伊藤 剛, 大槻伸吾, 仲田秀臣, 中原英博, 宮本忠吉
第75回日本体力医学会大会 2020年9月 日本体力医学会
大学生アスリートを95%強度トレーニング群(95%TG)と80%強度トレーニング群(80%TG)に分け、自転車エルゴを用いてHIITをall-outまで行った。VO2maxおよびVEはトレーニング強度に関係なくHIIT後有意に増加した。運動持続時間は両群ともに HIIT開始後6週目において有意に延長し、95%TGは80%TGに比べ有意に高い伸び率を示した。運動時のHRmaxはHIIT開始後6週目以降95%TGにおいてのみ有意に増加し、8週間のHIIT実施後には運動開始直後の心拍増加反応の高速化と増強が認められた。運動時の呼吸循環代謝系におけるHIIT強度依存性の適応変化は、主に循環調節系を中心にトレーニング開始6週目以降に発現することが判明した。