研究者業績

栗田 裕

クリタ ユタカ  (Yutaka Kurita)

基本情報

所属
大阪産業大学 工学部機械工学科 教授
学位
工学博士(名古屋大学)

研究者番号
70275171
J-GLOBAL ID
201001031427475150
researchmap会員ID
6000023924

経歴

 3

学歴

 2

論文

 77
  • 田中昂, 栗田裕, 大浦靖典, 上原大貴
    日本機械学会論文集 86(887) 19-00422 2020年7月25日  査読有り
    発振要素と制振要素で構成される局所FB制御とクロスFB制御からなる分散制御によって,大自由度・大減衰システムでも常に共振点で駆動する手法を提案した。まず,発振要素のみで構成される局所FB制御による大自由度・大減衰システムの共振点駆動を行い,その特徴と課題を示した。これに対し,クロスFB制御を付加することにより,任意の固有振動の励起・維持を実現した。さらに,制振要素を局所FB制御に導入することで,粘性減衰の変動に対応した制御の実現を試みた。
  • 栗田裕, 大浦靖典, 田中昂, 川田昌宏
    日本機械学会論文集 86(884) 19-00335-00335-19-00335 2020年4月25日  査読有り
    薄肉円筒工作物の切削加工時に発生するびびり振動は,工具は振動せず,工作物の円形断面が断面内で変形する振動である.この「工作物変形型びびり振動」は,工具接触点が振動の節となるSineモードと,工具接触点が振動の腹となるCosineモードの2つの振動を含んでいる.また,薄肉円筒工作物には,発生したびびり振動の周波数と振動モードと一致する固有振動が存在する.びびり振動と同様に,節の数が同じで位置が異なるSineモードとCosineモードの固有振動である.この2つの固有振動が,工具接触点における切削力を通して連成し,自励振動を発生する(連成びびり).
  • 田中昂, 栗田裕, 大浦靖典, 中村寛望
    日本機械学会論文集 85(874) p. 18-00449-00449-18-00449 2019年6月25日  査読有り
    自動車車室は大減衰三次元音響空間であるため固有振動の計測が困難である。本論文では,アクチュエータごとの調整を必要としない多点加振の提案と音響空間の固有振動計測技術の基礎を確立した。初めに,局所フィードバック制御により減衰力を打ち消すように制御力を発生させ,自励振動子とみなせる音響加振ユニットを開発した。次に,自励振動子を複数配置した分散制御を音響加振系へ適用し,3次元音響空間の多点加振を行った。その結果,音響加振ユニットごとの調整なしに多点加振が実現できた。固有振動数が明確になり,1点加振では計測できなかった固有振動モードを計測することができた。
  • Tanaka Takashi, Nakamura Hiromu, Oura Yasunori, Kurita Yutaka
    Proceedings of 25th International Congress on Sound and Vibration, No. T01-RS1-174 2018年7月8日  査読有り
    本研究では,局所フィードバック制御を用いた分散制御を用いた多点加振により,音響空間の固有振動を計測する手法を提案した。固有振動が密集して存在する3次元音響空間の固有振動を対象として,分散制御を用いた多点加振により減衰の影響を取り除いた振動伝達特性が得られ,密集した固有振動数の計測ができることを示した。さらに,固有振動モードを計測し,分散制御によって固有振動が励起できていることを明らかにした。
  • Tanaka Takashi, Nakamura Hiromu, Oura Yasunori, Kurita Yutaka
    Proceedings of 25th International Congress on Sound and Vibration, No. T01-RS1-174 2018年7月8日  査読有り
    本研究では,局所フィードバック制御を用いた分散制御を用いた多点加振により,音響空間の固有振動を計測する手法を提案した。固有振動が密集して存在する3次元音響空間の固有振動を対象として,分散制御を用いた多点加振により減衰の影響を取り除いた振動伝達特性が得られ,密集した固有振動数の計測ができることを示した。さらに,固有振動モードを計測し,分散制御によって固有振動が励起できていることを明らかにした。
  • 青木勇祐, 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典
    EuroBrake 2014, EB2014-ST-001. 2014年5月  査読有り
    ブレーキパッド-ディスクロータ間が定常滑りしているときと振動しているときの摩擦係数の速度依存性の勾配(dμ/dv)を比較した。定常滑りのときは,ほとんどの場合は,摩擦係数の勾配が負であった。一方,振動しているときの摩擦係数の勾配は正になった。これらの結果から,微細な振動が加わると,摩擦係数の勾配が次第に増加すると言える。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 青木勇祐, 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典
    SAE International Technical Paper, No.2013-01-2041 2013年9月  査読有り
    ブレーキパッド-ディスクロータ間が定常滑りしているときと振動しているときの摩擦係数の速度依存性の勾配(dμ/dv)を比較した。定常滑りのときは,ほとんどの場合は,摩擦係数の勾配が負であった。一方,振動しているときの摩擦係数の勾配は正になった。これらの結果から,微細な振動が加わると,摩擦係数の勾配が次第に増加すると言える。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 大浦靖典, 平塚智裕
    日本機械学会論文集C編,79-798 -263-275 2013年2月  査読有り
    4足動物は,速度に応じて歩容を切り替える。この歩容の仕組みを解明するため,4足動物の身体構造を模擬した胴体,肩,腰,4本の脚からなる実験装置を作製した。実験装置には,トロット,ペース,ギャロップと呼ばれる歩容に類似した固有振動が存在した。また,4本の脚を加振する4つのDCモータを局所FB制御することで,加振周波数や位相差を調整することなく,歩容に類似した固有振動を励起することができた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 西澤幸男, 小坂享子, 栗田裕, 大浦靖典
    SAE International Technical Paper, No.2012-01-1817. 2012年9月  査読有り
    しゅう動によりパッドの表面性状が変化すると,パッド剛性が変化する。この現象を調べるため,パッドの厚さと表面粗さを変えた試験片をいくつか用意し,パッド剛性を測定した。パッド剛性は,パッド厚さに依存して変化する「母材剛性」とパッドの表面性状に依存して変化する「表面剛性」の直列ばねで表しうる。母材剛性は圧力依存性が小さく,表面剛性は圧力依存性が大きいことがわかった。(共著につき本人担当部分抽出不能
  • 大浦靖典, 栗田裕, 西澤幸男
    SAE International Technical Paper, No.2012-01-1818. 2012年9月  査読有り
    パッドの静的な剛性と微小振幅で加振したときの動的な剛性の関係を明らかにした。まず,パッドにゆっくりと加圧・除圧したときの準静的な剛性を測定した。次に,パッドに一定の圧力をかけた状態で,鳴き周波数帯域における微小振幅のランダムノイズで加振し,動的な剛性を測定した。さらに,準静的な剛性と動的な剛性の関係を調べるため,加振の振幅と周波数を変化させて,剛性がどのように変化するのかを測定した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 小坂享子, 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典
    Europe's Braking Technology Conference & Exhibition 2012,EB2012-NVH-04. 2012年4月  査読有り
    しゅう動によりパッドの表面性状が変化すると,パッド剛性が変化する。この現象を調べるため,引きずり試験で摺動距離を変え表面粗さを変えた試験片をいくつか用意し,パッド剛性を測定した。パッド厚さが同じでも,パッドの表面粗さが異なると,パッド剛性が大きく変化することがわかった。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典, 小坂享子
    日本機械学会論文集C編,78-786 -382-395 2012年2月  
    パッドの表面性状が,パッド剛性と鳴きに及ぼす影響を調べた。まず,ディスク・パッド間のしゅう動によりパッドの表面性状を変化させ,表面性状がパッド剛性に及ぼす影響を調べた。次に,パッドの表面粗さと厚さを変化させた試験片を作製し,パッド剛性を測定した。その結果,パッド剛性は,表面性状に起因した表面剛性と,母材の弾性特性に起因した母材剛性との直列ばねで表せることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 大浦靖典, 神田真輔, 藤田佳孝
    日本機械学会論文集C編,78-785 -35-49 2012年1月  査読有り
    垂直振動が1Gを超える楕円振動を与えると,物体を跳躍の有無によって分別できる。本研究では,まず,物体と振動台との間の接触面隙間に生じる圧力変動を測定し,物体が跳躍しない原因が接触面に生じる負圧であることを明らかにした。次に,この負圧の発生原因が隙間の大きさに依存して変化する粘性抵抗であることを示した。最後に,隙間の大きさによって負圧の発生限界が異なることを利用して,隙間の大きさによる分別を実現した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 大浦靖典, 平塚智裕
    Proceedings of the 14th Asia-Pacific Vibration Conference. 2011年12月  査読有り
    4足動物が速度に応じて歩容を切り替える仕組みを解明するため,4足動物の身体構造を模擬した胴体,肩,腰,4本の脚からなる実験装置を作製した。実験装置には,トロット,ペース,ギャロップと呼ばれる歩容に類似した固有振動が存在した。また,4本の脚を加振する4つのDCモータを局所FB制御することで,加振周波数や位相差を調整することなく,歩容に類似した固有振動を励起することができた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 小坂享子, 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典
    SAE International Technical Paper, No.2011-01-2354. 2011年11月  査読有り
    パッドの表面性状が,パッド剛性と鳴きに及ぼす影響を調べた。まず,ディスク・パッド間のしゅう動によりパッドの表面性状を変化させ,表面性状がパッド剛性に及ぼす影響を調べた。次に,パッドの表面粗さと厚さを変化させた試験片を作製し,パッド剛性を測定した。その結果,パッド剛性は,表面性状に起因した表面剛性と,母材の弾性特性に起因した母材剛性との直列ばねで表せることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典, 野中雄之
    自動車技術会論文集,42-3 -697-702 2011年5月  査読有り
    本研究では,パッドの動的ばね剛性をFEMに織り込み,鳴き解析精度の向上を目指した。まず,パッドの動的ばね剛性と静的ばね剛性を測定した。次に,鳴き試験機を用いた鳴き実験と,そのモデル解析により,鳴きに影響を及ぼすパッドのばね剛性は,静的ばね剛性ではなく動的ばね剛性であることを明らかにした。最後に,実際のブレーキ開発現場で用いるFEM に動的ばね剛性を織込み,精度良く鳴きの計算解析ができることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 大浦靖典, 松田成勝, 西出基
    Journal of System Design and Dynamics, Vol.5, No.1 -180-191 2011年1月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,76-763,pp.557-564.の再録論文である。
  • 栗田裕, 大浦靖典, 松田成勝, 西出基
    Journal of System Design and Dynamics, Vol.5, No.1 -180-191 2011年1月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,76-763,pp.557-564.の再録論文である。
  • 大浦靖典, 栗田裕, 西澤幸男, 小坂享子
    Journal of System Design and Dynamics, Vol.4, No.6 -970-983 2010年12月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,76-765,pp.1287-1294.の再録論文である。
  • 栗田裕, 大浦靖典, 松田成勝
    日本機械学会論文集C編,76-771 -2909-2915 2010年11月  査読有り
    多自由度振動系を常に共振点で加振する制御方式を,4自由度の直列結合形ばね連結台車を用いた実験によって検証した。変位の積分制御と速度正帰還制御を足し合わせた自励発振コントローラと,加振力を有限の値に抑える飽和要素,振幅変動を小さくするアクティブ制振要素を組み合わせて,局所FB制御を構成した。局所FB制御された4つのボイスコイルモータを用いることによって,4自由度振動系のすべての固有振動数で自励振動が発生した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 野中雄之, 西澤幸男, 栗田裕, 大浦靖典
    SAE International Technical Paper, No.2010-01-1716. 2010年10月  査読有り
    本研究では,パッドの動的ばね剛性をFEMに織り込み,鳴き解析精度の向上を目指した。まず,パッドの動的ばね剛性と静的ばね剛性を測定した。次に,鳴き試験機を用いた鳴き実験と,そのモデル解析により,鳴きに影響を及ぼすパッドのばね剛性は,静的ばね剛性ではなく動的ばね剛性であることを明らかにした。最後に,実際のブレーキ開発現場で用いるFEM に動的ばね剛性を織込み,精度良く鳴きの計算解析ができることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 西澤幸男
    日本機械学会論文集C編,76-770 -2552-2559 2010年10月  査読有り
    ディスクブレーキ制動時のディスク・パッド間の圧力を均一にすることで,鳴きを低減できることを理論と実験で示した。まず,面接触モデルを用いて,ディスク・パッド間の圧力分布がディスクとパッド・キャリパ間の連成振動に与える影響を検討し,鳴き発生条件を明らかにした。次に,パッドのリーディング側とトレーリング側の押付力を変えて圧力分布を変更できる鳴き試験機を作製し,圧力分布の均一化で鳴きを低減できることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 大浦靖典, 松田成勝
    Proceedings of the 10th International Conference on Motion and Vibration Control, 1B24. 2010年8月  査読有り
    多自由度振動系を常に共振点で加振する制御方式を,4自由度の直列結合形ばね連結台車を用いた実験によって検証した。変位の積分制御と速度正帰還制御を足し合わせた自励発振コントローラと,加振力を有限の値に抑える飽和要素,振幅変動を小さくするアクティブ制振要素を組み合わせて,局所FB制御を構成した。局所FB制御された4つのボイスコイルモータを用いることによって,4自由度振動系のすべての固有振動数で自励振動が発生した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    Proceedings of the 10th International Conference on Motion and Vibration Control. 2010年8月  査読有り
    ディスクとパッドの接触部を分布ばねで表した面接触モデルを用いて,パッドを押付ける圧力の大きさがディスクブレーキの鳴きに与える影響を検討した。接触部の分布ばねの剛性に押付圧依存性をもたせると鳴きが発生する。摩擦接触部の動剛性を測定する装置を用いて,接触部の動剛性には周波数依存性がなく剛性が支配的であること,剛性の大きさには押付圧依存性があることを明らかにした。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 西澤幸男, 小坂享子
    日本機械学会論文集C編,76-765 -1287-1294 2010年5月  査読有り
    パッド厚さが鳴きに与える影響を,パッド剛性の影響と摩擦接触面からパッド回転中心までの距離の影響に分けて検討した。パッド厚さが小さくなると,発生する鳴きの周波数が高くなること,パッド剛性が厚さに反比例して大きくなること,パッドは厚さ方向に一様に変形し直列ばねを構成することを明らかにした。また,面接触モデルを用いた鳴き解析で,パッド剛性が鳴きの周波数や鳴きが発生する押付圧の範囲に影響することを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 梅塚紗百理, 中川淳一
    Journal of Environment and Engineering, Vol.5, No.2 -240-252 2010年4月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,74-743,pp.1710-1717.の再録論文である。
  • 栗田裕, 大浦靖典, 松田成勝, 西出基
    日本機械学会論文集C編,76-763 -557-564 2010年3月  査読有り
    多自由度振動系を常に共振点で加振するための制御方式を開発した。加振点と振動検出点を一致させると,力-変位特性に共振点と反共振点が交互に現れ,すべての固有振動数で位相遅れが90°となる。そこで,全周波数領域で位相が90°遅れるコントローラを用いることによって,どの固有振動数でも自励振動が発生するようになる。局所FB制御されたアクチュエータを多数用いて,環境適応性,拡縮性,耐故障性に優れた共振点駆動を実現した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 井上祐哉, 富田文武, 竹村節子, 横井和美
    Journal of Environment and Engineering, Vol.5, No.1 2010年3月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,74-742,pp.1546-1553.の再録論文である。
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    Journal of Environment and Engineering, Vol.4, No.2 -234-244 2009年6月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,73-731,pp.1985-1991.の再録論文である。
  • 栗田裕, 松村雄一, 増田貴行, 岡本裕司, 万木太
    日本機械学会論文集C編,75-754 -1610-1617 2009年6月  査読有り
    製品の一定量を小分けにして袋詰めする計量・供給工程で,振動搬送機械の断続駆動が用いられている。振動搬送機械の駆動に速度フィードバック制御を用いると,共振周波数付近でも安定した振動が得られる。また,減衰が小さくても振動の成長・減衰を速やかに行うことができるので,高速断続駆動が可能になる。この断続駆動により,1回ごとの供給量が振動搬送機械の振幅と駆動時間に比例し,ばらつきが5%以下となる高速定量供給を実現した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    Journal of Environment and Engineering, Vol.4, No.1 -222-233 2009年5月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,73-731,pp.1977-1984.の再録論文である。
  • 栗田裕, 梅塚紗百理
    日本機械学会論文集C編,75-752 -874-881 2009年4月  査読有り
    跳躍限界を超える1.2~2.0Gの垂直振動を与えた楕円振動を利用して,片面が平坦で他面に端子やばりなどの突起物をもつ電子部品や平座金の表裏を,高速に分別搬送した。高速分別搬送が実現したのは,跳躍限界を超える振動を与えたときに,平坦でない部品の搬送特性が大きく変化して,平坦な部品の搬送特性との差が拡がったためである。部品の挙動を高速度カメラで観察し,変化の要因が部品の跳躍であることを明らかにした。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 中川平三郎, 栗田裕, 小川圭二, 杉山雄二, 長谷川秀康
    International Journal of Automation Technology, Vol.2, No.6 -431-438 2008年11月  査読有り
    金型用焼入れ高硬度材のエンドミル加工時に発生するびびり振動の発生メカニズムを解明するために,2台のレーザドップラ振動計を用いて,エンドミルの振動を直交2方向から測定した。切削速度が低速の場合は,高切込みになるほど不安定領域が広がり,接線方向の直線振動する。切削速度が高速の場合は,低切込みになるほど不安定領域が広がり,楕円を描いて振動する振動モードである。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    SAE International Technical Paper, No.2008-01-2584. 2008年10月  査読有り
    ディスクブレーキの摩擦接触部の動剛性を測定する装置を開発した。一定の押付圧と鳴き周波数帯域のランダムノイズを加えることで,接触部の動剛性には周波数依存性がなく剛性が支配的であること,剛性の大きさには押付圧依存性があることが明らかとなった。また,接触部の剛性を分布ばねで表した面接触モデルを用いて鳴きの解析を行った結果,押付圧が大きくなるにつれて,発生する鳴きの周波数が高くなる実験結果の傾向を表すことができた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 梅塚紗百理, 中川淳一
    日本機械学会論文集C編,74-743 -1710-1717 2008年7月  査読有り
    楕円振動搬送では,水平振動と垂直振動の位相差によって搬送速度の大きさや方向が大きく変化する。垂直振動が跳躍限界以下の場合,搬送特性は摩擦係数によって変化するため,楕円振動に適度な位相差を与えると,摩擦係数の異なる物体を左右方向に分別搬送できる。摩擦係数の違いを利用して,材料ごとの分別や平座金や電子部品の表裏分別を実現した。さらに,分別搬送に最適な駆動条件を明らかにした。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 神田真一, 絹笠裕直
    Journal of System Design and Dynamics, Vol.2, No.6 -1316-1326 2008年6月  査読有り
    この論文は日本機械学会論文集C編,74-741,pp.1333-1339.の再録論文である。
  • 栗田裕, 松村雄一, 井上祐哉, 富田文武, 竹村節子, 横井和美
    日本機械学会論文集C編,74-742 -1546-1553 2008年6月  査読有り
    動作と同時に,関節間力や関節モーメントを算出し,ビデオ画像上に重ねてリアルタイムに画面表示する装置を開発した。CCDカメラを用いた身体運動の測定から,逆動力学解析,解析結果とビデオ画像の重ね合わせ表示までの一連の処理を,リアルタイムに行った。動作をしながら,ビデオ画像に重ね合わせ表示される身体重心や関節間力,関節モーメントを確認することで,動作の良し悪しを力学的根拠にもとづいてその場で判断できる。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 神田真一, 絹笠裕直
    日本機械学会論文集C編,74-741 -1333-1339 2008年5月  査読有り
    4足歩行動物は,歩行速度に応じて歩容を切り替える。本論では,4足歩行動物を単純な構造で模擬した剛体リンクモデルを用いて,歩容と筋骨格系の固有振動モードの関係を検討した。はじめに4足歩行動物を胴体と脚4本で表した最も単純なモデル,次に肩と腰の自由度を追加したモデル,最後に脚部の関節を考慮したモデルを用いて,各部位が筋骨格系の固有振動に与える影響を検討した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    日本機械学会論文集C編,74-739 -562-568 2008年3月  査読有り
    ディスクブレーキの鳴きに,パッドの面取りが及ぼす影響を検討した。まず,パッドのリーディング側とトレーリング側の一方を面取りして,鳴きが発生する押付圧の範囲や鳴き音圧の変化を調べた。その結果,リーディング側の面取りでは鳴きが低減したが,トレーリング側の面取りでは鳴きは変化しなかった。また,面接触モデルを用いた鳴き解析の結果,リーディング側の面取りによって,剛性分布の重心がパッドの中央に移動することが明らかとなった。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    日本機械学会論文集C編,73-731 -1977-1984 2007年7月  査読有り
    ディスクとパッドの接触部を分布ばねで表した面接触モデルを用いて,パッドを押付ける圧力の大きさがディスクブレーキの鳴きに与える影響を検討した。ディスクは並進の1自由度,パッド・キャリパは並進と回転の2自由度をもつ集中定数の振動系で表した。接触部の分布ばねの剛性に押付圧依存性をもたせると鳴きが発生する。分布ばねの剛性が大きくなるほど,接触面の影響によってパッドの回転剛性が大きくなり,高い周波数の鳴きが発生する。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 大浦靖典, 栗田裕, 松村雄一
    日本機械学会論文集C編,73-731 -1985-1991 2007年7月  査読有り
    ディスクブレーキの摩擦接触部の動剛性を測定する装置を開発した。一定の押付圧と鳴き周波数帯域のランダムノイズを加えることで,接触部の動剛性には周波数依存性がなく剛性が支配的であること,剛性の大きさには押付圧依存性があることが明らかとなった。また,接触部の剛性を分布ばねで表した面接触モデルを用いて鳴きの解析を行った結果,押付圧が大きくなるにつれて,発生する鳴きの周波数が高くなる実験結果の傾向を表すことができた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 松村雄一, 三崎務, 栗田裕, 川崎裕章, 中尾幸夫
    Proceedings of the 8th International Conference on Motion and Vibration Control. 2006年8月  査読有り
    走行中のタイヤ・路面間摩擦のオンライン推定法を提案した。従来法では,タイヤ・路面間摩擦の推定に数多くのセンサを必要とするが,本手法では商用車に装備されている車輪速度センサを用いるだけで推定できる。車輪速度から,加速度とすべり比との間の線形関係を導出した。測定ノイズや推定の時間遅れを最小となるよう,線形関係の傾きを導出するのに,カルマンフィルタが用いられた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 村岸恭次, 栗田裕, 松村雄一, 中川淳一
    日本機械学会論文集C編,71-712 -3381-3387 2005年12月  査読有り
    楕円振動機械を効率よく駆動するため,水平方向と垂直方向それぞれの振動系を自励振動駆動する。水平方向と垂直方向の固有振動数に差があると,発生する自励振動の周波数も異なってしまうので,引込み現象を利用した同期制御を行った。同期制御は2つの共振点の中間付近で自励振動を発生させ,両方を共振に近い状態で同期振動させる。また,任意の楕円振動を得るための位相シフトフィルタを提案した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 森秀臣
    日本機械学会論文集C編,70-697 -2573-2579 2004年9月  査読有り
    加振装置を生体表面に押しつけてでいる1自由度の振動系に自励振動を発生させて,生体動剛性を測定する手法を開発した。自励振動が常に固有振動数で発生することを利用して,振動周波数からばね定数を瞬時に測定できる。また,速度振幅を一定に保つ制御力から,粘性減衰係数が瞬時に算出できる。本手法を生体動剛性の測定やしこり検出に適用した結果,瞬時に十分な精度で生体動剛性が測定できることが示された。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 伊藤敦, 田村勉, 大浦靖典
    日本機械学会論文集C編,70-694 -1609-1615 2004年6月  査読有り
    ディスクとパッド・キャリパからなる実験装置を作成し,鳴きを発生させる実験を行った。その結果,板ばね厚さや押付荷重を大きくすると鳴き周波数が高くなること,鳴き発生時には摩擦接触部付近でディスクは並進運動,パッド・キャリパは並進および回転運動をしていることがわかった。また,ディスクを並進の1自由度,パッド・キャリパを並進と回転の2自由度で表したピン・ディスクモデルを作成して,安定判別を行った。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 村岸恭次, 栗田裕, 松村雄一, 中川淳一
    日本機械学会論文集C編,70-693 -1251-1257 2004年5月  査読有り
    直線振動機械に比べて数倍の搬送速度をもつ楕円振動機械を,水平方向,垂直方向ともに共振周波数付近で駆動する方法を検討した。減衰の小さい機械振動系では,共振周波数付近で振幅や位相が急激に変化する。そこで,水平方向と垂直方向をそれぞれ速度フィードバックで制御し,位相差をもつ強制振動で楕円振動機械を駆動するようにした。このような楕円振動機械の振幅と位相差は,加振周波数や共振周波数が変化しても,ほとんど変化しない。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 栗田裕, 松村雄一, 後伸昌, 村岸恭次
    日本機械学会論文集C編,70-690 -349-355 2004年2月  査読有り
    可変速度フィードバック形の自励振動子を用いて,引込み現象を調べた。自励振動子に加わる外力が小さいときは,可変速度フィードバックは速度正帰還となり,自励振動が発生する。強制振動だけで振幅指令値に到達する場合には,振幅を指令値に抑えるために,可変速度フィードバックは制振の働きをするようになり,このとき引込みが起こる。この強制引込みの同期範囲と位相差は,強制振動の振幅特性と位相特性から導出できる。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 松村雄一, 栗田裕, 西小路拓也
    日本機械学会論文集C編,70-689 -200-206 2004年1月  査読有り
    機械操作時の一過性ストレスをリアルタイムに計測するため,心拍の呼吸性変動(RSA)を用いた副交感神経活動のオンライン推定法を開発した。カルマンフィルタを利用して,オンラインでRSA振幅の平均値を推定する手法を実現した。RSA振幅の平均値の変化から,副交感神経活動の変化がリアルタイムに評価できる。また,暗算課題を負荷した実験で ,副交感神経の変化を遅延なく推定できることを示した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 村岸恭次, 栗田裕, 松村雄一
    Proceedings of the 10th Asia-Pacific Vibration Conference -497-502 2003年11月  査読有り
    楕円振動機械の水平方向と垂直方向の固有振動数を一致させると,水平,垂直ともに共振させることができ,効率の良い駆動が得られる。まず,振動系の固有振動数が変動しても,常に駆動周波数がこれを追尾するように自励振動駆動を行った。次に,振動を同期させるため,2つの振動速度の平均をそれぞれにフィードバックした。さらに,任意の位相差が得られるように位相シフトフィルタを用いて,安定した位相差の楕円振動を発生させた。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 村岸恭次, 栗田裕, 松村雄一
    日本機械学会論文集C編,69-684 2003年8月  
    楕円振動機械の水平方向と垂直方向の固有振動数を一致させると,水平,垂直ともに共振させることができ,効率よく駆動できる。まず,振動系の固有振動数が変動しても,これを追尾するように自励振動駆動を行った。次に,水平と垂直を同期させるため,それぞれの振動速度の平均をフィードバックした。さらに,位相差が変えられるように位相シフトフィルタを用いた。(共著につき本人担当部分抽出不能)

MISC

 15
  • 栗田裕, 大浦靖典
    トライボロジスト,54-10 -646-651 2009年10月  
    鳴きが押付荷重に依存して変化する現象を,摩擦接触部の分布ばね特性と関連づけて解説した。まず,ディスクブレーキを模擬した装置を用いて行われた鳴き実験を説明した。次に,実験結果を基に作成されたピン・ディスクモデルと面接触モデルについて述べた。最後に,摩擦接触部の動剛性を実測した事例を紹介した。(共著につき本人担当部分抽出不能)
  • 砥粒加工学会誌,51-10 -575-578 2007年10月  
    本学科の実践的カリキュラムを紹介した。導入教育では,身近にある機械の分解・組立を通して,機械の動作や構成,材料,加工,製図など機械工学の基礎に触れる。製図・製作教育では,それぞれの基礎を学ぶとともに,両者を合わせて体験する時間を設けた。設計教育では,設計現場で使われているCAD/CAEを活用した演習を行っている。また,3年の後期には,構想から製図・製作,性能試験までのすべての工程を体験する演習科目を設けた。
  • 横井和美, 竹村節子, 栗田裕, 松村雄一
    人間看護学研究 5 滋賀県立大学人間看護学部 17-25 2007年3月  
  • 機械の研究,54-6 -642-651 2002年6月  
    質量や慣性モーメントをもつ機械の運動は,運動方程式によって記述できる。作用する力が一定である場合だけでなく,位置や速度に応じて力が変化する場合にも,運動方程式からシステムの特性を検討することが可能である。本稿では,質点の位置決め制御と磁気浮上系の安定化制御を例に取り上げて,運動制御の概要を述べた。
  • 栗田裕, 武隆教, 廣垣俊樹, 田中勝之
    機械設計,43-4 -70-74 1999年3月  招待有り
    滋賀県立大学では,学生が自ら学び成長する教育を目指している。工学部機械システム工学科でも,学生が自分自身の体験を通して技術を身につけていくように,機械製作実習・機械システム工学実験・機械設計演習など実験・実習系の科目に力を入れている。本稿では,設計した結果を学生自身が検討し設計の見直しができるように,CAD/CAEを活用してビジュアルな設計環境を整えた機械設計演習教育を紹介した。(共著につき本人担当部分抽出不能)

書籍等出版物

 1
  • 垣野義昭, 河田宏, 藤原彰彦, 大村勝, 武藤一夫, 河野泰久, 栗田裕, 廣垣俊樹, 金田修一, 藤本圭祐, 稲垣辰彦, 浦田義人, 田保栄三, 太田幹郎 (担当:共著)
    工業調査会 2002年3月20日
    産業界で普及がめざましいCAD/CAM/CAEを,大学の教育にどのように取り入れるべきか実例を挙げた。機械設計実践編中の自動車用ワイパーの機構設計を担当した。

講演・口頭発表等

 266

所属学協会

 3

共同研究・競争的資金等の研究課題

 13

産業財産権

 1

社会貢献活動

 18

研究テーマ

 3
  • 研究テーマ
    楕円振動を利用した分別搬送
    研究期間(開始)
    2017/04/01
  • 研究テーマ
    薄肉円筒工作物のびびり振動
    研究期間(開始)
    2017/04/01
  • 研究テーマ
    ターボ型遠心送風機の低騒音化
    研究期間(開始)
    2017/04/01