研究者業績

中山 万希志

ナカヤマ マキシ  (Makishi Nakayama)

基本情報

所属
大阪産業大学 システム工学部システム工学科 教授
学位
Doctor of Engineering(Osaka University)
博士(工学)(大阪大学)

研究者番号
20739354
J-GLOBAL ID
201801003971424319
researchmap会員ID
7000023041

委員歴

 5

論文

 42
  • 平野 貴之, 中山 万希志
    日本機械学会論文集 84(867) 1-13 2018年11月25日  査読有り
    移動する障害物と自機の軌道を規定する時間関数の式を直接用い,独自の評価関数を考案し, PSO(Particle Swarm Optimization:粒子郡最適化)手法により障害物を回避する軌道を生成する手法を提案する.水平面を飛行する正面・左右方向を独立に飛行制御可能なUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の飛行軌道上に障害物が移動し衝突する場合に,自機を正面方向に対して1回の左右方向の位置目標値変更により左右に避け ,正面方向に1回の速度目標値変更で加速,減速することにより,機体同士の最接近距離で表現する衝突リスクを抑えながらも同時に用いるエネルギーも削減できる簡易で最適な回避方法を生成する.本手法の有効性をシミュレーションにより確認した
  • 中山 万希志, 奥井 博己, 木村 尚人, 栗屋 効典
    日本機械学会論文集 84(857) 1-11 2018年1月25日  査読有り
    ドローンタイプのUAVの高さ制御において,最適サーボ系を構築した.このサーボ系の最適ゲインは,ドローンの動特性パラメータから解析に求めることができ,最適性が保障できるゲインの範囲も明らかにした.サーボ系は単純はPID制御系として構築でき,シミュレーションと実機実験によりその有効性を確認した.
  • Kohei Ozaki, Toshiyuki Ohtsuka, Kenji Fujimoto, Akira Kitamura, Makishi Nakayama
    ISIJ INTERNATIONAL 52(1) 87-95 2012年  査読有り
  • 藤本, 小川, 太田, 中山
    計測自動制御学会論文集 47(7) 301-309 2011年7月  査読有り
    制御システムの動特性のパラメータが確率パラメータで表現されるシステムのとき、出力のばらつき(分散)がもっともおさえられるようなフィードバック制御則をもとめるためのアルゴリズムを導出した。
  • Kenji Fujimoto, Soraki Ogawa, Yuhei Ota, Makishi Nakayama
    IFAC Proceedings Volumes (IFAC-PapersOnline) 18(1) 12605-12610 2011年  
  • Kenji Fujimoto, Yuhei Ota, Makishi Nakayama
    2011 50TH IEEE CONFERENCE ON DECISION AND CONTROL AND EUROPEAN CONTROL CONFERENCE (CDC-ECC) 1424-1429 2011年  査読有り
  • 村上, 中山, 前田, 佐野, 岡本, 澤田, 種部
    鉄と鋼 96(10) 601-607 2010年10月  査読有り
    冷間タンデムミルにおいて加速減速時にフィードフォワード的に張力目標値とロール間隙の目標値を修正し、制御性能を劣化させることなく安定して圧延を行うことを可能にした。実機に適用し良好な結果が得られたので報告する。
  • 尾崎, 大塚, 藤本, 北村, 中山万希志
    鉄と鋼 96(7) 459-467 2010年7月  査読有り
    圧延プロセスに追い速度が低速の場合から加速し、定常運転に移行し、また減速して低速圧延にもどる時に、加速減速時においてその制御性能が劣化しないようにモデル予測制御の考えに基づいて圧延速度とロール間隙を操作して制御を行うシステムを考案した。シミュレーションにより効果を確認した
  • 尾崎, 大塚, 藤本, 北村, 中山
    ICROS-SICE International Joint Confgerence 2009, Aug. 18-21, 2158-2163 2009年8月  査読有り
  • 村上, 中山, 岡本, 佐野
    システム制御情報学会論文誌 21(2) 48-59 2008年2月  査読有り
    冷延タンデムミルにおいて、圧延荷重、圧下率、モータ電流からなる評価関数を最適化する各スタンド出側板厚目標値を決定する、パススケジュール最適化法を開発した。本システムでは、形状などに影響がある圧延荷重や圧下率と速度制限から逸脱しないモータ電流値などを評価関数と制約条件を用いて記述(モデル化)し、確率変数としての最適化理論に基づき求解するものである。本システムを実機に適用した結果、良好な結果を得ることができた。
  • Tomoyuki Maeda, Makishi Nakayama, Akira Kitamura
    2006 SICE-ICASE INTERNATIONAL JOINT CONFERENCE, VOLS 1-13 3088-+ 2006年  査読有り
  • 村上, 中山万希志, 岡本, 佐野, 土橋, 安彦
    IFAC World Congress 2005年7月  
    冷延タンデムミルにおいて、各スタンドの荷重バランスと電流バランスを適切な値に保つために、パススケジュール最適化とオンラインミルバランス制御からなるトータルバランス制御システムを開発した。本システムでは板形状の不良と関連が高い荷重バランスと生産性に関連のあるモータ電流バランスを評価関数にとりこみ、ミルセットアップ時とオンライン制御により適正化する制御・学習システムである。本システムを実機に適した結果良好な結果を得られた。
  • 前田, 中山万希志, 北村, 宮本
    IEEJ Trans.IA. 125(2) 174-178 2005年2月  査読有り
    汚泥旋回溶融炉において、スラグの流下状態をCCDカメラでとらえ、定量化した特徴量を制御量とし、バーナ油糧を操作量とする適応型のビジュアルフィードバック制御システムを構築した。本システムではスラグ流下量の動特性を伝達関数によりモデル化し、そのパラメータを逐次推定し、その推定値に基づきフィードバック制御ゲインをオンラインで適正化するものである。本制御系の効果をシミュレーションにより確認したことを示す。
  • 景山 信一, 友近 信行, 前田 知幸, 中山 万希志, 櫛田 大輔, 北村 章
    システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI05 223-223 2005年  
    本稿では,入力制約を必要とするプラントとしてガス化溶融炉を対象として,制約条件付き最適制御を適用し,その効果についてシミュレーションによって検証した.ガス化溶融炉は,入力を給塵機速度と押込み空気量とし,出力を砂層温度,ボイラドラム圧力とする多変数システムである.給塵機速度入力は,ごみ供給量に対して飽和特性となり,押込み空気量入力は,ガス化溶融炉内で不完全燃焼を維持するために入力制約を必要とする.そこで,制約条件付き最適制御を適用した非線形計画問題の解法については,マルチパラメトリック計画法を用いている.シミュレーションにより,制約を考慮した最適レギュレータに比べて,応答性が改善できることが解った.
  • Makishi Nakayama, Hiroshi Narazaki, Takashi Fukushima, Naoki Namba
    WMSCI 2005: 9th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informatics, Vol 7 194-198 2005年  
  • 村上, 中山万希志, 岡本, 安彦, 佐野, 土橋
    鉄と鋼 90(11) 953-957 2004年11月  査読有り
    冷延タンデムミルにおいて、圧延荷重、圧下率、モータ電流からなる評価関数を最適化する各スタンド出側板厚目標値を決定する、パススケジュール最適化法を開発した。本システムでは、形状などに影響がある圧延荷重や圧下率と速度制限から逸脱しないモータ電流値などを評価関数と制約条件を用いて記述(モデル化)し、逐次2次計画法により求解するものである。本システムを実機に適用した結果、良好な結果を得ることができた。
  • 村上, 新谷, 中山万希志, 岡本, 佐野
    システム制御情報学会論文誌 17(10) 426-434 2004年10月  査読有り
    冷延タンデムミルにおいてILQ(Inverse Linear Quadratic)設計手法を用いたミルバランス制御システムを開発した。圧延中に中間スタンドの出側板厚目標値と全スタンド間張力目標値を逐次修正し(8操作量)、カスケードに板厚・張力制御系を駆動することにより全スタンドの荷重比率とミルモータ電流比率(8出力)をオンラインで適切な値に制御するものである。さらにフィードバックゲインを圧延速度の関数として解析的に求めているため、ロールの加速に応じてゲインが適正化され、常に安定なバランス状態を維持できる。本システムを実機に適用し、生産性と品質の向上を達成した。
  • 友近, 新谷, 西田, 中山万希志, 二階堂, 下梨
    システム制御情報学会論文誌 17-8 2004年8月  査読有り
    流動床式ガス化溶融炉における蒸気系モデル予測制御システムを構築した。本システムは、給塵機スピード、押込空気量、蒸気弁開度を操作量とし、ボイラドラム圧、砂層温度、蒸気発生量を制御量とする第1のモデルと、給塵機スピードをIDF回転速度に置き換えた第2のモデルをスイッチングすることにより将来のプラントの挙動を制度よく予測し、最適な操作量を求めている。本システムを実機に適用し、良好な結果を得られたことを示した。
  • 友近, 前田, 中山万希志, 新谷
    計測自動制御学会論文集 40(7) 713-720 2004年7月  
    流動床ゴミ炉において酸素濃度計のセンシング量に着目したモデルを構築し、これに基づく蒸気系のモデル予測制御系を開発した。本システムでは将来のプロセスバリューを現時点の操作量がこのまま持続する場合の出力を第1のモデルにより求め、これを目標軌道に追従させるための操作入力を第2のモデルを用いて求めることにより予測し、非常に精度の高い制御系を構成した。本システムを実機に適用して効果を確認した。
  • 門脇 千智, 櫛田 大輔, 北村 章, 友近 信行, 中山 万希志
    システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI04 183-183 2004年  
    非線形動的モデリングに遺伝的プログラミングを応用することを提案する.<br>本手法では,遺伝的プログラミングの個体の遺伝子コードから読み取った情報(式)を項の線形結合で表現し,同一項を削除することによって適合度計算の高速化を図った.また,遺伝子個体の選択時に,モデルの予測性を考慮した.本手法に燃焼炉の実データを適用し,予測モデルの構築を行うとともに,その有効性を検証した.
  • Akira Murakami, Makishi Nakayama, Mitsuo Okamoto, Yoji Abiko, Kenichi Sano, Tomoya Tsuchihashi
    Tetsu-To-Hagane/Journal of the Iron and Steel Institute of Japan 90(11) 953-957 2004年  
  • T Watanabe, M Nakayama
    2003 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON SYSTEMS, MAN AND CYBERNETICS, VOLS 1-5, CONFERENCE PROCEEDINGS 2690-2695 2003年  査読有り
  • A Murakami, M Nakayama, A Kitamura, Y Abiko
    ISIJ INTERNATIONAL 42(6) 624-628 2002年  査読有り
  • 友近信行, 前田知幸, 中山万希志, 北村章, 白石幸弘
    10th IFAC symposium on automation in mining, mineral and metal processing (MMM2001) 399-404 2001年9月  査読有り
    高効率熱回収型流動床炉において、蒸気系の多変数予測制御系を構築し、実証炉においてその有効性を検証した。本システムでは、炉内の燃焼状態をオンラインでカメラ画像として取りこみ、CO発生を迅速に検知し、これに基づき2次空気を制御するCO制御系と多変数モデル予測制御に基づく蒸気系の制御により燃焼の安定化と低公害化を達成している。本システムを実証炉に適用し、良好な結果が得られた。
  • 高橋, 藤岡, 山本, 中山 万希志
    10th IFAC symposium on automation in mining, mineral and metal processing (MMM2001) CD-ROM-CD-ROM 2001年9月  査読有り
    時間不変の線形動特性と時変の非線型静特性からなるシステムに対する制御手法を提案した。本手法を板幅制御システムに適用し、シミュレーションによって効果を確認した。本システムでは、変動範囲内の非線型ゲインを扇形領域で近似し、この範囲内において、制御器がロバストな特性となるように、LPV(Linear Parameter Varying)の考え方に基づき安定化補償器を設計した。
  • 友近信行, 前田知幸, 中山万希志, 北村章, 白石幸弘
    システム制御情報学会論文誌 14(3) 146-154 2001年3月  査読有り
    高効率熱回収型流動床炉において、蒸気系の多変数予測制御系を構築し、実証炉においてその有効性を検証した。本システムの特徴は、多変数モデル予測制御系を構築することで、操作量の干渉を考慮しながら流量・温度・圧力の3つの制御量をバランスよく制御できる。また燃焼制御系で調節された負荷に対し安定して蒸気を回収するようにトータル制御系を構築することで、燃焼系と蒸気系をともに安定化することができる。さらに目標値変更機能により無理な熱回収を抑制し、熱バランスを保ちつつ制御を継続することができる。
  • 松原, 藤岡, 山本, 中山 万希志
    UKACC International Conference on Control 2000 CD-ROM-CD-ROM 2000年9月  査読有り
    時間不変の線形動特性と時変の非線型静特性からなるシステムに対する制御手法を提案した。本手法を板幅制御システムに適用し、シミュレーションによって効果を確認した。本システムでは、変動範囲内の非線型ゲインを扇形領域で近似し、この範囲内において、制御器がロバストな特性となるように、IQC(Integral Quadratic Constraint)の考え方に基づき安定化補償器を設計した。
  • T Maeda, M Nakayama, A Kitamura
    IECON 2000: 26TH ANNUAL CONFERENCE OF THE IEEE INDUSTRIAL ELECTRONICS SOCIETY, VOLS 1-4 1261-1266 2000年  査読有り
  • 中山 万希志, 井口 征士
    計測自動制御学会論文誌 34(10) 1515-1523 1999年12月  査読有り
    オペレータが熱分解溶融炉のようにプロセスの状態を画像情報により判断し操作を行うようなプラントを想定し、オペレータの意思伝達や操業ノウハウの共有化等のための動画像の生成やパラメータを変更させて様々な流下状態をシミュレーションする目的で流体、特に液滴の2次元表現モデルを構築した。本モデルは比較的少ないパラメータで液滴の流下する様子を高速に2次元的に表現できることに特徴がある。本手法の妥当性を物理計測画像と対比することにより確認した。
  • 中山万希志, 前田知幸, 北辻佳憲, 馬野元秀, 井口征士
    計測自動制御学会論文誌 34(10) 1448-1456 1998年10月  査読有り
    旋回溶融炉において現在オペレータが常時モニタリングしているスラグ流下状態を示す画像をとりこみ、画像処理に基づく物理的な特徴量からファジィ理論を用いてオペレータが操業時によく用いる言語情報(オペレータ言 語)に結び付け、これに基づいて溶融するためのバーナの油量を修正することにより溶融を自動制御することを提案する。本手法を実機に適用したところ、良好な結果が得られ本手法の有効性を確認したことを示した。
  • 中山万希志, 岩本 啓, 宮島耕治, 糊田寿夫
    日本ファジィ学会誌 6(5) 974-983 1994年10月  査読有り
    知的なヒューマンインタフェース技術の1つとして印象言語表現に基づく画像情報の関連付けに関して述べた。本論では顔画像から数十個の物理的な特徴量を基にファジィ推論により「目が非常に大きい」などの顔の部位に関する人に印象度合いを自動生成する。また逆に「知的な」などの抽象的な印象言語と「目が大きい」などの具体的な印象言語をキーワードにして顔画像を検索できる検索システムを構築したことを示した。
  • 松田浩一, 中山万希志, 大塚喜久, 小西正躬
    Proc. of the 1st Int. congrese of Science and Technology of Ironmaking 302-307 1994年6月  査読有り
    高炉における2つのアプリケーションについて述べた。一つは、ファジィロジックを用いた炉熱低下の予測システムで、もう一つはニューラルネットを用いた炉況診断システムである。前者は高炉に関する多数のプロセスデータの中から炉熱と関連が深いものを選択し、これらの値を前件部に与えてファジィ推論により炉熱低下を予測する。後者はコホーネンネットを用いてかべ落ち現象を認識したことを示した。
  • 中山万希志, Anca Ralescu
    Proc. of the second Inter- national con- ference on fuzzy logic and neural networks(IIZUKA '92) 281-285 1992年9月  査読有り
    ファジィロジックに基づく過去のデータ傾向に基づき効率的にサーチを行うことができるサーチアルゴリズムを開発し、シミュレーションにより効果を確認した。本手法では過去のデータ傾向をファジィ推論により把握し、その傾向を考慮してサーチするため効率が高くなる。従来法としてバイナリーサーチ法を用いた結果と比較したが、本手法の有効性を確認したことを示した。
  • 中山万希志, 岩本 啓, 宮島耕治, 糊田寿夫
    Proc. of the second Inter- national con- ference on fuzzy logic and neural networks(IIZUKA '92) 683-686 1992年7月  査読有り
    知的なヒューマンインタフェース技術の1つとして印象言語表現に基づく(1)言語表現生成部,(2)顔画像検索部,の2つの部分を持つ顔画像検索システムを開発した。(1)では顔画像の物理的特徴量に基づきファジィプロダクションルールにより印象言語に結び付け、(2)では抽象的な印象言語と具体的な印象言語を用いてファジィマッチングを行うことにより検索する。本システムを用いた実験によりその有効性を確認したことを示した。
  • 中山万希志, 岩本 啓, 宮島耕治, 糊田寿夫
    Proc. of the International Fuzzy Engineering Symposium 91 1108-1109 1991年11月  査読有り
    知的なヒューマンインタフェース技術の1つとして顔画像情報から自動的に「目が非常に大きい」などの印象言語表現を生成するする言語表現生成部と印象言語をキーワードに目的とする顔画像の候補を抽出する顔画像検索部,の2つの部分を持つ顔画像検索システムを開発した。本システムを用いデモを実施したところ、20名程度のサンプルの中からシステムが抽出したほぼ上位3名の中に正解がある結果が得られ、本システムの有効性を確認したことを示した。
  • 宮島耕治, 中山万希志, 岩本 啓, 糊田寿夫
    Proc. of the International Fuzzy Engineering Symposium 91 983-994 1991年11月  査読有り
    ファジィ推論を用いたトップダウン画像処理を用いた特徴抽出手法について述べた。本手法では、対象とする特徴やオブジェクトに関する知識をファジィプロダクションルールで記述しておき、これを基にサーチし、サーチ過程で得られた情報を考慮しながら繰り返し手続きにより特徴を抽出する。本手法を自然画像の中から花びらのみを抽出するタスクに適用したところ、良好な結果が得られることを示した。
  • 北村章, 中山万希志, 小西正躬, 薮本淳
    システム制御情報学会論文誌 4(9) 235-244 1991年9月  査読有り
    圧延の特徴に合わせた方法として,厚板圧延ではスラブ噛み込み時のステップ状に近いAGC信号を利用し,周波数領域においてパラメータをフィッティングさせる動特性推定方法を考案し、その推定値に基づいてサーボ系の劣化を診断する手法を考案した。また,薄板圧延では定常圧延時のAGC信号を用いた逐次形パラメータ推定による動特性推定方法を提案した。動特性推定方法の詳細と実機適用結果,およびその考察結果について述べた。
  • 中山万希志, 岩本 啓, 宮島耕治, 糊田寿夫
    Proc. of the IFSA-'91 Brussels 147-150 1991年7月  査読有り
    各構成要素の特徴解析に基づくローカルな確信度と,他の周辺部の構成要素間の制約関係に基づく確信度の2面から各構成要素らしさを表し,これらを統合し各構成要素本来の持つ確信度を求める手法を述べた。認識手法の具体的なアルゴリズムとシミュレーション結果と共に,本手法の概念と説明を述べた。数値例としては地図上におけるビルや信号などのオブジェクトを異なる地点からの断片的な説明文からあるルートを特定するものを挙げ、本手法の効果の確認したことを示した。
  • 北村章, 中山万希志, 能勢和夫, 小西正躬, 浅田秀樹
    システム制御情報学会論文誌 4(6) 347-359 1991年6月  査読有り
    張力が板幅に与える干渉を考慮した多変数制御による熱延仕上げミルの板幅制御システムを開発した。本手法は,スタンド間板幅計を用いた板幅モデルによって板幅を演算し,全スタンド間の張力操作によって板幅を制御するというものである。本手法では各スタンド出側板幅である7つの制御量を各スタンド間張力である6つの操作量を最適制御の考えに基づいて制御する。本手法により,板幅変動が平均1mm減少することを示した。
  • 中井光雄, 中田隆正, 中島繁紀, 平田清, 北村章, 中山万希志
    5th International Rolling Conference 191-197 1990年9月  査読有り
    熱延仕上ミルにおける自動板幅制御システムを構築し、実機化した。本システムでは特定スタンド間に設置された板幅計とダイナミック板幅モデルにより全スタンド出側の板幅を予測する。この各スタンドの出側板幅の予測値を目標に適合する様に最適制御の理論を用いて各スタンド間張力の目標値を修正する。また本システムでは張力の板厚への干渉も考慮してこれを補償するロールギャップ操作も行っている。本システムの有効性を実機を用いて検証したことを示した。
  • 中山万希志, 北村章, 小西正躬, 中島繁紀, 中井光雄
    Proc. of the Advanced Technology of Plasticity 1990 791-796 1990年5月  査読有り
    熱延仕上ミルにおける自動板幅制御システムについて述べた。本システムでは特定スタンド間に設置された板幅計と動特性を含む板幅モデルにより全スタンド出側の板幅を予測する。この各スタンドの出側板幅の予測値をなるべく目標板幅に近づける様に最適制御の理論を用いて各スタンド間張力の目標値を修正する。また本システムでは張力の板厚への干渉も考慮してこれを補償するロールギャップ操作も行っている。本システムの有効性を実機を用いて検証したことを示した。
  • Y YASUDA, M NAKAYAMA
    IEEE TRANSACTIONS ON AUTOMATIC CONTROL 31(6) 554-557 1986年6月  査読有り

MISC

 2

講演・口頭発表等

 13
  • JIAO YANGPEI, 田村 恵一, 中山 万希志
    日本機械学会年次大会 2019年9月 日本機械学会
    プロジェクションマッピングを用いたドローンの衝突回避システムを構築したので報告する.本論では力学的なモデルとCGを用いて障害物をプロジェクションマッピングを用いてスクリーンに投影し,この映像をドローンの前方カメラでとらえて衝突回避するしくみを紹介する.
  • 任 嘉翊, JIAO YANGPEI, 中山 万希志
    第63回システム制御情報学会研究発表講演会 (SCI’17) 2019年5月 システム制御情報学会
    鋼板の長さ計測において,カメラ画像から得られる画像上の特徴に応じて,適応的二値化とHough変換を用いて長さを安定して計測する技術を考案し,実画像において検証したので報告する.本論では,市販の一眼レフカメラで撮影した画像と,高速シャッターを備えたUSBカメラで撮影した画像に対して適用した結果について報告する.
  • 朱 雲鶴, 中山 万希志
    第63回システム制御情報学会研究発表講演会 (SCI’17) 2019年5月 システム制御情報学会
    編隊飛行中のドローンが2つの障害物で挟まれた狭い領域を通過するために,その経路をサポートベクターマシン(SVM)により生成し,初期編隊形状が正三角形である3機のドローンがこの経路を編隊を一列に変形させて飛行する手法について検討し,シミュレーションにより評価したので報告する.
  • 宋福慶, 中山万希志
    設計工学会関西支部講演大会 2018年12月 日本設計工学会
    人の立ち上がり動作を構成する足,膝,股関節の各関節角の時系列データを体重心を考慮しながら生成する多項式関数を体幹前傾角度等をパラメータとして考案した.この関数を元に人のスケルトンの立ち上がり動作を表示するシミュレータを構築し,体幹前傾角度等をパラメータとして動作を変更できるようにしている.本シミュレータを元に人が立ち上がり動作から受ける人やロボットの印象をアンケートに基づき評価したので報告する.
  • 宋 福慶, 中山 万希志
    日本機械学会年次大会 2018年9月 日本機械学会
    本研究では,人の立ち上がり動作を構成する足,膝,腰の各関節角の時系列データを体重心を考慮しながら生成する多項式関数を体幹前傾角度等をパラメータとして考案した.この関数を基に人のスケルトンの立ち上がり動作を表示するシミュレータを構築し,体幹前傾角度等をパラメータとして動作を変更できるようにしている.本シミュレータをもとに人が立ち上がり動作から受ける人やロボットの印象をアンケートに基づき評価したので,報告する.

研究テーマ

 7
  • 研究テーマ
    ●ドローンを用いた塗料・薬剤等の壁面塗布・噴霧技術に関する研究
    研究期間(開始)
    2019/04/01
  • 研究テーマ
    ●視線追跡装置と仮想スクリーンを用いた車いす操作システム
    キーワード
    視線追跡,仮想スクリーン
    概要
    視線追跡装置と仮想スクリーンを用いてユーザが移動したい方向をコンピュータに指示し,呼気スイッチによりオペレーションを確定させながら,車椅子を操舵・前進させ目的地に移動させるシステム
    研究期間(開始)
    2019/04/01
  • 研究テーマ
    ●SVM(Support Vector Machine)を用いたドローンの障害物回避
    研究期間(開始)
    2016/04/01
  • 研究テーマ
    ●UAVを用いたリモートセンシングによる大規模自然災害時の救難支援システム
    キーワード
    無人飛行体、レーザポインタ、救難支援
    概要
    コーン型のレーザ受講装置を装着したUAVを用いたレーザポインタ の発振源の位置情報取得システム
    研究期間(開始)
    2014/04/01
  • 研究テーマ
    ●身体の不自由な方のコミュニケーション支援のための知的インターフェース
    キーワード
    ヘッドマウントディスプレイ、ワイヤレスマウス、松葉杖
    概要
    ヘッドマウントディスプレイとワイヤレスマウス内蔵松葉杖を用い た身体の不自由な方のコミュニケーション支援システム
    研究期間(開始)
    2014/04/01
  • 研究テーマ
    ●人の動作に基づく簡易ロボットの制御
    キーワード
    動作、ロボット
    概要
    マイクロソフトKINECTを用いたモーションキャプチャ情報をもとに、 LEGO ロボットの動作を制御する。
    研究期間(開始)
    2014/04/01
  • 研究テーマ
    ●福祉施設を想定したモーションベース音楽環境
    キーワード
    動作、KINECT
    概要
    MS KINECTによるモーションキャプチャ情報に基づき、音源と ロボットをコントールし、全体として音楽環境を提供するシステム
    研究期間(開始)
    2014/04/01