スポーツ健康学科

Shingo Otsuki

  (大槻 伸吾)

Profile Information

Affiliation
Professor, Faculty of Sport and Health Sciences, Department of Sport and Health Sciences, Osaka Sangyo University
Degree
PhD(Osaka city university(Japan))
博士(医学)(大阪市立大学)

Researcher number
90247875
J-GLOBAL ID
200901064694212880
researchmap Member ID
1000107811

Papers

 45
  • 木下和昭, 中川泰彰, 向井章悟, 伊藤盛春, 井上直人, 橋本雅至, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌, 27(2) 273-278, Apr 30, 2019  Peer-reviewed
    本研究は一年の間(2015年から2016年)に肩肘関節に新しく障害が発生した小学野球選手の肩関節可動域の特徴について検討した.対象は2015年と2016年の野球検診に参加した170名とした.測定項目は年齢,身長,体重,BMI,野球歴,ポジション,肩肘関節障害の有無,肩関節可動域測定(2nd外旋,2nd内旋,3rd内旋)とした.また2nd外旋と内旋の和を算出した.検討方法は2015年と2016年共に肩肘関節の障害を有さなかった選手(以下,健常群)と2015年には肩肘関節の障害を有さず,2016年に新たに肩肘関節の障害を有した選手(以下,障害群)に群分けし,両群の各測定項目を比較した.結果,2015年は両側の全ての項目において健常群と障害群との間には有意な差が認められなかった.一方で,障害群の投球側の2nd外旋は2015年と比較して2016年に有意な低下が認められた.以上より,肩肘に障害を有する小学野球選手は,一年前の肩関節可動域に特徴がなく,疼痛発生後は投球側の2nd外旋が低下することが明らかとなった.
  • 新谷健, 橋本雅至, 田頭悟志, 福本貴典, 高嶋厚史, 木下和昭, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌, 24(1) 20-26, Jan 31, 2019  Peer-reviewed
    本研究は姿勢保持に関与する体幹筋機能と競技パフォーマンスとの関係性について検討した。対象は継続的に体幹筋トレーニングや傷害予防などのフィジカルサポートを実施している高校男子サッカー選手80名とした。体幹筋機能の評価は骨盤へ体重の10%の重錘負荷を加えたFront Bridge test(FB),Side Bridge test(SB),Back Bridge test(BB)を用い姿勢保持時間を計測し点数化した。競技パフォーマンスの評価は3回片脚跳び,20m走,50m走,Tテスト,12分間走を計測した。FBではTテストと有意な負の相関(r=-0.438,p<0.001),12分間走と有意な正の相関(r=0.403,p=0.002)が認められた。SBについても同様にTテストと有意な負の相関(r=-0.322,p=0.004),12分間走と有意な正の相関(r=0.354,p=0.001)が認められ,BBも同様でありTテストと有意な負の相関(r=-0.230,p=0.040),12分間走と有意な正の相関(r=0.222,p=0.048)が認められた。サッカー選手に対して負荷を加えた姿勢保持は,パフォーマンスの敏捷性や持久性と軽度から中等度の相関関係が認められた。
  • 中尾英俊, 橋本雅至, 濱田太朗, 木下和昭, 森藤武, 大槻伸吾
    日本臨床スポーツ医学会誌, 27(1) 27-33, Jan 31, 2019  Peer-reviewed
    高校生硬式野球部の野球選手47名を対象とした。腰痛を有する野球選手を腰痛群,腰痛のない選手を腰痛なし群とし,体幹・股関節筋力と腰椎前弯角を比較検討した。腰痛群12名,腰痛なし群35名であった。筋力評価はハンドヘルドダイナモメーターを用い,体幹・股関節ともに屈曲と伸展筋力を計測した。腰椎アライメントは,自在曲線定規を用い自然立位および体幹伸展位で測定した。結果,筋力の比較では両群に有意差を認めなかったが,腰椎前弯角は体幹伸展位においてのみ群間の差が有意(腰痛群42.5±10.0°,コントロール群50.0±8.5°)であった。筋力と腰椎前弯角との間には,腰痛群において股関節屈筋筋力と腰椎前弯角との間に有意な正の相関を認めた。腰痛を有する高校野球選手では,股関節筋力と腰椎アライメントが関係していることが示唆された。
  • 柳田育久, 小松猛, 田中一成, 辻信宏, 大槻伸吾
    日本整形外科スポーツ医学会雑誌, 38(4) 253-257, Jul 31, 2018  Peer-reviewed
    骨硬化を伴う尺骨肘頭疲労骨折の硬式野球部男性選手2症例(16歳,21歳)に対する硬化骨の掻爬,海綿骨移植の術式により,競技復帰を果たした治療経験を基に手術方法の有用性を考察した。骨硬化を伴う肘頭疲労骨折は,保存治療や金属インプラントによる内固定法では骨癒合が困難であるため、本法では肘頭背側を開窓し,硬化骨を掻爬,自家骨移植により,骨融合を得た。本方法は生物学的治癒が期待され,有用な方法である。
  • 織田かなえ, 大阪産業大学大学院人間環境学研究科, 株式会社Sin Cire, 黒瀬聖司, 大阪産業大学大学院人間環境学研究科, 澤井亨, 瀬戸孝幸, 仲田秀臣, 佐藤真治, 大槻真吾
    日本臨床スポーツ医学会誌, 20(1) 9-16, 2012  Peer-reviewed

Misc.

 1
  • 杉本拓也, 大槻伸吾, 仲田秀臣, 佐藤真治, 柳田育久, 大久保衞
    日本臨床スポーツ医学会誌, 27(2) 314-318, Apr 30, 2019  Peer-reviewed
    腰部疾患のリハビリテーションにおいて動的体幹筋力トレーニング(以下Dy‐E)と静的体幹筋力トレーニング(以下St‐E)が用いられる.双方のトレーニング効果を比較する為の前段階として,表面筋電図を用い,Dy‐EとSt‐Eの筋活動を標準化することを本研究の目的とした.対象は成人男性10名(平均年齢30.1歳)であった.Dy‐E種目としてTrunk curl,St‐E種目としてSide‐bridgeとElbow‐toeを採用した.被験筋は腹直筋上部,下部,外腹斜筋の3か所とした.得られた筋活動電位は積分値を算出し10秒間で除し平均振幅を求め,最大自発筋収縮値(以下MVC)を100%とした際の,各種10秒間の筋活動値を求めた.上体おこし保持10秒におけるMVCを用いDy‐E,St‐E筋活動量を%MVC標記することで定量化し標準化した.その結果Dy‐EのTrunk curl5回に相当する,St‐Eの運動量はSide‐bridge33.1秒,Elbow‐toe16.6秒であった.

研究テーマ

 6
  • 研究テーマ(英語)
    スポーツと骨塩量について
    キーワード(英語)
    スポーツ,骨塩量
  • 研究テーマ(英語)
    運動時フロアマットの材質が下肢に与える影響
    キーワード(英語)
    フロアマット,運動,下肢
  • 研究テーマ(英語)
    スポーツ障害に対する足底支持板の効果
    キーワード(英語)
    スポーツ障害,アムフィット(足底支持板)
    概要(英語)
    足のアーチ支えの有効性
  • 研究テーマ(英語)
    スポーツ障害の予防・治療について
    キーワード(英語)
    スポーツ障害予防
    概要(英語)
  • 研究テーマ(英語)
    腰痛予防対策
    キーワード(英語)
    腰痛予防
    概要(英語)
  • 研究テーマ(英語)
    健康運動教室の効果
    キーワード(英語)
    健康運動教室
    概要(英語)