研究者業績

仲田 秀臣

ナカタ ヒデオミ  (Hideomi Nakata)

基本情報

所属
大阪産業大学 スポーツ健康学部スポーツ健康学科 教授
学位
体育学士(1988年3月 日本体育大学)
教育学修士(1990年3月 大阪教育大学)

J-GLOBAL ID
201201080409373710
researchmap会員ID
7000000730

論文

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  • 佐藤光子, 鳥嶋勝博, 仲田秀臣, 西村民生, 八木田恭輔, 三村寛一
    ランニング学研究 12(1) 17-24 2001年7月  査読有り
    市民ランナー137名(男性94名、女性43名)を対象に、安全なトレーニングの目標心拍数を設定する手がかりとしてConconi testを行いHeart Rate ThresholdおよびVelocity of Deflectionの測定を行った。特にVelocity of Deflectionは、10km程度のレース速度に近似しており、レース成績予測やトレーニング目標設定などのテスト活用できることが示唆された。
  • 仲田秀臣, 岡﨑延之, 後藤英二
    大阪女子短期大学紀要 24(24) 97-103 1999年12月  査読有り
    日頃特別な運動を定期的に行っていない女子短期大学生(266名)を対象に正常体重肥満、いわゆる“隠れ肥満”をBMI平均値±1SD以下および体脂肪率30%と仮定し、その実態調査を行った。その結果は以下の通りである。正常体重肥満者は266名中45名認められ、その検出率は約17%であった。また正常体重肥満群は対照群に比べ運動歴が有意に少なく、ダイエット法としてカロリー制限を選択する傾向にあった。
  • 仲田秀臣, 美馬 信, 岡﨑延之, 後藤英二, 大槻伸吾, 三村寛一
    大阪体育学研究 37 30-37 1999年2月  査読有り
    女子短期大学生278名における正常体重肥満の体力的特徴を検討した。正常体重肥満群には除脂肪量の減少と相対的な脂肪量の増加がみられ、それらは運動歴の少なさや身体活動量の低下が主な原因であると考えられた。また、正常体重肥満群の体力レベルは低く、特に筋力が劣ることは、運動歴の少なさや身体活動量の低下が起因しているものと考えられた。さらに、単位筋量当たりの筋力は正常体重肥満群も肥満群もほぼ同様であり、肥満者にみられる筋の不活動による筋機能低下の可能性が正常体重肥満者にも示唆された。
  • 仲田秀臣, 三村寛一, 宮本忠吉, 八木田恭輔, 作山欽治, 前田如矢
    大阪体育学研究 33 10-18 1994年12月  査読有り
    心エコー図法を用いて年齢19~22歳の女性長距離選手(一般ランナー群:GRおよび一流ランナー群:ER、各10名)における心形態および心拡大パターンの特徴を明らかにすることを目的とした。ランナー群は一般健常女性と比して有意に大きい心形態を有していたが、トレーニングレベルの異なるGRとERの心形態および心拡大パターンに差はみられなかった。ある程度のトレーニングレベルを超えると、そのレベルが増大しても心形態に有意な変化は生じないこと、また持久性トレーニングによる心形態の変化は、そのレベルに関係なくLa-placeの定理に従った適応を示すものと考えられた。
  • Nakata, H, Mimura, K, Sakuyama, K, Tanaka, K, Miyamoto, T, Maeda, K
    The Annals of Physiological Anthropology 13(1) 1-8 1994年1月  査読有り
    女子長距離選手3名(年齢19~20歳)を対象に、2年間の持久性トレーニングが心形態・心機能に与える影響について超音波心エコー図法を用いて検討した。2年間で心壁が肥厚、心内腔が拡張する傾向はみられなかったが、収縮時の内径の減少傾向がみられた。また機能的には一回拍出量などの改善が認められた。2年間で心形態に有意な変化がみられなかったことは、研究以前のトレーニングにおいてすでに肥厚および拡張していた可能性を示めすものであり、スポーツ心臓の形成にはトレーニングの開始年齢が大きく関与することを示唆した。
  • 三宅真理, 三村寛一, 門田理世, 仲田秀臣, 前田如矢
    教育医学 36(1) 2-8 1990年5月  査読有り
    小学2・3年生(男女4名、年齢)を対象にショートテニス中の運動量を心拍数、歩数から推定し、ショートテニスが児童の発育発達に有用なものであるかどうかを検討した。レッスン中の運動強度は約60%VO2maxに相当するものであり、成人のテニス中における運動強度と比較して低いものであった。これらの差異は運動技能の未熟さによる運動の非連続性、およびプログラム内容の非定常性によるものと考えられた。本結果はプログラムの設定等を十分に考慮すれば、ショートテニスが小児の発育発達に有効な手段である可能性を示唆した。
  • 田中喜代次, 三村寛一, 鈴木従道, 佐藤光子, 渡辺完児, 仲田秀臣, 門田理世
    ランニング学研究 1(1) 31-37 1990年3月  査読有り
    女性中長距離走者12名(年齢18~24歳)を対象に、エルゴメトリの相違(トレッドミル走:TMと自転車駆動:BE)によって、VO2@LTやVO2maxにどのような差異がみられるかを検討した。VO2@LTおよびVO2maxは相対値、絶対値のいずれもBEがTMより有意に低値であった。またTM時のVO2maxは1万m走成績に対して-0.8台の相関関係であったが、BE時のVO2maxは-0.6台の相関関係にとどまった。以上のことから、女性中長距離走者を対象として運動負荷テストを実施する場合、できる限り日常のトレーニングに即したトレッドミルテストを採用することが重要であると考えられた。
  • 仲田秀臣
    大阪教育大学大学院教育学研究科修士論文 1990年3月  査読有り
    女子長距離ランナ-13名と運動経験のない一般女性6名を対象に、心臓の形態及び機能を心エコ-図を中心に検討した。また、女子長距離ランナ-3名について、3年間にわたる心形態、心機能の変化についても検討した。持久性能力を要する運動種目では女子選手も男子選手と同様に、心内腔の拡張を主体とした心筋の肥大が心臓の形態的変化として現れ、女子長距離ランナ-の心臓は、いわゆるスポ-ツ心臓の概念に相当する変化ではないかと考えられた。また、3年間で著しく拡張、肥大するという傾向がみられなかったことは、3名とも15才からトレ-ニングを開始していることすなわち、スポ-ツ心臓の形成にはトレ-ニングを開始する年令およびその期間が深く関係するのではないかと考えられた。記録が向上したことは、心循環系の機能の向上が1つの要因であることが考えられた。
  • 三村寛一, 伊藤俊彦, 佐藤光子, 二宮恒夫, 仲田秀臣, 前田如矢
    教育医学 35(1, 2) 162-169 1989年7月  査読有り
    幼児(男女115名、年齢5~6歳)の日常生活における運動量を知る手がかりとして主観的運動強度:RPEの可能性を検討した。幼児に対して特別に作成したRPE(4段階の表現法:①しんどくない、②ちょっとしんどい、③すごくしんどい、④しにそう、もうできない)と心拍数の関係は、心拍数の増加と共に RPEも①から④へ変化し、0.1~5%水準で有意 な相関関係を認めた。このように本研究におけるRPEはトレッドミル運動中の心拍数との間に対応のあることを示し、このRPEが幼児の運動強度の指標として用いられることを示唆した。また主観的な運動強度が有効な運動量調節の方法になる可能性を示した。

MISC

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書籍等出版物

 3
  • (担当:共著)
    建帛社 2012年4月 (ISBN: 9784767904696)
    本書は、運動することによって起こる身体機能の一時的変化や適応現象を観察し、データの収集、処理および考察をすすられるように順序立てて工夫されたもので、運動生理学をフローチャート形式で体系的に実習できる内容である。筆者が担当した第9講では新体力テストの意義や方法、評価方法を述べた。また、第19講では筋力と筋持久力の簡便かつ有用な測定および評価方法について述べた。
  • 三村寛一, 野中耕次, 仲田秀臣, 池谷茂隆, 佐藤光子, 前田 茂, 鳥嶋勝博 (担当:共著)
    嵯峨野書院 2002年5月 (ISBN: 9784782303573)
  • 三村寛一, 西村民生, 八木田恭輔, 伊藤俊彦, 野中耕次, 前田 茂, 佐藤光子, 辰本頼弘, 仲田秀臣, 池谷茂隆, 宮本忠吉, 鉄口宗弘, 重松良佑, 大島秀武, 石﨑桂子 (担当:共著)
    明伸社 1992年4月

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

研究テーマ

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  • 研究テーマ
    アスリートの競技力向上のためのトレーニング方法の研究
    研究期間(開始)
    2008/04/01
  • 研究テーマ
    運動やスポーツが健康にどのような影響を及ぼすかの研究
    研究期間(開始)
    2008/04/01
  • 研究テーマ
    教員や指導者としての実践的指導力を身につけるための方法の研究
    研究期間(開始)
    2008/04/01