研究者業績

大槻 伸吾

オオツキ シンゴ  (Shingo Otsuki)

基本情報

所属
大阪産業大学 スポーツ健康学部スポーツ健康学科 教授
学位
PhD(Osaka city university(Japan))
博士(医学)(大阪市立大学)

研究者番号
90247875
J-GLOBAL ID
200901064694212880
researchmap会員ID
1000107811

論文

 68
  • 坪田 尚悟, 和多田 智樹, フィーリー 真利奈, 嶋田 愛, 伊藤 剛, 澤井 亨, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    体力科学 73(3) 142-143 2024年6月  
  • 和多田 智樹, 伊藤 剛, 嶋田 愛, フィーリー 真利奈, 坪田 尚悟, 仲田 秀臣, 澤井 亨, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    体力科学 73(3) 143-143 2024年6月  
  • 嶋田 愛, フィーリー 真利奈, 伊藤 剛, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    生体医工学 62(1) 22-30 2024年3月10日  
  • 伊藤 剛, フィーリー 真利奈, 澤井 亨, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    生体医工学 61(1) 1-8 2023年3月  
  • フィーリー 真利奈, 伊藤 剛, 澤井 亨, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 32 7-11 2023年  
    本学の健常学生16名を被験者とし、下半身陰圧負荷装置を用いて-45mmHgの起立性ストレスを10分間加える実験を行い、起立性ストレスに対する呼吸・脳循環調節系および心血管系の相互作用について検討した。結果、起立性ストレスによって中心循環血液量が減少したが、動脈圧受容器反射によって血圧と脳血流反応性は維持されていたことから、呼吸調節系と循環調節系が協調して脳内のCO2ホメオスタシスを維持する機構が効果的に機能している可能性が示唆された。
  • 濱口 幹太, 露口 亮太, 橋本 雅至, 仲田 秀臣, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    体力科学 71(5) 466-466 2022年10月  
  • 吉田 平, 露口 亮太, 濱口 幹太, 瀬戸 孝幸, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    体力科学 71(5) 466-466 2022年10月  
  • 宮本 忠吉, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 伊藤 剛, 中原 英博
    デサントスポーツ科学 42 233-242 2022年6月  
    本研究は,システム生理学的研究手法を用いて週一回の高強度インターバルトレーニングが呼吸化学調節系のフィードバック制御機能や心形態・心機能に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.対象は健常男性7名.トレーニング前後で最大酸素摂取量(VO2max)及び心形態の測定評価を行った.また安静時,低強度,高強度運動時の各々の条件下にて,呼吸化学調節フィードバック系をコントローラ(制御部)とプラント(制御対象部)の2つのサブシステムに分離した後,定量化し,それぞれの機能特性をトレーニング前後で比較検討した.高強度インターバルトレーニング後のVO2max(+9.5±7.5%)及び左室後壁厚(+17.9±8.6%)はトレーニング前と比較して有意に増加した(p<0.01).また,トレーニングによって高強度運動時のコントローラ特性曲線のリセッティングが生じ,プラント特性(双曲線)の比例定数の増加及びx軸漸近線の値の減少が認められた(p<0.05).本研究から,週一回の高強度インターバルトレーニングは最大呼吸循環機能を向上させるだけでなく,高強度運動時における呼吸化学調節系の機能特性を特異的に変化させること,制御部特性の機能的変化が,高強度運動時の換気抑制の主たるメカニズムとして動作していることが判明した.(著者抄録)
  • 濱口 幹太, 露口 亮太, 橋本 雅至, 中西 康人, 仲田 秀臣, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 29(4) S194-S194 2021年10月  
  • 吉田 平, 露口 亮太, 濱口 幹太, 瀬戸 孝幸, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 29(4) S202-S202 2021年10月  
  • 伊藤 剛, 中原 英博, 澤井 亨, 仲田 秀臣, 大槻 伸吾, 宮本 忠吉
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 30 7-9 2021年  
  • 吉田 平, 露口 亮太, 濱口 幹太, 瀬戸 孝幸, 宮本 忠吉, 大槻 伸吾
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 30 23-26 2021年  
    アスリートの足趾把持持久筋力と足趾把持筋力、バランス機能および足部形態の関連について検討した。関西学生連盟1部リーグに所属する男子選手34名(バレーボール選手22名、バスケットボール選手12名、68足、平均19.9±0.8歳)を対象とした。足趾把持持久筋力と測定項目との関係について検討した。その結果、支持脚では足趾把持持久筋力と足趾把持筋力に有意な相関が認められた。足趾把持持久筋力とバランス機能の閉眼片足立ちに有意な相関関係を認めた。機能脚では足趾把持持久筋力および足趾把持筋力とバランス機能に相関を認めなかった。さらに、足趾把持持久筋力を規定する因子を明らかにするため重回帰分析を実施した。足趾把持持久筋力と相関関係を示した因子を独立変数とし、ステップワイズ法を用いて重回帰分析を行った。その結果、閉眼片足立ちが独立した因子として抽出された。
  • Ryota Tsuyuguchi, Satoshi Kurose, Takayuki Seto, Nana Takao, Aya Fujii, Hiromi Tsutsumi, Shingo Otsuki, Yutaka Kimura
    Journal of physiological anthropology 38(1) 11-11 2019年8月28日  
    BACKGROUND: Toe grip-related training requires individuals to actively exercise muscles that are not frequently used; therefore, it may improve not only toe grip strength but also cognitive function. The purpose of this study was to examine the effects of toe grip-related training on predictors of physical performance and cognitive function in nursing home residents. METHODS: A total of 35 nursing home residents (35 left and 35 right feet; mean age, 82.1 ± 7.9 years) were included in this study. The participants were divided into two groups: a training group and a control group. The Mini-Mental State Examination (MMSE) was used to assess the cognitive function of the participants, and the Fall Risk Index (FRI) was used to evaluate the risk of falls. Toe grip-related physical function was also assessed. Baseline endpoints were evaluated and the effects of toe grip-related training were examined following a 12-week training intervention. RESULTS: The training group showed significant improvements in MMSE score, FRI score, toe grip strength, and the toe skill (TS) test; however, the control group did not show these changes. The training group showed significant increases in Δ MMSE, Δ toe grip strength, and Δ TS (right foot) than the control group. Stepwise regression analysis revealed that Δ toe grip strength is an independent factor of Δ MMSE. CONCLUSIONS: Toe grip training improves not only toe grip strength itself, but also cognitive function. Furthermore, change in toe grip strength was an independent factor of change in MMSE in those populations. TRIAL REGISTRATION: UMIN, UMIN000027437 . Registered on 26 May 2017.
  • 木下和昭, 中川泰彰, 向井章悟, 伊藤盛春, 井上直人, 橋本雅至, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 27(2) 273-278 2019年4月30日  査読有り
    本研究は一年の間(2015年から2016年)に肩肘関節に新しく障害が発生した小学野球選手の肩関節可動域の特徴について検討した.対象は2015年と2016年の野球検診に参加した170名とした.測定項目は年齢,身長,体重,BMI,野球歴,ポジション,肩肘関節障害の有無,肩関節可動域測定(2nd外旋,2nd内旋,3rd内旋)とした.また2nd外旋と内旋の和を算出した.検討方法は2015年と2016年共に肩肘関節の障害を有さなかった選手(以下,健常群)と2015年には肩肘関節の障害を有さず,2016年に新たに肩肘関節の障害を有した選手(以下,障害群)に群分けし,両群の各測定項目を比較した.結果,2015年は両側の全ての項目において健常群と障害群との間には有意な差が認められなかった.一方で,障害群の投球側の2nd外旋は2015年と比較して2016年に有意な低下が認められた.以上より,肩肘に障害を有する小学野球選手は,一年前の肩関節可動域に特徴がなく,疼痛発生後は投球側の2nd外旋が低下することが明らかとなった.
  • 新谷健, 橋本雅至, 田頭悟志, 福本貴典, 高嶋厚史, 木下和昭, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 24(1) 20-26 2019年1月31日  査読有り
    本研究は姿勢保持に関与する体幹筋機能と競技パフォーマンスとの関係性について検討した。対象は継続的に体幹筋トレーニングや傷害予防などのフィジカルサポートを実施している高校男子サッカー選手80名とした。体幹筋機能の評価は骨盤へ体重の10%の重錘負荷を加えたFront Bridge test(FB),Side Bridge test(SB),Back Bridge test(BB)を用い姿勢保持時間を計測し点数化した。競技パフォーマンスの評価は3回片脚跳び,20m走,50m走,Tテスト,12分間走を計測した。FBではTテストと有意な負の相関(r=-0.438,p<0.001),12分間走と有意な正の相関(r=0.403,p=0.002)が認められた。SBについても同様にTテストと有意な負の相関(r=-0.322,p=0.004),12分間走と有意な正の相関(r=0.354,p=0.001)が認められ,BBも同様でありTテストと有意な負の相関(r=-0.230,p=0.040),12分間走と有意な正の相関(r=0.222,p=0.048)が認められた。サッカー選手に対して負荷を加えた姿勢保持は,パフォーマンスの敏捷性や持久性と軽度から中等度の相関関係が認められた。
  • 中尾英俊, 橋本雅至, 濱田太朗, 木下和昭, 森藤武, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 27(1) 27-33 2019年1月31日  査読有り
    高校生硬式野球部の野球選手47名を対象とした。腰痛を有する野球選手を腰痛群,腰痛のない選手を腰痛なし群とし,体幹・股関節筋力と腰椎前弯角を比較検討した。腰痛群12名,腰痛なし群35名であった。筋力評価はハンドヘルドダイナモメーターを用い,体幹・股関節ともに屈曲と伸展筋力を計測した。腰椎アライメントは,自在曲線定規を用い自然立位および体幹伸展位で測定した。結果,筋力の比較では両群に有意差を認めなかったが,腰椎前弯角は体幹伸展位においてのみ群間の差が有意(腰痛群42.5±10.0°,コントロール群50.0±8.5°)であった。筋力と腰椎前弯角との間には,腰痛群において股関節屈筋筋力と腰椎前弯角との間に有意な正の相関を認めた。腰痛を有する高校野球選手では,股関節筋力と腰椎アライメントが関係していることが示唆された。
  • 木下和昭, 橋本雅至, 中尾英俊, 澳昂佑, 板矢悠佑, 福本貴典, 高嶋厚史, 大槻伸吾
    理学療法科学 33(6) 929-934 2018年12月  査読有り
    [目的]片脚立位と最大努力での端座位の片側支持姿勢(Trunk Righting Test:TRT)の腰部周囲筋の筋活動の関係について検討した。[対象と方法]対象は健常男性9名とした。測定姿勢は片脚立位と端座位、TRTとした。測定筋は表面筋電図にて両側の腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、多裂筋を測定し、ワイヤー筋電図にて腹横筋を測定した。検討方法は、端座位を基準として、片脚立位とTRTにおける筋活動の増加率を算出し、その両者の腰部周囲筋の各筋活動をspearmanの順位相関係数にて検討した。[結果]両側の内腹斜筋と腹横筋、遊脚側の多裂筋と外腹斜筋に正の相関が認められた。[結語]片脚立位とTRTの腰部周囲筋の一部は、貢献度が同じ傾向であった。(著者抄録)
  • 藤高 紘平, 田頭 悟志, 新谷 健, 疋田 佳希, 佐藤 哲史, 大槻 伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 26(4) S152-S152 2018年11月  
  • Ryota Tsuyuguchi, Satoshi Kurose, Takayuki Seto, Nana Takao, Satoshi Tagashira, Hiromi Tsutsumi, Shingo Otsuki, Yutaka Kimura
    The Journal of sports medicine and physical fitness 58(9) 1325-1330 2018年9月  
    BACKGROUND: Toe grip strength is the force of a toe on a surface. The objective of this study was to investigate the relationship between falls in middle-aged individuals and physical strength factors such as toe grip strength and knee extension strength. METHODS: The subjects were 194 middle-aged individuals (388 feet) who were independent in daily life, received no nursing care, and participated in a health sports event organized by a sports club. We evaluated the body composition, blood pressure, vascular age, systemic response, bone density, knee extension strength, and toe grip strength, and examined their relationship using a self-administered questionnaire survey. RESULTS: The fall, near-fall, and no fall groups included 7, 36, and 151 subjects, respectively; the high and low risk groups included 43 and 151 subjects, respectively. Logistic regression analysis was performed with risk of falls as the dependent variable, and factors that showed a significant difference in the comparison of the high and low risk groups as independent variables. In this analysis, toe grip strength and diastolic blood pressure were identified as independent risk factors for a fall. CONCLUSIONS: Toe grip strength is an independent risk factor for falls, and improvement of toe grip strength might prevent falls.
  • 柳田育久, 小松猛, 田中一成, 辻信宏, 大槻伸吾
    日本整形外科スポーツ医学会雑誌 38(4) 253-257 2018年7月31日  査読有り
    骨硬化を伴う尺骨肘頭疲労骨折の硬式野球部男性選手2症例(16歳,21歳)に対する硬化骨の掻爬,海綿骨移植の術式により,競技復帰を果たした治療経験を基に手術方法の有用性を考察した。骨硬化を伴う肘頭疲労骨折は,保存治療や金属インプラントによる内固定法では骨癒合が困難であるため、本法では肘頭背側を開窓し,硬化骨を掻爬,自家骨移植により,骨融合を得た。本方法は生物学的治癒が期待され,有用な方法である。
  • 岸本恵一, 神田かなえ, 日下昌浩, 大槻伸吾, 大久保衞, 前田正登, 柳田泰義
    日本アスレティックトレーニング学会 3(1) 67-70 2017年12月  査読有り
  • 露口 亮太, 田頭 悟志, 黒瀬 聖司, 濱口 幹太, 瀬戸 孝幸, 大槻 伸吾, 堤 博美, 木村 穣
    日本臨床スポーツ医学会誌 24(4) S221-S221 2016年10月  
  • 神田かなえ, 宮武伸行, 濱口幹太, 森豊, 山﨑邦久, 神田亮, 岸本恵一, 佐藤真治, 大槻伸吾
    日本予防医学会雑誌 10(1) 89-94 2015年12月  査読有り
  • 中尾 英俊, 稲葉 考洋, 森藤 武, 金子 元春, 木下 和昭, 橋本 雅至, 大槻 伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 23(4) S228-S228 2015年10月  
  • 織田かなえ, 大阪産業大学大学院人間環境学研究科, 株式会社Sin Cire, 黒瀬聖司, 大阪産業大学大学院人間環境学研究科, 澤井亨, 瀬戸孝幸, 仲田秀臣, 佐藤真治, 大槻真吾
    日本臨床スポーツ医学会誌 20(1) 9-16 2012年  査読有り
  • 黒瀬 聖司, 佐藤 真治, 今井 優, 織田 かなえ, 桝田 出, 大槻 伸吾
    体力科學 60(5) 519-525 2011年10月1日  
    Left-ventricular dysfunction is diagnosed when the heart rate performance curve (HRPC) of patients deflects upwards during incremental exercise. The aim of this study was to investigate the effect of exercise training on the upward deflection of the HRPC in patients with cardiovascular disease.<br>This study comprised 11 patients who had cardiovascular disease and showed an upward deflection of the HRPC. The patients underwent exercise training (aerobic training, AT intensity: 30-40 minutes, 2-3 sessions/week, and 3-month follow-up). The HRPC of the patients was measured before and after exercise training. We used a method described by Pokan for evaluating the HRPC; the performance curve (PC) index ([PC1 - PC2] × [1 + PC1 × PC2]-1) was calculated from PC1 and PC2. PC1 and PC2 refer to the heart rate response before and after the O2 pulse deflection point, respectively. The PC index indicates the following: PC > 0.1, downward deflection; -0.1 ≤ PC ≤ 0.1, linear time course; PC < -0.1, upward deflection.<br>The PC index significantly increased after exercise training (from -0.22 ± 0.09 to -0.14 ± 0.07; p < 0.05). In addition, the HRPC of 4 patients (37%) changed in linear time course.<br>These results suggest that an upward deflection of the HRPC in patients with cardiovascular disease may shift to a linear time course after exercise training.
  • 神田かなえ, 黒瀬聖司, 澤井亨, 瀬戸孝幸, 仲田秀臣, 大槻伸吾
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 20 9-11 2010年6月  査読有り
  • 柳田育久, 貴島会クリニック, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 小松猛, 田中一成, 辻信宏, 大槻伸吾
    日本整形外科スポーツ医学会雑誌 30(1) 17-22 2010年4月  
    野球肘の手術成績について検討した。
  • 藤高紘平, 岸本恵一, 病院本院, リハビリテーション科, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 橋本雅至, 大, リハビリテーション, 山野仁志, リハビリテーション科, 藤竹俊輔, 形外科リハビリテーション科
    日本臨床スポーツ医学会誌 18(2) 256-263 2010年4月  
    大学サッカー部を対象に,グランドサーフェイスの変化によって引き起こされる外傷・障害の調査を行ない,スポーツ外傷について検討した。土グランドからロングパイル人工芝グラウンドへの環境の変化は,サッカーにおける上肢のスポーツ外傷の増加につながる要素になると示唆された。
  • 佐藤真治, 大槻伸吾, 田中史朗, 産大, 人間環境, スポーツ健康学科, 牧田茂, 医大, 国際医療セ, 心臓リハビリテーション科
    臨床スポーツ医学 26(10) 1221-1226 2009年10月  
    冠動脈疾患を中心に運動療法を長期継続することによる効果を整理し,慢性疾患患者が運動効果を長期間維持するための戦略を考究した。始めに,在宅型プログラムの限界について,文献的に考察した。次に,埼玉医科大学における在宅型運動療法と外来型生活指導の併用,及び集団スポーツリハビリテーションの長期継続効果について紹介した。さらに,切れ目のない慢性疾患支援を目指した地域医療健康連携拠点の設立について考察した。
  • 佐藤真治, 大槻伸吾, 田中史朗, 野原隆司, 会, 医学研
    J Clin Rehabil 18(7) 614-619 2009年7月  
    PAD(末梢動脈疾患)に対する包括的かつ個別的な危険因子コントロールと患者教育について解説した。即ち,1)診断・リスク評価の指標(ABI:足関節上腕血圧比)とリスク評価,および個別的な目標値の設定,2)リスクマネジメントプランの立案:禁煙,LDLコレステロール値,血圧,HbA1c,身体活動量のチェック,3)セルフマネジメント能力の強化(能力開発),4)ケースマネジメントと患者中心ネットワークによる支援。
  • 神田かなえ, 澤井亨, 瀬戸孝幸, 仲田秀臣, 大槻伸吾
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 19 7-10 2009年6月  査読有り
  • 藤高紘平, 岸本恵一, 病院, 本院, リハビリテーション科, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 橋本雅至, 大, リハビリテーション, 山野仁志, 院, リハビリテーション科, 藤竹俊輔, 形外科, リハビリテーション科
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 18 41-43 2009年5月  
    サッカー選手の足趾屈曲筋力,自然立位時とキック動作時の足アーチ高率の変化とスポーツ傷害発生との関連を調査した。対象は大学生男子サッカー選手51名であり,年齢は20.5±1.1歳であった。調査項目は,自然立位時とキック動作時の足アーチ高率,足趾屈曲筋力測定後より1年間の整形外科の受診結果とした。結果,足関節捻挫を有した足のアーチ高率の低下量は有意に増大した。足部障害を有した足のアーチ高率の低下量は大きい傾向にあった。キック動作時の足アーチ高率の低下量と足趾屈曲筋力は足関節捻挫や足部障害と関連があり,足趾屈曲筋力の測定と足部のアライメント評価の重要性が示唆された。
  • 正見こずえ, 佐藤真治, 仲田秀臣, 田中史朗, 大槻伸吾, 今井隆太郎, SU Health Support Academy, 桂良寛, 大, 坂本弘, デサント, ヘルスマネジメント研
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 18 21-23 2009年5月  
    企業に勤める社会人が継続をしやすいプログラム開発を目的として,従来から実施されていた「集団運動指導」と自由な時間にゲーム感覚で行える「在宅トレーニング」を組み合わせた運動プログラムを実施し,検討した。忙しい企業人でも,自由度と自己選択性を高めたプログラムによって食事を工夫できれば,メタボリックシンドロームを解消できる可能性が示唆された。
  • 田中史朗, 佐藤真治, 大槻伸吾, 細井雅之
    隔月刊プラクティス 26(3) 285-290 2009年5月  
    糖尿病の治療・予防に果たす運動療法の重要性は以前にも増して大きなものになっている。実際のメディカルチェックにおいては全ての患者に詳細に実施することは必ずしも現実的ではなく,本当に必要な患者に必要な項目を漏らさず実施することが必要となる。そのためには日常の診療における正確な病状把握が必要である。
  • 桂良寛, 藤本繁夫, 大, 大学院医, 大槻伸吾, 仲田秀臣, 土井龍雄, ダイナミックスポーツ医学研, 坂本弘, デサントヘルスマネジメント研, 羽吹健一, メディカル・ヘルスケア事業本
    日本臨床スポーツ医学会誌 17(2) 273-282 2009年4月  
    メタボリックシンドローム予備群と診断された社会人男性62名を対象に,Web上からの自宅でできる運動・栄養指導を含めたハイブリッド型ヘルスアッププログラムの効果と有効性を検討した。その結果,アクセス率が50%以上で腹囲,BMIに有意な改善を認め,プログラムの有効性が示唆された。
  • 桂良寛, 市大, 大学院医学研, 沖田秀臣, 大槻伸吾, 今井隆太郎, SU Health Support Academy
    日本臨床スポーツ医学会誌 17(1) 104-111 2009年1月  
    運動教室で得られた体力測定データを元に,高齢低体力者45名を抽出し,運動教室を長期的に継続することによる体力維持効果や体力増進効果を検討した。長期(6-9か月)にわたって運動を継続することにより,多くの体力要素が市民の平均的体力まで到達した。非運動群の高齢者11名では,測定値の変動は認められなかった。
  • 藤高紘平, 岸本恵一, 病院, 本院, リハビリテーション科, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 橋本雅至, 大, リハビリテーション, 藤竹俊輔, 形外科, リハビリテーション科
    日本臨床バイオメカニクス学会誌 29 65-69 2008年11月  
    自然立位とサッカーボールキック動作における足アーチ高率の変化量と足趾屈曲筋力との関連を調査した。結果,アーチ高率の変化量と足趾屈曲筋力との関係において両側とも有意な負の相関性が認められた。つまりキック動作で足アーチが大きく低下する者は筋力が弱い傾向にあることが示唆された。
  • 大槻伸吾, ダイナミックスポーツ医, 大槻伸吾, OSU Health Support Academy, 大槻伸吾, 大, 人間環境, スポーツ健康学科
    臨床スポーツ医学 25(8) 974-980 2008年8月  
    本稿では筆者等が関与してきた健康サービス事業についての現状と意見を述べた。まず,企業における腰痛対策事業:スポーツクリニック検診事業について説明した。次いで,健康運動教室:ベンチャー企業健康サービス事業について述べた。さらに,介護予防教室:介護予防事業について概説した。最後に,メタボリック症候群対策:特定保健指導事業を紹介した。
  • 大久保衞, 蹊スポーツ大, 大槻伸吾, 西尾功, アシックス
    日本義肢装具学会誌 24(3) 147-153 2008年7月  
    スポーツ障害における足底板の適用例から,整形外科的処方の理論と実際について概説した。一定の足部のアライメント評価,それに基づく個々人の足に合った処方,その処方を活かす足底板の形状と素材,そのいずれもが客観的で再現性があり,かつ普遍的でなければならない。
  • 藤高紘平, 岸本恵一, 病院, リハビリテーション科, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 辻信宏, 田中一成, 鞆浩康, ダイナミックスポーツ医
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 17 17-19 2008年5月  
    大学サッカー選手における足部形態とスポーツ傷害についての調査を行った。63名を対象とした。1)選手全員に対して,足部・スパイク調査用紙によりスパイクのサイズ,好みなどの調査を行った。2)1年間の整形外科受診結果の調査を行った。
  • 岸本恵一, 貴島病院, リハビリテーション科, 日下昌浩, 大久保衞, ダイナミックスポーツ, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大, 辻信宏, 田中一成
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 17 1-3 2008年4月  
    一大学チームの過去8年間の外傷・障害発生調査より,膝・足関節外傷の受傷時の状況などを検討し,今後の傷害予防の一助とすることを目的とした。予防対策を考える場合には,外的装具を使用すること,適切なリハビリテーションを実施した上で復帰する風潮をチームに浸透させることが必要である。
  • 田中一成, 辻信宏, 院, 本院, 日下昌浩, 会クリニック ダイナミックスポーツ, 大久保衞, わこ成けいスポーツ大, 大槻伸吾
    関節鏡 32(2) 137-146 2007年4月  
    保護的早期運動療法及び鏡視下一次縫合術を組み合わせた治療を実施してきた。その手術手技を紹介するとともに,主に鏡視所見からその有効性について報告した。鏡視下縫合で架橋することにより,骨膜の乏しいmop end tearに対しても良好な靱帯治癒を期待できる。損傷形態と治癒靱帯形態との間には有意差を認めなかった。
  • 長谷孝子, 大槻伸吾, 大久保衞, 会, ダイナミックスポーツ医, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大
    靴の医学 20(2) 94-97 2007年3月  
    足底支持板の1つであるアムフィットの臨床成績を調査し,その効果を検討した。下肢障害と診断され,4週間以上足底支持板を装着した患者を対象とした。結果,主観的総合評価で大いに効果あり効果ありは84.9%,活動量が増加したまたは変化なしは96.2%であった。有効率は全体として77.4%で,全体のアーチ高率は平均16.4%であった。障害別に有効率をみるとアーチ障害73.7%,外反母趾90.9%,変形性膝関節症内側型44.0%,足底筋膜炎100%であった。
  • 梅木香織, ダイナミックスポーツ医, 大槻伸吾, 大久保衞, 蹊スポーツ大
    靴の医学 20(2) 90-93 2007年3月  
    スポーツ選手に対して足底支持板の1つであるアムフィットの臨床成績を調査し,効果について検討した。結果,アムフィットの効果は他の足底板と比較しても遜色が無かった。また立位で採型する際,低下したアーチ高を測定してしまうことが示された。さらに低下したアーチ高に合わせてアムフィットを作製するために充分なアーチサポート効果が得られた。スポーツ別障害では有効率はサッカーが1番高く,陸上の長距離選手が1番低かった。
  • 桂良寛, 大阪産業大, 大学院人間環境学研究学, 仲田秀臣, 大槻伸吾, 大本理恵, 今井隆太郎, SU Health Support Academy
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 16 51-54 2007年3月  
    運動教室に継続的に参加した女性高齢者を対象に,運動効果の発現時期を検討した。その結果,運動教室において,低体力者は短期的に体力が有意に向上し,さらに長期に運動を続けることのより,低体力者が平均体力に到達した。高体力者では運動教室期間中,体力が維持されていた。
  • 山本千恵, か, 中之島クリニック, 中川晶, 大槻伸吾, 今井隆太朗, SU Health Support Acad
    心身医学 46(10) 923-924 2006年10月  
  • 小池達也, 藤本繁夫, 大槻伸吾
    デサントスポーツ科学 27 25-22 2006年6月  
    運動療法の効果を最大限に発揮し,同時に関節などに負担をかけない方法として,水中運動法が実施されている。そこで,水中で器具を用いた運動を行うことで,障害を引き起こすことなく効果を最大限に発揮することが可能ではないかと考え,高齢者向けの水中運動器具の開発のための検討を行った。総合的には使用した水中運動器具が高齢者の運動に適していると判断したが,ダウンサイジングなどの改善を要すると考えた。
  • 西村慶史, ダイナミックスポーツ, 大槻伸吾, 仲田秀臣
    関西臨床スポーツ医・科学研究会誌 15 43-44 2006年3月  
    一般男子高校生25名(17-18歳)と大学生男子アスリート17名(19-22歳)を対象にベルトの幅が狭く動きを制限しにくい骨盤ベルトを使用して体力・運動能力に与える影響を検討した。結果,一般男子高校生は骨盤ベルトを巻く事で脚伸展筋力に有意差を認めた。重心移動距離では有意差は認められなかった。しかしベルトを巻いた方が重心移動距離は少ない傾向を示した。結論として,大学生男子アスリートの短期的研究では骨盤ベルトの有無による有意差は認められなかった。
  • 大槻伸吾, 中川晶
    綜合臨床 55(1) 138-143 2006年1月  
    本論では,主として「快の笑い」と「緊張緩和の笑い」を扱う。この2つの笑いは健康と直接関係する可能性が高いからである。,笑いと運動で疲労感無く健康増進が行えることに示唆を与えた。「笑い」によって疲労が軽減され,笑いにより乳酸を酸化して除去する遅筋機能が向上する可能性がうかがえた。

MISC

 27

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

研究テーマ

 6
  • 研究テーマ
    スポーツと骨塩量について
    キーワード
    スポーツ,骨塩量
  • 研究テーマ
    運動時フロアマットの材質が下肢に与える影響
    キーワード
    フロアマット,運動,下肢
  • 研究テーマ
    スポーツ障害に対する足底支持板の効果
    キーワード
    スポーツ障害,アムフィット(足底支持板)
    概要
    足のアーチ支えの有効性
  • 研究テーマ
    スポーツ障害の予防・治療について
    キーワード
    スポーツ障害予防
    概要
  • 研究テーマ
    腰痛予防対策
    キーワード
    腰痛予防
    概要
  • 研究テーマ
    健康運動教室の効果
    キーワード
    健康運動教室
    概要