KAWATA Miki
環境社会学研究, (12) 136-149, Oct, 2006 Peer-reviewed
ローカル・コモンズを分析の対象として、コミュニティにおける人びとと自然との間の直接的な交流のありようを記述し、人びとは自然を保護するためにどのような規範をもっているのか検討した。具体的には、茨城県の霞ヶ浦(北浦)周辺の一集落を事例地として、昭和初期から戦後にかけての集落内の自然資源の共同利用を、空間・時間・属性・規制という4つの側面に整理して記述し、コミュニティにおける自然保護の規範について論じた。