仲田秀臣, 三村寛一, 宮本忠吉, 八木田恭輔, 作山欽治, 前田如矢
大阪体育学研究 33 10-18 1994年12月 査読有り
心エコー図法を用いて年齢19~22歳の女性長距離選手(一般ランナー群:GRおよび一流ランナー群:ER、各10名)における心形態および心拡大パターンの特徴を明らかにすることを目的とした。ランナー群は一般健常女性と比して有意に大きい心形態を有していたが、トレーニングレベルの異なるGRとERの心形態および心拡大パターンに差はみられなかった。ある程度のトレーニングレベルを超えると、そのレベルが増大しても心形態に有意な変化は生じないこと、また持久性トレーニングによる心形態の変化は、そのレベルに関係なくLa-placeの定理に従った適応を示すものと考えられた。