○○学科

Nishiguchi Toshifumi

  (西口 利文)

Profile Information

Affiliation
Professor, Institute of Education, Center of Teacher Education, Osaka Sangyo University
Degree
Ph. D(Nagoya University)
博士(心理学)(名古屋大学)

Researcher number
70343655
J-GLOBAL ID
200901085471789635
researchmap Member ID
5000043983

Research History

 5

Papers

 10
  • 西口利文
    大阪産業大学論集 人文・社会科学編, (30), Mar, 2018  Peer-reviewed
    大学生の「社会人基礎力に通じるセルフマネジメント」に関する2つの目的に基づいた研究を行った。一つ目の目的は,社会人基礎力に通じるセルフマネジメントの構成要素を整理することであった。二つ目の目的は,大学入学時の社会人基礎力に通じるセルフマネジメントの行動意図が,大学生の授業でのパフォーマンスに及ぼす影響について検討することであった。一つ目の目的を踏まえた分析の結果,セルフマネジメントの下位概念として,「開発マネジメント」「予防マネジメント」「回復マネジメント」「対人関係マネジメント」の4概念を確認した。二つ目の目的に対する分析の結果,「予防マネジメント」が,授業の合否を予測しうることを明らかにした。
  • 西口利文, 谷田 信一, 定金 浩一, 塩見 剛一
    大阪産業大学論集 人文・社会科学編, (29) 15-25, Mar, 2017  Peer-reviewed
    大学生を対象として,社会人基礎力に通じるセルフマネジメントの行動意図と,大学の授業に関わる学習活動との関連性について,「教育方法論」の授業を受講していた学生を対象に検討を行った。分析の結果,セルフマネジメントの行動意図の下位尺度である「予防マネジメント」と,出席回数および授業内容の再認テスト得点との間に,有意な弱い正の相関が示された。
  • 西口利文
    阪神教協リポート, 38 9‐11, Apr, 2015  
    阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会(阪神教協)にて会員校を対象に,平成25年度に実施したアンケートの設問「教職課程教育における学内および学外連携の現状」への回答について,分析結果をまとめた。学内連携は,各大学・短大の組織にあり方に沿って,教職課程委員会を通じた連携や,他部課等の連携,「教職実践演習」での連携が行われていることを示した。学外連携は,教職課程を履修する学生が多い大学・短大ほど,教育委員会や他学校種との間の連携をはじめとした積極的な連携が展開されていることを示した。
  • 西口利文
    教師教育研究, (27) pp.103-109, Mar, 2014  
    教職課程の「教職の意義等に関する科目」として開講している「教職入門」において実践している,受講生同士の学び合いの活動(協同学習)の事例について報告した論文である。
  • 西口利文
    学校カウンセリング研究, (14) pp.27-38, Mar, 2014  Peer-reviewed
    小・中学校の問題場面(教師あるいは子どもがフラストレーションを叶える場面)において教師が用いる言語表現(言葉かけ)に対して,子どもたちが実際にどのように受け止めているかについて,「要望度(教師に言ってほしいかの程度)」から検討を行った。その結果,問題場面や校種(小・中学校)を問わず,「~するとプラスだよ」型や「~は大切だよ」型の言語表現は,子どもたちの要望度が高いことなどの傾向があることが実証された。

Misc.

 7
  • 西口利文
    Journal of the College of Humanities, 12 19-48, 2004  
  • 梶田正巳, 西口利文
    Bulletin of the Graduate School of Education and Human Development, Nagoya University, 48 1-8, 2001  
  • 西口利文
    Bulletin of Graduate School of Education and Human Development, Nagoya University (Psycology and Human Development Sciences), 47 117-138, 2000  
    This study examined the teachers' talks to students in ten types of situations which occur in elementary schools. Additionally, the relations between teachers' psychological factors and talks to students under each of situations were examined. A questionnaire in which ten types of hypothetical situations were depicted was used in this study. For all hypothetical situations, elementary school teachers (n=58) were asked their talks to students as well as three psychological factors : (a) teachers' problem ownership, (b) self-efficacy, and (c) cognition of similarity between children in hypothetical situations and themselves in their student days. The results were as follows : (1) their talks to students under each situation were classified into 8 to 15 categories. (2) In some hypothetical situations, significant relationships were found between three teachers' psychological factors and teachers' talks to students.
  • 梶田正巳, 佐藤群衛, 松本一子, 川上綾子, 杉村伸一郎, 西口利文
    Bulletin of the School of Education, Nagoya University(Psychology), 46 1-51, 1999  
    Japanese overseas in a world, 1999 are about 50 thousands in number. They are facing with various kinds of pressure and stress under another culture different from their own. We tried to find the problems they have met at school. In this research, interview was done to the students who lived especially in the United States and Canada. Because we thought that they were the most typical students who were living under very demanding situations such as mastering English, achieving high academic ability and adapting themselves to foreign school. And also we interviewed with ESL teachers and mainstreaming teacheres who were teaching Japanese overseas at their classrooms in the States. Our research areas in North America were San Fransisco area, Los Angeles and San Diego area, Seattle area, Chicago area, Detroit area, Columbus area and Dallas area. The data we got were analized and discussed in terms of 1) language ability, 2) academic achievement and 3) identity.

Books and Other Publications

 10
  • 西口利文
    ナカニシヤ出版, Feb 28, 2018 (ISBN: 9784779512452)
    主として教職志望学生を対象として,アクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)を通じて教職で必要とされる能力を高めることをねらいとしたテキストである。同書は,学習指導,生徒指導,特別支援教育,教育制度,教育課程などに関連した36種類の課題を含めており,それらの課題について,読者自身が個人で,あるいは教職を目指す仲間とともに探究しつつ向き合うことを念頭に置いた構成となっている。
  • 西口利文 (Role: Contributor)
    学事出版, Apr 27, 2016 (ISBN: 9784761922542)
    生徒指導に関わる教職員および教職を目指す大学生に向けられたテキストである。執筆箇所では,日頃の生徒指導において実践しうる言語表現のレパートリーを習得し,それらを状況に適したかたちで活用するための指針についてまとめている。
  • 西口利文
    ナカニシヤ出版, Nov, 2015 (ISBN: 9784779509919)
    大学生相当の若者が,グループディスカッションの場をはじめとしたさまざまな場面でのコミュニケーション能力を,より洗練されていくことをねらいとして作成した教材である。グループディスカッションを円滑に行うためのツールとして,賛否両論図(diagram of pros and cons)の使用を提案し,そのツールを活用した議論の手立てについて解説している。

Presentations

 5
  • 西口利文, 市川 哲, 橋本尚子, 前川一也
    日本カウンセリング学会 第50回大会, Sep 23, 2017, 日本カウンセリング学会
    本研究は,対人関係に問題を感じる青年期の大学生を対象に,対人スキルを高めることを目指したグループワークが,内的な不適応状態の改善につながる支援の効果をもつかについて検討した。グループワーク後の分析の結果,当該のグループワークが,対人関係に係る参加者の内的不適応状態,特にコミュニケーションスキルに関する自己統制の改善につながることを示した。
  • 西口利文
    日本発達心理学会 第28回大会, Mar 25, 2017, 日本発達心理学会
    大学入学時に測定された「社会人基礎力に通じるセルフマネジメントの行動意図」が,入学後前期の大学の授業でのパフォーマンスを予測するかについての検討を行った。分析の結果,「社会人基礎力に通じるセルフマネジメントの行動意図」の下位尺度である「予防マネジメント」が授業への出席回数や授業の合否を予測しうることを示した。
  • 西口利文
    日本協同教育学会 第13回大会, Nov, 2016, 日本協同教育学会
    賛否両論図を用いたグループディスカッションで見られる認知過程について,大学の教職に関する科目を受講する大学生の活動を対象に分析を行った。分析対象となったグループは,3,4人1グループからなる合計8グループであった。分析の結果,いずれのグループにおいても,高次の認知過程とされる「分析する」「評価する」「創造する」を反映した発言が確認された。このことから,賛否両論図を活用したグループディスカッションが,参加者に高次の認知過程をもたらしうることを示した。
  • 西口利文
    日本学校心理学会第15回大会, Sep, 2013
  • 西口利文
    日本教育心理学会第55回総会, Aug, 2013

Teaching Experience

 1

Research Projects

 6

研究テーマ

 4
  • 研究テーマ(英語)
    教師の問題解決行動の研究
    研究期間(開始)(英語)
    1996/04/01
    研究期間(終了)(英語)
    2003/03/31
  • 研究テーマ(英語)
    教員志望学生のコミュニケーション力を高める教育プログラムの開発
    概要(英語)
    本研究の目的は,教員志望学生が,学校の問題場面における言葉かけを学ぶための教育プログラムを開発することである。
    研究期間(開始)(英語)
    2005/04/01
    研究期間(終了)(英語)
    2010/03/31
  • 研究テーマ(英語)
    大学生のコミュニケーションスキルを育む教育プログラムの開発
    概要(英語)
    本研究の目的は,大学生が,日常の対人場面におけるコミュニケーションスキルを高めるための教育プログラムを開発することである。
    研究期間(開始)(英語)
    2013/04/01
  • 研究テーマ(英語)
    グループディスカッションでコミュニケーション能力を高める学校教育プログラムの開発
    概要(英語)
    学校教育の場で,グループディスカッションを行うことを通じて,幅広いコミュニケーション能力を育むための,補助教材を活用した教育プログラムを開発することを目的としている。
    研究期間(開始)(英語)
    2016/04/01

免許・資格

 2
  • 免許・資格名(英語)
    学校心理士
    取得年月日(英語)
    2005/01/01
  • 免許・資格名(英語)
    公認心理師
    取得年月日(英語)
    2019/11/15