研究者業績

望月 肇

モチヅキ ハジメ  (Hajime MOCHIZUKI)

基本情報

所属
大阪産業大学 国際学部 国際学科 教授
学位
修士(言語教育学)(2004年 関西学院大学)
学士(経済学)(1996年 大阪市立大学)
A Graduate Certificate in TESOL(2012年 Hawaii Pacific University)

J-GLOBAL ID
200901056444533211
researchmap会員ID
6000009289

論文

 24
  • 望月肇
    JACET 教育問題研究会 言語教育EXPO2024 1-2 2024年3月  筆頭著者
    筆者は2016年4月より、大阪産業大学国際学部の設置準備業務として、英語圏長期派遣留学・海外短期研修の派遣先選定、派遣先海外教育機関との協定締結に携わってきた。また、2017年4月の国際学部開設以来、旅行会社の協力を得ながら、英語圏長期派遣留学・海外短期研修のプログラム開発とその運営全般に携わっている。本稿では、ポストコロナ時代における「安心・安全な留学」を目指した「英語圏長期留学」ならびに「英語海外短期研修プログラム」の開発とその運営に関する実践について、オーストラリアの新規協定校開拓から、コロナ禍後最初の海外派遣となる2022年度春期英語海外研修(オーストラリア3週間)、2023年度長期派遣留学留学(米国半年、オーストラリア半年)について報告した。最後に、旅行業法で定められた旅行契約形態である「募集型企画旅行」、「受注型企画旅行」、「手配旅行」について解説し、それぞれの旅行契約形態によって、契約を請け負った旅行会社の責任範囲が異なることを、具体的な事例を挙げながら、それぞれのメリット、デメリットがあることについても説明した。
  • 望月 肇
    グローバル人材育成教育学会設立 10 周年記念第 11 回全国大会(大会予稿集) 30-31 2024年2月24日  筆頭著者
    大阪産業大学国際学部は2017年4月に開設され、今年で8年目を迎えます。発表者は2016年4月より国際学部設置準備業務として、英語圏長期留学・英語海外短期研修の派遣先選定、派遣先海外教育機関との協定締結に携わってまいりました。また、2017年4月の国際学部開設以来、旅行会社にサポートを仰ぎつつ、英語圏長期留学・英語海外短期研修のプログラム開発とその運営全般に携わっております。2020年から約3年間、コロナ禍における海外プログラムの中止やオンライン研修への変更、ポストコロナの海外留学・研修の再開も経験しました。大学における英語圏長期留学や英語海外短期研修は、参加学生の安全と健康を最優先しながら、できるだけ安価かつ充実したプログラムを開発し、運営することが求められます。本稿では、安心安全かつワン・ストップでの学生サポートを目指した英語圏派遣留学・海外研修プログラム開発、ならびにその運営について、オーストラリアの新規協定校開拓とコロナ禍を経て初めての海外派遣となる2022年度春期英語海外研修(オーストラリア3週間)を中心にご報告いたします。
  • 望月 肇
    2023実践教育研究発表会 宮城大会 講演予稿集(2023実践教育研究発表会 予稿特集号) 135-136 2023年8月  筆頭著者
    2017年に新設された4年制大学国際系学部における、キャリアセンター職員と学部教員との教職協働によるキャリア教育・支援の実践に関して報告する。第1期生が卒業を迎える2020年度前半は低調な就職内定率であった。また、2021年度、2022年度はコロナ禍の影響を大きく受けた。これらの困難を乗り越えて、教職協働によるきめ細かなキャリア教育・支援が奏功し、2020年度(1期生)の就職内定率(対就職希望者)は96.4%、2021年度は98.4%、2022年度は98.8%に達した。
  • 望月 肇
    2022実践教育研究発表会埼玉大会 講演予稿集(2022実践教育研究発表会 予稿特集号) 139-140 2022年8月  筆頭著者
    大阪産業大学国際学部国際学科 望月ゼミ1期生(2020年度4年生)8名、2期生(2021年度4年生)8名は、3年次から4年次の2年間にわたるゼミ活動において、大学による地域社会連携活動の一環として、大阪産業大学が所在し、包括連携協定を締結している大東市のおすすめスポットを現役大学生の目線で取材し、日本語版と英語版の観光案内(A4両面カラー版)制作に取り組んだ。さらに、2019年度は一般社団法人甲賀市観光まちづくり協会(滋賀県)、2020年度は一般社団法人瀬戸内市観光協会(岡山県)と連携し、それぞれの地域の観光案内マップの英語翻訳版制作に取り組んだ。これらのプロジェクト活動を通して、各々の学生が社会人基礎力を向上させることができた。
  • 望月 肇
    2021実践教育研究発表会全国大会 講演予稿集(2021実践教育研究発表会 予稿特集号) 133-134 2021年8月  筆頭著者
    大阪産業大学とANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社との教育連携協定の枠組みの中で、今般のコロナ禍を乗り越えて、国際学部1年生を対象に正規授業内で実施した2つの初年次キャリア教育実践(1.オンデマンド映像授業「接遇&マナー講座」2020年5月~7月、講師:筆者、2.寄付講座「グローバル環境で求められるおもてなし」2021年5月19日、講師:現役キャビンアテンダント講師)について、初年次教育ならびにキャリア教育の観点から考察した。コロナ禍において、現役キャビンアテンダントの講師による実践的な授業を、大学1年生が正規授業内で受講できることは先例がなく、初年次教育ならびにキャリア教育の観点から、大変貴重な教育実践であると考えられる。
  • 望月 肇
    2020実践教育研究発表会全国大会 講演予稿集(2020実践教育研究発表会 予稿特集号) 141-142 2020年9月  筆頭著者
    大阪産業大学国際学部国際学科 望月ゼミナール(1期生:3年生8名)では、大阪産業大学と大東市との包括連携協定の枠組みの中で、2019年度のゼミ活動において、現役大学生の目線から大東市内のおすすめスポットを取材し、日本語版と英語版の観光案内(A4両面カラー版)制作に取り組んだ。今回は、スワン カフェ&ベーカリー大東店に焦点を当て、焼きたてのパンやおいしいコーヒーはもちろん、障がいのある人もない人も共に働ける職場の取材や観光案内の制作を通して、学生の社会人基礎力の向上に繋がった。本プロジェクトでは、学生達が英語教育専攻の知識や技能を生かして、観光案内の英語翻訳に取り組むだけでなく、学生達が自ら取材を行い、日本語版の観光案内を制作し、英語に翻訳するというプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL:Project Based Learning)形式のアクティブ・ラーニング(Active Learning)を通して社会貢献の一端を担うことができたことが、学生達の達成感に繋がったようである。また、学生達が本プロジェクトを通して、市役所やお店など様々な社会人の方々との関わりの中で、挨拶や礼儀作法をはじめ、経済産業省が提唱する「社会人基礎力(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)」の向上に繋がった。
  • 望月 肇
    2019実践教育研究発表会東京大会 講演予稿集(2019実践教育研究発表会 予稿特集号) 157-158 2019年9月  筆頭著者
    大阪産業大学は、国際学部国際学科の開設(2017年4月)に先駆けて、2016年9月にANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社との教育連携を締結した。ANAエアラインスクールでは、現役キャビンアテンダントが講師を務め、社会人基礎力、接遇の基本などを内容とする講座を、ダブルスクール型で開講している。本稿では、国際学部新設ラッシュの背景にあるグローバル人材育成の社会的ニーズ、近隣大学の動向調査と教育連携協定締結に至るまでの報告、さらに、この教育連携により、航空関連企業に就職を目指す全ての学部学科に所属する学生に対して、ANAエアラインスクールの優待受講の門戸が開かれたこと、また、初年次キャリア教育を意識した教育連携の事例として、国際学部国際学科1年生全員を対象に実施した、ANA現役キャビンアテンダント講師によるANAエアラインスクール寄付講座について報告した。
  • 望月 肇
    初年次教育学会第12回大会発表要旨集 122-123 2019年9月  筆頭著者
    2017年度より3年連続で大阪産業大学離学者対策事業として実施した大阪産業大学国際学部1年生対象新入生歓迎イベント"OSAKA ENGLISH VILLAGE (OEV)でのアメリカ文化体験"(入門ゼミ1の一環として実施)、「ワークショップ1」における大阪城公園での外国人観光客への英語インタビューに関する教育実践について報告した。さらにOEV行事への学生の欠席者と1年後の離学との関連を検証した。2018年度は2017年度と比較して、全体の離学率が大幅に改善され、1年以内の離学者の本事業(OEV)への欠席率も大きく改善されている。 これらは、入門ゼミ1の担当教員を中心に国際学科の教員が協力して取り組んだ初年次教育が奏功したと考えられる。今後の課題として、OEV行事の欠席者の1年次終了時の離学率を比較し、特に実施後の指導によって、両者の差をできるだけ狭めることを目指したい。
  • 望月 肇
    初年次教育学会第11回大会発表要旨集 120-121 2018年9月  筆頭著者
    開設2年目の本学国際学部国際学科の初年次学生に対する「入門ゼミ1」と「ワークショップ1」との科目間連携、理論と実践の往還、初年次キャリア教育を意識した実践的な異文化理解・異文化コミュニケーション教育と英語教育に関する以下の3つの教育実践とその成果に関して報告した:(1)「“OSAKA ENGLISH VILLAGE”におけるアメリカ文化体験」と題した新入生歓迎行事(「入門ゼミ1」の授業の一環として)、(2) 日系大手航空会社現役キャビンアテンダント講師招聘による寄付講座「接遇&マナー講座」の実施(「ワークショップ1」の授業の一環として)、(3)「ワークショップ1」における理論と実践の往還を意識した異文化理解・異文化コミュニケーションの学び(第1週目:教室においてグループワークなど様々な活動を交えた理論学習、第2週目:大阪城公園において外国人観光客の方々に対する英語でのインタビュー実施)。
  • 望月 肇
    日本リメディアル教育学会第13回全国大会発表予稿集 92-93 2017年8月  筆頭著者
    本稿では、大阪産業大学国際学部の初年次学生に対する異文化理解教育と英語教育に関する3つの教育実践を報告した。1.異文化理解・異文化コミュニケーションの体験型理論学習と学外フィールドワークを組み合わせた「ワークショップ1」における教育実践。2.「ワークショップ1」における大手航空会社現役CA講師による初年次キャリア教育を意識した異文化理解講座。3.「入門ゼミ」授業の一環で「OSAKA ENGLISH VILLAGEにおけるアメリカ文化疑似体験」と題した新入生歓迎行事。事後アンケートの結果、各教育実践について、多くの学生より「異文化への理解が深まった」など肯定的な感想が得られた。これらの教育実践は4年間の大学教育の初年次、導入教育の一部に過ぎない。今後は、旅行・航空業界等へのインターンシップ、語学運用能力向上に加えて異文化理解等の経験が可能な海外研修など、「グローバル人材育成」を目指した新しい大学教育プログラムの開発を目指したい。
  • 望月 肇、橋尾晋平、金﨑茂樹、ニール・ヘファナン、山内信幸、藤岡克則
    比較文化研究 126 1-12 2017年4月  査読有り
    本稿は、高大接続を視座に入れて大学での初年次で開講される英語コミュニケーションの授業に資することを目的としている。第2章においては、高等学校「英語表現Ⅱ」の教育目標を概観し、テキストの調査をもとに、高等学校において英語でのディベートがどの程度採り入れられているかを検討し、また第3章においては、国際バカロレアの「知の理論(Theory of Knowledge)」で求められている思考力の訓練及びCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)における評価の観点から、英語教育におけるディベートの効用を考察した。第4章においては、学士力やグローバル人材育成の視点から、本研究の意義を検討を行った。第5章においては、現在、筆者たちが研究している「シンプル・ディベート」について解説し、実践モデルを提案している。筆者の責任分担は第4章である。
  • 望月 肇, 大根田浩久, 房野真也, 坂内宏行, 徳田誠, 阿部智美, 政家利彦, 大澤茂治, ダワァ・ガンバット, 藤本隆士, 猪川優子, 上江憲治, 葛目幸一, 藤井清治, 田窪康博, 猪野浩平, 若松純子
    論文集「高専教育」 38 549-554 2015年3月  査読有り
    筆者が2013年度、電子機械工学科1年学級担任として、他の学級担任、教科担任、保健室看護師、学生寮職員、専攻科TA(ティーチングアシスタント)学生など、多くの教職員、専攻科学生と連携しながら、新入生合宿、英語・数学の学習支援、音楽発表会、米国大学教授による英語講演会、小型ヘリコプタを用いた初年次教育などに関する教育実践論文である。これらの教育実践の結果、1年間を通して初年次教育の時間の出席率が90%以上の学生は、2年への進級率が97.1%と非常に高かった一方で、出席率の高くない学生へのより良い指導方法が課題となった。筆者の責任分担は、小型ヘリコプタを用いた初年次教育の箇所以外の本論文全体である。
  • 望月 肇, 徳田 誠, 坂内宏行, 阿部智美, 房野真也
    平成26年度全国高専教育フォーラム教育研究活動発表概要集 213-214 2014年8月  査読有り
  • 望月 肇
    関西英語教育学会『英語教育研究』 (35) 127-142 2012年3月  査読有り
    「専攻科英語キャンプ2009,2010,2011」の3か年の実践をもとに、シャドーイング、シャドーイング+速読、TOEIC対策という3つの学習法の学習効果(英語総合力、リスニング力、読解力)の比較分析を行い、先行理論研究、先行実践研究との関連性を考察した学術論文。結論として、シャドーイングのみの学習は、リスニング力の向上には有効であるが、同一時間内においてシャドーイングと速読を組み合わせて学習する方が、リスニング力のみならず、英語総合力、読解力も有意に向上させることが確認された。つまり、シャドーイングは読解力向上に間接的な効果しか与えられない反面、速読は読解力向上に直接的な効果をもたらしたと考えられる。
  • 望月 肇, ダワァ ガンバット, 葛目幸一, 坂内宏行, 野口 隆, 上江憲治
    全国高等専門学校英語教育学会研究紀要 (30) 73-82 2011年3月  査読有り
    弓削商船高等専門学校「専攻科英語キャンプ2009」の実践に関する教育実践とその効果を考察した査読論文。事前、事後テスト((財)日本英語検定協会主催 英語能力判定テスト)を実施し、統計解析を行った結果、5日間という短期間の英語集中講座は、学生の英語総合力、リスニング力、読解力を有意に向上させることが実証された。 筆者が全体を執筆し、他の共同執筆者は内容の添削、校正を行った。(分担執筆割合90%)
  • MOCHIZUKI Hajime
    MEMOIRS of the YUGE NATIONAL COLLEGE of MARITIME TECHNOLOGY 33(33) 88-94 2011年  
    シャドーイング授業に関する教育実践とその成果(リスニング内容理解力向上,読解内容理解力向上)に関する報告ならびに,NIRS(近赤外光法脳計測装置)を用いたシャドーイング学習中の学習者の脳内言語処理メカニズムの解明を目指した計測実験の計画をまとめた。
  • 望月 肇, 濱中俊一, 藤井清治, 葛目幸一, 児玉敬一
    論文集「高専教育」 34(34) 755-760 2011年  査読有り
    Recently,some of the first-year students in our college arrived without adequate study or social skills.As a result,some dropped out during the first year.Therefore,the "First-Year Experience st the College of Technology(Kosen)" was implemented in order to support a smooth transition from secondary education to higher education for these new students.We designed the "Orientation Camp" project.12 teachers led 89 new students to Omishima,Ehime on April 10th and 11th,2009.We carried out the following collaborative activities:(1)cooking curry and rice outdoors,(2)orienteering in small groups.According to the post questionnaire,92.1% of the students indicated that the camp helped them nake new friends.In addition,this paper reports the following educational practices for these students:(1)short morning home room,(2)extra math lessons,(3)art and calligraphy exhibition and a music concert in the school festival,(4)lectures by guest speakers,(5)active learning through hands-on activities.The one-year joint program implemented by our teachers resulted in no students dropping out of school in the middle of 2009.
  • 望月 肇
    第二言語としての日本語の習得研究 (凡人社) (13) 71-94 2010年  査読有り招待有り
    日本の学校英語教育におけるシャドーイング実践研究に関する学術論文。昨今の日本の英語教育を取り巻く環境の変化、ならびにシャドーイングに関する理論面、実践面での先行研究を概観した後、中学2年生に対するシャドーイング授業実践研究、高校1年生に対するシャドーイング再生率向上と英検2級リスニングテストにおける得点率向上を目指したアクション・リサーチを報告する。続いて、LL教室が存在しない高等専門学校での効果的なシャドーイング学習を目指した簡易LLシステムの構築、高等専門学校専攻科生を対象にしたシャドーイング実践ならびにその効果(リスニング内容理解力,読解内容理解力の両方が向上)について考察した。
  • 望月肇, 藤井清治, 猪川優子, 山尾徳雄, 濱中俊一, 勘久保広一, ダワァガンバット, 長井弘志, 葛目幸一, 野々山和宏, 中村真澄, 若松純子, 阿部智美
    弓削商船高等専門学校紀要 32(32) 129-136 2010年  
    Recently, some of the first-year students in our college seemed not to have enough study experience from their junior high-school years. Therefore, "first-year experience at college of technology (Kosen)" is important in order to support a smooth transition from secondary education to higher education. We designed "Orientation Camp 2009" project as a part of first-year experience with our teachers' support and cooperation. Participants in the orientation camp were 89 new students in our college. 12 staffs that consist of 11 teachers and 1 nurse led them to an accommodation for living in groups in Omishima, Ehime on April 10th and 11th, 2009. We carried out the following activities: (1) orientation for new college life, (2) outdoor curry cooking, (3) practice singing national anthem and college song, (4) orienteering in a small group, (5) home room in each class. According to the post questionnaire answered by our college's first-year students, 63.7% of the students had the positive impression towards the orientation camp. 92.1% of the students felt that the camp helped them to make new friends. However, their positive impression varied with each activity. In the future, we need to design more attractive activities that will satisfy all the new students.
  • 望月 肇, ダワァガンバット, 坂内宏行, 葛目幸一
    論文集「高専教育」 (33) 881-885 2010年  査読有り
    弓削商船高等専門学校「専攻科英語キャンプ2008」の実践に関する教育実践とその効果を考察した査読論文。事前、事後テスト(ロングマンTOEIC対策教材に付属するリスニングテスト)を実施し、統計解析を行った結果、5日間という短期間の英語集中講座は、学生のリスニング力を有意に向上させることが確認された。
  • 望月肇, 濱中俊一
    初年次教育学会誌 2(1) 80-87 2009年12月  査読有り
    国立高等専門学校は中学卒業生を1年生として受け入れる高等教育機関であるという独特の教育システムを持つ。1年生が高専の教育に順応するための様々な教育支援の必要性を説き、課題学習、国際交流などの具体的な初年次教育実践の報告とアンケート結果分析による、教育効果の検証を行った。
  • 望月 肇, 坂内宏行, 野口 隆, 上江憲治
    弓削商船高等専門学校紀要 31(31) 139-146 2009年  
    国際的視野を育むことを目的として、初年次学生とアメリカ人高校生との様々な国際交流プログラムを実施した。英語と日本語を織り交ぜながら、少人数でゲームを楽しんだり、書道、折り紙、茶道を一緒に体験するなど、座学の外国語学習よりも、体験を通して外国語を学ぶ楽しさ、モチベーションを向上させることが、事後アンケートの分析結果より確認された。
  • Hajime MOCHIZUKI
    平成18(2006)年度文部科学省委嘱「英語指導力開発ワークショップ」事業実施報告書 関西学院大学言語教育研究センター 187-202 2007年  
    高校1年生を対象に、正規の英語授業中に、句や節の間に小休止のあるネイティブ話者の英語録音音源を用いてシャドーイング練習を行った結果、1シャドーイング録音再生率が1回目録音に比べて3回目録音において有意な向上がみられ、英検2級リスニングテスト過去問題においても、事前テストと比較して事後テストにおいて、正答率が有意に向上した。ポーズありシャドーイングは、通常のポーズなしシャドーイングへの橋渡し的な学習活動になり得ることが示唆された。
  • Hajime MOCHIZUKI
    Studies in English Language Teaching KELES (No.29) 29-44 2006年11月  査読有り
    シャドーイングが英語学習初期段階の中学生にとって効果的な学習法であるかどうかを検証した。シャドーイング練習を行うグループ39名、シャドーイング練習を行わず、新出単語の発音練習、教科書本文のリスニングやリピート練習といった従来の音声学習を行うグループ19名に分け、週4回50分授業の中で20分間ずつ、約1か月間、計13回実施した。対象生徒は私立中学2年生58名、教材は文部科学省検定済教科書NEW HORIZON II, IIIより、授業で学習済みの英文を使用した。リスニング事前テスト(英検3級、準2級、2級過去問題より40題)とリスニング事後テスト(事前テストと同じ問題)の得点の伸びを、Repeated Measures ANOVAにより統計解析を実施した結果、シャドーイングは中学生のリスニング内容理解力を有意に向上させる結果が得られた。

MISC

 1
  • 望月 肇
    「大学英語教育学会 グローバル人材育成のための大学英語教育の取り組み」 一般社団法人大学英語教育学会グローバル人材育成特別委員会 16, 63 2016年5月  筆頭著者
    ハワイパシフィック大学(Hawaii Pacific University、以下HPU)と連携しながら、教員と学生が相互訪問し、国際的な英語教員養成に資する以下の教育実践について報告した。(1) HPU-大韓民国建陽大学校英語教員養成事業におけるTeaching Partnerとしての指導協力、(2) HPU教授招聘による初年次学生を対象とした英語講演会の実施、(3) HPU学生の英語授業における教育実習の受け入れに関する教育実践。

書籍等出版物

 1
  • 望月肇, 濵中俊一, 上江憲治, 葛目幸一 (担当:共著, 範囲:初年次・導入教育:事例集 事例⑪【高等専門学校事例】「弓削商船高等専門学校」)
    ナカニシヤ出版 2012年9月15日 (ISBN: 9784779506925)
    弓削商船高等専門学校における初年次教育の実践について、国際理解教育、新入生オリエンテーション合宿(協同学習)、早期キャリア支援(1年生対象講演会)、英語・数学の学習支援等の教育実践に関して、詳細に事例を紹介するとともに、初年次教育の実施に至った経緯、初年次教育支援室の設置、独特な教育システムを持つ高等専門学校における初年次教育に関して執筆した。筆者が分担ページ全体を執筆し、他の共同執筆者は内容の添削、校正を行った。(分担執筆割合90%)

講演・口頭発表等

 39
  • 望月 肇
    一般社団法人 大学英語教育学会 教育問題研究会 言語教育EXPO 2024、中央大学茗荷谷キャンパス(東京) 2024年3月10日 一般社団法人 大学英語教育学会 教育問題研究会
    発表者は2016年4月より、大阪産業大学国際学部の設置準備業務として、英語圏長期派遣留学・海外短期研修の派遣先選定、派遣先海外教育機関との協定締結に携わってきました。また、2017年4月の国際学部開設以来、旅行会社の協力を得ながら、英語圏長期派遣留学・海外短期研修のプログラム開発とその運営全般に携わっております。本発表では、ポストコロナ時代における「安心・安全な留学」を目指した「英語圏長期留学」ならびに「英語海外短期研修プログラム」の開発とその運営に関する実践について、オーストラリアの新規協定校開拓から、コロナ禍後最初の海外派遣となる2022年度春期英語海外研修(オーストラリア3週間)、2023年度長期派遣留学留学(米国半年、オーストラリア半年)について、ご報告しました。最後に、旅行業法で定められた旅行契約形態である「募集型企画旅行」、「受注型企画旅行」、「手配旅行」について解説しました。それぞれの旅行契約形態によって、契約を請け負った旅行会社の責任範囲が異なることを、具体的な事例を挙げながら、それぞれのメリット、デメリットがあることについてもご説明しました。発表後に、先生方からのご経験談やご意見を頂戴しました。より良い留学・海外研修の開発・運営に繋げていきたいと考えております。
  • 望月 肇
    グローバル人材育成教育学会 第11回全国大会(東京・明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー2階) 2024年2月24日 グローバル人材育成教育学会
    大阪産業大学国際学部は2017年4月に開設され、今年で8年目を迎えます。発表者は2016年4月より国際学部設置準備業務として、英語圏長期留学・英語海外短期研修の派遣先選定、派遣先海外教育機関との協定締結に携わってまいりました。また、2017年4月の国際学部開設以来、旅行会社にサポートを仰ぎつつ、英語圏長期留学・英語海外短期研修のプログラム開発とその運営全般に携わっております。2020年から約3年間、コロナ禍における海外プログラムの中止やオンライン研修への変更、ポストコロナの海外留学・研修の再開も経験しました。大学における英語圏長期留学や英語海外短期研修は、参加学生の安全と健康を最優先しながら、できるだけ安価かつ充実したプログラムを開発し、運営することが求められます。本発表では、安心安全かつワン・ストップでの学生サポートを目指した英語圏派遣留学・海外研修プログラム開発、ならびにその運営について、オーストラリアの新規協定校開拓とコロナ禍を経て初めての海外派遣となる2022年度春期英語海外研修(オーストラリア3週間)を中心にご報告しました。
  • 望月 肇
    一般社団法人 実践教育訓練学会、実践教育研究発表会2023宮城大会、東北職業能力開発大学校(宮城県栗原市)・オンライン開催 、2023年8月18日~8月19日 2023年8月19日 一般社団法人 実践教育訓練学会
    2017年に新設された4年制大学国際系学部における、キャリアセンター職員と学部教員との教職協働によるキャリア教育・支援の実践に関して報告する。第1期生が卒業を迎える2020年度前半は低調な就職内定率であった。また、2021年度、2022年度はコロナ禍の影響を大きく受けた。これらの困難を乗り越えて、教職協働によるきめ細かなキャリア教育・支援が奏功し、2020年度(1期生)の就職内定率(対就職希望者)は96.4%、2021年度は98.4%、2022年度は98.8%に達した。
  • 望月 肇
    一般社団法人 実践教育訓練学会、実践教育研究発表会2022全国大会、ものつくり大学(埼玉県行田市)・オンライン同時開催 2022年8月19日 一般社団法人 実践教育訓練学会
    大阪産業大学国際学部国際学科 望月ゼミ1期生(2020年度4年生)8名、2期生(2021年度4年生)8名は、3年次から4年次の2年間にわたるゼミ活動において、大学による地域社会連携活動の一環として、大阪産業大学が所在し、包括連携協定を締結している大東市のおすすめスポットを現役大学生の目線で取材し、日本語版と英語版の観光案内(A4両面カラー版)制作に取り組んだ。さらに、2019年度は一般社団法人甲賀市観光まちづくり協会(滋賀県)、2020年度は一般社団法人瀬戸内市観光協会(岡山県)と連携し、それぞれの地域の観光案内マップの英語翻訳版制作に取り組んだ。これらのプロジェクト活動を通して、各々の学生が社会人基礎力を向上させることができた。
  • 望月 肇
    一般社団法人 実践教育訓練学会、実践教育研究発表会2021全国大会、オンライン開催 2021年8月21日
    大阪産業大学とANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社との教育連携協定の枠組みの中で、今般のコロナ禍を乗り越えて、国際学部1年生を対象に正規授業内で実施した2つの初年次キャリア教育実践(1.オンデマンド映像授業「接遇&マナー講座」2020年5月~7月、講師:筆者、2.寄付講座「グローバル環境で求められるおもてなし」2021年5月19日、講師:現役キャビンアテンダント講師)について報告した。

担当経験のある科目(授業)

 29

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

その他

 19

研究テーマ

 5
  • 研究テーマ
    英語教育実践研究(Shadowing, Blended Learning等)
    研究期間(開始)
    2004/04/01
  • 研究テーマ
    地域社会と大学との連携による学生の社会人基礎力向上に資する実践教育研究
    研究期間(開始)
    2019/04/01
  • 研究テーマ
    産学連携キャリア教育実践研究
    研究期間(開始)
    2016/04/01
  • 研究テーマ
    初年次・リメディアル教育実践研究
    研究期間(開始)
    2008/04/01
  • 研究テーマ
    応用言語学研究(fNIRSを用いた脳計測科学)
    研究期間(開始)
    2010/04/01

免許・資格

 3
  • 免許・資格名
    中学校・高等学校教諭一種免許状 外国語(英語)
    取得年月日
    2000/04/01
  • 免許・資格名
    中学校・高等学校教諭専修免許状 外国語(英語)
    取得年月日
    2006/04/01
  • 免許・資格名
    A Graduate Certificate in TESOL, Hawaii Pacific University
    取得年月日
    2013/05/01