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国際学科

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曽我 千亜紀

 
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研究者氏名曽我 千亜紀
 
ソガ チアキ
URL
所属大阪産業大学
部署国際学部国際学科
職名教授
学位D.E.A.(哲学)(カン大学), 博士(情報科学)(名古屋大学)
科研費研究者番号50708310
J-Global ID201301050594647279

研究キーワード

 
ゲームと遊びの哲学 ,サイバースペースの倫理 ,心身二元論

研究分野

 
  • 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 哲学
  • 人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学 / 社会情報学

経歴

 
2023年4月
   
 
大阪産業大学国際学部  教授 
 
2017年4月
   
 
大阪産業大学国際学部准教授   
 
2013年4月
   
 
大阪産業大学人間環境学部准教授   
 

学歴

 
 
 - 
2004年
名古屋大学 人間情報学研究科博士後期課程 
 
 
 - 
2001年
カン大学 文学部 哲学科 D.E.A.課程 
 
 
 - 
1998年
名古屋大学 人間情報学研究科博士前期課程 
 
 
 - 
1996年
名古屋大学 文学部 哲学科
 

論文

 
 
曽我千亜紀   井上寛雄   清水高志   米山優   
情報文化学会『情報文化学会誌』   15(2) pp. 25-31   2008年11月   [査読有り]
サイバースペースにおいては、その越境性ゆえに従来の枠組みでは捉えきれない諸問題が生起している。この空間で他者とどのような関係を築いていくのかは大きな問題の一つである。本論ではまず、他者概念の捉えられ方によって、コミュニケーションの意義が異なることが示される。その上で他者との共生の可能性を見出すために、どのように他者を承認することが可能であるかを倫理的視点から論ずる。他者から学び、他者に何事かを教えるという相互的修習の考え方が倫理の一つの可能性として示される。
 
SOGA Chiaki   
中部哲学会『中部哲学会年報』   (40) pp. 112-122   2008年10月   [査読有り]
デカルトが心身合一を証明する際、最初に言及する想像は、これまで中心的テーマとして取り上げられてこなかった。本論では心身合一という事態を説明しうる想像という概念の二面性、すなわちその身体的側面と精神的側面について考察している。デカルトはなぜ想像から感覚へと論を移し、想像の議論へと戻らなかったのか。このとき『規則論』における想像概念の理解が、『省察』や『哲学原理』へと受け継がれていることを理解しなければならない。こうして心身合一の新たな側面が浮き彫りにされる。
 
曽我 千亜紀   
名古屋大学情報科学研究科情報創造論講座, Nagoya Journal of Philosophy   Vol. 7 pp. 101-116   2008年3月   [査読有り]
同じ一つの出来事から相互に矛盾する複数の情報が引き出されてくるのはなぜか。問題はその矛盾性を指摘しようにも、元となった出来事は消え去ってしまっていることである。素朴実在論に基づいて情報間の比較を行うこともできないし、情報間にいかなる存在論的差異も認めない立場を取ることもできない。第三の途を探究するにはリアリティ概念の理解を根本から変更する必要がある。本論では、リアリティ理解の変容を通して、リアリティと情報の新たな関係が可能であることを示す。
 
曽我 千亜紀   
名古屋大学大学院人間情報学研究科・情報文化学部,『情報文化研究』   (11) pp. 121-138   2000年3月   
情報という概念は、これまで主に「情報工学」の分野において、量に換算しうるものとして捉えられ、いかに早く正確にそれを伝達するかということが目指されていた。しかし、情報が既に在り、この先も存在するという前提はそれほど強固なものではない。本論ではまず、情報が生成する場面を考察する。さらに、情報の因果論を分析し、情報を情報として捉える主体の考察へと進む。最後に、情報の本来的意味を語源的に辿りながら、情報概念を哲学的に捉え直すことを試みる。
 
曽我 千亜紀   
名古屋大学大学院人間情報学研究科情報表現論・創造論講座,『表現と創造』   (1) pp. 43-50   2000年3月   
情報を哲学的に考察するとき、その主体を分析しなければならない。その際『省察』におけるデカルトの懐疑から我にいたる議論は有効であるように思われる。だが、理性主導の精神的主体に重きを置きすぎれば身体の重要性が忘却される。それでは情報の生成の場面は明らかにされない。実際は、生命のレベルに遡って捉え直された身体を精神と共に考えることで、心身合一の相を分析することで情報がどのように生まれてくるかが浮き彫りになる。本論では身体性を重視する視点から情報創造の新たな側面が提示される。

MISC

 
 
MENANT Julien   YAMAMOTO Kohsuke   SOGA Chiaki   
人間環境論集   20 139-167   2021年3月   
 
曽我千亜紀   
大阪産業大学論集 人文・社会科学編   36 71-81   2019年6月   

書籍等出版物

 
 
曽我千亜紀, 松井貴英, 三浦隆宏, 吉田寛(担当:共著)
ナカニシヤ出版   2021年4月14日   
 
曽我千亜紀(担当:共編者(共編著 者))
名古屋情報哲学研究会   2018年3月25日   (ISBN:9784990994907)   
 
北野雄士(担当:分担執筆)
法律文化社   2018年3月20日   (ISBN:9784589039057)   
 
ナカニシヤ出版   2017年1月27日   (ISBN:9784779511042)   
本書で目指されているのは、端的に言えば、デカルト哲学と情報社会論の融合である。二元論の祖とも言われるデカルトを基盤に置き、これまでの彼の二元論についての理解が一面的であることを指摘した上で、二元論の新たな側面について論じた。ここでは、〈情報体〉entité informationnelleという新たな概念が提起されている。〈情報体〉は区別と合一といういわば矛盾した場面をまとめ上げる一つの概念である。情報社会における様々なな問題が〈情報体〉という概念を通して捉え直されたとき、そこに新たな視点...
 
ミネルヴァ書房   2015年5月   (ISBN:9784623073597)   

所属学協会

 
 
   
 
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共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
没入感から見た内的動機づけを高めるゲーミフィケーション 汎用的学習モデルの形成
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
曽我 千亜紀 
研究期間: 2020年4月 - 2023年3月
 
デカルト書簡集の全訳プロジェクト
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
山田 弘明 吉田 健太郎 持田 辰郎 小泉 義之 香川 知晶 鈴木 泉 倉田 隆 武藤 整司 安藤 正人 クレール フォヴェルグ 三浦 伸夫 山上 浩嗣 東 慎一郎 武田 裕紀 津崎 良典 岩佐 宣明 曽我 千亜紀 久保田 進一 小沢 明也 中澤 聡 長谷川 暁人 稲垣 惠一 政井 啓子 大西 克智 古田 知章 平松 希伊子 野々村 梓 安西 なつめ 
研究期間: 2010年 - 2012年

研究テーマ