研究者業績

藤本 雄紀

Fujimoto Yuki

基本情報

所属
大阪産業大学 デザイン工学部 情報システム学科 講師

研究者番号
40711015
J-GLOBAL ID
201901006619578515
researchmap会員ID
B000353533

論文

 19
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 有馬伸広, 荒川貴之
    情報処理学会論文誌 59(10) 1853-1865 2018年  査読有り
    道路管理では,交通事故や渋滞等の様々な現象を検知し,機動的に交通規制等の措置を講ずる必要がある.道路管理者は道路上に設置されたカメラやパトロール等により道路交通の状況を日々監視しているが,大規模災害時にはこれらの機器が故障し状況を把握できない可能性がある.その対応方策の取り組みとして,近年,道路管理者がSNSに投稿されたリアルタイムな交通現象に係わる情報を分析する事例が見受けられる.SNSの投稿内容は現状の監視方法や統計調査では収集しにくい移動目的や所感が含まれている.このことを踏まえると,信頼性の高い投稿内容の活用方策が確立できると,道路管理の高度化が期待できる.本研究では,道路利用者がSNSに日々投稿した内容や傾向から信頼性の高い投稿者を分析する手法を考案し,その有用性の検証および活用方策を考察する.
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 有馬伸広, 荒川貴之
    ファジィシステムシンポジウム講演論文集 34 403-404 2018年  
    <p>道路事業では,大規模災害時を想定した事業継続計画(BCP)を策定して,頑健な防災体制のもと,道路の維持管理に日々取り組んでいる.これらの取り組みの更なる高度化のため,災害時の状況把握に活用できる情報が潜在している可能性があるSNSに着目した.本研究では,既存の道路管理者の情報収集システムを補完もしくは拡充することを目的に,SNSに存在する災害情報をはじめとした道路情報を迅速に収集,分析する技術に係わる成果を報告する.本稿では,阪神高速道路を対象とした三ヵ年計画の研究結果を取りまとめる.</p>
  • 外山諒, 藤本雄紀, 中村健二, 田中成典
    土木情報学シンポジウム講演集 43 149-152 2018年  
  • 外山諒, 中村健二, 藤本雄紀, 田中成典
    ファジィシステムシンポジウム講演論文集 34 282-283 2018年  
    <p>電子商取引サイトの市場規模は年々拡大しており,同時にECサイトの数も年々増加している.このような状況において,ユーザがどのような商品や情報に興味や関心を示しているのかを分析し,マーケティングを行うことが重要となっている.特定の商品に対する興味や関心は閲覧回数や閲覧時間と相関があるとされ,それらに基づき,分析が行われている.しかし,実際にはページごとに内容も異なるため,閲覧回数が同じでもユーザが取得している情報には差異があると考えられる.そのため,ユーザが取得している情報を考慮した上で興味や関心が高いユーザを抽出する必要がある.本研究では,アクセスページとアクセス先のコンテンツを考慮して,購入の可能性を推定する手法を考案し,その有効性を評価する.</p>
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 有馬伸広, 荒川貴之
    土木学会論文集F3 73(2) I_259-I_267 2017年  査読有り
    道路交通分析において,道路上に設置された様々な機器のデータを用いた定量的な分析に加えて,マイクロブログから道路利用者の意見を抽出する定性的な分析が行えるようになってきた.災害時での活用を念頭に置くと,道路管理者が瞬時に多種多様な投稿の中から信憑性の高い情報を確認できる必要がある. しかし,マイクロブログは誰もが自由に投稿できるため各投稿内容の信憑性が不明である.この特性は, 災害時にマイクロブログを活用する際の弊害となっている.<br /> 本研究では,投稿者の属性や投稿傾向の観点から,信憑性の高い記事の投稿者を特定する手法を考案し, その有用性を検証した.
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 有馬伸広, 荒川貴之
    土木情報学シンポジウム講演集 42 287-290 2017年  
    道路交通分析において,道路上に設置された様々な機器のデータを用いた定量的な分析に加えて,マイクロブログから道路利用者の意見を抽出する定性的な分析が行えるようになってきた.しかし,マイクロブログは誰もが自由に投稿できるため,各投稿の信頼性が不明である.<br /> 本研究では,信頼性の観点からTwitterのツイート内容を分析し,道路管理で有用なツイートを抽出するための信頼性分析手法を考案し,その有用性を検証した.
  • 山本滉輔, 山本雄平, 田中成典, 藤本雄紀
    情報処理学会第79回全国大会 2017(1) 861-862 2017年  
    2016年4月に発生した熊本地震において,避難所や給水所の情報がリアルタイムで提供されるなど,災害発生時の状況把握の手段としてマイクロブログが活用された.しかし,情報の錯綜により,避難所への救援物資の供給が偏る事態も発生し,マイクロブログによる状況の把握には課題が見られた.そのため,リアルタイムに避難所や給水所の状況を把握する新たな仕組みが求められている.そこで,本研究では,行政から発信される避難所や給水所の情報をGISで提示するとともに,マイクロブログの情報を解析し,最新情報を整理して被災者と被災地支援者に役立つ情報を発信するリアルタイム災害支援マップの構築手法を提案する.
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典
    ファジィシステムシンポジウム講演論文集 33 299-300 2017年  
    <p> </p>
  • Nakamura, K, Tanaka, S, Fujimoto, Y, Toyama, A
    15th ITS Asia Pacific Forum 2017年  
    Traffic phenomena including accidents occur daily on the Japanese road network. Surveillance cameras and traffic counters are used to monitor them; however, since it is fixed-point monitoring, there is a limit to the extent of monitoring. Thus, method has been proposed for analyzing microblogs, a kind of SNS (social networking service), to complement acquisition of information concerning traffic phenomena. However, as preset keywords are used to make searches, the number of acquirable TWEETS fluctuates. Therefore, this research proposes a method for selecting useful keywords for acquiring information on traffic phenomena using the characteristics of the concerned keywords to burst when a traffic phenomenon occurs, and evaluates its validity.
  • Fujimoto, Y, Imai, R, Nakamura, K, Tanaka, S, Arima, N, Arakawa, T
    15th ITS Asia Pacific Forum 2017年  
    In road management, it is important to quickly detect diverse phenomena that have occurred such as accidents and backups. Therefore, road administrators grasp road conditions through the equipment installed on the roads and by going on patrol every day. In recent years, as seen from the cases that road users themselves sometimes post information on a real-time using SNS. It can be expected that this kind of information will help to mitigate backups and so on if movement data of road users are grasped and the affected road users can be provided with the concerned information preferentially. In this work, a method for estimating location information of road users is devised by focusing on the posted contents and posting patterns of the road users on SNS and estimating their actions from their daily posts, and its usefulness is verified.
  • 中村健二, 外山諒, 田中成典, 藤本雄紀
    ファジィシステムシンポジウム講演論文集 33 507-510 2017年  
    <p> </p>
  • 藤本雄紀, 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 有馬伸広, 荒川貴之
    土木情報学シンポジウム講演集 41 79-82 2016年  
    道路管理では,道路上に設置された機器や車載機器から得られる様々な道路交通データを用いて,渋滞予測や,道路整備や改良の効果計測等の分析が行われている.しかし,これらの道路交通データは,定量的・客観的であるため,道路利用者の所感等の主観的なことは明らかにはできない.<br /> 本研究では,道路利用者の移動目的や所感等を含む移動情報をマイクロブログから推定する分析手法を考案し,交通量変化の要因分析等での活用可能性を評価した.
  • 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀, 外山諒
    土木学会論文集F3 72(2) I_182-I_192 2016年  査読有り
    我が国の道路網では事故などの交通現象が日々発生している.これらの監視には,監視カメラやトラフィックカウンターなどが用いられているが,定点監視であるため監視範囲には限界がある.そこで,SNS の一種であるマイクロブログを解析し,交通現象に関する情報取得を補完する方法が提案されている.しかし,あらかじめ設定したキーワードで探索するため,取得できるツイート数に多寡が発生する.<br /> そのため,本研究では,交通現象発生時に関連するキーワードがバーストする特性を用いて,交通現象の獲得に有用なキーワードを選定する手法を提案し,その有効性を評価する.
  • 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀, 外山諒
    土木情報学シンポジウム講演集 41 75-78 2016年  
    我が国の道路網では事故などの交通現象が日々発生している.これらの監視には,監視カメラやトラフィックカウンターなどが用いられているが,定点監視であるため監視範囲には限界がある.そこでSNSの一種であるマイクロブログを解析し,交通現象に係わる情報取得を補完する方法が提案されている.しかし,あらかじめ設定したキーワードで探索するため,取得できるツイート数に多寡が発生する.そのため,本研究では,交通現象発生時に関連するキーワードがバーストする特性を用いて,交通現象の獲得に有用なキーワードを選定する手法を提案し,その有効性を評価する.
  • 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀
    土木学会論文集F3 72(2) I_188-I_195 2015年  
    公共事業は,社会情勢を踏まえて多角的観点から定量的かつ定性的に現状を評価する必要がある.道路事業では,道路交通分析を実施し,交通実態を定量的に把握している.この分析結果に利用者の意見をきめ細やかに反映できると,道路事業評価の高度化が期待できる.利用者の意見の収集には,マイクロブログの一つであるTwitterのツイートの活用が有効策として挙げられる.しかし,ツイートは種々雑多であるため,道路事業評価に有用なツイートを適切に抽出するのが難しい.また,有用なツイートを抽出しても,そのツイートの指し示している位置情報の特定が極めて難しい.<br /> 本研究は,Twitterのツイートと,Web上の道路交通情報とを組み合わせたテキストマイニング手法を考案し,道路事業に係わる意見の抽出と位置情報推定の実現可能性を評価した.
  • 今井龍一, 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀
    土木情報学シンポジウム講演集 40 265-268 2015年  
    公共事業の評価は,様々な分析や意見聴取などから定量的・定性的に行う必要がある.道路事業では,道路交通分析を実施して交通実態を定量的に把握されており,そこに国民の意見をきめ細やかに反映できると,道路事業評価の高度化が期待される.国民意見の収集にマイクロブログの活用が有効策として挙げられるが,投稿された意見が示す対象地点の特定が難しい.<br /> 本研究では,代表的なマイクロブログのTwitterのツイートと,既存の道路交通データとを組み合わせた道路事業に係わるツイート抽出のテキストマイニング手法を考案し,その有用性を検証した.
  • 藤本雄紀, 田中成典, 中村健二
    全国大会講演論文集 2014(1) 221-222 2014年  
    スマートフォンの技術進歩により,AR(拡張現実)とGPSや電子コンパスを組み合わせた歩行者向けナビアプリケーションが注目されている.これらのアプリケーションでは,カメラを通して,現実世界に目的地の方角を指し示す矢印をオーバーレイし,電子コンパスの値から矢印の向きを動的に変化させ,ナビゲートする機能を搭載している.しかし,その多くは,目的地の方角を指し示すのみに留まっており,迂回する必要が有る場合に迂回路を提示できない.そこで,本アプリケーションでは,Google社より提供されているAPIから取得できる地点データを用いることで,迂回路を提示することに対応したアプリケーションの開発を目指す.
  • 山本雄平, 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀
    土木学会論文集F3 69(2) I_139-I_146 2013年  査読有り
    各都道府県警にて提供される犯罪情報マップは,街頭犯罪や迷惑行為から地域住民の安全を守るために,安全知を住民に提供している.しかし,犯罪情報マップで公開される情報は,現行犯や住民通報の情報であり,警察が認知していない情報は含まれていない.一方,CGMには,犯罪情報マップに含まれない様々な安全知が公開されており,住民に提供することで,安全・安心な街づくりに役立つと考えられる.そこで,本研究では,CGMを詳細に分析し,安全知を抽出する手法を提案する.さらに,各投稿に含まれる位置情報から街頭犯罪マップの構築を行い,CGMに含まれる安全知の提供の可能性を検証する.
  • 山本雄平, 中村健二, 田中成典, 藤本雄紀
    土木情報学シンポジウム講演集 38(1) 101-104 2013年  
    各都道府県警にて提供される犯罪情報マップは,街頭犯罪や迷惑行為から地域住民の安全を守るために,安全知を住民に提供している.しかし,犯罪情報マップで公開される情報は,現行犯や住民通報の情報であり,警察が認知していない情報は含まれていない.一方,CGMには,犯罪情報マップに含まれない様々な安全知が公開されており,住民に提供することで,安全・安心な街づくりに役立つと考えられる.そこで,本研究では,CGMを詳細に分析し,安全知を抽出する手法を提案する.さらに,各投稿に含まれる位置情報から街頭犯罪マップの構築を行い,CGMに含まれる安全知の提供の可能性を検証する.

MISC

 3

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ
    SNSを対象としたテキストマイニング技術の開発
    研究期間(開始)
    2016/04/01
  • 研究テーマ
    デジタルファブリケーションを活用した地域課題解決
    研究期間(開始)
    2020/04/01