみには留まらない。むしろ、多様なストーリーが組織には存在し、その中から組織のリアリティが生じてくる。そのため、本セッションでは組織のストーリーテリングについて支配的なストーリーテリングとは異なるオルタナティブな視点から考察する。
  • 矢寺顕行, 木佐森健司
    経営情報学会誌 18(3) pp. 235-250 2009年12月  
    人材仲介の実践を検討してきた諸研究は、伝統的に取引コスト理論へ準拠した分析を行ってきた。しかし、近年ではこのことへの問題が認識され、埋め込みアプローチに準拠した分析が注目される。しかし、そこでは取引コスト理論を批判しながらも、代替案の提示には不徹底な箇所が散見された。本稿はこの課題に対して、近年注目を集めている市場の社会学の研究蓄積を紐解き、解消を試みた。
  • 六甲台論集-経営学編- 55(2) pp. 135-151 2008年9月  
    人材紹介業の役割についての先行研究を批判的に検討した。経済学に基づく研究は、人材紹介の技術的効率性の側面を強調し、その社会的側面を見逃している。その一方で、ネットワーク論に基づく研究もまた、社会的側面に注目するものの、やはり経済的合理性から抜け出せているとは言い難い。これらの問題を克服するために、人材紹介が社会に与える積極的な役割を解明していく必要があることを提示した。
  • 宮本琢也, 前川佳一, 矢寺顕行, 加護野忠男
    神戸大学大学院経営学研究科ディスカッションペーパーシリーズ No.2008(12) 2008年3月  
    三洋電機のヒット商品「アクア」に関するケース分析。日本の製造業は知識の統合を得意としていると言われているが、どのように知識を統合しているのかという開発プロセスを詳細に分析した研究は少ない。そこで、アクアについて、オゾンの技術を製品に利用できた背景として、二次電池の研究開発を行なってきたニューマテリアル研究所と業務用機器の事業部との間を橋渡ししてきたメカトロニクス研究所の役割の重要性について考察した。

MISC

 5

書籍等出版物

 10

講演・口頭発表等

 13

担当経験のある科目(授業)

 3

共同研究・競争的資金等の研究課題

 10

研究テーマ

 1
  • 研究テーマ
    取引における評価にかんする実践論的研究
    キーワード
    市場、実践的転回、実践としての戦略、アクターネットワーク理論
    概要
    市場を取引を遂行するための制度やもの、人からなる社会・技術的アレンジメントとして捉える市場の実践論的な視点から、取引されるものの評価やそれをめぐる企業の戦略を検討していく。
    研究期間(開始)
    2015/04/01