M. Ueda(Kyoto, Prefectural Police, S. Tanaka(Kyoto, Prefectural Police, T. Kamitani, Y. Marutani
Japanese Journal of Forensic Science and Technology, 11(1) 77-93, Feb, 2006 Peer-reviewed
本論文では,テンプレートマッチングによる新聞フォントの自動識別法を提案した.画像のテンプレートマッチングに際して,テンプレート画像の平行移動,回転,および拡大縮小を効率的に行う目的で遺伝的アルゴリズムを用いた.68紙の新聞の「が」,「は」の文字を用いて識別実験を行った結果,同一フォント間の適応度が異種フォント間の適応度より高く,この適応度差を利用すれば,独自のフォントが用いられている場合は,そのほとんどの場合で新聞名の特定が,系列紙間で同一フォントを用いている場合には,系列グループ名の特定が可能であることがわかった.