| 電気電子情報工学科
| 研究者氏名 | 岩田 明彦 |
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| イワタ アキヒコ |
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URL | |
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所属 | 大阪産業大学 |
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部署 | 工学部電気電子情報工学科 |
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職名 | 教授 |
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学位 | 博士(工学)(福井大学), 経営管理修士(MBA)(関西学院大学) |
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科研費研究者番号 | 80562339 |
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J-Global ID | 201901014888496650 |
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研究キーワード 人的資源行動モデル化とビジネス展開
,マルチレベル/階調制御型インバータ
,パルスパワーパワー半導体回路
,電動航空機
,電力変換回路、パワー半導体駆動回路
,パワー半導体駆動回路
,電力変換回路
経歴 2019年6月 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 客員研究員
2019年4月 大阪産業大学電子情報通信工学科 教授
1981年4月 - 2019年3月 三菱電機株式会社
学歴 2017年9月 - 2019年9月 関西学院大学大学院 経営戦略研究科
1981年3月 - 1981年3月 八代工業高等専門学校 情報電子工学科
委員歴 2022年9月 電気学会 マルチレベル電力変換器調査専門委員会
2006年4月 - 2009年5月 電子通信学会 電子通信エネルギー技術研究専門委員会 委員
2006年 - 2009年 電気学会 電子通信エネルギー技術研究専門委員会 委員
2007年4月 - 2008年10月 電気学会 自動車用パワーエレクトロニクスの現状調査専門委員会
2005年4月 - 2005年5月 電気学会 自動車パワーエレクトロニクス調査専門委員会
受賞 2020年11月 発明協会, 令和2年度近畿地方発明表彰奨励賞,超高速レーザ加工を実現した高圧インバータ
2010年11月 発明協会, H22年度(2010)近畿地方発明表彰文部科学大臣発明奨励賞,周波数最適制御を適用したオゾナイザ用電源
2010年7月 発明協会, 発明協会全国発明表彰21世紀発明奨励賞,階調制御型インバータ技術
2009年2月 日本機械工業連合会, 優秀省エネルギー機器表彰日本機械工業連合会会長賞,太陽光パワコン/UPS
2007年8月 電気学会, 電気学会産業応用部門大会第20回記念論文賞,階調制御型変換器を用いた自励式無効電力補償装置
論文 原田茂樹   岩田 明彦   内池平樹    電子情報通信学会論文誌C Vol.J87-C(No.11) 974-981 2004年11月 [査読有り] PDPの可視光利用効率ηvisibleが低い原因の一つとして,バス電極による光の遮へいが挙げられる。本論文では,ηvisible向上を目的として,透明電極とバス電極を構造的に分離し,バス電極上で放電させない「透明電極‐バス電極分離型PDP(TB分離型PDP)」を提案する。測定の結果,従来と比較して,発光効率が22%向上することを示す。
伊藤寛   鈴木昭弘   岩田 明彦    電気学会論文誌D, Vol.124(No.08) 820-829 2004年8月 [査読有り] 逆導通型GCT(RCGCT)サイリスタの直列接続に適用でき,大幅に損失を低減できる新しい二つの保護回路を提案した。一つはクランプコンデンサの初期電圧が均等分担電圧より高く設定した「クランプ電圧上昇スナバ回路」であり,他は直列接続したRCGCTサイリスタの漏れ電流差を補って分圧バランスを保つ「静的クランプ回路」である。
鈴木昭弘   山田正樹   田代正二郎   岩田 明彦    電気学会論文誌D Vol.123(No.09) 1012-1020 2003年9月 [査読有り] 加速器用クライストロンのパルス電源における出力波形の平坦性を増大するため,制御勾配電圧を用いた階調制御型の電圧サグ補償回路を開発した。各静電容量はそれぞれ異なる電圧で充電され,n2−1階調の補償電圧を半導体スイッチで生成する。この方式による5ユニットで補償電圧波形は31階調で,6.2kVまで得られる。この補償回路をパルス幅700μs,7kVパルス電源に適用し,サグ補償が可能なことを示した。
橋戸隆   鈴木昭弘   岩田 明彦   井上満夫    電子情報通信学会論文誌C Vol.J85-C(No.08) 692-699 2002年8月 [査読有り] 低温poly‐Siプロセスは駆動回路とLCDパネルを一体化できるので,LCDパネルモジュールの薄型化,高信頼性化,低コスト化が実現できる。一方低温poly‐Si TFTは単結晶Si MOSFETに比べて特性ばらつきが大。本論文では,従来のオフセットキャンセル技術を低温poly‐Si TFTに適用した場合に生じるオフセット電圧検知時の発振状態を防ぐ検出分離型オフセットキャンセラ回路と,入力回路からの電荷移行を補償する引込み電荷補償型オフセットキャンセラを提案し、実証した。
橋本隆   岩田 明彦    映像情報メディア学会誌 Vol.55(No.8) 1147-1153 2001年8月 [査読有り] PDPでは、パネル内のセルの放電特性が微妙に異なり、壁電荷の状態が印圧変動に影響されやすい。自己放電をよりよく利用するにはパルス幅を広くして立ち上り放電時の壁電荷蓄積量を増やす必要があり,立ち上り放電時に発生する空間電荷を用いて自己放電開始電圧を低くするにはパルス幅を狭める必要がある。実験の結果,0.6μsで最も自己消去放電が生じやすいこと,このとき電圧を270Vにすると広い動作マージンが得られることがわかった。
MISC 岩田 明彦    システム・制御・情報 = Systems, control and information : システム制御情報学会誌 66(12) 470-475 2022年
岩田明彦   大井健    三菱電機技報 Vol.91(No.7) 368-372 2017年7月 三菱電機では家庭・オフィス,社会,工場向けのパワエレ関連製品の製造・販売を行うとともに,それらの技術全般の開発を進めている。SiC(シリコンカーバイド)などワイドバンドギャップ半導体の普及、ジュラーマルチレベル変換器、永久磁石同期電動機の位置検出器レス制御、蓄電池はエネルギーマネジメント、そしてインテグレーション技術について総括している。
藤岡弘文   松野繁   岩田明彦    三菱電機技報 Vol82(No4) 275-278 2008年4月 太陽光発電システムの普及拡大に向けては,発電コストの更なる低減が求められており,そのキーとなる技術が太陽電池セルの発電効率向上とパワーコンディショナの電力変換効率向上である。三菱電機では多結晶シリコン太陽電池セルで世界トップレベルの最高変換効率18.6%を実現した。また、階調制御型インバータ技術を適用したパワーコンディショナで業界トップの電力変換効率97.5%を実現した。
岩田明彦   畠山善博   山田正樹   石井康裕   森修    三菱電機技報 Vo.79(No.7) 439-442 2006年6月 階調制御型インバータの基本構成と動作について述べるとともに,パワーエレクトロニクス機器の実用化するための課題と対策について述べる。さらに,電力品質改善のための瞬低保護装置や無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:UPS)への応用例についても述べる。
岩蕗 寛康   岩田 明彦   吉安 一    電気学会研究会資料. SPC, 半導体電力変換研究会 2005(34) 53-58 2005年5月
書籍等出版物 岩田明彦(担当:単著) 月刊車載テクノロジー,2023年11月号 2023年11月 |
岩田明彦(担当:分担執筆, 範囲:第6章の5、電動航空機とパワーエレクトロニクスの展望) シーエムシー出版 2021年8月 (ISBN:9784781316130) |
岩田明彦(担当:単著, 範囲:No.52) 技術情報協会研究開発リーダ 2010年 階調制御型インバータ技術の研究を振り返り,アイデアの着想から製品化までの研究開発の進め方や気をつける点を述べた。階調制御型インバータ技術は,色の諧調制御をパワーエロクトロニクスの世界に持ち込んだ,異分野間の融合から生まれた技術の芽であった。視点を変えれば新しいアイデアが生まれてくることを述べた。 |
岩田明彦(担当:単著, 範囲:Vol107,No8,) The Invention 2010年 階調制御型インバータの発明について、その経緯と効果を解説した。高効率化が必要となる社会の中で、PWM型に比べてロスの少ない階調制御型インバータの構成と動作を説明した。 |
岩田明彦(担当:単著, 範囲:Vol55,No8) 電設技術 2009年 スイッチング損失の低減,電磁ノイズの抑制などの実現に期待される階調制御型インバータの基本構成と動作および特長を説明するとともに,実用化に際して必要な制御技術について解説した。また,瞬低保護装置や無停電電源装置,ならびにPWM制御との併用による波形の高精度化に関して述べた。 |
講演・口頭発表等 米口大翔   赤枝幹王   西田拓未   新内悠仁   岩田明彦    2024電気学会全国大会、2024年3月 2024年3月
岩田明彦    EMC環境フォーラム2023 2023年11月24日
岩田明彦    東京理科大eモビリティシンポジウム2023 2023年10月21日
岩田明彦    2023年電気学会産業応用部門大会、電動航空機シンポジウム 2023年8月
所属学協会
2019年11月 - 現在 パワーエレクトロニクス学会
産業財産権 藤原 賢司,福本 久敏,竹上 智己,小島 鉄也,岩田 明彦,菅原 正宏,小林 宙,西山 万里,西沢 啓
藤原 賢司 岩田 明彦 リアクトルを用いないDCDCコンバータに関するものであり、複数の単相インバータを直列に接続し、それらの電力収支をゼロとなるよう制御すると共に、直流電源の電圧に単相インバータの交流側の電圧を加算して出力することで昇圧動作を得る。その中で複数の単相インバータの2つ直流電圧は同じ値となるよう制御される。
三相インバータの各相に単相インバータを直列に接続した階調制御インバータの初期充電回路の簡素化に関するものであり、三相3レベルインバータがパルス電圧を出力して、単相インバータ及び出力フィルタを介して流れる出力電流で単相インバータの直流コンデンサを充電し、出力電流が過電流とならぬよう、三相3レベルインバータが出力するパルス電圧のパルス幅とパルス周期を制御する。
社会貢献活動 【講師】大阪産業大学 2023年度大阪産業大学市民講座 2323年6月10日
研究テーマ
研究テーマ | パワーエレクトロニクスおよび応用装置の研究 |
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研究期間(開始) | 2019/04/01 |
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