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大阪産業大学研究者データベース

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経済学科

研究者リスト >> 杉山 裕
 

杉山 裕

 
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研究者氏名杉山 裕
 
スギヤマ ヒロシ
所属大阪産業大学
部署経済学部経済学科
職名教授
学位博士(経済学)(一橋大学)
科研費研究者番号10720948
J-Global ID200901012675769253

研究分野

 
  • 人文・社会 / 経営学 / 日本経営史
  • 人文・社会 / 経済史 / 日本経済史

学歴

 
2001年4月
 - 
2007年3月
一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻
 
1999年4月
 - 
2001年3月
一橋大学 経済学研究科 経済史・地域経済専攻
 
1994年4月
 - 
1998年3月
青山学院大学 経済学部経済学科 
 

論文

 
 
杉山 裕   
『大原社会問題研究所雑誌』   (590) 1-22   2008年1月   [査読有り]
高度経済成長期において、経営が人事考課による従業員の個別管理を推し進めることが可能であった労働者側の事情を分析した論文。この時代には労働者の人事賃金制度に対する不満が個別的・主観的であったため、労働組合は彼らの不満を調整して運動方針に反映していくことが困難であった。経営側は労働組合に代わってこの役割を担うなかで、職務給制度や職能給・職能資格制度といった個別管理を実現していった過程を明らかにしている。
 
『社会経済史学』   71(4) 71-91   2005年11月   [査読有り]
ブルー・カラー労働者を対象にした職務給制度を1962年に導入し、その後は資格制度において職務を基準とした管理を推し進めた八幡製鉄・新日本製鉄を事例として、その時々の賃金制度・資格制度に対し労使双方がどのような問題点を感じ、それがどのように解決されていったのかを分析している。当初は職務による管理を推し進めようとしていた経営側も、労働組合の反発や管理上の問題点に直面する中で、労使協議制度を活用しつつ、能力主義的な管理に転換していったことを明らかにしている。

講演・口頭発表等

 
 
第54回経営史学会全国大会   2018年9月   経営史学会   
 
第53回経営史学会全国大会   2017年10月   経営史学会   
 
第73回社会経済史学会全国大会   2004年5月   
八幡製鉄で職務給制度が1962年に導入され、1967年には職務給制度を基礎におく資格制度の改定がなされた。一連の動きはブルー・カラー労働者の処遇の「職務給化」であった。本報告では、八幡製鉄労働組合が保有する資料から労使交渉の経過や運動方針、組合員の声、経営側の状況認識などをピックアップし、資格制度や賃金制度改定が労使双方のいかなる思惑のもとで進められたのかを明らかにしている。

所属学協会

 
2011年7月
 - 
現在
文化経済学会
2006年10月
 - 
現在
日本労務学会
2006年5月
 - 
現在
経営史学会
2003年7月
 - 
現在
日本労働社会学会
2003年1月
 - 
現在
社会経済史学会

共同研究・競争的資金等の研究課題