木村 英二, 荒木 英行, 松井 勲, 三谷 研爾, 山本 佳樹 (担当:共著)
鳥影社 1994年2月
第四章「幻想の迷宮」において、論文「エンデの『はてしをい物語』」を執筆した。 この論文において、ヴォルフガング・マイスナーの論文「玄プ想的をもの」を参照しつつ、ミヒヤエル・エンデ『はてしか、物語』を幻想児童文学として位置づけた。そして、この作品における幻想的をものが以下のようを特質を持つことを、作品にそくして論証した。すなわち、三次元的を直線的空間時間構造ををす現実平面に向かって、三次元とは異質の円環的時間空間構造ををす空想平面が接近し、両平面が主体である点において接点を形成する。このとき幻想的をものが発生するのである。