研究者業績

澤井 猛

サワイ タケシ  (Takeshi Sawai)

基本情報

所属
大阪産業大学 工学部機械工学科 教授
学位
Dr. Eng.(Keio University)
博士(工学)(慶應義塾大学)

研究者番号
90268269
J-GLOBAL ID
200901006631634016
researchmap会員ID
1000262933

経歴

 5

委員歴

 3

論文

 41
  • 越智 秀, 澤井 猛, 川井五作
    日本材料強度学会誌 56(3-4) 51-56 2023年5月  査読有り
  • 澤井猛, 越智秀, 大石恵一郎, 岡尚之, 片岡仁
    銅と銅合金 61(1) 218-223 2022年8月  査読有り筆頭著者
  • 越智秀, 一色美博, 澤井猛, 川井五作
    銅と銅合金 61(1) 259-263 2022年8月  査読有り
  • 越智 秀, 澤井 猛, 川井五作, 一色美博
    銅と銅合金 60(1) 213-217 2021年8月1日  査読有り
    摩擦圧接法は、異種金属の接合が可能である。しかしながら、ある種の材料の組合せでは接合が困難であることがわかっている。一方、同種金属での継手評価法として、入力(機械的仕事)および寄り代が有効であることを確かめており、この評価法が異種金属の摩擦圧接継手の場合にも適応できるか否かを検討した。その結果、あるアプセット過程の変形入力およびアプセット寄り代以上の場合に、安定した引張強さを持つ摩擦圧接継手が得られた。疲労限度で疲れ強さを判断すると、引張強さ同様に、あるアプセット過程の変形入力およびアプセット寄り代以上の場合に、C1100母材の疲労限度に対する継手効率93%以上の継手が作製できることが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    チタン 69(1) 39-41 2021年1月28日  筆頭著者
    直径0.3mmのマイクロドリルを用いて送り量および回転速度を変化させた種々の切削条件で、Ti-6Al-4V合金の微細穴あけ加工を行った。そして、マイクロドリルの工具寿命、切削抵抗、切りくず、および切れ刃の状態を確認した。 その結果、切りくずが長くなる切削条件で、比較的早期にマイクロドリルが折損した。これは、マイクロドリルの溝が長い切りくずで埋まり、突発的に切りくずづまりが発生するためである。この切りくずの形状がマイクロドリルの寿命に大きく影響を及ぼすことが明らかとなった。

MISC

 65

書籍等出版物

 2
  • 澤井 猛, 廣垣俊樹, 塩田 康友, 恩地 好昌, 青山栄一, 櫻井 惠三, 足立 勝重, 小川 恒一 (担当:共著)
    朝倉書店 2009年4月
    切削・研削・研磨・特殊加工・精度評価など材料加工全般について、豊富な図例とともに解説を行った。
  • 足立 勝重, 櫻井 惠三, 吉川 晃, 澤井 猛, 小川 恒一, 山本 義秋 (担当:共著)
    共立出版 1993年10月
    最新のJISの機械製図および機械要素の製図について、豊富な図例とJIS規格ともに解説を行なった。

講演・口頭発表等

 94
  • 越智秀, 澤井猛, 川井五作
    第 64 回材料強度と破壊総合シンポジウムプログラム 2024年4月18日  招待有り
  • 澤井 猛
    日本銅学会 第58回講演大会 2018年11月4日 日本銅学会
    C2801黄銅のマイクロドリルによる微細穴あけ加工を2種類の切削油剤を用いて行い、その切削挙動について検討を行った。その結果、半固形切削油剤を用いると不水溶性切削油剤に比べおよそ2倍のドリル寿命となる。さらに、半固形切削油剤の切削挙動について明らかにした。
  • 澤井 猛
    日本銅学会第57回講演大会 2017年11月19日 日本銅学会
    マイクロドリルとビスマス黄銅、有鉛黄銅および無鉛黄銅を用いて微細穴あけ加工を行い、ドリル回転数および送り量を変化させ、その切削挙動について検討を行った。 その結果、有鉛黄銅とビスマス黄銅では、切りくずの形状が異なるため、ドリル寿命が変わる。浅穴加工の切りくずは深穴加工に比べて、長ピッチ形の切りくずが多く排出される。切りくずは長ピッチ形で排出され、ドリル溝および穴壁面の拘束を受けて変形する。切りくずは、有鉛黄銅では折り畳まれ、ビスマス黄銅では分断される。この違いが、ドリル寿命に関係しているものと考えられるということが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    日本銅学会第55回講演大会 2015年11月3日 日本銅学会
  • 澤井 猛
    日本設計工学会 関西支部 平成26年度合同研究発表講演会 2014年11月22日 日本設計工学会
  • 澤井 猛
    日本設計工学会 平成26年度春季研究発表講演会 2014年5月25日 日本設計工学会
  • 澤井猛
    日本銅学会第53回講演大会 2013年11月17日 日本銅学会
  • 石田紘一
    日本設計工学会 関西支部 平成25年度 研究発表講演会 2013年11月9日 日本設計工学会
  • 澤井 猛
    日本設計工学会 平成25年度春季研究発表講演会 2013年5月25日 日本設計工学会
  • 石田紘一
    日本設計工学会 平成24年度 関西支部 研究発表講演会 2012年11月17日 日本設計工学会
  • 劉 雲鵬
    日本設計工学会 平成24年度 関西支部 研究発表講演会 2012年11月17日 日本設計工学会
  • 劉 雲鵬
    日本銅学会 第52回講演大会 2012年11月3日 日本銅学会
  • 澤井 猛
    日本設計工学会 2012年度 春季大会研究発表講演会 2012年5月19日
    被削材にSUS304Lステンレス鋼を用いて、直径0.3mmの超硬マイクロドリルによる微細穴加工を行い、ドリル寿命のばらつきについて検討した。その結果、慣用加工よりステップフィード加工の方がドリル寿命が長くなる。ステップフィード加工において、加工穴数が400穴未満では、切りくずがドリルに絡みつき切りくずの排出を阻害するため、これがドリル寿命のばらつきの原因の一つであることを明らかにした。
  • 橋本 光也
    日本銅学会 第51回 銅及び銅合金技術研究会講演大会 2011年11月15日
    難削材の1つである純銅を用いて直径0.3mmの超硬マイクロドリルによる微細穴加工を行い、切れ刃形状と送り量の幾何学的関係、切れ刃摩耗、切りくず形状、バリ形状および切削挙動を明らかにした。その結果、ドリル寿命は回転速度が遅くなるに伴い長くなる。送り量5μm/revではドリルに突発的な負荷がかかり、送り量3μm/revよりドリル寿命は短い。送り量3μmでは、2番取り深さに切りくずが入り込むため突発的な折損が発生し、安定したドリル寿命が得られない。送り量5μmでは、ドリル折損となるドリル摩耗の限界値が存在し、回転速度4,000rpmでは摩耗面積比約40%、回転速度6,000rpmでは約25%であった。さらに、送り量5μm/revでは、根元の厚いばりが生成し、ばりの影響によるスラスト上昇が出口付近で発生することを明らかにした。
  • 森岡 宏仁
    日本設計工学会 2011年度 秋季大会研究発表講演会 2011年10月22日
    SUS304ステンレス鋼およびSUS304Lステンレス鋼を被削材として、直径0.3mmの超硬マイクロドリルによる微細穴加工を行い、その切削挙動について検討した。その結果、SUS304LはSUS304に比べ、切削抵抗が低いにも係わらず、ドリル寿命が短くなる。この原因はドリルへの切りくずの巻き付きによるものであることを明らかにした。
  • 奥水 健史
    日本設計工学会 2011年度 秋季大会研究発表講演会 2011年10月22日 日本設計工学会
    被切断材として電気スズめっき鋼板を用いた、スリッターの回転刃(SDK11種高周波焼入れ)の寿命向上を目的として、かみこみ角、刃先逃げ角、クリアランスなどの設定条件の検討を行った。その結果、かみこみ角は4度、刃先逃げ角は1°30′、クリアランスは板厚の10%が最適であることを明らかにした。
  • 吉川晃
    日本設計工学会 2011年度 秋季大会研究発表講演会 2011年10月22日 日本設計工学会
    増減送り加工において、ドリル切れ刃の軌跡と対応した切りくずを排出するため、増減送り加工機構を最も忠実に再現できるポリカーボネート用いた増減送り加工を行った。その結果、その切りくずの形状および破断の状態を観察し、この加工法の有用性を確認した。
  • 橋本光矢
    日本設計工学会 関西支部 平成22年度合同研究発表講演会 2010年11月20日 日本設計工学会
    被削材として純銅を用いて、直径0.3mm超硬マイクロドリルを用いて穴あけを行い、マイクロドリル加工の切削挙動について検討した。その結果、本実験の範囲内では、回転速度、送り速度が遅くなるに伴い、ドリル寿命が長くなるなることを明らかにした。
  • 森岡宏仁
    日本設計工学会 関西支部 平成22年度合同研究発表講演会 2010年11月20日 日本設計工学会
    SUS304ステンレス鋼を被削材として、直径0.3mmの超硬マイクロドリルによる微細穴加工を行い、その切削挙動について検討した。その結果、切れ刃の摩耗により外周部とチゼルエッジ部との切削状態が異なる。加工硬化層を超える送り量の設定は困難である。回転速度を高くし、送り速度を早くすることで良好な切削が行えることを明らかにした。
  • 片山 俊介
    軽金属学会第119回秋期大会講演概要 2010年11月14日 軽金属学会
    AZ31 マグネシウム合金を被削材として用い、直径0.3mm の超硬マイクロドリルとダイヤモンドコーティングされた超硬マイクロドリルの2 種類のマイクロドリルによる微細穴あけ加工を行い、その切削挙動について検討を行った。その結果、ダイヤモンドコーティングされた超硬マイクロドリルは、磨り減り摩耗、チッピング、切りくず詰まりおよび切りくずの凝着が認められないが、掘り起こし型の切削となるため切削抵抗が大きくなることを明らかにした。
  • 片山 俊介
    軽金属学会 第117回秋期大会 講演概要 2009年11月 軽金属学会
    本研究ではAZ31 マグネシウム合金を被削材として用い、直径0.3mm のツイストドリルと半月ドリルの2 種類のマイクロドリルによる微細穴あけ加工を行い、その切削挙動について検討を行った。その結果、半月ドリルはツイストドリルとほぼ同等の性能を有していることが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    軽金属学会 第115回秋期大会 講演概要 2008年11月 軽金属学会
    AZ31マグネシウム合金を被削材として、直径0.3mmのマイクロドリルによる微細穴あけ加工を行い、その切削挙動について検討した。その結果、切削条件を変更しても切削抵抗に変化がなく、貫通直前に切りくず詰まりが発生すると裏面に比較的大きなばりが発生する、そのばりを基準として寿命を比較した場合、回転数の違いにより寿命が異なることが明らかとなった。
  • 下村 雄宏
    軽金属学会 第112回春期大会 講演概要 2007年5月 軽金属学会
    本研究では被削材にチタン材を用い、マイクロドリル加工に及ぼすマイクロセンタードリルによる芯立ての影響について検討を行った。その結果、マイクロセンタードリルで芯立て加工を行わない場合、歩行現象によって比較的大きな加工穴の位置ずれが発生するが、ドリル寿命は比較的長い。芯立て加工を行った場合、加工穴の位置ずれは認められないが、ドリル刃先部が芯立て加工でできた被削材の肩に当たり、切れ刃にチッピングが発生し、これがマイクロドリルの寿命を短くすることが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    機械学会 関西支部第82期定時総会講演会 講演論文集 2007年3月 機械学会
    HSSにコーティングを施したドリルを用いて,増減送りドリル加工による2017アルミニウム合金の穴加工を行なった。切削性能に最も影響を及ぼすドリル切れ刃の切削温度に着目し,ドリル刃先のすくい面にシース熱電対を埋め込んで,ドリルすくい面の切削温度の測定を試みた。そして,増減送りドリル加工時と慣用加工時のドリルすくい面の切削温度について比較検討し、増減送りドリル加工は,慣用加工に比べて全般的にすくい面温度が低いという結果を得た。
  • 澤井 猛
    軽金属学会 第111回秋期大会 講演概要 2006年11月 軽金属学会
    HSSにコーティングを施したドリルによるSiC粒子強化アルミニウム合金の穴加工の可能性を探ることを目的とした。ドリル刃先のすくい面にシース熱電対を埋め込み、ドリルすくい面の切削温度の測定を試みた。その結果、いずれの測温位置、回転数においても増減加工は、慣用加工に比べて全般的にすくい面温度が低いことが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    精密工学会 2006年度関西地方定期学術講演会 2006年8月 精密工学会
    被削材にチタン合金(Ti-6%Al-4%V)を用いて、深穴加工(L/D=7)に冷風ドリル加工を適用し、その加工特性(工具寿命、切削抵抗、切削温度、バリ形状および加工面粗さ)を調べた。なお、穴加工に際しては、ステップフィード加工を採用し、比較のために湿式加工(外部給油)、そして乾式加工についても行った。その結果、冷風加工の穴あけ寿命個数は湿式加工の場合と同程度となり、切削抵抗、切削温度、バリ形状、加工面粗さの測定結果からも、湿式加工の場合と比べて、大差ないことが確認できた。
  • 澤井 猛
    軽金属学会 第110回春期大会 講演概要 2006年5月 軽金属学会
    チタン合金(Ti-6%Al-4%V)を被削材とし、深穴加工(L/D=7)に冷風ドリル加工を適用し、その加工特性(工具寿命、切削抵抗、切削温度、バリ形状および加工面粗さ)を調べ、湿式加工および乾式加工と比較した。その結果、冷風加工は湿式加工の場合と比べて大差がなく、乾式よりも有効な加工法であることを明らかにした。
  • 李 林英
    日本設計工学会平成17年度秋季研究発表講演会 2005年11月 日本設計工学会
    マイクロドリルの歩行現象を抑制し、穴あけの位置精度を向上させるため、2種類のセンタドリルを使用し、心立てによる穴の位置精度向上の効果を検討した。その結果、あるセンタドリルで心立てを行い、Nシンニングのマイクロドリルで穴あけを行うと、更に位置精度を向上させることができることが明らかとなった。
  • 李 林英
    軽金属学会 第109回秋期大会 講演概要 2005年11月 軽金属学会
    被削材にチタンを用い、切れ刃が鋭利な超硬ドリルで微細穴加工を試みた。穴の位置精度を向上させるため、2種類のセンタドリルを使用し、心立てによる位置精度向上の効果を検討した。その結果、一方のセンタドリルでは歩行現象が促進されてしまうが、もう一方のセンタドリルでは歩行現象を抑制でき、更にNシンニングのドリルで穴あけを行うと、位置精度を向上させることができることが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    軽金属学会 第108回春期大会 講演概要 2005年5月 軽金属学会
    被削材に塑性変形を与えてねじ山を形成する溝なしタップを用いてMMCのタッピングを行い、その加工特性(加工トルク、工具寿命、ねじ山の加工硬化、タップ摩耗など)を検討した。その結果、加工トルク、工具寿命、ねじ山の形成、加工硬化などの加工特性を比較した結果から、TiNタップはHSSタップよりすべての加工性能に優れていることを明らかにした。
  • 李 林英
    軽金属学会 第107回秋期大会 講演概要 2004年11月 軽金属学会
    チタンを被削材とし、直径0.3mmのHSS材にTiNコーティングを施したドリルを用いて穴あけを行い、マイクロドリル加工の切削挙動について検討した。その結果、本研究で用いたマイクロドリルでは、送り量に比べて切れ刃の丸みが非常に大きく、切れ刃稜で切削するのではなく、逃げ面による被削材表面を掘り起こすような切削機構であることが明らかとなった。
  • 澤井 猛
    軽金属学会 第105回秋期大会 講演概要 2003年11月 軽金属学会
    チタンを被削材とし、直径0.3mmのHSSマイクロドリルとHSS材にTiNコーティングを施したマイクロドリルの摩耗挙動について検討した。その結果、コーティングを施すと相対的にコーティング層が大きくなり、切れ刃稜に丸みが増し切れ味が鈍化する。微小送り領域の切削では、コーティング膜の脱落が起こりやすいことを明らかにした。
  • 澤井 猛
    日本設計工学会 平成15年度秋季研究発表講演会 2003年8月 日本設計工学会
    7075アルミニウム合金の摩擦圧接において、アプセット過程の変形入熱より最適摩擦圧接条件を求め、次に折れ線モデルを導入し、最小変形入熱となる摩擦圧接継手を選定する方法を検討した。その結果、アプセット過程の変形入熱と継手性能に明確な関係が認められ、折れ線モデルを用いた結果、完全継手作製の目安となることを明らかにした。
  • TheThirteenth(2003)International off Shore and Polar Engineering Conference 2003年5月28日
    SUS304ステンレス鋼同種摩擦圧接継手の入熱と引張強さおよび疲労強度の関係を検討した。入熱は、摩擦入熱、変形入熱に分類され、摩擦過程、アプセット過程および全過程のそれぞれの入熱とした。その結果、アプセット過程の変形入熱120J/s以上、アプセット寄りしろが1.0mm以上の場合に、圧接界面近傍の熱影響部で破断し、引張強さの大きい継手が得られた。また、良好な継手では、疲労試験中の加工硬化により、疲労強さはSUS304母材よりも大きくなる。そして、疲労試験から求めた疲労限度で継手性能を判断すると、引張試験同様に、あるアプセット過程の変形入熱およびアプセット寄りしろ以上の場合に良好な継手が作成できることが明らかとなった。
  • 越智秀
    銅および銅合金技術研究会第42回講演会 講演概要集 2002年11月8日 日本伸銅協会
    Cu同種継手およびCuと各種金属の異種継手についてアプセット変形入力とアプセット寄りしろを圧接性の評価因子とし、その有用性と摩擦圧接性について検討した。
  • The Twelfth (2002) International Offshore and Polar Engineering Conference 2002年5月29日
    6061アルミニウム合金同種摩擦圧接継手の入熱と引張強さおよび疲労強度の関係を検討した。入熱は、摩擦入熱、変形入熱に分類し、摩擦過程、アプセット過程および全過程のそれぞれの入熱とした。その結果、あるアプセット過程の変形入熱およびアプセット寄りしろ以上の場合に、熱影響部で破断する引張強さの安定した継手が得られた。そして、疲労限度で継手性能を判断すると、引張強さ同様に、あるアプセット過程の変形入熱およびアプセット寄りしろ以上の場合に良好な継手が作製できることが明らかとなった。
  • 澤井猛
    軽金属学会第102回春期大会講演概要 2002年5月
    6061アルミニウム合金の同種摩擦圧接を行ない疲労強さを調べ、アプセット過程の単位変形入熱による疲労強さの評価を行なった。その結果、疲労強さより求めた疲労限度で継手性能を判断すると、約100J/s以上のアプセット過程の単位変形入熱で良好な継手を作製できることを明らかにした。
  • 澤井猛
    溶接学会全国大会 講演概要第70集 2002年4月25日 溶接学会
    S15CK炭素鋼を用いてブレーキ式摩擦圧接を行い、単位変形入熱とシャルピー衝撃吸収エネルギーの関係について検討した。その結果、シャルピー衝撃吸収エネルギーと変形入熱の関係において、100J/s以上の変形入熱であれば、良好な継手と評価できることを明らかにした。
  • 澤井猛
    軽金属学会第101回秋季大会 2001年11月 軽金属学会
    6061アルミニウム合金摩擦圧接継手の静的強 度(曲げ強さおよびねじり強さ)と入熱の関係を検討し、入熱による静的継手強度の評価の可能性を確かめた。その結果、曲げ強さおよびねじり強さと単位変形入熱の関係において、ほぼ500J/s以上で強度の安定した継手を得ることができることを明らかにした。
  • 澤井猛
    溶接学会全国大会講演概要第69集 2001年10月 溶接学会
    S15CK炭素鋼摩擦圧接継手のばり形状と継手性能の関係を検討し、アプセットばり面積による継手性能の評価の可能性を確かめた。その結果、アプセットばり面積が増加すると引張強さも増加し、アプセットばり面積2.9 以上で完全継手と評価できることを明らかにした。次に、より簡単に評価可能な方法として、矩形による近似アプセットばり面積を用いると、少しばらつきが認められるが、実測値とほぼ同様の結果を得ることができることを確認した。
  • The Eleventh(2001) International Offshore and Polar Engineering Conference 2001年6月19日
    イナーシャ式摩擦圧接における、ブレーキ式摩擦圧接のアプセット過程に相当する最終接合過程を調べるために、6061アルミニウム合金のイナーシャ式摩擦圧接を行った。圧接終了前の数通りの最終接合過程を想定し、それらの期間における単位変形入力と継手性能の関係に最も相関が認められる期間を最終接合過程とした。その結果、ある期間で単位変形入力と継手性能に強い相関が認められ、最終接合過程を設定することができた。すなわち、ブレーキ式およびイナーシャ式でも、最終接合過程の単位変形入力で継手性能を評価できることを明らかにした。
  • The Eleventh(2001) International Offshore and Polar Engineering Conference 2001年6月19日
    6061アルミニウム合金管の同種摩擦圧接継手の入熱と継手性能(引張強さ)の関係および入熱と寄りしろの関係について検討した。入熱は、摩擦入熱および変形入熱に分けられ、それらを合計した全入熱の3つの入熱を、摩擦過程、アプセット過程および全過程で測定した。その結果、アプセット過程の変形入熱がもっとも引張強さと密接な関係があることが判明し、アプセット過程の変形入熱が500J/s以上、アプセット寄りしろは、5mm以上で良好な摩擦圧接継手となることが明らかとなった。
  • 澤井猛
    軽金属学会第100回春期大会講演概要 2001年5月19日 軽金属学会
    6061アルミニウム合金で同種摩擦圧接を行い、そのときに発生するばり形状と継手性能およびばり形状と入熱の関係を検討した。
  • 山崎貴司
    軽金属溶接構造協会第31回研究発表会講演概要 2001年5月 軽金属溶接構造協会
    1050アルミニウム合金とタフピッチ銅との異種材摩擦圧接継手の作製において、最低限度必要とされる最小限界入熱および最小限界寄りしろを明らかにした。
  • 澤井猛
    溶接学会全国大会講演概要第68集 2001年4月19日 溶接学会
    S15CK炭素鋼を用いて、一方に直径12mmの圧接母材、もう一方をそれぞれ直径が12mm、 16mm、19mmの圧接母材として、種々の圧接条件を用いて異径材の摩擦圧接を行い、折れ線モデルによる限界入熱の選定を模索した。その結果、折れ線モデルを使用すると、限界変形入熱である折曲点の選定が容易であり、いずれの継手の限界変形入熱もほぼ9J/sとなり、小径材の異径継手の限界変形入熱はほぼ同一とみなし得ることを確認した。
  • 澤井猛
    軽金属学会第99回秋期大会講演概要 2000年11月18日 軽金属学会
    イナーシャ式摩擦圧接において、ブレーキ式摩擦圧接のアプセット過程に相当する最終接合過程を調べるために、6061アルミニウム合金のイナーシャ式摩擦圧接を行い、圧接終了時をさかのぼる数通りの最終接合過程を想定し、それらにおける単位変形入熱と継手性能の関係について検討した。その結果、最終接合過程を1.0秒とすると、データはほどよく分布し、圧接継手の評価を行うに最も適していることが明らかとなった。
  • 古川宏之
    日本機械学会第8回機械材料・材料加工技術講演会講演論文集 (M&P'2000) 2000年11月
    アプセット圧力とアプセット寄りしろから求められる単位変形入熱(機械的仕事)とアプセット寄りしろに着目し、両者によって5052アルミニウム合金摩擦圧接継手性能の評価を行った。その結果、アプセット過程の単位変形入熱とアプセット寄りしろは、継手性能と関係があることが確かめられた。
  • 山崎貴司
    日本機械学会第8回機械材料・材料加工技術講演会講演論文集 (M&P’2000) 2000年11月
    タフピッチ銅と1050純アルミニウム、タフピッチ銅とS15CK炭素鋼、およびSUS304ステンレス鋼と6061アルミニウム合金の組合せで異種材摩擦圧接を行い、そのときの入熱を算出した。そして、継手強度と入熱の検討を行った。
  • 澤井猛
    溶接学会全国大会講演概要第67集 2000年9月30日 溶接学会
    イナーシャ式摩擦圧接において、ブレーキ式摩擦圧接のアプセット過程に相当する最終接合過程を調べるために、S15CK炭素鋼のイナーシャ式摩擦圧接を行い、圧接終了時をさかのぼる数通りの最終接合過程を想定し、それ らにおける単位変形入熱と継手性能の関係について検討した。その結果、最終接合過程を0.3秒とすると、データはほどよく分布し、圧接継手の評価を行うに最も適していることが明らかとなった。
  • 山口博
    溶接学会全国大会講演概要第67集 2000年9月30日 溶接学会
    ニューラルネットワーク・システムを用いて、摩擦圧接の寄りしろ、熱入力などの圧接挙動をに入力し、継手性能を予測した。また、その結果から逆算して、最適な圧接条件を見出すことができるかどうか検討を行った。その結果、ある一定条件下で最適な摩擦圧接条件を求められることを明らかにした。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

研究テーマ

 2
  • 研究テーマ
    マイクロドリルの摩耗と寿命の検討
    キーワード
    マイクロドリル
    概要
    マイクロドリルを用いて、各種材料の加工を行い、その切削挙動とドリル寿命の検討を行う。
    研究期間(開始)
    2003/04/01
  • 研究テーマ
    微細穴加工に関する研究
    キーワード
    マイクロドリル、微細穴加工
    概要
    各種材料の微細穴あけ加工をマイクロドリルを用いて行い、その切削のメカニズムを明らかにする