三牧陽子, 難波康治, 蔡程翔, 文藻外語大學, 佐藤彰, 有田有希, 西口光一, 山下仁, 谷智子, 大塚生子, 高木佐知子, 呉恵卿, 大谷晋也, 高阪香津美, 梅本仁美, 中谷潤子, 村岡貴子, 義永美央子, 嶋津百代, 上仲淳, 大阪大, 森本郁代, 服部圭子 (担当:分担執筆)
くろしお出版 2016年3月
大阪のインドネシア人教会をフィールドにそのコミュニテイの様態を紹介する。
そこは、インドネシア語でミサが行われる完全なインドネシア語空間である一方、メンバーの配偶者である日本人や国際結婚によって日本で育った第一言語が日本語である子供たちへの日本語コミュニケーションも求められる場である。多様な人々と多様な使用言語がすべて「宗教」という紐帯で成立しているコミュニティの有用性と、その中の複数の言語ネットワークの重なりや結びつきについて、述べる。