研究者検索結果一覧 藤永 壯 藤永 壯フジナガ タケシ (Takeshi Fujinaga) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 国際学部国際学科 教授学位文学修士(京都大学)研究者番号00247876J-GLOBAL ID200901086519298937researchmap会員ID1000107816外部リンクhttp://www.dce.osaka-sandai.ac.jp/~funtak/ 研究分野 1 人文・社会 / アジア史、アフリカ史 / 経歴 20 2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 理事 2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 評議員 2017年4月 - 2020年3月 大阪産業大学 国際学部 学部長 2017年4月 大阪産業大学 国際学部 教授 2014年4月 大阪産業大学 人間環境学部 文化コミュニケーション学科主任 もっとみる 学歴 3 1988年4月 - 1991年3月 京都大学大学院 文学研究科博士後期課程 現代史学専攻 1985年4月 - 1989年3月 京都大学大学院 文学研究科修士課程 現代史学専攻 1979年4月 - 1984年3月 京都大学 文学部 史学科現代史学専攻 委員歴 6 2024年10月 - 現在 朝鮮史研究会 会長 2006年10月 - 2024年10月 朝鮮史研究会 関西部会幹事 2016年6月 - 2024年6月 史学研究会 評議員 2019年4月 - 2020年3月 (公財)大学基準協会 2019年度大学評価第4分科会委員 2013年8月 - 2015年7月 (独)日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員, 国際事業委員会書面審査員・書面評価員 もっとみる 論文 18 歴史的勝訴と、ヘイト判決・国策判決と―3地裁判決を終えた朝鮮学校の「高校無償化」裁判闘争― 歴史学研究 (968) 35-44 2018年3月15日 査読有り招待有り 朝鮮高級学校に対する「高校無償化」制度からの排除に抗議して、大阪、愛知、広島、九州、東京の五つの朝鮮高級学校の生徒あるいは学校法人が国を相手に訴訟を起こしている。このうち2017年に広島、大阪、東京の3地方裁判所で判決が宣告され、大阪地裁では原告が全面勝訴したものの、広島と東京では原告敗訴判決が言い渡される正反対の結果となった。本稿ではこれら裁判の判決内容を紹介し、その意義や問題点を指摘した。 大阪朝鮮学園補助金裁判判決に見る「歴史の偽造」 ―大阪府私立外国人学校振興補助金制度の創設をめぐって― 人権と生活 (44) 6-12 2017年6月1日 招待有り 大阪朝鮮学園が大阪府と大阪市に対して補助金交付の再開を求めた裁判において、大阪地裁は2017年1月、原告敗訴の判決を言い渡した。判決は、被告大阪府が主張する《橋下徹前大阪府知事による「四要件」は、「大阪府私立外国人学校振興補助金」制度創設当初より、この制度に内在していた「一条校に準じる」という要件を明確化したもの》という筋書きを支持したのである。しかし大阪府が振興補助金を交付しはじめたのは、①設置者が学校法人、②日本社会の構成員としての教育をも実施、③「内なる国際化」推進のための教育機関整備、などの理由とあわせて、教育の機会均等実現を求める朝鮮学校関係者の交渉努力が実を結んだのではないかと思われる。したがって制度創設当初より「一条校に準じる」という要件が内在していたとは考えられない。 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・下)―高大成さんへのインタビュー記録― 藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩 大阪産業大学論集人文・社会科学編 28(28) 167-191 2016年10月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の後半である。 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・上)―高大成さんへのインタビュー記録― 藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩 大阪産業大学論集人文・社会科学編 27(27) 101-123 2016年6月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の前半である。 韓国・済州からの渡日史―東回泉マウルの事例から― 伊地知紀子, 高正子, 藤永壯 コリアン・スタディーズ 2(2) 117-131 2014年6月 査読有り 韓国・済州島のある村の住民たちの日本への渡航、定着、往来などの経験を記録した。本稿では家族に着目することによって、個々人の渡日に至る背景、ネットワーク、移動時期などの重層的な関係を明らかにしようとした。 もっとみる MISC 55 朝鮮高校の「無償化」裁判と「国民」教育 : 「反ヘイト」の時代 藤永 壯 歴史評論 (857) 66-74 2021年9月 査読有り招待有り 朝鮮人「慰安婦」の動員は日本植民地支配が可能にした 藤永 壯 しんぶん赤旗 9 2021年1月13日 査読有り招待有り 内なる植民地主義の克服のために : 朝鮮学校の裁判闘争が明らかにしたもの 藤永 壯 はらっぱ : 子どもの人権・反差別・平和を考える (395) 9-14 2020年12月 査読有り招待有り 「正義連バッシング」に思うこと―日本の市民として― 藤永 壯 f visions (2) 28-29 2020年12月 招待有り 書評 金富子・金栄著『植民地遊廓』 : 第Ⅰ部を中心に 藤永 壯 歴史科学 (243) 26-31 2020年11月 査読有り招待有り もっとみる 書籍等出版物 35 在日朝鮮人団体事典 (担当:分担執筆) 民族問題研究所 2021年12月31日 韓国・民族問題研究所の編纂による事典に10項目を執筆した。 日韓の歴史をたどる:支配と抑圧、朝鮮蔑視観の実相 藤永 壯 (担当:分担執筆) 新日本出版社 2021年4月20日 だれが日韓「対立」をつくったのか 藤永 壯 (担当:分担執筆) 大月書店 2019年12月16日 在日コリアンの歴史的認識と役割 藤永 壯 (担当:分担執筆) ソニン 2018年10月30日 済州島を知るための55章 藤永 壯 (担当:分担執筆) 明石書店 2018年9月 もっとみる 講演・口頭発表等 30 徐智瑛「植民地時代の妓生」に対するコメント 藤永 壯 2021年度植民地遊廓科研オンライン研究会 2022年2月23日 科学研究費基盤研究(C)「朝鮮半島の植民地遊廓の形成・展開・変容」研究会 招待有り 徐智瑛氏(韓国学中央研究院)の発表に対して朝鮮近代公娼制度研究の立場からコメントを行った。 朝鮮高校「無償化」裁判を通じてみた現代日本の朝鮮認識 藤永 壯 ICU社会科学研究所2020年シンポジウム 2020年2月14日 国際基督教大学社会科学研究所 書評 金富子 ・ 金栄『植民地遊廓 日本の軍隊と朝鮮半島 』 遊廓社会研究会書評会 2019年7月14日 遊廓社会研究会 招待有り 大阪における朝鮮人の民族教育運動―大阪府・大阪市補助金問題を中心に― 藤永 壯 中日語言対比青年学者フォーラム 2017年3月9日 延辺大学漢語言文化学院 植民地公娼制度と日本軍「慰安婦」制度 東アジアにおける日本軍‘慰安婦’徴集研究国際学術会議 2015年10月26日 韓国学中央研究院 招待有り 大島渚、「朝鮮人」との邂逅―「忘れられた皇軍」、そしてその後― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアンに対する認識と言説」 2015年8月28日 韓国の過去清算について―真実和解委員会の活動を中心に― 「東中欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治とその紛争」第5回研究会 2015年3月16日 「慰安婦」動員の「流言」「造言」をめぐって 日韓歴史研究者ワークショップ「「流言飛語」の時代―戦時期朝鮮社会の実像を探る―」 2015年2月7日 大阪における民族教育運動の現在―大阪府・大阪市補助金問題を中心に― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアン運動と抵抗的アイデンティティ」 2014年6月27日 第2セッション「中国における日本軍“慰安婦”制度の成立と実態」コメント 交流・協同・推進―亜州日軍“慰安婦”問題工作会議 2014年2月8日 「慰安婦」問題が映し出す現代日本の「朝鮮」認識 歴史学研究会・日本史研究会合同シンポジウム「「慰安婦」問題を/から考える」 2013年12月15日 済州島民の渡日・在日体験と血縁・地縁ネットワーク―東回泉マウルの事例から― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアンの生活文化と変容」 2013年6月29日 過去清算と植民地支配責任 日本と朝鮮半島の<次代>を創る学生フォーラム2012 2012年12月16日 植民地期・在日朝鮮人人口構成の推移―大阪地域の動向を中心に― 青巌大学校在日コリアン研究所第1回国際学術会議「在日コリアン・ディアスポラの形成と展開―移住と定住を中心に―」 2012年8月22日 「親日」問題と日本社会 民族問題研究所 国際学術会議「親日人名辞典編纂の背景と意義」 2011年11月25日 朝鮮解放後における済州島民の日本への「密航」について 琉球大学「人の移動と21世紀のグローバル社会」プロジェクト シンポジウム「東アジア“間地方交流”の過去と現在―済州と沖縄を中心として―」 2011年7月10日 日韓条約体制下の民族教育―外国人学校制度案を中心に― 日韓会談文書・全面公開を求める会:日韓条約締結46周年公開シンポジウム 2011年6月26日 在日済州人と「密航」 済州4・3 62周年記念国際シンポジウム「記憶の口述と歴史」 2010年10月8日 差別語の誕生、そしてその記憶―「第三国人」について― 強制併合100年 韓国史研究会国際学術大会「植民、被植民、脱植民の精神史」 2010年8月28日 日帝強占下朝鮮における公娼制度の確立過程―1910年代のソウルを中心に― 高麗大学校BK21韓国学教育研究団 2010海外碩学招請講演 2010年8月27日 韓国における「親日」清算問題の位相 永原陽子, 藤永壯, 小川原宏幸 2010年度歴史学研究会大会全体会 2010年5月22日 韓国の過去清算について―疑問死真相糾明委員会の活動を中心に― 京都大学現代史研究会第15回大会 2009年7月18日 2005年歴史教科書問題と日本社会―「つくる会」教科書をめぐる議論― アジア平和と歴史教育連帯 東アジアの歴史認識共有のための国際シンポジウムIV 2006年12月16日 帝国日本と植民地公娼制度―台湾の事例を中心に― 藤永壯 京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム「帝国システムの政治・文化的比較研究」第16回研究会 2005年6月18日 日帝下中国東北地域の公娼制度と朝鮮人女性 徐仲錫, 鄭泰憲, 朴桓, 李哲, 宋東源, 金錫淳, 李正革, 藤永壯, 常好礼, 辛培林, 金東珠, 王希亮 黒龍江省社会科学院 抗日歴史問題第3次国際学術研討会「中国東北地域各国人民の生活と抗日闘争」 2003年9月18日 「つくる会」教科書・朝鮮史関係記述の問題点―近現代史を中心に― 水野直樹, 小笠原好彦, 高橋昌明, 小林啓治, 藤永壯, 石川禎浩, 白石玲子, 駒込武 教科書を検証する歴史研究者シンポジウム 2001年7月1日 「満州」における日本型公娼制度の移植・展開過程と朝鮮人風俗営業 田淵陽子, 藤永壯, 竹中憲一, 西澤泰彦 近現代東北アジア地域史研究会第9回大会 1999年12月11日 東アジア現代史の中の4・3―冷戦と民衆弾圧:沖縄、台湾、在日韓国人の体験― 済州4・3研究所 第4回歴史教室「済州島と4・3」 1998年7月9日 植民地時期韓国人の風俗営業について―中国東北地方を中心に― 申景澈, 鄭容淑, 孫承喆, 藤永壯 釜山大学校韓国民族文化研究所 '97国際学術大会「東アジアの中の韓・日関係」 1997年11月14日 「満州」における日本型公娼制度の移植と朝鮮人「接客婦」 宮田昌明, 尼川創二, 藤永壯 京都大学現代史研究会 第4回大会 1997年7月27日 1 所属学協会 6 2016年6月 - 現在 史学研究会 2010年 - 現在 歴史学研究会 2008年 - 現在 台湾史研究会 ジェンダー史学会 京都大学現代史研究会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 10 第2次大戦後・朝鮮人の渡日過程とその背景に関する歴史的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2016年3月 藤永 壯 戦時期朝鮮の政治・社会史に関する一次資料の基礎的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2013年4月 - 2016年3月 水野 直樹, 藤永 壮, 宮本 正明, 河 かおる, 松田 利彦, LEE Sung Yup, 庵逧 由香, 洪 宗郁, 金 慶南 日韓の国際移動におけるローカルネットワークとコミュニティの生成と変容に関する研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2015年3月 伊地知 紀子, 藤永 壮, 鄭 雅英, 高 正子 口述史による在日済州島出身者の生活過程に関する研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2011年 高村 竜平, 鄭 雅英, 高 正子, 藤永 壮, 伊地知 紀子 在日コリアンの労働世界に関する実証的研究-「国境をまたぐ生活圏」の形成と変容 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2009年 - 2011年 伊地知 紀子, 藤永 壮, 文 京洙, 鄭 雅英, 高 正子, 高村 竜平, 原山 浩介, 福本 拓 もっとみる 社会貢献活動 1 一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター理事 その他 2010年5月11日 - 2021年5月11日 公益法人制度改革により、2013年「社団法人大阪国際理解教育研究センター」から、内閣府認可の「一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター」へ移行。 メディア報道 1 朝鮮史研究会第57回大会司会 朝鮮史研究会 同志社大学(京都市)、オンライン 2021年10月18日 インターネットメディア 研究テーマ 6 研究テーマ 日本帝国の支配地域における公娼制度の研究 キーワード 日本帝国,公娼制度,植民地,朝鮮 概要 戦前の日本帝国の支配地域における公娼制度と、朝鮮人接客女性の生活実態を分析することで、 「帝国」日本の性支配システムを明らかにする。 研究テーマ 日本軍「慰安婦」制度の研究 キーワード 慰安所,慰安婦,日本軍 概要 日本軍「慰安婦」制度の確立過程を日本の植民地支配との関連のもとに考察する。 研究テーマ 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査 キーワード 済州島,韓国,朝鮮,日本,4・3事件,大阪 概要 第2次大戦直後の時期における在日済州島出身者へのインタビュー調査を中心に、文献資料には残されていない民衆の視点から見た現代東アジア関係史の一側面を明らかにする。 研究テーマ 韓国の「過去清算」について キーワード 韓国,朝鮮,過去清算 概要 現在、韓国で進められている「過去清算」の事業の歴史的意義を、朝鮮現代史の流れをふまえながら、世界史的な観点から検討する。 研究テーマ 現代日本の歴史認識・朝鮮認識について キーワード 歴史認識,韓国,朝鮮,日本,歴史教科書 概要 歴史教科書問題を中心に現代日本における朝鮮の歴史に対する認識を分析する。 研究テーマ 植民地期・解放直後の済州島における民族解放運動・社会運動について キーワード 済州島,民族解放運動,植民地,社会運動 概要 日本統治下の植民地朝鮮において、とくに大阪と関係の深かった済州島の民族解放運動の展開過程を、 解放後の4・3事件(1948年)や在阪朝鮮人の生活状況などとの関係性を念頭におきつつ検討する。 1
藤永 壯フジナガ タケシ (Takeshi Fujinaga) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「研究テーマ一覧」形式 基本情報 所属大阪産業大学 国際学部国際学科 教授学位文学修士(京都大学)研究者番号00247876J-GLOBAL ID200901086519298937researchmap会員ID1000107816外部リンクhttp://www.dce.osaka-sandai.ac.jp/~funtak/ 研究分野 1 人文・社会 / アジア史、アフリカ史 / 経歴 20 2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 理事 2019年3月 - 2020年5月 学校法人大阪産業大学 評議員 2017年4月 - 2020年3月 大阪産業大学 国際学部 学部長 2017年4月 大阪産業大学 国際学部 教授 2014年4月 大阪産業大学 人間環境学部 文化コミュニケーション学科主任 もっとみる 学歴 3 1988年4月 - 1991年3月 京都大学大学院 文学研究科博士後期課程 現代史学専攻 1985年4月 - 1989年3月 京都大学大学院 文学研究科修士課程 現代史学専攻 1979年4月 - 1984年3月 京都大学 文学部 史学科現代史学専攻 委員歴 6 2024年10月 - 現在 朝鮮史研究会 会長 2006年10月 - 2024年10月 朝鮮史研究会 関西部会幹事 2016年6月 - 2024年6月 史学研究会 評議員 2019年4月 - 2020年3月 (公財)大学基準協会 2019年度大学評価第4分科会委員 2013年8月 - 2015年7月 (独)日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員, 国際事業委員会書面審査員・書面評価員 もっとみる 論文 18 歴史的勝訴と、ヘイト判決・国策判決と―3地裁判決を終えた朝鮮学校の「高校無償化」裁判闘争― 歴史学研究 (968) 35-44 2018年3月15日 査読有り招待有り 朝鮮高級学校に対する「高校無償化」制度からの排除に抗議して、大阪、愛知、広島、九州、東京の五つの朝鮮高級学校の生徒あるいは学校法人が国を相手に訴訟を起こしている。このうち2017年に広島、大阪、東京の3地方裁判所で判決が宣告され、大阪地裁では原告が全面勝訴したものの、広島と東京では原告敗訴判決が言い渡される正反対の結果となった。本稿ではこれら裁判の判決内容を紹介し、その意義や問題点を指摘した。 大阪朝鮮学園補助金裁判判決に見る「歴史の偽造」 ―大阪府私立外国人学校振興補助金制度の創設をめぐって― 人権と生活 (44) 6-12 2017年6月1日 招待有り 大阪朝鮮学園が大阪府と大阪市に対して補助金交付の再開を求めた裁判において、大阪地裁は2017年1月、原告敗訴の判決を言い渡した。判決は、被告大阪府が主張する《橋下徹前大阪府知事による「四要件」は、「大阪府私立外国人学校振興補助金」制度創設当初より、この制度に内在していた「一条校に準じる」という要件を明確化したもの》という筋書きを支持したのである。しかし大阪府が振興補助金を交付しはじめたのは、①設置者が学校法人、②日本社会の構成員としての教育をも実施、③「内なる国際化」推進のための教育機関整備、などの理由とあわせて、教育の機会均等実現を求める朝鮮学校関係者の交渉努力が実を結んだのではないかと思われる。したがって制度創設当初より「一条校に準じる」という要件が内在していたとは考えられない。 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・下)―高大成さんへのインタビュー記録― 藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩 大阪産業大学論集人文・社会科学編 28(28) 167-191 2016年10月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の後半である。 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・上)―高大成さんへのインタビュー記録― 藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩 大阪産業大学論集人文・社会科学編 27(27) 101-123 2016年6月 在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の前半である。 韓国・済州からの渡日史―東回泉マウルの事例から― 伊地知紀子, 高正子, 藤永壯 コリアン・スタディーズ 2(2) 117-131 2014年6月 査読有り 韓国・済州島のある村の住民たちの日本への渡航、定着、往来などの経験を記録した。本稿では家族に着目することによって、個々人の渡日に至る背景、ネットワーク、移動時期などの重層的な関係を明らかにしようとした。 もっとみる MISC 55 朝鮮高校の「無償化」裁判と「国民」教育 : 「反ヘイト」の時代 藤永 壯 歴史評論 (857) 66-74 2021年9月 査読有り招待有り 朝鮮人「慰安婦」の動員は日本植民地支配が可能にした 藤永 壯 しんぶん赤旗 9 2021年1月13日 査読有り招待有り 内なる植民地主義の克服のために : 朝鮮学校の裁判闘争が明らかにしたもの 藤永 壯 はらっぱ : 子どもの人権・反差別・平和を考える (395) 9-14 2020年12月 査読有り招待有り 「正義連バッシング」に思うこと―日本の市民として― 藤永 壯 f visions (2) 28-29 2020年12月 招待有り 書評 金富子・金栄著『植民地遊廓』 : 第Ⅰ部を中心に 藤永 壯 歴史科学 (243) 26-31 2020年11月 査読有り招待有り もっとみる 書籍等出版物 35 在日朝鮮人団体事典 (担当:分担執筆) 民族問題研究所 2021年12月31日 韓国・民族問題研究所の編纂による事典に10項目を執筆した。 日韓の歴史をたどる:支配と抑圧、朝鮮蔑視観の実相 藤永 壯 (担当:分担執筆) 新日本出版社 2021年4月20日 だれが日韓「対立」をつくったのか 藤永 壯 (担当:分担執筆) 大月書店 2019年12月16日 在日コリアンの歴史的認識と役割 藤永 壯 (担当:分担執筆) ソニン 2018年10月30日 済州島を知るための55章 藤永 壯 (担当:分担執筆) 明石書店 2018年9月 もっとみる 講演・口頭発表等 30 徐智瑛「植民地時代の妓生」に対するコメント 藤永 壯 2021年度植民地遊廓科研オンライン研究会 2022年2月23日 科学研究費基盤研究(C)「朝鮮半島の植民地遊廓の形成・展開・変容」研究会 招待有り 徐智瑛氏(韓国学中央研究院)の発表に対して朝鮮近代公娼制度研究の立場からコメントを行った。 朝鮮高校「無償化」裁判を通じてみた現代日本の朝鮮認識 藤永 壯 ICU社会科学研究所2020年シンポジウム 2020年2月14日 国際基督教大学社会科学研究所 書評 金富子 ・ 金栄『植民地遊廓 日本の軍隊と朝鮮半島 』 遊廓社会研究会書評会 2019年7月14日 遊廓社会研究会 招待有り 大阪における朝鮮人の民族教育運動―大阪府・大阪市補助金問題を中心に― 藤永 壯 中日語言対比青年学者フォーラム 2017年3月9日 延辺大学漢語言文化学院 植民地公娼制度と日本軍「慰安婦」制度 東アジアにおける日本軍‘慰安婦’徴集研究国際学術会議 2015年10月26日 韓国学中央研究院 招待有り 大島渚、「朝鮮人」との邂逅―「忘れられた皇軍」、そしてその後― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアンに対する認識と言説」 2015年8月28日 韓国の過去清算について―真実和解委員会の活動を中心に― 「東中欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治とその紛争」第5回研究会 2015年3月16日 「慰安婦」動員の「流言」「造言」をめぐって 日韓歴史研究者ワークショップ「「流言飛語」の時代―戦時期朝鮮社会の実像を探る―」 2015年2月7日 大阪における民族教育運動の現在―大阪府・大阪市補助金問題を中心に― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアン運動と抵抗的アイデンティティ」 2014年6月27日 第2セッション「中国における日本軍“慰安婦”制度の成立と実態」コメント 交流・協同・推進―亜州日軍“慰安婦”問題工作会議 2014年2月8日 「慰安婦」問題が映し出す現代日本の「朝鮮」認識 歴史学研究会・日本史研究会合同シンポジウム「「慰安婦」問題を/から考える」 2013年12月15日 済州島民の渡日・在日体験と血縁・地縁ネットワーク―東回泉マウルの事例から― 青巌大学校在日コリアン研究所国際学術大会「在日コリアンの生活文化と変容」 2013年6月29日 過去清算と植民地支配責任 日本と朝鮮半島の<次代>を創る学生フォーラム2012 2012年12月16日 植民地期・在日朝鮮人人口構成の推移―大阪地域の動向を中心に― 青巌大学校在日コリアン研究所第1回国際学術会議「在日コリアン・ディアスポラの形成と展開―移住と定住を中心に―」 2012年8月22日 「親日」問題と日本社会 民族問題研究所 国際学術会議「親日人名辞典編纂の背景と意義」 2011年11月25日 朝鮮解放後における済州島民の日本への「密航」について 琉球大学「人の移動と21世紀のグローバル社会」プロジェクト シンポジウム「東アジア“間地方交流”の過去と現在―済州と沖縄を中心として―」 2011年7月10日 日韓条約体制下の民族教育―外国人学校制度案を中心に― 日韓会談文書・全面公開を求める会:日韓条約締結46周年公開シンポジウム 2011年6月26日 在日済州人と「密航」 済州4・3 62周年記念国際シンポジウム「記憶の口述と歴史」 2010年10月8日 差別語の誕生、そしてその記憶―「第三国人」について― 強制併合100年 韓国史研究会国際学術大会「植民、被植民、脱植民の精神史」 2010年8月28日 日帝強占下朝鮮における公娼制度の確立過程―1910年代のソウルを中心に― 高麗大学校BK21韓国学教育研究団 2010海外碩学招請講演 2010年8月27日 韓国における「親日」清算問題の位相 永原陽子, 藤永壯, 小川原宏幸 2010年度歴史学研究会大会全体会 2010年5月22日 韓国の過去清算について―疑問死真相糾明委員会の活動を中心に― 京都大学現代史研究会第15回大会 2009年7月18日 2005年歴史教科書問題と日本社会―「つくる会」教科書をめぐる議論― アジア平和と歴史教育連帯 東アジアの歴史認識共有のための国際シンポジウムIV 2006年12月16日 帝国日本と植民地公娼制度―台湾の事例を中心に― 藤永壯 京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム「帝国システムの政治・文化的比較研究」第16回研究会 2005年6月18日 日帝下中国東北地域の公娼制度と朝鮮人女性 徐仲錫, 鄭泰憲, 朴桓, 李哲, 宋東源, 金錫淳, 李正革, 藤永壯, 常好礼, 辛培林, 金東珠, 王希亮 黒龍江省社会科学院 抗日歴史問題第3次国際学術研討会「中国東北地域各国人民の生活と抗日闘争」 2003年9月18日 「つくる会」教科書・朝鮮史関係記述の問題点―近現代史を中心に― 水野直樹, 小笠原好彦, 高橋昌明, 小林啓治, 藤永壯, 石川禎浩, 白石玲子, 駒込武 教科書を検証する歴史研究者シンポジウム 2001年7月1日 「満州」における日本型公娼制度の移植・展開過程と朝鮮人風俗営業 田淵陽子, 藤永壯, 竹中憲一, 西澤泰彦 近現代東北アジア地域史研究会第9回大会 1999年12月11日 東アジア現代史の中の4・3―冷戦と民衆弾圧:沖縄、台湾、在日韓国人の体験― 済州4・3研究所 第4回歴史教室「済州島と4・3」 1998年7月9日 植民地時期韓国人の風俗営業について―中国東北地方を中心に― 申景澈, 鄭容淑, 孫承喆, 藤永壯 釜山大学校韓国民族文化研究所 '97国際学術大会「東アジアの中の韓・日関係」 1997年11月14日 「満州」における日本型公娼制度の移植と朝鮮人「接客婦」 宮田昌明, 尼川創二, 藤永壯 京都大学現代史研究会 第4回大会 1997年7月27日 1 所属学協会 6 2016年6月 - 現在 史学研究会 2010年 - 現在 歴史学研究会 2008年 - 現在 台湾史研究会 ジェンダー史学会 京都大学現代史研究会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 10 第2次大戦後・朝鮮人の渡日過程とその背景に関する歴史的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2016年3月 藤永 壯 戦時期朝鮮の政治・社会史に関する一次資料の基礎的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2013年4月 - 2016年3月 水野 直樹, 藤永 壮, 宮本 正明, 河 かおる, 松田 利彦, LEE Sung Yup, 庵逧 由香, 洪 宗郁, 金 慶南 日韓の国際移動におけるローカルネットワークとコミュニティの生成と変容に関する研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2015年3月 伊地知 紀子, 藤永 壮, 鄭 雅英, 高 正子 口述史による在日済州島出身者の生活過程に関する研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2011年 高村 竜平, 鄭 雅英, 高 正子, 藤永 壮, 伊地知 紀子 在日コリアンの労働世界に関する実証的研究-「国境をまたぐ生活圏」の形成と変容 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2009年 - 2011年 伊地知 紀子, 藤永 壮, 文 京洙, 鄭 雅英, 高 正子, 高村 竜平, 原山 浩介, 福本 拓 もっとみる 社会貢献活動 1 一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター理事 その他 2010年5月11日 - 2021年5月11日 公益法人制度改革により、2013年「社団法人大阪国際理解教育研究センター」から、内閣府認可の「一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター」へ移行。 メディア報道 1 朝鮮史研究会第57回大会司会 朝鮮史研究会 同志社大学(京都市)、オンライン 2021年10月18日 インターネットメディア 研究テーマ 6 研究テーマ 日本帝国の支配地域における公娼制度の研究 キーワード 日本帝国,公娼制度,植民地,朝鮮 概要 戦前の日本帝国の支配地域における公娼制度と、朝鮮人接客女性の生活実態を分析することで、 「帝国」日本の性支配システムを明らかにする。 研究テーマ 日本軍「慰安婦」制度の研究 キーワード 慰安所,慰安婦,日本軍 概要 日本軍「慰安婦」制度の確立過程を日本の植民地支配との関連のもとに考察する。 研究テーマ 解放直後・在日済州島出身者の生活史調査 キーワード 済州島,韓国,朝鮮,日本,4・3事件,大阪 概要 第2次大戦直後の時期における在日済州島出身者へのインタビュー調査を中心に、文献資料には残されていない民衆の視点から見た現代東アジア関係史の一側面を明らかにする。 研究テーマ 韓国の「過去清算」について キーワード 韓国,朝鮮,過去清算 概要 現在、韓国で進められている「過去清算」の事業の歴史的意義を、朝鮮現代史の流れをふまえながら、世界史的な観点から検討する。 研究テーマ 現代日本の歴史認識・朝鮮認識について キーワード 歴史認識,韓国,朝鮮,日本,歴史教科書 概要 歴史教科書問題を中心に現代日本における朝鮮の歴史に対する認識を分析する。 研究テーマ 植民地期・解放直後の済州島における民族解放運動・社会運動について キーワード 済州島,民族解放運動,植民地,社会運動 概要 日本統治下の植民地朝鮮において、とくに大阪と関係の深かった済州島の民族解放運動の展開過程を、 解放後の4・3事件(1948年)や在阪朝鮮人の生活状況などとの関係性を念頭におきつつ検討する。 1