| 国際学科
経歴 2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 理事
2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 評議員
2017年4月 - 2020年3月 大阪産業大学 国際学部 学部長
2014年4月 大阪産業大学 人間環境学部 文化コミュニケーション学科主任
学歴 1988年4月 - 1991年3月 京都大学大学院 文学研究科博士後期課程 現代史学専攻
1985年4月 - 1989年3月 京都大学大学院 文学研究科修士課程 現代史学専攻
1979年4月 - 1984年3月 京都大学 文学部 史学科現代史学専攻
委員歴 2019年4月 - 2020年3月 (公財)大学基準協会 2019年度大学評価第4分科会委員
2013年8月 - 2015年7月 (独)日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員, 国際事業委員会書面審査員・書面評価員
1985年10月 - 2003年9月 朝鮮史研究会 関西部会幹事
論文 歴史学研究 (968) 35-44 2018年3月 [査読有り][招待有り] 朝鮮高級学校に対する「高校無償化」制度からの排除に抗議して、大阪、愛知、広島、九州、東京の五つの朝鮮高級学校の生徒あるいは学校法人が国を相手に訴訟を起こしている。このうち2017年に広島、大阪、東京の3地方裁判所で判決が宣告され、大阪地裁では原告が全面勝訴したものの、広島と東京では原告敗訴判決が言い渡される正反対の結果となった。本稿ではこれら裁判の判決内容を紹介し、その意義や問題点を指摘した。
人権と生活 (44) 6-12 2017年6月 [招待有り] 大阪朝鮮学園が大阪府と大阪市に対して補助金交付の再開を求めた裁判において、大阪地裁は2017年1月、原告敗訴の判決を言い渡した。判決は、被告大阪府が主張する《橋下徹前大阪府知事による「四要件」は、「大阪府私立外国人学校振興補助金」制度創設当初より、この制度に内在していた「一条校に準じる」という要件を明確化したもの》という筋書きを支持したのである。しかし大阪府が振興補助金を交付しはじめたのは、①設置者が学校法人、②日本社会の構成員としての教育をも実施、③「内なる国際化」推進のための教育機関整...
藤永壯   高正子   伊地知紀子   鄭雅英   皇甫佳英   高村竜平   村上尚子   福本拓   高誠晩    大阪産業大学論集人文・社会科学編 28(28) 167-191 2016年10月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の後半である。
藤永壯   高正子   伊地知紀子   鄭雅英   皇甫佳英   高村竜平   村上尚子   福本拓   高誠晩    大阪産業大学論集人文・社会科学編 27(27) 101-123 2016年6月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の前半である。
伊地知紀子   高正子   藤永壯    コリアン・スタディーズ 2(2) 117-131 2014年6月 [査読有り] 韓国・済州島のある村の住民たちの日本への渡航、定着、往来などの経験を記録した。本稿では家族に着目することによって、個々人の渡日に至る背景、ネットワーク、移動時期などの重層的な関係を明らかにしようとした。
MISC 藤永 壯    歴史評論 (857) 66-74 2021年9月 [査読有り][招待有り]
藤永 壯    しんぶん赤旗 9 2021年1月 [査読有り][招待有り]
藤永 壯    はらっぱ : 子どもの人権・反差別・平和を考える (395) 9-14 2020年12月 [査読有り][招待有り]
藤永 壯    f visions (2) 28-29 2020年12月 [招待有り]
藤永 壯    歴史科学 (243) 26-31 2020年11月 [査読有り][招待有り]
書籍等出版物 田中宏, 板垣竜太, 中西新太郎, 小川原宏幸, 松本武祝, 三ツ井崇, 水野直樹, 外村大, 河かおる, 朴正明, 小林知子, 師岡康子, 吉澤文寿, 太田修, 仲尾宏, 藤永壯, 玄武岩, 岩崎稔(担当:分担執筆) 岩波書店 2007年1月 (ISBN:9784000242448) 近年、インターネットを中心に排外主義的ナショリズムが拡がっており、中でも一連の〈嫌韓流〉現象の根は深い。本書は、日韓関係をめぐるそれらの主張を多角的・批判的に分析するとともに、開かれた関係をつくるための考え方と歴史の基礎知識を提供するために出版された。藤永は第18章「韓国の「過去清算」はどうなっているか」を執筆し、いわゆる「親日派」問題を中心に、韓国で進む過去清算事業の歴史的意義を論じた。 |
姜誠, 太田修, 朴一, 鄭夏美, 鄭雅英, 呉文淑, 綛谷智雄, 藤永壯, 半月城, 高吉美(担当:共著) コモンズ 2006年5月 (ISBN:9784861870231) 『マンガ嫌韓流』に描かれた誇張、歪曲、捏造を明らかにする反論本。各章の問題点を具体的に指摘している。藤永は第8話「「植民地は絶対悪」という真理」を執筆し、日本の朝鮮植民地支配に関わる叙述の誤り、認識の不当性を指摘した。 |
杉原達, 近藤正己, 早瀬晋三, 駒込武, 内海愛子, 安井三吉, 飛田雄一, 永井均, 成田龍一, 小林知子, 森宣雄, 傅琪貽, 藤永壯, 丸川哲史, 高媛, 市場淳子(担当:分担執筆) 岩波書店 2006年2月 (ISBN:9784000105064) 政治、植民地、帝国、戦場、動員などテーマ別の巻編成でアジア・太平洋戦争をさまざまな切り口から考察し、その全体像に迫ろうとする講座。第4巻は、帝国の戦争経験を具体的な史料や論点に即し明らかにしている。藤永は第IV部第2章「済州四・三事件の歴史的位相」の執筆を担当。東アジア現代史上、最大の悲劇の一つである済州4・3事件の今日的意味を、歴史的な脈絡のなかで読み解くために、4・3事件と日本近現代史との関係、4・3事件真相糾明運動の歴史的意義について考察した。 |
大阪産業大学人間環境学部 2005年5月 2002-04年度科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)研究成果報告書(課題番号14510372)。目次は次の通り。
序論/第1章 植民地台湾における公娼制度の導入とその変遷―法令の分析を通じた基礎的考察―/第2章 植民地朝鮮における公娼制度の確立過程―1910年代のソウルを中心に―/結論/付録1 台湾の公娼制度法令/付録2 内地の公娼制度法令 |
早川紀代, 藤永壯, 今中保子, 樋口雄一, 游鑑明, 劉晶輝, 東栄蔵, 宮城晴美, 北河賢三, 関千枝子, 山田朗, 須永有香里(担当:分担執筆) 吉川弘文館 2005年2月 (ISBN:9784642062732) 原始から現代までの歴史を通して、女性たちの戦争・暴力への関わり方と時代による変化を明らかにしようとするシリーズ。第3巻では15年戦争期の植民地の女性たちの意識や生活実態、被爆女性・戦争未亡人・沖縄女性の戦後の姿を描いた。藤永は第1章「植民地公娼制度と日本軍「慰安婦」制度」の執筆を担当。「慰安婦」という呼称が、植民地公娼制度の中でしばしば見られた欺瞞的な用語の「言い換え」と同様な性格をもっていること、日露戦争を画期として、東アジア社会に空間的な広がりをもって成立した帝国日本の性管理システムが... |
講演・口頭発表等 藤永 壯    2021年度植民地遊廓科研オンライン研究会 2022年2月23日 科学研究費基盤研究(C)「朝鮮半島の植民地遊廓の形成・展開・変容」研究会 [招待有り] 徐智瑛氏(韓国学中央研究院)の発表に対して朝鮮近代公娼制度研究の立場からコメントを行った。
藤永 壯    ICU社会科学研究所2020年シンポジウム 2020年2月14日 国際基督教大学社会科学研究所
遊廓社会研究会書評会 2019年7月14日 遊廓社会研究会 [招待有り]
藤永 壯    中日語言対比青年学者フォーラム 2017年3月9日 延辺大学漢語言文化学院
東アジアにおける日本軍‘慰安婦’徴集研究国際学術会議 2015年10月26日 韓国学中央研究院 [招待有り]
共同研究・競争的資金等の研究課題 戦時期朝鮮の政治・社会史に関する一次資料の基礎的研究日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(B)水野 直樹 藤永 壮 宮本 正明 河 かおる 松田 利彦 LEE Sung Yup 庵逧 由香 洪 宗郁 金 慶南  研究期間: 2013年4月 - 2016年3月
社会貢献活動 【その他】 2010年5月11日 - 2021年5月11日 公益法人制度改革により、2013年「社団法人大阪国際理解教育研究センター」から、内閣府認可の「一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター」へ移行。
研究テーマ 研究テーマ | 日本帝国の支配地域における公娼制度の研究 |
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キーワード | 日本帝国,公娼制度,植民地,朝鮮 | 概要 | 戦前の日本帝国の支配地域における公娼制度と、朝鮮人接客女性の生活実態を分析することで、 「帝国」日本の性支配システムを明らかにする。 |
研究テーマ | 日本軍「慰安婦」制度の研究 |
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キーワード | 慰安所,慰安婦,日本軍 | 概要 | 日本軍「慰安婦」制度の確立過程を日本の植民地支配との関連のもとに考察する。 |
研究テーマ | 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査 |
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キーワード | 済州島,韓国,朝鮮,日本,4・3事件,大阪 | 概要 | 第2次大戦直後の時期における在日済州島出身者へのインタビュー調査を中心に、文献資料には残されていない民衆の視点から見た現代東アジア関係史の一側面を明らかにする。 |
研究テーマ | 韓国の「過去清算」について |
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キーワード | 韓国,朝鮮,過去清算 | 概要 | 現在、韓国で進められている「過去清算」の事業の歴史的意義を、朝鮮現代史の流れをふまえながら、世界史的な観点から検討する。 |
研究テーマ | 現代日本の歴史認識・朝鮮認識について |
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キーワード | 歴史認識,韓国,朝鮮,日本,歴史教科書 | 概要 | 歴史教科書問題を中心に現代日本における朝鮮の歴史に対する認識を分析する。 |
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