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大阪産業大学研究者データベース

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国際学科

研究者リスト >> 藤岡 克則
 

藤岡 克則

 
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研究者氏名藤岡 克則
 
フジオカ カツノリ
URL
所属大阪産業大学
部署国際学部国際学科
職名教授
学位文学博士(徳島文理大学)
科研費研究者番号60249670
J-Global ID201101003565614857

研究分野

 
  • 人文・社会 / 言語学 / 言語学

経歴

 
2017年4月
   
 
大阪産業大学 国際学部国際学科 教授 
 
2016年4月
 - 
2017年3月
大阪産業大学学部学科再編準備室 教授   
 
2015年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 経営情報分析室 教授(兼務)   
 
2015年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 教育・学生支援機構 英語教育センター副センター長   
 
2010年4月
 - 
2016年3月
国立大学法人愛媛大学 教育・学生支援機構 教授 (科目名:コミュニケーション英語A/B,総合英語A/B,Current Topics and Presentation,Current Topics and Discussion,Academic Reading,サイエンス英語)   
 

委員歴

 
2014年
   
 
日本比較文化学会  理事・事務局長
 

論文

 
 
藤岡 克則   
同志社大学英文学会 『主流』   (58) 111-126   1997年3月   
従来、生成文法において、統語的に義務的要素ではない述部として分析されてきた二次述語を、その機能から考察した結果、述部ではなく副詞として分析することを提案した。副詞として分析することにより、二次述語が統語上は主語と目的語のどちらとも直接は結び付いておらず、どちらの名詞句と意味上ネクサスの関係を持つかは、言語外の情報から決定されると考えられることを示した。また、結果構文で見られる二次述語も、本来は述語ではなく、動詞と結び付いた複合動詞を形成している可能性も示唆した。
 
藤岡 克則   
『ことばの樹海:石黒昭博先生還暦記念論文集』   89-108   1994年4月   
関係文法における使役文の分析を概観した上で、Dubinsky(1990)により提案された日本語の使役文の分析および、被使役者が関係網で占める文法関係の問題について考察した。さらに、許可の意味に解釈される日本語の使役文は、被使役者の直接目的語から間接目的語への降格に伴う「ニ格」付与、もしくは、「~アゲル」という形態素付与の結果生じ、それに伴い、関係網における層が一つ多くなることにより、有標の使役文として解釈されると提案した。
 
藤岡 克則   
日本比較文化学会 比較文化研究   (12) 37-50   1989年5月   
言語類型論においては、無標の基本語順が主な研究対照であるが、実際の発話状況では様々な有標の語順が見られる。本論文では、機能文法の視点から、語順の問題を考察することによって、有標語順の持つ特徴を明らかにしようと試みた。その結果、主題化される要素の位置として、Predication内にある統語的機能を持つ位置と、統語的機能を持たないPredicationの外を占める2つの位置が考えられることを提案した。
 
藤岡 克則   
修士論文(同志社大学)      1989年3月   
日本語と英語に見られる語順の鏡像関係という現象を、グリーンバーグの言語類型論の枠組みで考察した。その結果、日英語対照研究においてこれまで指摘されてきた鏡像関係は、主要部と修飾部の語順が反転するために起こる現象であり、英語はVO型としての、日本語はOV型としての語順の特徴を反映した現象であることが明らかになった。(A4版57頁)
 
藤岡 克則   
同志社大学英文学会   Core No. 18(18) 62-77   1989年3月   
英語における発話行為文の持つ機能的側面を、その表層構造と深層構造を考察することによって、明らかにしようと試みたものである。その結果、チョムスキー(1957)、カッツ・ポスタル(1964)の分析では欠陥のあった、異なった統語構造を持つ文タイプ間の命題類似性の問題を、執行動詞の意味素性の違いとして捉え直すことが可能であることがわかった。

MISC

 
 
三浦秀松   堀口誠信   石崎一樹   藤岡克則   
『徳島文大学研究紀要』   (78) 159-172   2009年9月   
本稿では、徳島文理大学語学センターが独自に開発した英語診断テストの結果分析および過年度との比較分析を行うことにより、多様化する学生の英語能力を正確に測定するとともに、指導上注意すべき点を明確に示した。特に、体系的な文法知識が備わっていないことや、品詞の概念や文中における品詞の機能については特に指導上留意しなければならない事項である。また、動詞の自他に関する知識あるいは意識を高めるよう指導上の工夫が必要であることを指摘した。文法事項についての分析を担当
 
藤岡克則   中村嗣郎   
『長崎外大論叢』   (6) 53-66   2003年12月   
学校文法においては詳しく指導されない主格の関係代名詞の省略現象が、実際の英字新聞、雑誌記事、小説などにおいては散見されることを実例を詳しく挙げて示した。しかし、主格の関係代名詞の省略は、特別に指導するよりも、つなぎ語としてのthatの諸用法として一括して捉え指導するほうが効果的であることを提案した。主格の関係代名詞の省略データ収集を中村が、言語習得上の分析を藤岡が担当。
 
藤岡克則   中村嗣郎   
『長崎外大論叢』   (5) 33-46   2003年6月   
学校文法においては詳しく指導されない主格の関係代名詞の省略現象が、実際の英字新聞、雑誌記事、小説などにおいては散見されることを実例を詳しく挙げて示した。しかし、主格の関係代名詞の省略は、特別に指導するよりも、つなぎ語としてのthatの諸用法として一括して捉え指導するほうが効果的であることを提案した。主格の関係代名詞の省略データ収集を中村が、言語習得上の分析を藤岡が担当。
 
藤岡克則   大岩秀紀   藤内則光   
長崎外国語短期大学紀要『論叢』   (55) 71-92   2000年6月   
第2セメスター終了時の学生の英文法能力に関し、比較可能な測定結果を提示し、その結果を分析し評価した。Grammar IIの授業で教授した文法事項より30項目を選び、入学時に行った調査結果を比較検討し、学習項目ごとの習熟度の推移を中心に分析を行った。その結果、関係代名詞の格に関する事項と、仮定法における時間と時制に関する習熟度の伸びが低いことがわかった。これらの文法事項では、日本語との違いを理解させる指導が必要であることを指摘した。調査・分析ともに3名で実施。
 
藤岡 克則   
長崎外国語短期大学紀要『論叢』   (5号) 121-128   2000年6月   
法助動詞canとmayはいずれも許可の意味で用いられるが、語用論的に見ればそれらの使用域には特徴が見られることを指摘した。規範的にはmayの使用が望まれるが、日常ではcanの使用が圧倒的に多い事実を指摘し、canが好まれる理由を、関連性理論に基づくグロフセマ(1995)で提案されたcan、 may、 must、 shouldの4つの法助動詞の持つ基本となる意味の違いから説明し、canには話し手の許可の責任を軽減する心理的な働きがあることを提案した。

書籍等出版物

 
 
藤岡克則, 北林利治, 長谷部陽一郎(担当:共編者(共編著 者))
英宝社   2019年2月15日   (ISBN:9784269610330)   
 
藤岡克則, 山内信幸, ニール・ヘファナン, 金﨑茂樹, 橋尾晋平
金星堂   2019年1月20日   (ISBN:9784764740846)   
 
藤岡克則, 大岩秀紀(担当:その他)
三修社   2010年2月      
英語によるコミュニケーションに必要不可欠な英文法の基礎となる知識を学び直し、その知識を運用するために、英文法のミニマム・エッセンシャルズとなる文法項目を精選し、体系的に基礎から自律的に学習できる著書として出版した。大学における英語のリメディアル教育教材としても活用可能なものである。(B5版 92頁)
 
加島巧, 大岩秀紀, 野中響子, 川島浩勝, 藤岡克則, ロレッタ・ロレンツ(担当:その他)
Soseki Museum in London   2000年7月      
夏目漱石著の『夢十夜』を英語に翻訳したものである。漱石の作品を英語に翻訳することは、日本文学を海外に紹介する意義に留まらず、英語と日本語の表現の違いを知ることにもつながったといえる。原文の持つ音、色、感触などのイメージを損なうこと無く現代の英文に翻訳するよう工夫した。
夢九夜および夢十夜、p36-45の翻訳を担当した。
 
石黒昭博, 藤岡克則, 大岩秀紀(担当:その他)
三修社   1998年2月      
基本的な英文法事項を包括的に解説しながら、実際の会話の場面でいかに文法事項が使用されているかを理解させることを目的に作成した英文法テキストである。コミュニケーションにおける文法の役割の重要性に気付かせるために、ダイアログによる導入を行い、例文の自然さに配慮し、英語で表現することに特に注意を払い作成した。(A5版125頁)

講演・口頭発表等

 
 
2018年度日本比較文化学会国際学術大会   2018年5月19日   日本比較文化学会   
 
2017年度日本比較文化学会国際学術大会   2017年5月20日   
現代日本語における「モダリティ」研究の中から、益岡隆志がモダリティと構文文法ならびに文法化との類縁性を意識して提唱している「日本語構文意味論」を基盤にして日本語受動構文のモダリティ的特性を検証した。本発表においては、日本語受動構文が、モダリティの領域と命題としての領域との融合を生み出す構文の可能性があることを提唱した。
 
藤岡克則   
同志社ことばの会 2016年度年次大会   2017年2月11日   同志社ことばの会   
和辻哲郎が存在について思索する中で問うた日本語の問題について、言語学研究の観点から、言語相対論・言語類型論・繋辞の3つに焦点を当て、和辻哲郎の日本語論を現代言語学に通じる成果について再考を試みた。
 
望月肇   橋尾晋平   学大学院生   金﨑茂樹   Neil Hefferna   山内信幸   藤岡克則   
日本比較文化学会関西・関東・中部支部合同および 関西・中国四国・九州支部合同12月例会   2016年12月3日   日本比較文化学会   
本発表の目的は、従来のスピーキング教材を踏襲しつつ、大学初年次の英語教育において無理なく導入可能な、英語による簡略化したディベート(シンプル・ディベート)の枠組みを提案することである。その背景には、「根拠に基づき、賛成・反対の意見を述べることができる」、「批判的思考力を涵養する」、「英語コミュニケーション能力の4技能を統合的に活用する」などの学士課程教育としての到達目標があり、ディベートを単に英語力の向上のための訓練として考えているわけではないことが重要である。本発表で提案するシンプル・デ...
 
2016年度日本比較文化学会国際学術大会   2016年5月21日   

所属学協会

 
 
   
 
同志社ことばの会
 
   
 
表現学会
 
   
 
日本比較文化学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

 
 
フィンランド・メソッドを採り入れた英語プレゼンテーション能力育成法・評価法の確立
日本学術振興会: 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
堀口 誠信 藤岡 克則 三浦 秀松 石崎 一樹 
研究期間: 2008年 - 2010年

研究テーマ