Faculty of Design Technology

Takayuki Kamitani

  (紙谷 卓之)

Profile Information

Affiliation
Associate Professor, Faculty of Design Technology, Department of Information Systems Engineering, Osaka Sangyo University
Degree
Master of Engineering(Doshisha University)
工学修士(同志社大学)

Researcher number
60257889
J-GLOBAL ID
200901053799545998
researchmap Member ID
1000171272

Papers

 10
  • S. Tanaka(Kyoto, Prefectural Police, M. Ueda(Kyoto Prefectural Police, T. Kamitani
    Japanese Journal of Forensic Science and Technology, 18(2) 85-95, Jul, 2013  Peer-reviewed
    本論文では、印影からの印章識別の限界について言及した。同じデザインから複数作製されたゴム印や樹脂印は、目視鑑定では識別不可能とされている。この鑑定結果の妥当性を検証するため、ある印章で押された複数の印影画像と同一デザインから作製された複数印章の印影画像とをテンプレートマッチングさせ、個体内、個体間の類似度の比較を統計的手法により行なった。実験の結果、個体内の類似度と個体間の類似度との間には優位差がなく、目視鑑定の結果が妥当であることを立証した。
  • M. Ueda(Kyoto, Prefectural Police, S. Tanaka(Kyoto, Prefectural Police, T. Kamitani, Y. Marutani
    Japanese Journal of Forensic Science and Technology, 11(1) 77-93, Feb, 2006  Peer-reviewed
    本論文では,テンプレートマッチングによる新聞フォントの自動識別法を提案した.画像のテンプレートマッチングに際して,テンプレート画像の平行移動,回転,および拡大縮小を効率的に行う目的で遺伝的アルゴリズムを用いた.68紙の新聞の「が」,「は」の文字を用いて識別実験を行った結果,同一フォント間の適応度が異種フォント間の適応度より高く,この適応度差を利用すれば,独自のフォントが用いられている場合は,そのほとんどの場合で新聞名の特定が,系列紙間で同一フォントを用いている場合には,系列グループ名の特定が可能であることがわかった.
  • R. Iga, T. Kamitani, Y. Marutani
    The IEICE Transactions on Information and Systems, J88-D-Ⅱ(9) 1992-1998, Sep, 2005  Peer-reviewed
    破損,汚損等によって失われた画像の情報を完全に復元することは極めて困難であるが,画像内に残された他の部位の情報を利用することにより違和感のない画像に修復できる可能性は残されている.本論文では,欠損個所の周囲と補間候補画像の縁との色彩情報の差の絶対値和を利用して補間を行う画像修復方法を提案した.欠損箇所を小ブロックに分割して細かく当てはめていく方法と,欠損箇所と同サイズの候補画像を切り出してきて,それをそのまま欠損箇所にはめ込むだけでなく,反転,回転した画像をはめ込む方法についても検討した.実験の結果,これらの簡単な方法で様々な欠損画像に対して違和感のない補間結果を得ることができた.
  • Y.Marutani, T.Kamitani
    Rapid Prototyping Journal, 10(5) 281-287, 2004  Peer-reviewed
  • 紙谷卓之, 山田修, 丸谷洋二
    レーザー研究, 29(8) 522-526, Aug, 2001  Peer-reviewed
    本論文では、注型および鋳造用の原模型(消失模型)の作製を目的として、赤外線レーザーにより食塩粉末を選択的に溶融・再凝固させて積層模型を作製する方法を提案した。食塩は赤外線透過率が高く、レーザー走査による溶融が困難なので、燃焼合成を起こす素材粉末を混合し、その反応熱を付加することにより溶融させた。この模型は主成分が食塩なので、周囲を型材料で固めた後に水洗いすれば、型から簡単に除去することができる。

Misc.

 16

Books and Other Publications

 5

Presentations

 39
  • 上田 道夫, 紙谷 卓之
    日本法科学技術学会第29回学術集会, Nov 8, 2023, 日本法科学技術学会
  • 上田 道夫, 紙谷 卓之
    日本法科学技術学会第27回学術集会, Nov 12, 2021, 日本法科学技術学会
    筆跡には希少性や恒常性があることが従来研究により確認されているので、筆者識別においては、限られた鑑定資料の中から筆跡の恒常性まで確認しなくてもよく、希少性のある部位を比較するだけでよいことを述べた。
  • 上田道夫, 田中昭二, 奥洞勝也
    日本法科学技術学会第26回学術集会, Nov 12, 2020, 日本法科学技術学会
    自動彫刻機による注文印を入手し調査した結果を基にして、文字デザインのオリジナル性や印章識別の可能性について言及した。
  • 上田道夫, 紙谷卓之, 田中昭二
    日本法科学技術学会第25回学術集会, Nov 7, 2019, 日本法科学技術学会
    定型封筒の実物やその製造工程を調査することにより、封筒の折り方やメーカー毎の特徴、大量生産品と受注生産品との見分け方などについて言及した。
  • 野間智大, 上田道夫, 田中昭二, 松田彩那, 紙谷卓之
    日本法科学技術学会第24回学術集会, Nov 8, 2018

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ(英語)
    画像処理・画像認識に関する研究
    キーワード(英語)
    画像処理,画像認識,外観検査
    研究期間(開始)(英語)
    1993/04/01
  • 研究テーマ(英語)
    積層造形法に関する研究
    キーワード(英語)
    積層造形、レーザ応用
    研究期間(開始)(英語)
    1994/04/01

免許・資格

 1
  • 免許・資格名(英語)
    Certified Vision Professional - Basic Level (aia CVP - BASIC)
    取得年月日(英語)
    2016/12/08