大津山 澄明, 浅田 晴香, 原田 愉平
大阪産業大学論集 自然科学編 131(131) 47-58 2021年3月31日 査読有り
列車の高速化に従い台車と車体の振動は顕著となり,鉄道車両における振動の問題は安全上も乗り心地上も非常に重要な課題であり,詳細な解析が求められている.そこで,軌条輪模型装置を用いて、4種類の踏面勾配(1/10~1/40)で実験を行った.
車両の振動のうち,高速走行時に蛇行動が生じると脱線の危険があり,乗り心地にも悪影響を与える.本論では軌条輪模型装置を用いて,低速から高速走行時に発生する鉄道車両の蛇行動現象を検証する.特に台車蛇行動現象に着目して,車体の固有振動との関連を解明した.