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大阪産業大学研究者データベース

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交通機械工学科

研究者リスト >> 赤間 誠
 

赤間 誠

 
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研究者氏名赤間 誠
 
アカマ マコト
URL
所属大阪産業大学
部署工学部交通機械工学科
職名教授
学位Doctor Engineering(Tohoku University), 博士(工学)(東北大学)
科研費研究者番号70425867
J-Global ID201301098055797812

研究分野

 
  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 材料力学、機械材料 / 

学歴

 
1995年4月
 - 
1998年3月
東北大学大学院 工学研究科 機械知能工学専攻
 
1980年
 - 
1982年3月
東北大学大学院 工学研究科 機械工学専攻
 
1976年4月
 - 
1980年3月
東北大学 工学部 機械工学科
 

委員歴

 
2006年10月
   
 
日本非破壊検査協会  規格NDIS 3426:2007電位差法による厚さ及びき裂寸法測定方法通則 委員
 
1996年4月
 - 
2002年3月
原子力構造機器信頼性評価への確率論的破壊力学の適用法に関する調査研究  調査委員
 

論文

 
 
赤間 誠   村橋 守   
鉄と鋼   105(6) 70-81   2019年6月   [査読有り]
転がり接触疲労(RCF)によるき裂発生・成長とレール頭部の摩耗間の競合を解析する数値モデルを開発した。このモデルは、き裂は累積塑性せん断歪みが限界値に達すると発生すると仮定した。短いき裂の成長はHobsonモデルによって計算し、摩耗はArchardモデルを採用した。開発したモデルの妥当性を検証するため、二円筒転がり-滑り接触疲労試験を行った。これらの試験条件下で、開発したモデルを使用してシミュレーションを行い、結果を比較した。き裂が非金属介在物/フェライトとフェライト/パーライト境界でほぼ...
 
Makoto AKAMA   
Applied Sciences   9(10)    2019年5月   [査読有り]
Fatigue tests were performed to estimate the coplanar and branch crack growth rates on rail and wheel steel under non-proportional mixed mode I/II loading cycles simulating the load on rolling contact fatigue cracks. Long coplanar cracks were prod...
 
赤間 誠   木内 晃   
鉄と鋼   104(11) 689-698   2018年11月   [査読有り]
非比例混合モードⅠ/Ⅲサイクルの下で、レール及び車輪鋼における共平面および分岐き裂成長速度を得るために疲労試験を行った。実験では、一定の負荷条件の下で、長い共平面き裂が成長することが示された。 SEMによる破面観察およびFEAの結果に基づいて、長い共平面き裂成長は、主にモードⅢの負荷によって引き起こされると考えられ、モードⅠの役割はき裂面を開いたままにしておくものと考えられる。材料の強度が増大したときにき裂が分岐しやすいことも観察された。モードⅠとモードⅢサイクルの重なり度が増加すると、き...
 
Makoto Akama   Akira Kiuchi   
PROCEEDINGS OF THE INSTITUTION OF MECHANICAL ENGINEERS PART F-JOURNAL OF RAIL AND RAPID TRANSIT   226(F5) 489-500   2012年9月   [査読有り]
Fatigue tests have been performed to obtain the co-planar crack growth rate in rail steel under non-proportional mixed mode I and mode III cycles. In addition, a finite element analysis (FEA) has been performed to investigate the crack growth beha...
 
M.Akama   H. Matsuda   H. Doi   M.Tsujie   
日本機械学会 英文ジャーナル   6(2) pp.54-69   2012年6月   [査読有り]
レールの頭部き裂の発生寿命を予測するための手法を開発した。これは主として、車輪とレール間の接触荷重による材料の応答を三次元有限要素法で解析することによって行なった。解析から得られた結果は、限界距離理論と限界面アプローチを結合して検討した。予測した結果は、現地調査から得られたデータと比較した。現地では車輪とレールの接触位置がかなり変動すること、高い静水圧下の材料は、破壊までの応力及びひずみが増大することなどを考慮すると、予測結果は妥当であることが分かった。

MISC

 
 
赤間 誠   
トライボロジスト   47(8) pp.629-635   2002年8月   
転がり接触疲労き裂について、種々の計算力学的手法によってK値を求めた論文のサーベイ論文。
 
石塚弘道   赤間誠   
材料   50(3) pp.329-334   2001年3月   
鉄道車両の構造部材への信頼性工学の適用例。
 
赤間誠   矢川元基   関東康祐   吉村 忍   
機械の研究   52(9) pp.932-939   2000年9月   
確率論的破壊力学の基礎と種々の産業分野における適用例のまとめ等。
 
赤間誠   矢川元基   関東康祐   吉村 忍   
機械の研究   52(8) pp.824-832   2000年8月   
確率論的破壊力学の基礎と種々の産業分野における適用例のまとめ等。

書籍等出版物

 
 
赤間誠, 阿部豊, 石塚弘道, 于強, 織田伸吾, 加藤肇彦, 河本洋, 小熊規泰, 酒井達雄, 桜井茂雄, 佐藤憲一, 白木渡, 白鳥正樹, 鈴木誠, 坪井学, 服部成雄, 藤山一成, 吉永隆治, 吉村達彦(担当:共著)
養賢堂   2008年11月   (ISBN:9784842504452)   
信頼性工学の基礎概念・基礎理論・試験及び設計法など、実製品の信頼性保証技術が纏められており、産業界の現場で実際に信頼性工学を応用する際に必要となる具体的な応用手法を中心テーマとしている。私の担当部分では、新幹線電車車軸の輪座で発生するき裂の不確かな進展速度の値を評価するために、ベイズ解析を行なった。その結果、破壊確率のより信頼性のある値が得られた。
 
M. Akama, H. Ishizuka, E. Andersson, H.V.Bahr, E.Berg, H.Bj?rck, J.Blomerius, A.H.Kaas, J.Madejski, J.Grabczyk, L.Hhoudour, D.Dooze, J.L.Bruyelle, A.Filip(担当:共著)
WITPRESS   1999年   (ISBN:1853127841)   
鉄道の安全性は、特に最近の高速鉄道における速度向上により、関心が高まっている。そこでこの本は、各国の専門家による広範囲にわたる安全性の評価手法の適用例を含んだものである。第一章は私による確率論的破壊力学の新幹線車軸への適用、第二章はステンレス車体の衝突解析、第三章はドイツ浮上式鉄道トランスラピッドの安全性技術などが収録されている。

講演・口頭発表等

 
 
Makoto AKAMA, Yuma TAKAHASHI   
The Fifth International Conference on Railway Technology (Railways 2022)   2022年8月23日   Elsevier, Civil-Comp Press   
In this study, we conducted a series of twin-disc wear and fatigue tests and FE
simulations of the tests. The results are as follows.
In the wet conditions, the wear rate increased when the rolling direction of the
wheel disc was reversed. In co...
 
王 呉桐   赤間 誠   塚原真宏   三阪佳孝   松田伸也   GUENNEC Benjamin   酒井達雄   
日本材料学会 第71期通常総会・学術講演会   2022年5月30日   日本材料学会   
本研究では,高周波表面焼入れを施した車軸鋼相当試験片を用いた超高サイクル領域までの回転曲げ疲労試験を行ってS-N曲線を作製した。同時にFEM解析を行い,試験結果を考察した。またSEMによって破面観察を実施した。その結果,未焼入れ材の10^7時間強度はほぼ300MPaであるのに対して,焼入れ材の同時間強度はほぼ700MPaであり,高周波焼入れによって疲労強度は,ほぼ400MPaも向上すること,焼入れ材では10^7サイクル以上で破断した試験片がかなり存在し,表面焼入れを行っている新幹線車軸は超...
 
赤間 誠   
トライボロジー会議2021 秋 松江   2021年10月29日   日本トライボロジー学会   
車輪転がり方向の逆転が転がりRCFき裂の進展挙動及び摩耗に及ぼす影響を検討するため,二円筒転がり-滑り試験と弾塑性有限要素解析を実施した。その結果,潤滑条件の場合,逆転時に潤滑剤がRCFき裂内に入り込み,き裂面の摩擦係数が低下したことにより,ModeⅡ型のき裂進展が起こりやすくなる。そのため剥離(疲労摩耗)による摩耗量の増大が起こることが推測された。
 
髙橋 優雅   
日本機械学会 関西学生会2020年度学生員卒業研究発表講演会   2021年3月16日   日本機械学会   
鉄道車両は運用中に様々な損傷を受ける.その中でき裂と摩耗は車輪の寿命を決定することが知られている.本研究では,車輪の転がり方向逆転によるき裂と摩耗の挙動への影響を研究するため,西原式二円筒摩耗試験機による試験及び有限要素法(FEM)を用いた数値解析を実施した.
 
赤間誠   WANG Wutong   塚原真宏   三阪佳孝   松田伸也   酒井達雄   
信頼性シンポジウム講演論文集   2021年   
新幹線車軸は疲労強度向上のため,高周波表面焼入れを行っており,平均寿命はほぼ10^9回転に達する。本研究では,焼入れ車軸鋼の10^9回転までの回転曲げ疲労試験を行い,同時に表面硬化層を考慮したFEM応力解析によって,試験結果を解明する。

所属学協会

 
2017年8月
 - 
現在
自動車技術会
2015年
 - 
現在
日本音響学会
2018年4月
 - 
2018年12月
日本鉄鋼協会
 
   
 
日本計算工学会
 
   
 
日本材料学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 

産業財産権

 
 
赤間誠   中島省吾   
熱応力に対する安全性がより高く、軽量化を図ることができる一体圧延形の鉄道車両用車輪である。ボス部と曲板部の接合部のうち、フランジ側ボス近傍曲線がボス大径端外周接続面の輪郭線に滑らかに接しており、フランジ側ボス近傍曲線の曲率半径は大きく、ほぼ平面に近い。このため、輪重と横圧が作用した場合、または輪重と背面横圧が作用した場合でも、フランジ側ボス近傍曲線の部分には応力集中はほとんど発生せず、車輪の強度が向上し、安全率が高くなっている。
 
桐村勝也   木川武彦   町田洋人   木本栄治   赤間誠   
鉄道車輪の表面に示温塗料を塗装し、この塗膜が車輪の異常加熱によって起こる変色、はくり等の熱劣化状態から、車輪の異常加熱を、目視により検知する。
 
赤間誠   木川武彦   木本栄治   
車輪の形状最適化の方法及び装置において、踏面ブレーキにより生じる熱応力を解析し、その分布が均一である場合に、輪重・横圧によって生じる機械的応力を解析し、これが設定応力を満たしている場合に、そのときの形状を車輪の最適形状とする。

研究テーマ