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大阪産業大学研究者データベース

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国際学科

研究者リスト >> 藤岡 克則
 

藤岡 克則

 
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研究者氏名藤岡 克則
 
フジオカ カツノリ
URL
所属大阪産業大学
部署国際学部国際学科
職名教授
学位文学博士(徳島文理大学)
科研費研究者番号60249670
J-Global ID201101003565614857

研究分野

 
  • 人文・社会 / 言語学 / 言語学

経歴

 
2017年4月
   
 
大阪産業大学 国際学部国際学科 教授 
 
2016年4月
 - 
2017年3月
大阪産業大学学部学科再編準備室 教授   
 
2015年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 経営情報分析室 教授(兼務)   
 
2015年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 教育・学生支援機構 英語教育センター副センター長   
 
2010年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 教育・学生支援機構 教授 (科目名:コミュニケーション英語A/B,総合英語A/B,Current Topics and Presentation,Current Topics and Discussion,Academic Reading,サイエンス英語)   
 

委員歴

 
2014年
   
 
日本比較文化学会  理事・事務局長
 

論文

 
 
藤岡 克則   
『2008 年度日本語文學國際學術研討會會議手冊』(致良出版社)   127-134   2008年12月   
日本語の受動文において,「自発」「可能」「受身」「尊敬」という四つの多義性が生じることを,認知言語学におけるステージ・モデルを援用し説明を試みた。英語の受動文においては,話し手はステージの外から事態を客体可して観察しているのに対し,日本語の受動構文においては,主体が事態に取り込まれるという主体化の現象として考察することにより,この構文が多義的に解釈されることを明らかにした。
 
藤岡克則   堀口誠信   三浦秀松   石崎一樹   
   2007年3月   
新学習指導要領のもとで「ゆとり教育」を受けた学生が今年度より大学に入学することとなった。それにともない,各大学ではリメディアル教育,補習・補完授業の導入,カリキュラムやシラバス作成の見直しなどを早急に進めている。そのような大学のおかれた現状の中で,大学英語教育の今後のあるべき姿を検討するため,日本における戦後の中等教育から今日の「ゆとり教育」への変遷を,学習指導要領の改訂を中心に振り返り,教育制度という大きな枠組みの中で,何が変化したのかを整理したうえで,新・旧学習指導要領(外国語)の比較...
 
藤岡 克則   
『スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール研究報告書:研究2年目を振り返って』長崎県立佐世保南高等学校   82-87   2006年3月   
長崎県立佐世保南高等学校SELHi事業2年間の奇跡を総括するために、すでに4回受験している現2年生グローバルコース生徒のGTECスコアを中心に分析を行った。今回の分析では平均値による全体的な学力の推移に加えて、英語習熟度別に4分層に分けた推移を出すことにより平均値ではみえなかった分析が可能となった。分析結果から、学力の多様化に対するきめ細かな指導の重要性が示されることとなった。特に和文先渡し(あるいは中渡し)式授業は、下位層の生徒のリーディング能力育成には効果が高いが、上位層の生徒にはさら...
 
藤岡 克則   
『スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール研究報告書』長崎県立佐世保南高等学校   69-75   2005年3月   
長崎県立佐世保南高等学校SELHi事業の課題「リーディングに重点を置き、英語で情報や意見を伝える能力の育成を図る多面的効果的な指導法の研究開発」が一年間の教育プログラムを通してどのように成果をあげているかを、ベネッセによる英語学力検査GTECの結果を踏まえ、全国平均との比較を通して分析した。
和文先渡し法、音読、シャドーイング、多読などの日常のリーディング指導により、リスニングとライティングも全国平均を大きく上回る伸びがみられたことを、リーディングとライティング能力にみられる相関関係の点か...
 
藤岡 克則   
『言語研究の接点:理論と記述』(英宝社)   167-180   2004年6月   
There was a farmer had a dog.のように、一見、主格の関係代名詞が省略された非文のように思われる構文を、ランブレヒト(1988)は提示融合体構文として分析している。このような文は英語の母語話者は無意識のうちに発話していることがランブレヒトの論文で紹介されている。本論文では、子供の関係節の習得データを分析することにより、子供は関係節を習得する初期段階で提示融合体構文を習得することがわかることから、大人の用いる提示融合体構文と子供の習得する提示融合体構文を比較し、さら...

MISC

 
 
三浦秀松   堀口誠信   石崎一樹   藤岡克則   
『徳島文大学研究紀要』   (78) 159-172   2009年9月   
本稿では、徳島文理大学語学センターが独自に開発した英語診断テストの結果分析および過年度との比較分析を行うことにより、多様化する学生の英語能力を正確に測定するとともに、指導上注意すべき点を明確に示した。特に、体系的な文法知識が備わっていないことや、品詞の概念や文中における品詞の機能については特に指導上留意しなければならない事項である。また、動詞の自他に関する知識あるいは意識を高めるよう指導上の工夫が必要であることを指摘した。文法事項についての分析を担当
 
藤岡克則   中村嗣郎   
『長崎外大論叢』   (6) 53-66   2003年12月   
学校文法においては詳しく指導されない主格の関係代名詞の省略現象が、実際の英字新聞、雑誌記事、小説などにおいては散見されることを実例を詳しく挙げて示した。しかし、主格の関係代名詞の省略は、特別に指導するよりも、つなぎ語としてのthatの諸用法として一括して捉え指導するほうが効果的であることを提案した。主格の関係代名詞の省略データ収集を中村が、言語習得上の分析を藤岡が担当。
 
藤岡克則   中村嗣郎   
『長崎外大論叢』   (5) 33-46   2003年6月   
学校文法においては詳しく指導されない主格の関係代名詞の省略現象が、実際の英字新聞、雑誌記事、小説などにおいては散見されることを実例を詳しく挙げて示した。しかし、主格の関係代名詞の省略は、特別に指導するよりも、つなぎ語としてのthatの諸用法として一括して捉え指導するほうが効果的であることを提案した。主格の関係代名詞の省略データ収集を中村が、言語習得上の分析を藤岡が担当。
 
藤岡克則   大岩秀紀   藤内則光   
長崎外国語短期大学紀要『論叢』   (55) 71-92   2000年6月   
第2セメスター終了時の学生の英文法能力に関し、比較可能な測定結果を提示し、その結果を分析し評価した。Grammar IIの授業で教授した文法事項より30項目を選び、入学時に行った調査結果を比較検討し、学習項目ごとの習熟度の推移を中心に分析を行った。その結果、関係代名詞の格に関する事項と、仮定法における時間と時制に関する習熟度の伸びが低いことがわかった。これらの文法事項では、日本語との違いを理解させる指導が必要であることを指摘した。調査・分析ともに3名で実施。
 
藤岡 克則   
長崎外国語短期大学紀要『論叢』   (5号) 121-128   2000年6月   
法助動詞canとmayはいずれも許可の意味で用いられるが、語用論的に見ればそれらの使用域には特徴が見られることを指摘した。規範的にはmayの使用が望まれるが、日常ではcanの使用が圧倒的に多い事実を指摘し、canが好まれる理由を、関連性理論に基づくグロフセマ(1995)で提案されたcan、 may、 must、 shouldの4つの法助動詞の持つ基本となる意味の違いから説明し、canには話し手の許可の責任を軽減する心理的な働きがあることを提案した。

書籍等出版物

 
 
藤岡克則, 北林利治, 長谷部陽一郎(担当:共編者(共編著 者))
英宝社   2019年2月15日   (ISBN:9784269610330)   
 
藤岡克則, 山内信幸, ニール・ヘファナン, 金﨑茂樹, 橋尾晋平
金星堂   2019年1月20日   (ISBN:9784764740846)   
 
藤岡克則, 大岩秀紀(担当:その他)
三修社   2010年2月      
英語によるコミュニケーションに必要不可欠な英文法の基礎となる知識を学び直し、その知識を運用するために、英文法のミニマム・エッセンシャルズとなる文法項目を精選し、体系的に基礎から自律的に学習できる著書として出版した。大学における英語のリメディアル教育教材としても活用可能なものである。(B5版 92頁)
 
加島巧, 大岩秀紀, 野中響子, 川島浩勝, 藤岡克則, ロレッタ・ロレンツ(担当:その他)
Soseki Museum in London   2000年7月      
夏目漱石著の『夢十夜』を英語に翻訳したものである。漱石の作品を英語に翻訳することは、日本文学を海外に紹介する意義に留まらず、英語と日本語の表現の違いを知ることにもつながったといえる。原文の持つ音、色、感触などのイメージを損なうこと無く現代の英文に翻訳するよう工夫した。
夢九夜および夢十夜、p36-45の翻訳を担当した。
 
石黒昭博, 藤岡克則, 大岩秀紀(担当:その他)
三修社   1998年2月      
基本的な英文法事項を包括的に解説しながら、実際の会話の場面でいかに文法事項が使用されているかを理解させることを目的に作成した英文法テキストである。コミュニケーションにおける文法の役割の重要性に気付かせるために、ダイアログによる導入を行い、例文の自然さに配慮し、英語で表現することに特に注意を払い作成した。(A5版125頁)

講演・口頭発表等

 
 
2018年度日本比較文化学会国際学術大会   2018年5月19日   日本比較文化学会   
 
2017年度日本比較文化学会国際学術大会   2017年5月20日   
現代日本語における「モダリティ」研究の中から、益岡隆志がモダリティと構文文法ならびに文法化との類縁性を意識して提唱している「日本語構文意味論」を基盤にして日本語受動構文のモダリティ的特性を検証した。本発表においては、日本語受動構文が、モダリティの領域と命題としての領域との融合を生み出す構文の可能性があることを提唱した。
 
藤岡克則   
同志社ことばの会 2016年度年次大会   2017年2月11日   同志社ことばの会   
和辻哲郎が存在について思索する中で問うた日本語の問題について、言語学研究の観点から、言語相対論・言語類型論・繋辞の3つに焦点を当て、和辻哲郎の日本語論を現代言語学に通じる成果について再考を試みた。
 
望月肇   橋尾晋平   学大学院生   金﨑茂樹   Neil Hefferna   山内信幸   藤岡克則   
日本比較文化学会関西・関東・中部支部合同および 関西・中国四国・九州支部合同12月例会   2016年12月3日   日本比較文化学会   
本発表の目的は、従来のスピーキング教材を踏襲しつつ、大学初年次の英語教育において無理なく導入可能な、英語による簡略化したディベート(シンプル・ディベート)の枠組みを提案することである。その背景には、「根拠に基づき、賛成・反対の意見を述べることができる」、「批判的思考力を涵養する」、「英語コミュニケーション能力の4技能を統合的に活用する」などの学士課程教育としての到達目標があり、ディベートを単に英語力の向上のための訓練として考えているわけではないことが重要である。本発表で提案するシンプル・デ...
 
2016年度日本比較文化学会国際学術大会   2016年5月21日   

所属学協会

 
 
   
 
同志社ことばの会
 
   
 
表現学会
 
   
 
日本比較文化学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
フィンランド・メソッドを採り入れた英語プレゼンテーション能力育成法・評価法の確立
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
堀口 誠信 藤岡 克則 三浦 秀松 石崎 一樹 
研究期間: 2008年 - 2010年

研究テーマ

 
 
 

学会活動以外の講演実績