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大阪産業大学研究者データベース

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都市創造工学科

研究者リスト >> 藤長 愛一郎
 

藤長 愛一郎

 
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研究者氏名藤長 愛一郎
 
フジナガ アイイチロウ
URLhttp://wr19.osaka-sandai.ac.jp/ce/ecoene/index.html
所属大阪産業大学
部署工学部都市創造工学科
職名教授
学位Doctor of Engineering(Kyoto University), 博士(工学)(京都大学)
科研費研究者番号40455150
J-Global ID201201055979645956

研究分野

 
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 土木環境システム / 土木環境システム

学歴

 
1993年4月
 - 
1995年3月
京都大学 工学研究科 衛生工学専攻
 

論文

 
 
藤長愛一郎   大脇遼   諸澤正樹   渡邊信吾   松下稔   
環境技術   43(3)    2014年3月   [査読有り]
2009年に世界中で流行したインフルエンザA(H1N1)を対象に、発病する可能性のある感受性者S、保菌者E、発病者I、免疫保持者RへといたるSEIRSモデルを作成した.そして、特定の学校内など局所的、地域的な傾向を予測できる方法として、発病者と接触し感染する人の行動を確率的に捉えてシミュレーションする「動的解析」を行った.微分方程式の数値解と比較し、この動的解析の有効性を確認後、現実社会への応用として、学級・学年閉鎖の効果を検討した.
 
Aiichiro Fujinaga   Minoru Yoneda   Maiko Ikegami   
PROCEEDINGS OF THE 21ST INTERNATIONAL CONFERENCE ON NUCLEAR ENGINEERING - 2013, VOL 1      2014年   [査読有り]
Risk assessment of soil contaminated with radionuclides was performed by considering the intake of radionuclides in foods based on measured concentrations. Due to the disaster at the Fukushima nuclear power plant in 2011, radionuclides were spread...
 
藤長愛一郎   米田稔   池上麻衣子   
土木学会論文集G(環境)   69(3) 105-114   2013年   [査読有り]
福島第一原発事故で土壌や建物、植物などに沈着・吸着した放射性物質に関して、食物や土壌による内部被曝、および外部被曝をそれぞれ加算し、1年間の摂取や曝露による生涯の被曝線量を求めた.その結果、経路ごとに比較してみると、土粒子の経口と吸入による摂取量が無視できる程度となり、食品摂取と地表面からの外部被曝による被曝線量が比較的多いことが分かった.
 
Fujikawa,Y   Wei,P   Fujinaga,A   Tsuno,H   Ozaki,H   
Proceedings of the 15th International Conference on Environmental Remediation & Radioactive Waste Management   ICEM2013-96321.    2013年   [査読有り]
放射性セシウムを選択的に除去できるフェロシアン化合物を用いた水処理を、実際の下水処理・浄水処理・廃棄物焼却炉から排出される各種の灰からの抽出物に適応させる実験を行った。その結果、Fe(II), Zn(II), Cu(II), Mn(II)が存在する場合に、セシウムが共沈の効果で水中から除去されることが分かった。しかしながら、Znが高濃度(10mM)存在する場合は、セシウム除去率が減少してしまった。また、廃棄物の溶出を防ぐために、処理場で安定化剤を混合されている場合は、Fe(II), Fe(...
 
藤長愛一郎   米田稔   池上麻衣子   
日本リスク研究学会第25回年次大会講演論文集   25 207-212   2012年11月   
福島第一原発事故により土壌や建物,植物などに沈着・吸着した放射性物質に関して,土壌の摂食や吸入による内部被曝および地表面からの外部被爆に加え,モニタリング調査に基づく食品摂取による内部被曝を加算して,総括的な,1年間の摂取や曝露による生涯被曝量を求めた.経路ごとに比較してみると,土粒子の経口と吸入による摂取量が無視できる程度となり,食品摂取と地表面からの外部被曝による被曝量が多い結果となった.

MISC

 
 
藤長 愛一郎   村山留美子   岸川洋紀   
日本原子力学会誌   59(2) 99-102   2017年2月   
福島第一原発事故後の住民のリスク情報の入手方法や認知について,福島在住者(12名)と関西自主避難者(6名)の共通点と相違点をグループインタビューの結果に基づき考察した。共通点は,両者とも行政からの情報が不足していたことに不満だったことである。相違点は,自主避難者が,放射線のリスク情報を自分で調べて,行政やマスコミからの情報とのギャップに不安になったことである。一方で,福島在住者が長期避難しなかったのは放射線量を気にしていないわけではなく,避難し難い状況にあったことも関係していた。
よって,...
 
藤長愛一郎   米田稔   池上麻衣子   
地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会   18    2012年   
 
中坪良平   平木隆年   藤川陽子   藤長愛一郎   
環境技術学会研究発表大会及び特別講演会予稿集   11th 104-105   2011年9月   
 
藤川陽子   中坪良平   平木隆年   藤長愛一郎   
土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-ROM)   66th ROMBUNNO.VII-130   2011年8月   
 
藤長愛一郎   藤川陽子   中坪良平   平木隆年   
環境衛生工学研究   25(3) 132-135   2011年7月   

書籍等出版物

 
 
Hiroshi Hasegawa, a, al, Fujinaga, A. et, al. (Au(担当:共著)
Springer   2016年   (ISBN:9784431557586)   
重金属による土壌汚染の現状や対策方法についての書籍である。私の担当は,11章のリスク評価手法を用いた土壌汚染の対策方法の検討である。アメリカなどが採用している現場ごとのリスク評価方法は,現場の状況を考慮できるが,現場ごとにリスク評価をする必要がある。そこで,現場の状況を見て,曝露経路だけを選ぶフロー図を作成し,曝露経路ごとの「リスク管理濃度」を設定した。また,費用対リスク低減効果に基づく,浄化工法選定の手法も提案した。
 
Tomoyuki Takahashi Editor, Yoko Fujikawa, Hiroaki Ozaki, Xiaming Chen, Shogo Taniguchi, Ryouhei Takanami, Aiichiro Fujinaga, Shinji Sakurai, Paul Lewtas(担当:共著)
Springer   2016年   (ISBN:9784431558477)   
福島第一原発事故によって発生した放射性セシウムなどを含む下水汚泥焼却灰の量を低減するために,シュウ酸で放射性セシウムを抽出し,フェロシアン酸塩で凝集沈殿させる実験を行った。その結果,溶融炉の飛灰は,水溶性のセシウムを焼却飛灰より多く含んでいた。また,焼却飛灰の中には,シュウ酸抽出でコロイド状のセシウムが生成されるものがあり,この場合除去率が低下した。
 
平田健正, 今村聡監修, 藤長愛一郎ら(担当:その他)
オーム社   2009年3月      
都市再開発や農地の転用などに伴う土壌・地下水の汚染問題が顕在化しており,今後も対策ニーズが継続すると予想されている。本書は,土壌・地下水の汚染問題に関わる「実務者必携の用語事典」を念頭に,第一線の専門家・研究者が関係11分野の約600語を解説した。
(平田健正、今村聡監修、藤長愛一郎ら共著)
 
平田健正, 今村聡, 進士育英, 藤長愛一郎ら(担当:その他)
化学工業日報   2008年8月      
土壌汚染対策が2003年2月に施行され,リスク管理が認められているが,日本では完全浄化しないと土地の売買ができないのが現状である。そこで,土壌・地下水汚染のリスク評価を,米国の方法を基に,日本で適用する場合の方法論を分かりやすく解説し,日本での普及・啓蒙を図り,同時に実務者の理解の助けになるものとして執筆した。
(平田健正, 今村聡, 進士育英, 藤長愛一郎ら)
 
中島誠, 藤長愛一郎ら(担当:その他)
インターリスク総研   2003年10月      
本書は,米国で広く利用されている米国材料協会(ASTM)のリスクアセスメントの実務ガイドラインを,(社)土壌環境センターの部会メンバーで訳したものである。ASTMのリスクアセスメントは3つの階層からなり,第1の階層は,有害物質の濃度とその曝露経路に基づく基本的な健康リスク評価で,第2の階層では汚染現場特有の条件を考慮し,第3の階層では汚染の移動や減衰などを考慮する。このガイドラインは日本にリスク管理を普及する際に有用であると考えられた。
(中島誠,藤長愛一郎ら(訳))

講演・口頭発表等

 
 
Aiichiro FUJINAGA   Kazuki MASAKAGE   Naoyuki KISHIMOTO   Hiroaki OZAKI   Shogo TANIGUCHI   Ryohei TAKANAMI   
Water and Environment Technology Conference 2019 (WET2019) 3B-12, p.83   2019年7月   
 
Yamaguchi,Y   Aiichiro FUJINAGA   Naoyuki KISHIMOTO   Hiroaki OZAKI   Shogo TANIGUCHI   Ryohei TAKANAMI   
Water and Environment Technology Conference 2019 (WET2019), 3-20, p.87   2019年7月   
 
山口裕樹   藤長愛一郎   谷口省吾   高浪良平   尾崎博明   岸本直之   
第53回日本水環境学会 講演集 L-94   2019年3月   
 
藤長愛一郎   山内太喜   谷口省吾   高浪良平   尾崎博明   岸本直之   
第53回日本水環境学会 講演集 3H-13-3   2019年3月   
 
A. Fujinaga   Y. Yamaguchi   S. Taniguchi   R. Takanami   H. Ozaki   N. Kishimoto   
10th IWA Symposium on Modelling and Integrated Assessment, Watermatex 2019 Poster Presentations Proceedings, pp.27-34   2019年   

所属学協会

 
2016年
 - 
現在
日本公衆衛生学会
2012年
 - 
現在
日本原子力学会
2011年
 - 
現在
日本保健物理学会
2007年
 - 
現在
建設資源リサイクル研究会
2007年
 - 
現在
日本リスク学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
数理モデルを用いた微生物燃料電池の内部抵抗最小化による最大電力の算定とその実証
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
藤長 愛一郎 岸本 直之 
研究期間: 2023年4月 - 2026年3月
 
COVID-19流行は市民のリスク観をどのように変えるのか?:合意形成の観点から
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
村山 留美子 内山 巌雄 藤長 愛一郎 稲原 美苗 
研究期間: 2021年4月 - 2024年3月
 
土壌微生物燃料電池の発電メカニズムの解析および内部抵抗の削減による高電力化
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
藤長 愛一郎 
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月
 
セシウム等の放射性物質を含む指定廃棄物等の新処理システムの構築
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
尾崎 博明 高浪 龍平 山田 修 李 玉友 櫻井 伸治 谷口 省吾 藤長 愛一郎 藤川 陽子 津野 洋 
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月
 
3.11後の市民のリスク対応行動と認知の構造,その変動に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
村山 留美子 内山 巌雄 藤長 愛一郎 岸川 洋紀 渡邉 優香 
研究期間: 2015年4月 - 2018年3月

研究テーマ